ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2019/10/05) @

 

 

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(Update:2019/10/10)

 

10月に入ると晩秋の雰囲気が少しずつただよってくるところですが、まだ夏の雰囲気が充満していて、なかなか秋に移り変わらない状況が続いています。その影響もあって今年は紅葉が1週間以上遅れ、この時期になってようやく見頃を迎えました。ただ、ピークを迎えると天候などの環境変化のダメージを受けやすくなり、霜枯れや強風には弱い側面があります。今年は気温が高めに推移して霜が降りなかったため、今週前半の10月1日(火)あたりからピーク入り、週後半の10月3日(木)もダメージを受けることなく見頃が続きましたが、10月4日(金)に暴風雨となって、大雪渓位ヶ原のウラジロナナカマドで落葉が見られる状態となり、取材当日10月5日(土)にはピークの状態をやや過ぎてしまった点が残念です。

しかし、これから徐々に山麓に向けて紅葉前線が南下し、10月のノリクラは「紅葉月間」の一ヶ月が続き、心温まる暖色系のノリクラを楽しむことができる時期にに入って行きます。


◎ 今回の目次

Page-1 : 【10月5日(土)、観光センター前駐車場】       【大雪渓までの沿道の風景 T】
Page-2 : 【大雪渓までの沿道の風景 U】
Page-3 : 【雪渓下部】        【雪渓上部】
Page-4 : 【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】        【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
Page-5 : 【紅葉情報−位ヶ原山荘付近(標高2350m付近)】        【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】        【紅葉情報−摩利支天〜三本滝(標高2000〜1800m付近)】        <編集後記>「写真に撮るときれいに見える紅葉..」


●参考資料●
(紅葉情報) − 紅葉総合INDEX
(周辺地図) − ノリクラガイドマップ(紅葉上部エリア版)ノリクラガイドマップ(紅葉下部エリア)  ノリクラガイドマップ (春〜夏スキー大雪渓・山頂版)     ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版  
(シャトルバス・マイカー規制) − 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報   
 ノリクラガイドマップ(県道乗鞍岳線 シャトルバス乗換駐車場 版)

 

 

 

【10月5日(土)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

早朝6時の観光センター前駐車場。日の出が遅くなり、ちょうど日の出直後でまだ薄暗い朝です。気温は7℃まで低下してようやくこの時期らしい気温となりました。

 

快晴の朝 − 人の列が 位ヶ原付近 − ダケカンバの黄色を確認できる

日が高くになるにつれて、綺麗な快晴の青空が広がります。山頂付近をよく見ると、位ヶ原周辺でダケカンバが黄色くなっている様子がわかります。山麓でここまではっきり確認できるようになれば、今日は鮮やかな紅葉が楽しめることは間違いないといえるでしょう。そして、左の画像には人の列ができていますが...

 

6時前から乗車券販売所に長い列が

大雪渓・位ヶ原の紅葉がピークを迎え、今日は最初の週末となり、さらに雲一つない快晴ですから、多くの観光客の方がお越しになりました。

6時前からシャトルバスの乗車券販売所には長蛇の列ができています。県道乗鞍岳線の開門時間が10月より1時間遅くなって7時に変更されたため、シャトルバスも始発便は6時10分から7時に変更されています。そのため、乗車券販売所もそれに合わせての営業開始となりますので、おそらく7時前あたりに営業開始となるはずでまだ1時間以上あり、列だけがどんどん長くなって行きます。

 

そしてシャトルバス乗場の列はどんどん伸びる

そして、乗車券を買い求めた方はシャトルバス乗場に並びなおし、その列が観光センターの建物からさらに長く伸びて行きます。

 

シャトルバス始発便 − 5台運行

7時の始発便は5台が運行されました。通常の週末だと1〜2台で、駐車場ではまだ出発の準備をされている方がたくさんいらっしゃいますので、次便も混雑が予測されます。

 

乗車できなかった方には次便への整理券配布 観光センター駐車場は7時に満車

始発便は5台も運行されたにもかかわらず、乗車できなかった方がいらっしゃり、次の8時便に乗車できるよう整理券が配布されました。そして、観光センター前駐車場も7時に満車となりました。通常であれば、乗り残しはまず発生しませんが、お盆や紅葉のシーズンにはまれに発生します。そのため、できる限り早めにシャトルバス乗り場で並んでいただいた方が確実かと考えられます。

また、午後の下り便も同様に混雑し、位ヶ原山荘や冷泉小屋など途中のバス停から乗車の方は乗車できない時間帯が発生したため、畳平行きの上り便に乗車してもらい、折り返しの下り便にそのまま乗車してもらう措置が取られた模様です。

 

【大雪渓までの沿道の風景 T】

それではここからは大雪渓に向かう沿道の様子をお伝えします。

 

昨年の鈴蘭バス停のカエデ
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2018/10/06) @
今回の鈴蘭バス停のカエデ

ノリクラで一番早く紅葉を始めるのは鈴蘭バス停のカエデ。昨年は全身鮮やかな真紅に染まり、ほぼピークの状態となりましたが、今年はまだ色づき始めの状態。

 

一の瀬園地 大カエデ

一の瀬の大カエデも同様の傾向を示しています。

 

昨年の一の瀬大カエデ
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2018/10/06) @
今回一の瀬大カエデ
まだ青い部分が大半

左の画像のように昨年はピークに近い発色まで進んでいますが、右の今年はまだ青い部分が大半を占めています。高めの気温が続いていることが主な要因と考えられます。

一の瀬大カエデの紅葉の見頃は10月中旬〜下旬で、場所が良く分からないという方が結構いらっしゃいます。2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2016/09/24〜25) @【一の瀬大カエデへの行き方】 に掲載しておりますのでご覧下さい。

 

今回の鈴蘭橋 紅葉を迎えた鈴蘭橋(10月中旬)
2014ノリクラ雪渓カレンダーVol.24(2014/10/18〜19) D

ノリクラの紅葉エリアは標高2700メートルの大雪渓から標高1500〜1400メートルの乗鞍高原まで広がり、9月中旬の大雪渓から、10月末の乗鞍高原まで、1ヶ月半もの長期間楽しむことができます。しかし、各エリアの紅葉は長くて2週間、本当に良い状態のピーク期間は1週間もない状態。そのため、事前にいつが良いのかどこが良いのか下調べしておく必要があります。

 

今回の休暇村〜三本滝間 紅葉を迎えた休暇村〜三本滝間(カラマツ、10月下旬)
2014ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2014/10/25〜26) D

乗鞍の紅葉情報をまとめた 紅葉情報INDEX から当WebSiteのすべての紅葉情報へアクセスでき、その中に、乗鞍の紅葉を大まかに把握するには、乗鞍紅葉情報 は初めての方にお勧めです。

また、撮影ポイントについては、ノリクラガイドマップ(紅葉上部エリア版)ノリクラガイドマップ(紅葉下部エリア) をご覧ください。県道乗鞍岳線沿線のビュースポットが地図上で把握できるようになっております。また、撮影当時のノリクラ雪渓カレンダーにもリンクされていますので詳細な状況の把握も可能です。紅葉撮影にお越しの際には一度ご確認ください。

 

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