【速報バックナンバー 2007年5月分】

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◎ 5月

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■2007年5月27日(日)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.3  )

@ 2007/05/27 12:45
高曇りの一日
A 2007/05/26 14:45
今日は肌寒さを感じます
B 2007/05/27 16:30
雨が流れて縦溝ができ、先週とは様変わり
C 2007/05/26 17:10
ほぼ昨年並みまで雪解け

 ▼今日は昨日ほどの天候ではなく、高曇りの一日でした。朝の位ヶ原山荘の最低気温は3℃。山荘へ向う春スキーバスは3台で、定刻より約20分遅れで到着しました。約100名ほどのスキーヤー。ボーダーの方が乗車しました。また、それとは別に、おそらく、乗鞍スカイラインのシャトルバスを始発便でお越しになったと思われる方が8時30分過ぎには富士見岳を滑り降りるスキーヤーの姿を確認することができました。
位ヶ原山荘付近からは、午後になると山頂付近や富士見岳付近は、時折、霧にに見え隠れするようになります。また、昨日とは打って変わって、位ヶ原山荘付近のお昼の最高気温は8℃と低く、この一週間ほど最高気温が15℃程度を推移していましたので、肌寒さを感じる一日でした。大雪渓から帰ってきたスキーヤーの話では、若干、寒気が入ってきているようで、位ヶ原山荘付近ではそれほど風はないものの、乗鞍スカイライン側を中心に強い風が吹いていたようです。
春スキーバスの下り便は2台でしたが、ほぼ満車状態で、昨日と同様、上り便を利用されたほとんどの方が下り便を利用され、ツアーコースに向った方はほとんどいなかったようです。15時の山荘付近の気温は5℃。日差しがないため、気温以上に寒さを感じ、下り便を利用される方が、いつもより早めに位ヶ原山荘に降りてこられました。
大雪渓は先週よりも1メートル近く雪解けしたところもあり、これまで、昨年より多い積雪を推移していましたが、昨年とほぼ同じくらいの状況になってきています。また、雪そのものをかなり汚れた状態で、雪質に関しては例年よりもさらに梅雨の時期に近い状況と言え、先週までとは様変わりしています。
また、乗鞍スカイラインの路面状況もようやく安定してきて、初めての週末を迎えることができました。通常なら、速報でお伝えできない詳細情報をノリクラ雪渓カレンダーにてお伝えいたしますが、今回は現地に出向いていませんのでありません。ただ、現地特派員からの画像を若干入手することができましたので、速報で掲載できなかった分について、ノリクラ雪渓カレンダーVol.3 として編集掲載させていただきます。次週からは再び週末ごとに現地入りする予定です。 (2007/05/28 01:15更新)

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■2007年5月26日(土)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.3  )

2007/05/26 17:00
今日は終日快晴の一日

 ▼ 昨日は20時頃まで激しい雨が降り続き、道路はあちこちで川のような流れでした。夜が明けて今朝の位ヶ原山荘は快晴の天候が広がります。朝の最低気温は2℃です。昨晩の道路状況から、春スキーバスの運行が危ぶまれましたが、道路には小石や枝が広がっていましたが思った程ひどくなく、水はほとんど引いたため、通常通り運行されました。本日は2台のバスに約40名のスキーヤー・ボーダーの方々が乗車されました。
また、岐阜県側の乗鞍スカイラインも早朝より通行可能で、8時過ぎには山頂を目指す人影を確認することができたそうです。
日中になると、風もやみ、それと同時に気温も上昇をはじめます。今日の位ヶ原山荘の最高気温は12℃。お昼までほぼ快晴無風だった天候も、14時位から風を感じるようになり、時折、日が翳るようになって来ました。それと同時に気温も下がり、15時の気温は7度。山荘ではストーブがほしくなるほどの状態だったようです。
昨日の降雨で、位ヶ原山荘付近で20センチほどの雪解けとのこと。山頂付近のハイマツや岩の露出が目立つようになり、屋根板を滑りに行ったスキーヤーの話では、雨による縦溝ができ始め、スプーンカットの前段階ともいえるうねりが見られるようになってきたようです。
春スキーバス下り便は2台、約35名の方が乗車しました。したがって、ほとんどの方々、下り便を利用されたようです。位ヶ原山荘付近で20センチの雪解けですので、おそらくツアーコースは先週の状況を勘案すると、かなり厳しい状況であることが想像できます。
18時の位ヶ原山荘は5℃。日中、日が翳って急激に気温が下がった割には、その後の低下は少なく。やはり、冬から完全に春にシフトし、そして、初夏に向おうとしています。
明日も現地に訪れることができませんが、位ヶ原山荘支配人殿の話など、各種情報を元にお届けしたいと思います。(2007/05/26 18:30更新)

