ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.7(2019/06/22) A

 

 

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(Update:2019/06/27)

 

【大雪渓に到着】

大雪渓到着

大雪渓に到着した9時過ぎの気温は13℃。

 

夏スキーヤーの姿が多くなる

これまでは春山スキーのバックカントリースキーヤーの方が多かったのですが、今週はモーグラーやアルペンレーサーの方がほとんどで、山頂方面に向かう方はごくわずかでした。夏山シーズンは来月からですが、大雪渓はすでに夏スキーの賑わいを見せ始めています。

 

今日は大雪渓を滑るぞ〜!

春山バスの中ではちょっとご機嫌ななめだったお兄ちゃんたちも、大雪渓に到着したら元気を取り戻しガッツポーズ!

 

登山道入口 誘導ロープにしたがって登ってください

大雪渓入口から北へ50メートル先に肩の小屋への登山口があります。登山道は雪に閉ざされていますので、誘導ロープにしたがって登ってください。まだ大雪渓から稜線へ直接登ることができますが、来週には完全に積雪が途切れますので、山頂方面に向かう方は、こちらの登山道から肩の小屋を経由して登るようお願いいたします。

稜線方面の積雪状況は次のページにてお伝えします。

 

【雪渓下部 T】

大雪渓入口

それでは雪渓下部の積雪状況をお伝えします。

 

2018年の大雪渓入口
今回の大雪渓入口
昨年よりやや遅い雪解け

こちらは大雪渓入口。先週と同様、昨年よりやや遅い雪解け。

 

2018年の登山道入口
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(2018/06/23) A
今回の登山道入口 −昨年より1週間遅い雪解け

大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります(肩の小屋口登山口)。先週は昨年より若干遅い程度でしたが、今回は昨年より1週間遅い雪解けです。

 

今後は山頂方面へは肩の小屋経由で登る
(大雪渓→稜線の直登は来週からは困難に)

現段階では大雪渓から稜線へ直接登ることがまだ可能ですが、来週あたりには積雪がなくなって登ることができなくなりますので、肩の小屋を経由して登るようお願いいたします(誘導ロープにしたがって登ってください)。

 

2018年のモーグルコースの岩
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(2018/06/23) A
今回のモーグルコースの岩
昨年より1週間ほど早い雪解け

岩場がゴツゴツとしている大雪渓も、厳冬期以降はすべてのものが雪に閉ざされてしまいます。春になって雪解けが進んで最初に姿をあらわすのがモーグルコースの岩で、大雪渓の積雪量・雪解け状況を最も早く観測できるバロメーターとなります。7月になるとこの付近にモーグルコースが作成され、多くのスキーヤーが集まることから、モーグルコースの岩と呼称させていただいております。

先週と同様、昨年より1週間早い雪解けです。

 

2018年の石碑の岩
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(2018/06/23) A
今年の石碑の岩−昨年ほぼ同じ雪解け

そして、モーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で二番目に姿をあらわす岩があります(石碑の岩)。先週から姿を現すようになってきました。先週と同様、昨年とほぼ同じ雪解けです。

 

【雪渓下部 U、モーグラー・夏スキーヤーの季節が始まる】

モーグルコース

雪渓下部にはすでに3本のモーグルコースが作成され、今日は多くの方がお越しになっています。

 

コブ管理人

今日もコブの整備をするコブ管理人。このところ週末ことに天候が悪くてなかなかな入山できず、コブがどのようになっているか心配だった模様で、早速整備に取り掛かります。

 

堀島有紗選手と堀島行真選手

そして、コブを滑るスピード・技術は見る人の目を釘付けにします。堀島有紗選手と堀島行真選手。堀島行真選手は2018年平昌オリンピック日本代表選手だったことは記憶に新しいことでしょう。

 

23コブ×85メートル(ピッチ:3.7メートル)

登山道確保のため、スタート部分が若干下がっていますが、ラインの長さは23コブ×85メートル(ピッチ:3.7メートル)あります。雪渓下部のモーグルコースはまだ始まったばかりですが、例年8月上旬頃まで滑走可能です。

 

アルペンレーサーの方々

モーグルコースの隣では、細かな基本動作を確認しながら練習に励むアルペンレーサーの方々いらっしゃいます。

 

今年も10月まで毎週通う

毎年、紅葉が始まる秋までお越しになる常連の方々。今年は6月に入ってすでに3回目。「昨年は滑走日数108日だったので今年は110日まで頑張る!」とのこと。スキー場で勤務するスキースクールの方などはウインターシーズンで100日は珍しくありませんが、週末だけの場合、ウインターシーズンはもちろんのこと夏のノリクラまで入れても、1年間ほぼ毎週来ないとなかなか難しい数字です。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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