ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2019/09/28) @

 

 

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(Update:2019/10/03)

 

例年なら9月20日頃から見頃の時期に入ってくる紅葉ですが、今年は例年より1週間ほど遅れていることは先週も申し上げました。それから1週間が経過し、ようやく見頃に近いレベルまで色づきが進んできました。9月は本当に気温の高い日が続き、秋の深まりを全く感じさせない1ヶ月でした。この先も気温の高めの日が続くようですので、今年は秋を十分に感じられないシーズンになってしまうかもしれないと思うとちょっと寂しいですね。

大雪渓・位ヶ原の紅葉は前述のとおり、ようやく見頃に入ってきました。ウラジロナナカマドの赤とダケカンバの黄色の二色を主役にハイマツの緑がそれを引き立てる構図が特徴です。これからウラジロナナカマドの赤がどこまで鮮やかになって行くか、関心を寄せるところです。


◎ 今回の目次

Page-1 : 【9月28日(土)、観光センター前駐車場】       【大雪渓までの沿道の風景 T】
Page-2 : 【大雪渓までの沿道の風景 U】
Page-3 : 【雪渓下部】        【雪渓上部】
Page-4 : 【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】       【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
Page-5 : 【紅葉情報−位ヶ原山荘付近(標高2350m付近)】       【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】       【紅葉情報−摩利支天〜三本滝(標高2000〜1800m付近)】       <編集後記>
「紅葉が始まったばかりですが、紅葉が終わるとあっという間に冬が来ます..」



●参考資料●
(紅葉情報) − 紅葉総合INDEX
(周辺地図) − ノリクラガイドマップ(紅葉上部エリア版)ノリクラガイドマップ(紅葉下部エリア)  ノリクラガイドマップ (春〜夏スキー大雪渓・山頂版)     ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版  
(シャトルバス・マイカー規制) − 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報   
 ノリクラガイドマップ(県道乗鞍岳線 シャトルバス乗換駐車場 版)

 

 

 

【9月28日(土)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

早朝6時の観光センター前駐車場。気温は10℃でこの時期としては高めの気温。9月最後の週末となりました。今月は高めの気温が続き、それに伴って紅葉も例年になく遅い状況が続いています。

 

東の空は明るいが西の空は暗い − 天候は悪化傾向へ

今日は天候は悪化する予報が出ているせいか、晴なのか曇なのかよくわからない天候。東の空は雲が少なく朝日が差し込みますが、山頂や西の空は雲が多く、そんなことからも今日は天候悪化が見て取れます。東の空から朝日が顔を出していても、天気は西からやってきます。

 

シャトルバス始発便

気温の高い日が続くものの、ここ数日は気温が下がり、紅葉が急速に進み始めました。しかし、ほんの数日前までほとんど色づいていなかったため、紅葉散策に訪れる人は少な目です。

 

紅葉散策はタクシーがオススメ 紅葉 − ようやくお客様に見てもらえるようになってきました

シャトルバスと異なり、タクシーは景色のよいところでクルマを止めることができますので、カメラマンを中心に紅葉シーズンになると引っ張りだこになります。運転手さんも「ようやくお客様に見ていただける状態になってきました〜」と、一安心。

 

【大雪渓までの沿道の風景 T】

それではここからは大雪渓に向かう沿道の様子をお伝えします。

 

昨年の鈴蘭バス停のカエデ
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2018/09/29) @
今回の鈴蘭バス停のカエデ

ノリクラで一番早く紅葉を始めるのは、鈴蘭バス停のカエデ。色づきは先週からほとんど変わっていません。ここまで色づきが遅い年も珍しいことです。

 

一の瀬園地 大カエデ

そして、ノリクラでカエデといえば、一の瀬の大カエデ...

 

昨年の一の瀬大カエデ
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2018/09/29) @
今回の一の瀬大カエデ
色づきが遅れている

先週と同様、昨年と比べて色づきが遅れている模様です。

一の瀬大カエデの紅葉の見頃は10月中旬〜下旬で、場所が良く分からないという方が結構いらっしゃいます。2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2016/09/24〜25) @【一の瀬大カエデへの行き方】 に掲載しておりますのでご覧下さい。

 

乗鞍高原一帯はミズナラが多く分布しています。10月中旬頃には乗鞍高原の紅葉も見頃となりミズナラも黄色くいろづきます。こちらのミズナラは毎年 他のエリアのものより早めに色づいています。同じように、位ヶ原11号カーブのウラジロナナカマドなど、異様に早く紅葉が進むものが特異的に存在しますが、個体差なのか風通しなどの環境なのか不明です。ただ、いち早く色づくものは、その進捗度合いが全体の紅葉状況を推測する一要素となることは確かです。

 

今年はヤマウルシの紅葉も遅い − まだ色づいていないものもある

乗鞍高原内でいち早く紅葉するのはヤマウルシで、8月下旬〜9月上旬頃から紅葉を始めますが、今年は9月下旬になってようやくヤマウルシの紅葉を見つけることができるようになりました。ただ、すべてが紅葉しているわけではなく、右の画像のように、まだ、青々としたものも数多くあって、そんな側面からも今年の紅葉はいつもとはちょっと違う状況であることは間違いないと思います。

 

今回の鈴蘭橋 紅葉を迎えた鈴蘭橋(10月中旬)
2014ノリクラ雪渓カレンダーVol.24(2014/10/18〜19) D

ノリクラの紅葉エリアは標高2700メートルの大雪渓から標高1500〜1400メートルの乗鞍高原まで広がり、9月中旬の大雪渓から、10月末の乗鞍高原まで、1ヶ月半もの長期間楽しむことができます。しかし、各エリアの紅葉は長くて2週間、本当に良い状態のピーク期間は1週間もない状態。そのため、事前にいつが良いのかどこが良いのか下調べしておく必要があります。

 

今回の休暇村〜三本滝間 紅葉を迎えた休暇村〜三本滝間(カラマツ、10月下旬)
2014ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2014/10/25〜26) D

乗鞍の紅葉情報をまとめた 紅葉情報INDEX から当WebSiteのすべての紅葉情報へアクセスでき、その中に、乗鞍の紅葉を大まかに把握するには、乗鞍紅葉情報 は初めての方にお勧めです。

また、撮影ポイントについては、ノリクラガイドマップ(紅葉上部エリア版)ノリクラガイドマップ(紅葉下部エリア) をご覧ください。県道乗鞍岳線沿線のビュースポットが地図上で把握できるようになっております。また、撮影当時のノリクラ雪渓カレンダーにもリンクされていますので詳細な状況の把握も可能です。紅葉撮影にお越しの際には一度ご確認ください。

 

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