ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2019/07/13) B

 

 

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(Update:2019/07/18)

 

【畳平お花畑】

畳平

こちらはシャトルバス終点の畳平。バスターミナルの南側にお花畑があります。例年7月上旬から8月上旬までの約1ヶ月間、高山植物が見頃を迎えます。

 

 

下りシャトルバス − 連休初日は長い列が

こちらは乗鞍高原行きの14時下り便を待つ列。三連休初日ですの長い行列ができていました。この便は3台でしたので、それほどの混雑ではありません。お盆休みには多い便で8台ものバスが運行されます。なお、下り便の混雑は14〜16時に集中しています。

 

お花畑 −7月上旬から8月上旬が見頃

こちらがお花畑。遊歩道を進むと周回コースとなっていて、お概ね30分程度で回ることが可能です。高山植物は雪解けとともに開花が進み。畳平の雪解けは遊歩道の奥から手前に進んできますので、奥の方から順番に咲き始めます。

 

入口付近 − ハクサンイチゲンが満開
昨年よりも2週間遅く、例年より1週間早い

こちらは入口付近。入口付近は最も雪解けが遅いので、先週のハクサンイチゲはまだつぼみ状態でしたが今週は満開となりました。昨年よりも2週間ほど遅く、例年より1週間ほど早い状態です。

 

ハクサンイチゲ コイワカガミ

高山植物は種類によって咲く時期がずれていて、最初に咲くのはハクサンイチゲで、畳平お花畑では最もたくさん咲く種類でもあります。また、今週はコイワカガミの数も多くなってきました。

 

ミヤマクロユリのつぼみ
昨年より2週間遅く、例年より早い

その他、ミヤマクロユリのつぼみも大きくなってきました。こちらも昨年より2週間ほど遅く、例年より早い状態。

 

周遊コース

そして、遊歩道を進むと...

先週からハクサンイチゲが満開

ハクサンイチゲが先週から満開状態が続いています。

 

周回コース奥

遊歩道を一番奥では...

ミヤマクロユリ ハクサンイチゲンの見頃は1〜2週間続く

こちらでもミヤマクロユリのつぼみが大きくなっていました。ほぼ例年並みの状態です。畳平お花畑のハクサンイチゲの満開状態はあと1週間程度は続き、見頃は1〜2週間程度続くと思われます。お花畑全体を覆うハクサンイチゲンはなかなか見ごたえのある光景ですので、ぜひお越しください。

 

<編集後記>

「乗鞍大雪渓の夏スキーデビューは梅雨明けからお盆までがオススメ!」

この時期になると乗鞍大雪渓への夏スキーデビューを検討されている方が多くなります。乗鞍大雪渓での夏スキーは物理的には9月いっぱいくらいまでできますが、その頃になると急斜面しか残ってなく、バーンもかなり硬いため、雪渓での滑走になれていない方や初心者は滑走できません。

初めてお越しの方は梅雨明けからお盆までがお勧めです。適度な斜度のバーンが残っていて天候も良くバーン状態も柔らかいのが理由です。梅雨明け前ですと天候が安定せず、またお盆を過ぎると秋風が吹き始めてバーンが硬くなり転倒滑落の危険があります。

持ち物としては、通常のスキー用具に加えて登山に準じた装備が必要です。特に登山用のレインウェア+作業用防水手袋はまず最初にご用意ください。大雪渓の気温が10〜20℃程度ですから、スキーウェアでは暑すぎます。具体的なスタイルは当WebSiteに載っているスキーヤー・ボーダーの画像を参考にしていただければ良いでしょう。そのほか、水分1リットル以上・帽子・サングラスも必須といえます。

それからもっとも大事な持ち物は自制心。怪我をしないことが一番です。山麓の乗鞍高原から大雪渓まではクルマで1時間程度かかり、最寄りの消防署は更に30分ほどかかる場所にあります。救急車が到着するまでかなりの時間を要しますので、普段のゲレンデスキーの70%のスピードで滑るようお願いいたします。


 


 

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