ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.15(2019/08/17) B
【雪渓上部 T (右側)】
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2018年の雪渓上部右側全景 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2018/08/18) A |
今回の雪渓上部右側全景 昨年より1〜2週間早い雪解け |
こちらは雪渓上部右側全景。中斜面が続き、ポールレッスンが盛んに行われるエリアで、昨年より1〜2週間早い雪解け。
長さ44メートル×幅50メートル | 鉄塔土台(赤丸部分)
−土台まで55メートル |
大きさは長さ44メートル×幅50メートル。雪渓下端部分が鉄塔土台よりも上方にあり、その距離は55メートルに達しています。そして雪渓内には数多くの岩の頭がでてしまい滑走は不可能です。
下側にもわずかに積雪が残る | おそらく1週間以内に消滅 |
雪渓上部右側は下側にまだ残っている雪渓がありますが、こちらは1週間以内には消滅すると思われます。雪渓上部右側の滑走は困難となりましたので、次コーナーの雪渓上部左側をご覧下さい。
【雪渓上部 U (左側)】
雪渓上部左側 − 上級者専用 |
こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。
大雪渓エリアの中でも最も遠方に位置することから、他のエリアが滑走可能なこの時期は訪れる方は少ない状況です。しかし、今後、他のエリアが滑走できなくなって、雪渓上部左側しか滑走できなくなる8月下旬頃になると、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットのほか、大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況になって行きます。さらに、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、バーン下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もあります。
雪渓下部や雪渓上部右側で、ある程度雪渓でのスキーに慣れたうえで、お越しいただくことを強く求めます。天候の加減でバーンが少しでも硬くなると、事故に直結します。今年はバーンが例年よりも急斜面になっていますので、初めての方はご遠慮くださいますようお願い致します。
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2018年の落書きの岩 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2018/08/18) B |
今回の落書きの岩 −
昨年より5週間早い雪解け ★下端部分は昨年より1ヶ月以上も早い雪解け★ |
こちらは下端部分。下端部分は落書きの岩の上方40メートルのところにあり、昨年より1〜2週間早い雪解けを見せています。昨年は例年より6週間も早い状況でしたので、今年は異常に早い雪解けであることがわかります。
滑走できるのは北寄り部分 |
滑走できるのは雪渓の中でも北寄り部分だけ。例年なら南寄り部分も滑走できますが、今年は上部稜線から大量の土砂が雪渓に流れ込んで滑走できない状態となっています。また、中央部分は下半分の斜度変化(落ち込み)が厳しく、滑走上危険が生じます。
2本のライン |
先週まであったモーグルコースは完全に消滅し、2本のラインが作られています。
北側のライン − 長さ11コブ×38メートル |
北側のラインは11コブ×38メートル。斜度は約25度ですが、場所によってはもう少し急斜面です。今後の雪解けであと1〜2週間程度で滑走できなくなると思われます。
南側に新たなライン − 斜度は上部で32度、下部で40度近い急斜面 |
そのため、南側に新たなラインを作成しています。こちらは中央付近に近いため、しばらく滑走可能ですが、上部で32度の斜度があり下部では40度近いため、慎重な滑走が求められます。
上端部分 昨年より2週間早い雪解け |
上端から下端までの距離は76メートル 昨年より2週間早い雪解け |
左の画像は上端部分で昨年より2週間早い雪解け。上端から下端までの距離は76メートルでこちらも昨年より2週間早い状況です。
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