ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.11(2019/07/20) @

 

 

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(Update:2019/07/25)

 

7月も後半に入り、子供さんの学校もそろそろ夏休みに入ったというご家庭も多いのではないでしょうか?梅雨明け平年日は7月21日、例年なら、夏休みと同時に梅雨明けを迎えるところですが、今年はどうもぐずついていて、まだしばらくはその気配はなさそうです。

それでもノリクラの夏は待ってくれません!今年は雪が柔らかいため雪解けが早く、また、畳平お花畑はもう見頃を迎えています。梅雨の晴れ間を利用してノリクラの夏を堪能していただきたいところ。そして、梅雨明け後の真夏の青空は、青い絵の具をこぼしたようなビビッドな青空ですから、どちらもぜひお越しください。


◎ 今回の目次

Page-1 : 【7月20日(土)、観光センター前駐車場】       【大雪渓までの沿道の風景】
Page-2 : 【雪渓下部 T】       【雪渓下部 U、モーグルコース】
Page-3 : 【雪渓中段】       【雪渓上部 T】      【雪渓上部 U、モーグルコース】
Page-4 : 【畳平お花畑】       <編集後記>「ご来光バス」

●参考資料●
(周辺地図) − ノリクラガイドマップ春スキー 版<対象時期:4月下旬〜6月末>      ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版    ノリクラガイドマップ紅葉上部エリア版

 

 

 

【7月20日(土)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

こちらは6時の観光センター前駐車場。

 

曇〜小雨 今日は雨天時用のBダイヤ
(2時間に1便)

天候は曇〜小雨。気温は17℃で暑くもなく寒くもない状況。山頂方面もはっきり見える天候ですが、シャトルバスは雨天時用のBダイヤでの運行(2時間に1便)。翌日の運行ダイヤは前日のお昼に発表されますので、今回の場合は、昨日金曜日のお昼にはBダイヤと発表されました。昨日金曜日のお昼の段階で、今日の午前中の降水確率が40%を超えていたようです。

 

シャトルバス始発便 多くが登山者

こちらはシャトルバス始発便。30名ほどが乗車されましたが、その多くが山頂方面に向かう登山者でした。

 

ヒルクライムに出かける人は皆無

天候が良ければ自転車ヒルクライムの方々が出発準備を始める様子が見られるところですが、小雨が降るような状況だと観光センターまでお越しなっても出かけようという気にならないもの...

 

雨が強くなったらすぐに戻る予定です 今日の自転車入山者は31人にとどまる

こちらの方はとりあえず出発されたものの、「県境まではちょっと無理かなぁ〜」と、雨を心配されている模様。さほどひどい雨ではなく、山頂方面も視界が良いので問題はないと思いますが、大会でもないのに大事な自転車をドロドロにしちゃうのは後始末が大変ではないかと思われます。

結局、今日の自転車入山数は31人と寂しい状況でした。

 

【大雪渓までの沿道の風景】

三本滝ゲート − この先マイカー規制 バス・タクシー・自転車のみ通行可

それでは大雪渓に向かうまでの沿道の様子をご覧下さい。こちらは三本滝ゲート、この先マイカー規制が実施され、バス・タクシー・自転車のみ通行可能です。8時を過ぎて、いつもの週末なら、10〜20台くらいの自転車が入山してもよいのに今日はこちらの方のみ。

 

三本滝レストハウス

8時過ぎから雨が若干強くなってきました。三本滝ゲートまではお越しになったものの、この天候ではそれより先はちょっと躊躇してしまう模様。

 

軒先で雨宿り 今日は撤退 − リベンジにまたやってきますよ〜

こちらのお二人もこの先どうしようか思案しているご様子。今日は初めてのノリクラヒルクライムとのこと。普段はロングライドが多いとのことですが、ロングライドでもヒルクライム区間はあり、今日は本格的なヒルクライムに挑戦しようとお越しになったようです。

