ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(Vol.24 2020/10/24・25) B

 

 

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(Update:2020/10/28)

 

【紅葉情報−乗鞍高原、一の瀬園地(標高1500m付近)】
★見頃(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めております。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。

<紅葉関連情報>
■ 紅葉まとめ − 紅葉総合INDEX
■ ノリクラの紅葉の概要 −  乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  
■ ビューポイント(地図) − ノリクラガイドマップ紅葉上部エリア版(大雪渓〜摩利支天)   ノリクラガイドマップ紅葉下部エリア版(三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)

 

今回の観光センター前駐車場
昨年より1週間遅い

昨年の観光センター前駐車場
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.25<最終号>(2019/10/25) C
先週の観光センター前駐車場
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(Vol.24 2020/10/17) A

乗鞍高原は先週あたりから見頃に入っていて、今週はさらに色濃くなってきました。昨年よりも色づきがよい状態です。

 

昨年の鈴蘭橋
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.25<最終号>(2019/10/25) C
今回の鈴蘭橋
昨年とほぼ同レベルになる

場所によっては昨年よりも色づきがよくない状態が見られます。また、全体的には先週よりも色づきが進んでいますが、落葉も目立つようになってきています。

 

善五郎の滝遊歩道

こちらは善五郎の滝遊歩道。ミズナラの森が続いています。

今回の善五郎の滝遊歩道

昨年の善五郎の滝遊歩道
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.25<最終号>(2019/10/25) C
先週の善五郎の滝遊歩道
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(Vol.24 2020/10/17) A

右下の先週の画像と比べると一気に発色が進んでいることがわかります。

 

夜泣峠

暖色系の紅葉が進む

夜泣峠から望む紅葉、暖色系の発色が進んでいます。先週の段階で綺麗な発色となっていますが、今週はさらに良い状態です。乗鞍高原内で全体を俯瞰して見られる箇所があまりありませんが、このようにしてみると、乗鞍高原全体がミズナラの紅葉に包まれていることがわかります。

乗鞍高原全体を俯瞰してみることができるのはこちらの夜泣峠のほか、白樺峠に向かう上高地乗鞍スーパー林道A線上から確認できます。ただし、今年は7月の大雨災害で乗鞍高原から白樺峠までの通行となっていて、奈川方面への通り抜けができませんのでご注意ください。

 

カラマツの紅葉が見頃に

休暇村〜三本滝に向かう沿道のカラマツも見頃を迎えました。ピークの発色までもう一息の状態ですが、落葉が始まっていますので、発色とボリューム感の両者のバランスから次週末があたりまで維持できるか微妙なところです。

 

一の瀬の大カエデ

こちらは一の瀬の大カエデ。

 

昨年の一の瀬大カエデ
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.25<最終号>(2019/10/25) C
今回の一の瀬大カエデ

昨年とほぼ同等の状態でピークの発色状態となっています。

 

先週10月17日(土)
徐々に色合いが進む
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(Vol.24 2020/10/17) A
10月19日(月)
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(Vol.24 2020/10/17) A
10月21日(水)
ほぼピークの状態
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(Vol.24 2020/10/17) A
今回10月24日(土)
やや落葉が進むが
ピークの状態を維持

先週から今週にかけての状態を確認すると、先週10月17日(土)は下の方にまだ青い部分が残っていました。そして、21日(水)あたりには青い部分もほぼなくなってピークの状態となりました。そして、今回10月24日(土)はやや落葉が始まりましたが、発色としてはピークの状態を維持しています。

 

18日(日)の三段紅葉
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(Vol.24 2020/10/17) A
21日(水)の三段紅葉
山頂方面の積雪が残り、まだ楽しめる
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(Vol.24 2020/10/17) A
今回10月24日(土)
ピークの状態を維持(翌25日には再び三段紅葉)

そして、18日(日)には天候が回復し、空の青・山頂の白・紅葉の赤/黄色の三段紅葉が楽しめました。通常、初冠雪では根雪にならないため、1〜2日程度で雪解けが進みますが、今回は降雪が多かったため、中央の画像のように4日経過した21日(水)でも三段紅葉が楽しめました。

右の画像は今回10月24日(土)のものですが、翌日10月25日(日)は前日からの降雪で再び冠雪したため、雲のかかっている時間帯が多かったものの、三段紅葉が楽しめました。ピークを迎えると一気に枯れてしまうため、年によっては翌週まで見頃の状態が維持できないこともあります。

 

シーズン最後に綺麗な光景に巡り合えた

乗鞍の紅葉は9月半ばあたりから山頂付近の大雪渓・位ヶ原エリアで始まり、山岳地帯らしい紅葉風景を楽しませてくれました。その後、紅葉前線は徐々に山麓へと下り、乗鞍高原には10月半ばごろになってようやく訪れます。

約1ヶ月にわたって楽しませてくれた紅葉も、そろそろ終盤の季節となりました。乗鞍高原内ではもうしばらく紅葉の季節が続きますが、来年も綺麗な紅葉を見せてくれることを楽しみにしております。

 

<編集後記>

「今シーズンの連載も無事に終了できました...」

今回の掲載をもって今シーズンの連載を終了させていただきます。今年は新型コロナの影響で4月中旬から6月中旬までの2か月間の取材中止を余儀なくされ、また7月上中旬の大雨による災害の影響があり、例年とは異なる部分の多い年でした。また、ノリクラ雪渓カレンダーは編集作業の負担増などの影響から、今年は紅葉情報のみの再開とさせていただきました。

来シーズンは12月上旬よりトップページの速報を再開いたしますが、ノリクラ雪渓カレンダーについては4月中旬を目途と致しますが現時点では未定です。その他の道路閉鎖などの情報は、おしらせ− 2020シーズン終了に伴う 当WebSite、道路交通・各施設の営業終了と来年度再開予定 をご覧下さい。

なお、12月上旬から再開するトップページの速報は、バックカントリースキーを中心としたもので、グリーンシーズンのような一般向けの内容ではありませんが、厳冬期のノリクラの雪景色を楽しんでもらえるのではないかと思います。

乗鞍大雪渓WebSiteは2001年に開設し、来シーズンは20周年を迎えます。来シーズンもノリクラにお越しになる方々に役立つ情報を提供できたらと思っておりますので、今後とも乗鞍大雪渓WebSiteをご愛読下さいますようお願いいたします。


 


 

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