ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2019/10/12) A
【大雪渓までの沿道の風景 U】
三本滝ゲート −この先マイカー規制 |
観光センターから7km先にある三本滝ゲート。この先はマイカー規制が実施され、バス・タクシー・自転車のみ通行できます。
畳平からの下り便が到着 | 「上の天気はひどいよ〜。ちょっとムリじゃなか〜?」 |
先ほど登って行ったシャトルバス始発便が折り返しの下り便として戻ってきました。「上の天気はひどいよ〜。ちょっとムリじゃなか〜?」と三本滝ゲートの警備員に上の状況を伝えます。
上り8時便が到着 | 天候悪化に伴い、三本滝で一旦待機 |
そして、こちらは上りの8時便(三本滝停留所は8時15分)。ちょうど三本滝ゲートをくぐる手前で一旦待機の指示が来ました。8時便には乗客はなく、天候悪化により運行打ち切りが検討されている模様。「無線がもうちょっと遅かったらゲート過ぎちゃうところだったよ〜」。大型バスですから乗用車のようにどこでもUターンすることができません。特に県道乗鞍岳線は大型バスが展開できる場所は三本滝ゲートを過ぎると3ヶ所しかありません。
運行打ち切りとなり引き返す |
結局、今日のシャトルバスの運行は8時便で打ち切りとなり、待機していたバスは三本滝の駐車場でUターンして引き返しました。なお、岐阜県側のシャトルバスも7時40分便をもって運行中止となり、乗鞍スカイラインは強風のため11時に通行止めとなりました。
紅葉はかもしかゲレンデが見頃に | ただ落葉もひどくなってきた − 晩秋の雰囲気に |
先週は大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉がピークを迎え、ノリクラは紅葉月間に入りました。その後、紅葉前線は徐々に山麓へと移動し、現時点ではかもしかゲレンデ付近まで降りて来た模様です。ただ、落葉もひどくなってきて晩秋の雰囲気が漂い始めています。
雨で周辺の沢が息を吹き返し、紅葉とのコラボレーションが.. |
まださほどの雨量ではないものの、三本滝周辺は普段は枯れているような小さな沢も息を吹き返し、紅葉とのコラボレーションを楽しんでいるようです。沿道には数々のせせらぎ・渓流を見ることができますので今日のように水量の多い日はオススメの撮影ポイントです。
摩利支天バス停周辺 | 台風に備えバス停はあらかじめ倒しておく |
更に登ってこちらは摩利支天バス停周辺。台風到来に備えてバス停が倒されています。ノリクラは台風到来による水害の影響は近年ありませんが、倒木は結構な頻度で発生しています。しかし、迅速な対応がなされ、通行止めはほとんど発生していません。
29号カーブ上直線区間 現在最も輝いている紅葉スポット |
現在、最もきれいに輝いている紅葉は29号カーブ上の直線区間。ナナカマドの赤はほとんど終わってしまったものの、ダケカンバの黄色が鮮やかです。
針葉樹の中にダケカンバの紅葉が点在 | 紅葉から落葉へ − 秋は深まる |
更に登ると針葉樹の中にダケカンバの黄色が点在する様子があり、よく見ると、すでに落葉したダケカンバの幹もあり、秋の深まりを感じることができます。
位ヶ原山荘 | 紅葉前線が上部から中腹へ降りていく様子がわかる |
そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘からは、上部の紅葉が終わって中腹エリアにダケカンバの黄色が広がっていることがわかります。紅葉前線が山麓へと降りて行く様子が一目で把握することができます。
位ヶ原 − 先週ピークだった紅葉はすっかり落葉へ | |
それでも一部でまだ紅葉が残っている |
先週見事な紅葉を見せた位ヶ原・大雪渓エリアでは大半の木々が落葉してしまいました。このエリアの紅葉は1週間程度しか持たず、ピークに達するとすぐ落葉が始まってしまいます。それでも、綺麗な真紅のウラジロナナカマドが一部で残っていたり、クロウスゴやクロマメノキなど高山植物の木々の紅葉を楽しむことができます。
Copyright (C) 乗鞍大雪渓WebSite |
|