ノリクラでは単独のヒルクライムだけでなく、周辺地域と絡めたロングライドが可能で、梅雨が明けた夏場になると、「乗鞍高原スタート→(上り・県道乗鞍岳線)→畳平→(下り・乗鞍スカイライン)→平湯→安房峠→中の湯→白骨温泉→乗鞍高原ゴール」というロングライドにチャレンジされる方が多いことをお伝えすると、「一度下調べして、リベンジを兼ねてチャレンジしてみたい」と、おっしゃっていました。

また、乗鞍スカイラインを降りたあと、高山まで下って美女峠から野麦街道を戻ってくるという超ロングライドもありますが、かなり鉄人コースになるようです...

 

かもしかゲレンデのニッコウキスゲ

そして、三本滝ゲートの隣にあるかもしかゲレンデでは、先週あたりからニッコウキスゲが咲き始めました。ほぼ昨年並みの開花で、昨年よりも株の数が増えているように感じます。

 

7月後半に入り、明るい新緑から色合いが落ち着いてきている

6月から7月上旬までは広葉樹の明るい新緑がくっきりと鮮やかでしたが、7月も広範囲なると新緑という雰囲気ではなく、深い緑の針葉樹とそれほど変わらない状態になってきました。

 

クルマユリ − 沿道で目立つ花

7月上旬から沿道には数多くの山野草・高山植物が咲き始めていますが、その姿が小さいせいか、簡単に目に留まることがありません。しかし、こちらのクルマユリは冷泉小屋から位ヶ原山荘までの区間にいくつか咲いているのを目にすることが可能です。ご覧のようにきれいなオレンジ色ですから探さなくても見つけることが可能です。

高山植物に興味のない方でも、ぜひ、一度はご覧下さい。

 

そして標高2350メートルの位ヶ原山荘。

 

山岳風景が広がる

この辺りから森林限界を超えて、今回はやや風が強くなってきました。

 

目線と同じ高さに浮かぶ雲

そして、目線と同じ高さに雲が浮かんでいます。日常生活では目線と同じ高さに雲が浮かんでいるという体験なんてありませんね〜。

 

見事な雲海がッ続く

おそらく朝一番の段階では見事な雲海だったと思います。いつもなら時間とともに無くなってしまいますが、今日は時間が過ぎても躍動感があるエネルギッシュな雰囲気を持つ雲が浮かんでいました。

 

4号カーブの雪壁はほとんどなくなりました

そして、先週あたりまで雪壁が楽しめた4号カーブの積雪も、ご覧のようにかなり減少してしまいました。

 

路肩に止めるヒルクライマーたち

さて、こちらは夕方17時過ぎの冷泉小屋の少し上あたり...

 

パンク修理 雨でゴム糊がくっつかない〜!

雨が降る中、パンク修理です。この時は下山途中の方がたまたま通りかかり、パンク修理を手伝っていらっしゃいました。ただ、タイヤのサイズが通常のロードバイクとは異なっていて、通りかかった方が持っていた予備のチューブが使用できず、あえなくゴム糊とパッチでの修理。しかし、雨に濡れてうまくパッチがくっつきません。ゲート閉鎖時刻が迫る中、焦れば焦るほどうまくいかないもの...

 

何とか修理完了!
雨で斜面から道路に小石が流れ込みパンクしやすい
本当に助かりました!
これからは新品のチューブ持って来ます

何とかうまく修理でき、本当に良かったです。山道は舗装されていても、雨が降るたびに斜面からの土砂の流入があって、道路に小さな小石が流れ込んでいて、平地の道路よりもパンクしやすい環境にあると考えられます。また、パンク修理ではゴム糊とパッチが定番かもしれませんが、チューブごと交換してしまったほうが確実で、バルブ部分の不具合やチューブが裂けてしまった場合にも対応できますので、必ず新品のチューブを持参してください(ご注意 : 一度でも使ったチューブは微小な穴が開いている可能性があります。また、修理用具・携帯ポンプも必須です)。

 

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