ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.14(2019/08/10) A

 

 

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(Update:2019/08/15)

 

【大雪渓に到着、大会に向けて有力選手も(森本誠選手・中村俊介選手)】

大雪渓前 − 20℃を超える暑さ

10時の大雪渓前の気温はすでに22℃に達し、吹き抜ける風に大雪渓特有の冷たさはありません。畳平を含めてこの付近で20℃を超えることは、梅雨明けからお盆までの夏らしい2〜3週間の中でも日差しの強い日に限られます。

 

森本誠選手(右)と中村俊介選手(左)

二週間後の8月25日(日)には、国内有数の自転車ヒルクライムレース「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」が開催されます。今日も多くの選手が練習にお越しになっています。そんな中、お会いしたこちらのお二人、森本誠選手と中村俊介選手。

森本誠選手はヒルクライム界では「山の神」と称され、自転車の世界では知らない人はまずいないでしょう...。昨年大会では残念ながら優勝をのがしてしまいましたが、今年は九勝目に期待がかかっています。そして、昨年、森本選手を抑えて優勝したのが中村俊介選手。もちろん、二連勝目指して今年の大会を挑みます。

 

今年も面白いレースになりそうですよ〜

「今年も面白いレースになりそうですよ。昨年同様、有力選手が揃って出場し、最後までもつれ込むレースになると思います。」と、語るのは森本選手。自転車レースは他の選手との駆け引きも勝敗に大きく影響しますが、「ヒルクライムは勝負勘じゃなく本当に強いのが勝つ」と、昨年の大会でおっしゃっていました。全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は、全国から有力選手が一堂に揃い、この大会で優勝すれば本当に強いことの証明にもなります。

そのため、7月から県境まで開通してヒルクライムシーズンが始まると、多くの選手がトレーニングに訪れるわけですが、例年、山の日を含む三連休が最も自転車入山数が多くなります。三連休初日の今日8月10日(土)は338台で今期2番目にとどまりましたが、連休中日の8月11日(日)は過去最高の579台を記録。これは2017年8月13日の419台を大幅に上回る結果となりました。

 

【雪渓下部、雪渓中段】

2018年の雪渓下部
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2018/08/11) A
今回の雪渓下部
昨年より1〜2週間ほど早い雪解け

ここからはいつものように大雪渓の様子をお伝えします。先週の段階では昨年より1週間早い雪解けでしたが、今週に入って雪解けが早くなり、昨年より1〜2週間ほど早い状況になっています。

 

2018年の雪渓下部(長さ47メートル×横幅37メートル)
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2018/08/11) A
今回の雪渓下部(長さ17メートル×横幅31メートル)

雪渓下部の大きさは、長さ17メートル×横幅31メートルと、先週の長さ45メートル×横幅42メートル大幅に縮小。

 

2018年の大雪渓入口(車道まで74メートル)
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2018/08/11) A
今回の大雪渓入口(車道まで76メートル)

車道からの距離は76メートルと昨年と同じ状況です。

 

先週のモーグルコース
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.13(2019/08/03) A
今回のモーグルコース跡
もう滑走できません

こちらは先週までモーグルコースのあった個所ですが、ご覧のように雪解けが進んで滑走できない状況になりました。そのため、スキーヤーは雪渓上部へ移動しています。

 

石碑の岩

大雪渓で二番目に姿をあらわす石碑の岩。(1番目はモーグルコースの岩)。

 

チングルマ

石碑の岩のチングルマ。花は二週間前に終わって、綿毛(実)が先週からできました。

 

大雪渓周辺のチングルマは半数程度は風車状態に

周辺のチングルマはこれから花の時期を迎えるものがある一方、半数近くはチングルマという名前の由来となっている風車状態の綿毛になっています。

 

雪渓中段全景
(赤丸は中央の大岩)
中央の大岩の向こう側には雪渓が残る

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。雪渓中段は左の画像に見える中央の大岩の向こう側(右の画像)に小さく残っています。

 

長さ22メートル×横幅17メートル
昨年より1週間ほど早い雪解け
ミヤマダンコンソウが綺麗に咲く
(高山植物、大雪渓から肩の小屋への登山道がオススメ)

大きさは、長さ22メートル×横幅17メートルで、昨年より1週間ほど早い雪解けです。先ほどの中央の大岩にはミヤマダイコンソウが先週からきれいに咲き誇っています。

今回はご紹介できませんが、大雪渓から肩の小屋に向かう登山道では、数多くの高山植物を楽しむことができます。4ページ目で畳平お花畑の様子をお伝えしておりますが、こちらで開花時期が終わってしまった高山植物でも、肩の小屋に向かう登山道ではまだ咲いていることもありますので、お盆の時期はオススメしたい登山道です。

 

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