ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.15(2019/08/17) A

 

 

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(Update:2019/08/12)

 

【大雪渓に到着】

こちらは10時の大雪渓前。

 

シャトルバスは9時便より運行開始 − 12台は史上最高 到着したスキーヤー・登山者

シャトルバスが9時から運行開始され、10時前に大雪渓に到着しましたが、この便は12台も運行されました。さすがに12台がすべて連行運行することは困難で、4〜5台程度に分散して運行された模様。朝一番から運行開始を待っていた方がかなり多く、始発便だったため下山便とのすれ違いを考慮する必要がなかったことから12台運行ができましたが、通常の運行体制の中で12台運行は不可能でしょう。

 

気温16℃ − 寒くて防寒着を着る

気温は16℃、バス停から降りた登山客やスキーヤーの方々の多くが防寒着を羽織っていました。ノリクラで本当に暑いのはお盆までで、それ以降は防寒対策を必ず準備しなければなりません。

 

今日は3本行くぞ〜

「年々、体力がついていかなくて...」と、おっしゃるこちらの方。そんなことを言いつつも、本日しっかり3本こなしています。そして、先日は鳥海の大会にも出場された模様。でも、体に鞭打ってもやり続けることがモチベーション・体力の維持につながっているのではないかと思います。

 

【雪渓下部、雪渓中段】

2018年の雪渓下部
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.15(2018/08/18) A
今回の雪渓下部
積雪がなくなる − 昨年より2週間早い

ここからはいつものように大雪渓の様子をお伝えします。先週の段階では昨年より1週間早い雪解けでしたが、今週に入って雪解けが早くなり積雪がなくなりました。昨年より2週間ほど早い状況です。

 

先週の雪渓下部
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2019/08/10) A
今回の雪渓下部

先週は長さ17メートル×横幅31メートルの大きさがありました。例年この程度の大きさの場合、あと1週間程度は積雪が残っているはずですが、今年は雪解けが早く進んでしまいました。

 

8月中に消滅するケースはほとんどなく
今年の雪解けは異常に早い

雪渓下部の積雪が完全に消滅したのは、2018年と2017年は9月第1週、2016年は7月第4週、2015年は9月第3週、2014年は9月第2週、2013年10月第1週、2012年・2011年・2010年は9月第2週、2009年は9月第1週でした。

概ね、9月第1〜3週あたりに集中しており、近年では8月中に消滅するケースはほとんどなく、今年は異常に雪解けが早かったことがわかります。

 

石碑の岩

大雪渓で二番目に姿をあらわす石碑の岩。(1番目はモーグルコースの岩)。

 

ほとんどのチングルマがもう綿毛状態

石碑の岩のチングルマ。先週と変わらず綿毛状態が残っています。周辺のチングルマもほとんど綿毛状態となりました。

 

雪渓中段全景
(赤丸は中央の大岩)
大岩の反対側も既に積雪がない

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。先週は雪渓中段は左の画像に見える中央の大岩の向こう側(右の画像)に小さく残っていましたが、完全に消滅してしまいました。

 

例年9月第2週目で消滅
今年はいつもよりもかなり早い

雪渓中段の積雪が消滅したのは、2018年は9月第1週、2017年は9月第2週、2016年は7月第4週、2015年は9月第2週、2014年8月第4週、2013年は9月第2週、2012年は9月第2週で、今年は例年よりかなりかなり早い雪解けだったことがわかります。

 

ヨツバシオガマ

こちらは大雪渓に咲くヨツバシオガマ。

 

マルハナバチがやって来た 雄しべから花粉を取る

マルハナバチが盛んに飛び回っています。鶴の首のようになったところが雄しべで、このマルハナバチはその先端から花粉を取ろうとしています。ヨツバシオガマは特徴的な形で人間の目にはどこが雄しべなのか一目ではわかりませんが、マルハナバチはちゃんと知っているんですね〜

 

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