ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.12(2019/07/27) B

 

 

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(Update:2019/08/01)

 

【雪渓中段】

雪渓中段全景

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。

 

中央の大岩
昨年とほぼ同じ状態
滑走可能部分

中央の大岩は先週は昨年よりやや早い雪解けでしたが、今週は昨年とほぼ同じ状態。中央の大岩の向こう側に滑走エリアがあります(滑走可能部分)。

 

滑走できるのは下半分 上半分は雪解け完了 − 例年より1〜2週間早い雪解け

先週まで上半分の積雪があったものの雪解けが完了し、下半分の雪渓下部につながる部分のみ残っています。全体としては昨年よりやや早い雪解けで、例年と比べて1〜2週間早い状態です。

 

【雪渓上部】

雪渓上部全景

それでは雪渓上部の様子をお伝えします。雪解けが進むと中央から尾根が縦に伸びて、雪渓上部を左右に分断します。右側での滑走は8月下旬〜9月上旬まで。左側は9月下旬から10月上旬まで滑走可能ですが、左側はかなりの急斜面で、下が岩場になっていますので、雪渓での滑走に慣れた上級者のみとなります。

 

こちらは雪渓上部の下端部分。

 

昨年とほぼ同じ雪解け 畳の岩付近

先週の段階では昨年より2週間ほど雪解けが遅い状態でしたが、今週は昨年とほぼ同じ状態まで雪解けが進んでいます。

 

雪渓上部右側全景 − 昨年より1週間早い雪解け 鉄塔土台(赤丸部分) −土台まで21メートル
昨年より1週間早い雪解け

左は雪渓上部右側全景。中斜面が続き、ポールレッスンが盛んに行われるエリアで、先週は昨年より2週間早い雪解けでしたが、今週はあまり雪解けが進まず、昨年より1週間早い状態。。そして右の画像は、雪渓上部右側エリアの下部、ちょうど雪渓中段につながる位置にある鉄塔土台です。雪渓から土台まで21メートルほど離れるようになり、こちらも昨年より1週間早い雪解けです。

 

天気悪いってわかっていたんだけど...と練習に打ち込む

毎週トレーニングにお越しになっているレーサーの方。「天気悪いってわかっていたんだけど...」と、雪渓での練習に打ち込んでいます。

 

「今日はこれ以上ムリ!」と午前中で切り上げる

11時頃になると風雨が強くなり、気温は10℃まで低下します。「今日はこれ以上ムリ!」と、午前中で切り上げました。ノリクラ周辺を台風が通過することはこれまでほとんどなく、台風が接近して強風大雨になりますが、今日のように大雪渓でスキーをすることも可能です。ただ、県境付近の鞍部や山頂方面など風の通り道となるところはかなり激しい状況となり、実際、昨年は肩の小屋の屋根が飛ばされる被害もありました。

 

渓上部右側の上端部分 雪渓上端から下端まで推定440メートル

こちらは雪渓上部右側の上端部分。先週よりも5メートルほど下がっています。雪渓下端までの距離は濃霧のため計測できませんが、上端・下端の位置変化から、440メートル程度と推定されます。

2018年は推定435メートル。2017年は450メートル。2016年は147メートル、2015年は477メートル、2014年は507メートル。2013年は336メートル。2012年は282メートル、2011年は269メートル、2010年は280メートル、2009年は252メートル、2008年は250メートルでした。

 

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