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■2007年5月20日(日)■ ( →この日の取材記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.2  )

@ 2007/05/20 08:35
早朝は霧の中(屋根板)
A 2007/05/20 11:15
紺碧の空に樹氷がきらめく(屋根板)
B 2007/05/20 13:45
青と白とサイレントな世界(大雪渓)
C 2007/05/20 17:25
夕方までよい天気が続きました(位ヶ原)

 ▼ 昨晩から強風にみまわれた位ヶ原山荘は、朝になってもおさまる様子はありません。晴れてはいるものの、上空には絶えず霧が行き交い、山頂付近は全く見えません。7時の気温は0℃。強風に氷の粒が流れて顔に当たります。山荘前の道路は昨日の降雪で、白く積雪があります。したがって、今日も春スキーバスは運休です。
この天候も次第に回復に向かい、10時前には真っ青な紺碧の空が広がります。そして、15〜20センチの新雪が積った屋根板は、群生するダケカンバが凍りつき、一面、樹氷の世界が広がっています。11時の気温は2℃。強風にあおられて小枝から氷のかけらがバラバラと音を立てて落ちます。それでもこの気温ですので、お昼近くになってもきれいな樹氷がいたるところで典型的な冬景色を作り上げています。この風景だけ見ていると、完全に真冬の光景です。
正午の位ヶ原は2℃。お昼を過ぎると風も弱まって雲ひとつない快晴となります。大雪渓や位ヶ原は、青と白と、そして、全く音のないサイレントな世界を繰り広げています。今日は山頂方面に登って行く人がたくさんいて、大雪渓の斜面をざっと見ただけでも30名ほどのスキーヤー・ボーダーの方を数えることができます。もちろん総合計ではもっとたくさんの方がお越しになっているはずです。
13時頃にはほとんど無風となり、気温は6℃。この頃を境に気温が上昇し、日差しの暖かさを感じ、さらには少し汗ばんでくるほどです。
大雪渓の積雪は浅いところで5センチ、深いところで10センチ程度の新雪ですが、エリアは滑走箇所によってかなり雪質が異なっているようで、剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳の各稜線から滑り降りてくる方は、ゴーゴーと音を立てて滑り降りてくる様子から、表面がかなりパックされ、魔利支天岳の斜面はかなり良好なようでした。
16時の肩の小屋は4℃。強い日差しで全く寒さは感じません。その後、大雪渓は一時的に雲に覆われることがありましたが、ほぼ、きれいな青空に覆われ、夕方までくっきりとその姿を拝むことができました。岐阜県側の乗鞍スカイラインは、除雪作業を行いましたが、まだ、所々、積雪があるため、終日通行止めでした。
5月も半ばを過ぎていますが、今日だけは冬に逆戻りした感じです。特にダケカンバの樹氷は、3月中でもなかなか見ることのできないほどのきれいなものでした。
速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の 2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー Vol.2 で紹介する予定です。
【位ヶ原からスキー場に降りるツアーコースについて】
昨日の速報でもツアーコースの状況をお伝えしましたが、状況はさらに悪化しています。ほぼ問題なく滑走できるのは、位ヶ原からAの標識までです。ほぼ問題はないといっても、Bの標識付近ではブッシュが多くなっています。
Aの標識より下部は切り株がかなり広がっています。特にひどいのは、Aの標識付近と、@の標識からスキー場につながる急斜面までです。おそらく次の週末頃には、雪が途切れるところが出てくるかと思います。スキー場につながる最後の急斜面の入口は雪がありませんので、板を外し、クマザサに足を滑らせないよう慎重に降りる必要があります。
位ヶ原から最後の急斜面までは何とか板をつけたまま降りてくることができますので、今回のように春スキーバスが運休の場合は、滑走せざるを得ませんが、夕方になると雪が固くなり始め、滑りにくい状態になりますので、14時58分 位ヶ原山荘発の春スキーバス下り便を利用されることをお勧めします。(2007/05/20 21:10更新)

