マウンテンサイクリングin乗鞍2019

(2019/08/24〜25) D

 

 


 

【表彰式】

快晴・晴天の中でのレース

ゴール付近は向かい風の強風に見舞われましたが、快晴・晴天の中でのレースが無事に終わりました。

 

大会会場 閉会のあいさつ
(実行委員長 福島 眞氏)

そして、大会会場では13時より表彰式が始まり、実行委員長であるのりくら観光協会 福島 眞氏の挨拶が始まります。

「本当にお疲れ様でした。北海道から沖縄まで全国からお越しいただきました。皆さんが日頃練習してきた成果が出た大会だと思います。記録も大変な記録が出たようですが(コースレコード更新)、それぞれの皆さんも自分の記録を塗り替えたのではないかと思います。乗鞍はこれから紅葉の時期を迎えます、いつもでみなさんをお迎えすることができますので、ぜひ、練習にいらしていただきたいと思います。なお、この大会をどういう風に盛り上げていくか、また皆さんから話を伺いながら、運営していきたいと思います。ありがとうございました。」

 

表彰は各クラスごと チャンピオンクラス1〜6位の選手

表彰は各クラスごと1〜6位の選手。チャンピンクラスの6名も表彰式の始まるのを待ちます。マウンテンサイクリングin乗鞍は全国の有名選手が一堂に集まる大会として知られ、レースでは熾烈な戦いが繰り広げられます。単に早いだけではダメで、位ヶ原以降の高地での持久力も試され、さらに勝負強さも必要です。

 

チャンピオンクラス優勝は中村 俊介選手 チャンピンジャージに袖を通す

まずはチャンピオンクラスからの表彰。優勝した中村 俊介選手、チャンピンジャージに袖を通すのは昨年に続いて2回目。そして、タイムレコード更新。

 

二連勝 − 村山選手・森本選手以外はここ近年見当たらない快挙

二連勝という成績を納める選手は良くご存じの村山 利男選手・森本 誠選手以外はここ近年では見当たりません。「しばらくシュンスケの時代がつづくよ〜」という森本選手の一言が今後現実のものとなるかもしれません。

 

「いや〜ほんと最後までわかんなかったですよ。」
(中村選手)
「また一年始まります..」
(森本選手)

「いや〜ほんと最後までわかんなかったですよ。」と、優勝できた喜びと同時に安堵の様子がレースが終わった後でも続く中村選手。そして、「また一年始まります..」と、言葉をかみしめながら森本選手。

 

どのクラスの選手もこの大会に打ち込んできた 再会を誓う硬い握手を交わし、来年も一緒に表彰台へ

一般クラスの選手もこの大会に向けて打ち込んできました。表彰式に登った選手それぞれが硬い握手を交わして再会を願う同時に、来年もこの表彰式の舞台に同じように登ることを約束します。

 

女子優勝 − 牧瀬 翼選手(二連勝・コースレコード更新)

こちらは一般女子の表彰式。優勝は牧瀬 翼選手、チャンピオンクラス優勝の中村選手と同様、二連勝・タイムレコード更新を果たしました。

 

女子も有力選手が粒ぞろい

これまではトップ選手が早い段階から独走体制でレースを決めるパターンが多かったものの、ここ最近は有力選手が数多く集まるようになり、レース後半までもつれ込むようになってきました。

 

熱い戦いが魅力ある大会へのけん引力となる

競い合ってこそレース...。これまでは序盤から独走する形ばかりでしたが、ここ最近の一般女子では、それがようやくできるようになって来ました。沿道での観戦が難しい本大会では観客が途中経過を一緒に体験することができないため、レースの雰囲気がなかなか伝わらないところですが、やはり魅力ある大会にするにはレースそのものに熱量がないといけないでしょう。

 

一年が終わり、一年が始まる

一年が終わり、また、今日からまた一年が始まります。更に面白い大会になることを期待しております。

 

<編集後記>

今年の大会は男子チャンピンは中村 俊介選手、女子は牧瀬 翼選手の優勝で終わり、ともに二連勝・コースレコード更新という快挙を果たしてくれました。新たな時代へ一歩踏み出したように感じます。特に女子においては、これまでのような序盤から独走という展開ではなく、終盤までもつれこむ様子が見られるようになり、選手層の厚みが増してきた点は注目すべき所ではないかと思います。

毎年4000名の選手が出場し、自転車の世界ではもう十分知られている存在ではあるものの、より多くの選手層がお越しいただく余地はまだあるようにも感じます。

本大会は、今年初めて大会に出るといった選手からトップレベルの選手まで楽しめるような大会であることは間違いなく、トップの高さと裾野の広さが本大会の大きな特徴です。乗鞍岳は北アルプス最南端にあって、主峰剣ヶ峰は3026メートルは国内19位の高い標高を持ちながら、山頂から山麓までなだらかな山形を持つことが大きな特徴です。まさにトップから裾野への広がりは選手層の厚みと相まっているととも言えます。

3000メートル級の高山でヒルクライムできる山は他にはありません。そんなノリクラという希少性をこの大会が後世に伝えて行くものだと思います。


 

 

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