ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.25(2019/10/25)＜最終号＞ �C

【紅葉情報−乗鞍高原、一の瀬園地（標高１５００ｍ付近）】
★見頃（例年の見頃：９月下旬〜１０月上旬）★

乗鞍高原の紅葉は先週あたりから見頃となり、今週はさらに色濃くなって来ました。全体的には昨年より１週間遅く、来週あたりまで色づきはもう少し進むと感じられます。

	⇔
昨年の観光センター前駐車場 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.25(2018/10/27) �C		今回の観光センター前駐車場 昨年より１週間遅い

こちらは観光センター前駐車場から見晴峠方面の紅葉の様子ですが、ご覧のように今年（右）はまだ青いところが残っているのに対し、昨年（左）は全体的に黄色が進んで紅葉がピークに達していることがわかります。

今年は昨年より１週間ほど遅い状況ですから、おそらく、来週には左の画像のようにピークの発色になると思われます。

	⇔
昨年の鈴蘭橋 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.25(2018/10/27) �C		今回の鈴蘭橋 昨年とほぼ同レベルになる

こちらは鈴蘭橋、山頂と紅葉を一緒に展望できる紅葉スポット。かなり色づきがはっきりしてきて、昨年とほぼ同等レベルの状態になってきました。昨年は冠雪した山頂を確認でき三段紅葉となっています。今回は少し曇ってしまったため、きれいな三段紅葉の撮影とまでは行きませんでしたが、後ほどお伝えする一の瀬大カエデと同じく、三段紅葉を撮影できるスポットです。

善五郎の滝遊歩道

こちらは善五郎の滝遊歩道。ミズナラの森が続いています。

	⇔
昨年の善五郎の滝遊歩道 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.25(2018/10/27) �C		今回の善五郎の滝遊歩道 来週には左のような褐色に染まるはず

ミズナラの色付きは昨年より１週間程度遅れています。おそらく、来週には左の画像のようにきれいな褐色に染まるはずです。

一の瀬大カエデ

そして、こちらが一の瀬の大カエデ。２２日の初冠雪で白くなった乗鞍岳をバックに三段紅葉となっています。

	⇔
昨年の一の瀬大カエデ ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.25(2018/10/27) �C		今回の一の瀬大カエデ

昨年は１週間前にピークを迎えて今週は落葉が進んでしまいました。このように１０月最終週は一の瀬大カエデの紅葉は終了する時期ですが、今年は１０月２３日あたりにピークを迎え、若干落葉が進むものの、発色的にはピークの状態が続いています。

	⇒
１０月２３日、昨日の初冠雪を迎えて三段紅葉		本日１０月２６日、若干落葉があるがピークの発色が続く

左の画像はピークを迎えた１０月２３日（水）の様子。ちょうど２２日（火）に初冠雪を迎えた翌日で快晴に恵まれて三段紅葉が綺麗です。そして、右の画像は本日１０月２６日（土）のもの。トップの葉が若干落ちていますが、発色状態は変わりありません。

ピークの発色に	根元周辺は立入規制

先週は全体的に赤くなって来て、十分見ごたえのある状態まで達しました。先週の段階ではまだ緑色の部分が若干残っていて、それから数日で完全になくなり、綺麗な真紅になってくれました。そして、今年から大カエデの根本周辺は大カエデ保護のためロープでの規制が実施されるようになりました。

乗鞍高原はどこを見ても綺麗な紅葉に

同じ紅葉でも木の種類によって色づく時期に若干差があり、シラカバはすでに落葉が進み、ミズナラがピーク目前の状態。右下の画像は夜泣峠から乗鞍高原方面を俯瞰した様子ですが、来週には遠景の山肌を含めてさらに黄色が色濃くなると思われます。

	⇔
昨年のカラマツの紅葉（休暇村〜三本滝間） ２０１８ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.24(2018/10/20) �@		今回カラマツ − 来週にはさらに綺麗な発色に

休暇村から三本滝ゲート周辺はカラマツ林におおわれています。昨年と比較するとまだ今年のものは発色が足らないことがわかります。あと１週間ほどすると、左の画像程度まで発色が進むはずです。ただ、実際に現物を見た感じでは、今週の状態でも充分きれいに発色を感じます。

カラマツの紅葉が終わると紅葉シーズンは終了

カラマツの紅葉で乗鞍の紅葉シーズンも締めくくられます。９月中下旬の大雪渓から始まった紅葉シーズンも１０月末のカラマツで終わりを迎え、約１ヶ月にわたる一年で一番美しい季節に今年もたくさんの方が訪れました。

また、来年も綺麗な紅葉を楽しませてくれることを期待しています。

＜編集後記＞

「今シーズンの連載も無事に終了できました．．．」

今回の掲載をもって今シーズンの連載を終了させていただきます。なお、１２月上旬よりトップページの速報を再開いたしますので、しばらく皆様とお会いすることができませんが、速報再開まで今しばらくお待ちください。なお、来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの再開時期については、おしらせ − ２０１９シーズン終了に伴う 当WebSite、道路交通･各施設の営業終了と来年度再開予定 をご覧下さい。

１２月上旬から再開するトップページの速報は、バックカントリースキーを中心としたもので、グリーンシーズンのような一般向けの内容ではありませんが、厳冬期のノリクラの雪景色を楽しんでもらえるのではないかと思います。

乗鞍大雪渓ＷｅｂＳｉｔｅは２００１年に開設し、来シーズンは２０年目に入ります。来シーズンもノリクラにお越しになる方々に役立つ情報を提供できたらと思っておりますので、今後とも乗鞍大雪渓ＷｅｂＳｉｔｅをご愛読下さいますようお願いいたします。