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■2007年5月19日(土)■ ( →この日の取材記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.2  )

@ 2007/05/19 08:30
春スキーバス運休。ツアーコースを登ります!
A 2007/05/19 10:40
ツアーコース入口 − 藪漕ぎ覚悟で...
B 2007/05/19 13:25
お昼過ぎから突然吹雪 − 一斉に下山
C 2007/05/19 15:15
ツアーコースはうっすらと雪化粧

 ▼ 夜半過ぎから降り始めた雨は、3時くらいから土砂降りになり、その雨は6時くらいまで続いたものの、7時くらいから徐々に青空が広がってきました。7時の乗鞍高原の気温は11℃。寒くも暑くもない気候です。8時の三本滝レストハウス前駐車場には15台程度の車があります。しかし、今日は三本滝上流の滝が増水し、県道乗鞍岳線と交差する橋の付近であふれ出てきたため、春スキーバスは運休となりました。したがって、多くの方が、ザックに板をくくりつけてツアーコースへ向います。
ツアーコースは、かもしかゲレンデから入る部分のクマザサが先週よりも広がっています。急斜面に向うルート部分だけ刈払いが行われていますが、藪漕ぎを覚悟の上でお越しになったほうがよいかと思います。その上の急斜面は、上部の緩斜面とつながる部分が途切れています。また、雪はありますが切り株が多くなり、滑走は難しいと思います。急斜面より上部は、切り株が多いものの滑走可能です。
10時のツアーコース入口付近の気温は12℃。そよ風と小鳥のさえずりが心地よい穏やかな雰囲気です。しかし、この頃から上空には雲が広がり始め、11時くらいから、晴れと曇りの繰り返しに加えて、突然、霙が降るようになってきます。そんな天候がお昼過ぎまで続きます。それでも12時のツアーコースの気温は12℃で、午前中とあまり変わりません。
そんな怪しげな天候は、お昼を過ぎると、さらに急変します。それまでの めまぐるしく変わる天候が、13時ごろから吹雪に変わります。気温は一気に下がって2℃。ただ、雪というよりも霙が再度氷結した氷の粒が北風に乗って横殴りの状態で、ツアーコースを登って行くと真正面から氷の粒を受けてしまい、前を見て歩くことができません。そして、吹雪になると同時に多くの方が下山され、中には濃霧のため、位ヶ原まで向うことができなかった方もいたようです。
この天候も15時くらいにはおさまりはじめ、濃霧のツアーコースは徐々に視界が回復してきます。この2時間ほどの吹雪で、2〜3センチほどの降雪があり、春のくすんだ雪からきれいな雪化粧が施されています。
ただ、この天候もほんの30分ほどで、位ヶ原は再び強風と濃霧の世界となります。視界は30メートルほどとなり、どこにいるのかすらわかりません。位ヶ原はそれほど積雪はありませんが、大雪渓では5〜10センチほどの積雪。しかも冬場に見られるきれいなやわらかい雪です。17時の大雪渓の気温はマイナス1℃。この頃になると風がやんで、吹雪でぬれた体でも何とかこの気温でも耐えることができます。ただ、ウエアーなどは、再氷結してあらゆるところが真っ白になっています。
岐阜県側の乗鞍スカイラインは、畳平で30センチほどの積雪があり通行止めでした。明日も午前中は天気が不安定のようですが、次第によくなってくるとおもいますので、今日の分も楽しみたいものですね。(2007/05/19 19:40更新)

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■2007年5月13日(日)■ ( →この日の取材記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.1  )

@ 2007/05/13 09:20
春スキーバスを降りたら一斉に屋根板へ
A 2007/05/13 11:45
大雪渓は視界30メートルの濃霧
B 2007/05/13 12:05
濃霧・強風・極寒の中のランチタイム
C 2007/05/13 14:40
14時過ぎから、突然 晴天に...

