ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.13(2019/08/03) C
【畳平お花畑】
14時の畳平バスターミナル 下り便を待つ長い列 |
こちらは14時の畳平バスターミナル。ご覧のように下り便を待つ長い列ができています。
各便とも乗り残しなどの問題はない | 来週から始まるお盆はさらに混雑が予測 時間に余裕を持った行動を! |
ただ、各便とも3〜4台程度の運行台数にとどまり、乗り残しなどの大きな混雑はありませんでした。しかし、来週から始まるお盆期間中は乗り切れずに1時間後の次便になるケースが発生する可能性がありますので、時間に余裕を持った行動が必要でしょう。
お花畑−7月上旬から8月上旬が見頃 |
バスターミナルの南側にお花畑があります。例年7月上旬から8月上旬までの約1ヶ月間、高山植物が見頃を迎えます。
階段付近ではハクサンイチゲやミヤマキンポウゲが見頃 |
お花畑の高山植物の時期も後半に差し掛かっていますが、雪解けの遅かった階段付近ではハクサンイチゲやミヤマキンポウゲが綺麗に咲き続いています。
入口付近はモミジカラマツが咲き始める | コバイケイソウの群落 |
そしてこのほか、入口付近にはモミジカラマツが今週になって咲き始め、コバイケイソウの群落も見られるようになってきました。
周回コース − 概ね30分ほどのコース |
遊歩道を進む周回コースとなっていて、お概ね30分程度で回ることが可能です。高山植物は雪解けとともに開花が進み。畳平の雪解けは遊歩道の奥から手前に進んできますので、奥の方から順番に咲き始めます。
ハクサンイチゲが終わってちょっと寂しい雰囲気 |
ただ、周回コース内は、先ほどの入口付近のようなハクサンイチゲの群落はもう終わっていて、見た目には変化の乏しい寂しい雰囲気になっていますが...
ハクサンボウフウ |
ウサギギク | ミヤマクロユリ |
よく観察すると、ご覧のように数多くの高山植物の姿を発見することができます。
周回コースの一番奥までやってくると...
ヨツバシオガマ | ミヤマアキノキリンソウ |
ヨツバシオガマやミヤマアキノキリンソウの姿が見られるようになってきます。まだこれからが時期の高山植物ですのでしばらく楽しめそうです。
数々の高山植物が咲いてますので 宝探しのように観察してみてください |
ハクサンイチゲの群落が終了すると、華々しいお花畑の雰囲気はなくなってきますが、パンフレットを片手に宝探しをするようによく観察すれば、いろいろな高山植物が咲いていることを発見できるはずです。
<編集後記>
「ノリクラの雰囲気..」
当WebSiteでは、11月を除くほぼ1年にわたってノリクラの様子をお伝えしております。そのため、どの季節もその時々の良さがあり、そこに優劣をつけることはできません。しかし、一番きれいな時期といえば、秋の紅葉や冬の白銀の世界が挙げられ、一番過ごしやすと感じるのは厳冬期を過ぎて気候が緩んできた春だと思います。
では夏はどうかというと、アクティビティーな世界が広がる季節でしょうか?登山や観光はもちろん、ヒルクライム、夏スキーなど多様な方々が訪れる時期となり、最も賑わう季節でもあります。夜間も厳冬期のような寒さはないため、星空観測にも良いでしょう。
特に森林限界を超えた位ヶ原以上のフィールドは空気感が全く異なり、その空気感が山麓の乗鞍高原まで流れ込んできているような雰囲気があります。何もないノリクラに何度もお越しになる方なら、そんな雰囲気がなんとなく心地よいと感じていらっしゃるのではないかと思っています。
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