 ▼ ちょうど日付が変わる頃から、強風が吹きつけるようになり、今日は寒い朝からスタートしました。位ヶ原山荘の8時の気温は2℃。風は相変わらず西から東へ吹き抜け、その風に雲が激しく流れて行きます。雲の隙間から、天候の回復を期待させるような青空を垣間見ることもありますが、それ以上の好転はありません。視界も悪く、屋根板の中間付近までしか確認することができません。
今日の春スキーバスは2台。約60名のスキーヤー・ボーダーの方などが、終点の位ヶ原山荘前にお越しになります。バスから下車した途端、あまりの寒さにさらに一枚着込む方もいらっしゃいました。準備ができたから方から大雪渓に向けて、屋根板の斜面を登って行きます。午前中の屋根板の雪質はこの寒さにもかかわらず、踏み抜くところはそれほどありませんが、ザクザクの状態。
その後、雪が降ったり、晴れ間が多くなったりすることもありましたが、正午ごろの大雪渓は、濃霧がひどくなり、視界は30メートルほどまで低下し、気温もマイナス1℃までさがって、これまで暖かい日が続いたため、この寒さは身にしみます。位ヶ原山荘から位ヶ原に上ったものの、濃霧のため、そのままツアーコースへ帰られた方も多く、大雪渓に登っていった方も、この悪天候のため、滑り降りてくると、大雪渓トイレの物陰に一旦身を寄せます。濃霧の中、目印の乏しい大雪渓や位ヶ原では唯一のランドマークです。
また、視界が効かないため、位ヶ原からツアーコースに戻ることを断念し、位ヶ原山荘に戻り、帰りのバスに乗車された方もいらっしゃったようです。
大雪渓は、昨日のやわらかい雪質でできた深い足跡やスキーの跡がくっきりと残った状態がそのまま凍りついています。ガリガリのアイスバーンで、昨日のように踏み抜くようなところは全くありません。そして、気温はさらに下がり、14時の肩の小屋ではマイナス3℃。強風と濃霧の中に身をおくと、帽子・髪・ウェア・グローブ、ありとあらゆるものが白く凍りつき始めます。体感温度はマイナス3℃どころではない状態で、思考回路が働かなくなるほどです。
それでも、14時を過ぎる頃から、激しく流れる雲の中から、青空が広がりだし、きれいな晴天が大雪渓を包むようになります。雲の流れが太陽に照らされ、大雪渓にできるグラデーションの動きは、まるでコマ落としの映画を見ているかのような激しい動きです。
その後、16時くらいから再び雲に包まれることもありましたが、風はほとんど収まり、天候は回復傾向に向っていることがはっきりとわかるような状態になってきました。今日は荒天の一日となりましたが、目印の乏しい大雪渓・位ヶ原では無理をしないことが肝要です。速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の 2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー Vol.1 で紹介する予定です。
【位ヶ原からスキー場に降りるツアーコースについて】
スキー場に降りるツアーコースはかなり雪解けが進んでいます。位ヶ原からしばらくは、ほぼ問題はありませんが、@の標識から下部は切り株がかなり目立ち、そのすぐ先にある かもしかゲレンデに降りる急斜面は、一部、途切れ始めています。かもしかゲレンデのクマザサも所によっては人の背丈に近いところもあります。
したがって、どうしてもツアーコースを滑って降りたい方や、藪漕ぎを気にしない方以外は、14時58分 位ヶ原山荘発の春スキーバス下り便に乗車されることをお勧めします。(2007/05/13 20:25更新)

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■2007年5月12日(土)■ ( →この日の取材記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.1  )

@ 2007/05/12 08:20
春スキーバスは長蛇の列
A 2007/05/12 10:10
ツアーコースは最後の急斜面まで滑走可能
B 2007/05/12 14:35
稜線からはたくさんのシュプール
C 2007/05/12 17:10
夕方までよい天気に恵まれました

 ▼ 今日の三本滝レストハウスは、上層に雲が少したなびくものの、よい天気の朝を迎えました。7時の気温は10℃。日の出前は少し寒さを感じましたが、日が照りだすと、ぽかぽかと暖かくなってきます。朝になって三本滝レストハウス前の駐車場には、スキーバスに乗車するスキーヤー・ボーダーの方々の車が続々と入ってきます。7時の段階で25台程度でしたが、ものの30分しないうちに、アスファルトの駐車場は満車となり、砂利の駐車場にも車が入って行くようになります。
今日の春スキーバスは3台。大半が三本滝からの乗車で、観光センターなどほかのバス停からの乗客も含め、約130名の方が終点の位ヶ原山荘に向けて出発されました。
GW明けからこの一週間で、雪の状態は大きく様変わりし、先週までは三本滝レストハウスまで滑走できたものの、三本滝レストハウス前から見る、かもしか平ゲレンデはほとんど雪はありません。その上部のツアーコースに関しては、ゲレンデとつながる部分で、クマザサがかなり目立つようになって来ましたが、一番最後の急斜面までは、ほぼ、問題なく滑走できます。そのぶん、春が一段と感じられるようになり、360度、どの方角からも小鳥のさえずりを耳にすることができるようになって来ました。
木曜の晩に降雪がありましたが、ツアーコース自体には、降雪の跡はありません。雪質は完全に春雪です。
今日は天候がとびきりよいといった感じではなく、お昼前になると、それまではっきりと見えていた南アルプスがかすんでくるようになります。正午のツアーコースの気温は18℃。ジーっとしている分には、非常に快適ですが、のぼり始めると徐々に汗ばんできます。
春スキーバスに乗車された方の大半が稜線までの担ぎ上げに出向いたようで、剣ヶ峰〜蚕玉岳の稜線からのコースなどは、自分の滑ったシュプールがわからないほど、たくさんの方が滑走されたようです。
位ヶ原から上部では、5月9日(木)の晩の降雪が所によって積もっていますが、、積もっているところと、全く積もっていないところと二分しています。それでも積もっているところでも15センチ程度です。
今日はすべてのエリアにおいて雪解けがかなり目立ちます。これまで積雪量を増やしてきた大雪渓も減少に転じ、屋根板も白一色の世界からかなり木々が目立つようになって来ました。また、位ヶ原は、所によって、雪面を踏み抜いてしまう所もあり、この一週間で、いろんな意味で冬から春へと大きな変化を見せ始めています。
一旦、かすんできた遠方も、午後からは南アルプス・中央アルプスもはっきりしてきます。そして、春とはいえ、日が翳ると、寒さを覚えるようになります。15時に10℃あった大雪渓の気温は、16時ごろから太陽が雲に隠されるようになって、若干風も吹き始めて、17時の気温は5℃です。
今日は一日を通して見ると、雲の広がることもありましたが、風もほとんどなく、気温の低下も余りありませんでしたので、穏やかな日日を過ごすことができたかと思います。明日も、予報ではまずまずの一日を送ることができそうです。今日以上に春のノリクラを楽しみたいものですね。(2007/05/12 23:40更新)

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■2007年5月5日(土)■ ( →この日の取材記事 : ノリクラ雪渓カレンダープレリリースVol.8  )

@ 2007/05/05 08:55
春スキーバス、運行開始!!
A 2007/05/05 09:15
大雪渓・山頂めざして
B 2007/05/05 11:25
わいては消えて、消えてはわく
C 2007/05/05 13:00
午後になると雲に覆われてきます

 ▼ 今日の位ヶ原山荘は、東の空に雲がたなびくものの、屋根板・山頂方面は、しっかりと晴れた朝を迎えました。7時の気温は5℃。それほど寒くないはずですが、昨晩から続く強風が、西から東へ連続して吹き続け、寒さが突き刺すような状況です。
5月3日に運行開始予定だった位ヶ原山荘行きの春スキーバスは、凍結・積雪で運行開始が延期されましたが、本日、今シーズン最初の運行が行われました。約110名の乗客を乗せた3台のバスは、定刻より5分遅れの8時50分に到着すると、次々にバスから下車し、山荘前のスペースはスキーヤー・ボーダーでいっぱいとなり、ザックに板を取り付けて準備をする人や、山荘の売店で飲料水を買う人などでごった返します。準備を終えた人々は、位ヶ原山荘から屋根板にある登山道沿いに大雪渓方面へ向っていきまいた。
早朝に吹いていた風は、バスが到着する頃にはやんで、10時の位ヶ原山荘は7℃。気温の上昇と風がなくなったため、屋根板の斜面を登る背中には汗が流れていく感覚を覚えます。しかし、それも位ヶ原に出れば、冷たい空気に変わり、正午の大雪渓は6℃とそれほど変わりありませんが、日差しの暖かさが冷たい空気にかき消されている感じを覚えます。
午前中は、昨日と同様、わいては消え、消えてはわく雲の隙間から零れ落ちる日の光が、大雪渓・位ヶ原の白銀のスクリーンに独特の模様を描くさまは、生き物を見ているような感じで、その動きをジーっと見入ってしまうほどです。
その山肌には、バスを降りて位ヶ原山荘から大雪渓を経て稜線を目指す人がアリの行列のように連なっている様子を目にすることができます。
その雲も午後になると次第に濃くなってきて、13時ごろには上空の日差しはなくなり、どんよりとした曇り空になってきます。そして、14時30ごろには山頂付近にも雲が垂れ込め、あたり一面、濃霧に覆われてきます。
今日はかなりやわらかめの雪質で、大雪渓付近でも、ツボ足で歩くとズボズボ踏み抜いてしまうほどです。水分を多く含んだ雪質は滑走すると、ややつまり気味でスピードが乗らない状態でしたが、それなりに楽しめます。
15時を過ぎる頃には、大雪渓には人影はありません。大雪渓にはやや強めの風が絶えず吹くようになり、16時の大雪渓は3℃。風に湿り気を感じて、気温ほどの寒さを感じることはありません。今日も一日まずまずの天候の中で、ノリクラを楽しむことができました。
速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の 2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.8 で紹介する予定です。4月28日から継続してお伝えしました速報は今日で終了の予定です。次回からいつもと同様、週末ごとの掲載となります。(2007/05/05 19:20更新)

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■2007年5月4日(金)■ ( →この日の取材記事 : ノリクラ雪渓カレンダープレリリースVol.8  )

@ 2007/05/04 07:05
春スキーバス、積雪のため本日も運休
A 2007/05/04 08:40
したがって、大半の方がツアーコースを目指して
B 2007/05/04 13:30
ツアーコースはグサグサの春の雪
C 2007/05/04 14:10
今日は一日よい天候が続きました

 ▼ 昨晩の乗鞍高原は夜半に霙が降り、天候の落ち着かない状態となりました。そして、一夜明けて、今朝の三本滝レストハウス前は快晴の朝を迎えています。6時の気温は8℃。風はやや強く吹くときがあります。三本滝レストハウス前駐車場には昨晩からすでにたくさんの車が止まり、6時の段階では、アスファルトで整備されている正面の駐車場はほぼ満車状態です。昨日、凍結のため運休した位ヶ原山荘行きの春スキーバスは、本日も引き続き運休です。昨日の夕方から降り続いた雪による影響によるもので、状況は昨日以上に広範囲に及んでいるようです。ただ、今日は7時の段階で運休が決定され、早くからバス停に掲示されましたので、大きな混乱はなく、大半の方が、すぐにツアーコースに向けての準備を整えて出発されました。
9時の三本滝レストハウス前の気温は10℃。日差しが結構強いものの、そよ吹く風に涼しさを感じるため、心地よさを感じます。ただ、歩き始めれば、すぐに汗ばんでくる気候です。それでもツアーコースに入ってしまえば和らいできます。また、この頃から、山頂付近には雲がわいては消え、消えてはわく状態を繰り返しすようになり、位ヶ原ではかなり強い風が吹くようになります。
正午のツアーコース出口付近は9℃。青空はまだまだ続きますが、遠景の視界が少しかすんでくるようになり、中央アルプスははっきりとするものの、南アルプスは少しかすんできました。
位ヶ原では、昨日から今朝にかけての新雪が5〜10センチ程度残っています。雪質は若干湿り気が気になるものの、滑走に苦労させられるものではなく、皆さん、思い思いのラインを描いていらっしゃいました。それとは逆に、位ヶ原からツアーコース内は入った途端、雪質が変わり、完全に春のグサグサの雪質となります。それでも、滑りにくいというものではありません。
位ヶ原の強風は午後になると、落ち着きをみせてきますが、わいては消え、消えてはわく今日の雲行きは相変わらずで、山頂付近を西から東へ流れていきます。
今日の大雪渓は多くの方が訪れ、特に稜線付近からはたくさんのラインが刻まれていました。それでも15時近くになると、大半の方が下山され、この頃になると、雲が多くなってきて、15時30分ごろからは、太陽が奪われるようになります。日が翳った大雪渓は一気に気温が下がり、16時は4℃、そして、17時の肩の小屋付近では0℃まで冷え込み、これまでやわらかさを残していた新雪が、徐々にパリパリと音を立てるようになってきます。大雪渓も位ヶ原と同様、5〜10センチ程度の新雪です。
今日は強風に悩まされましたが、まずまずの天候のもと、一日を過ごすことができたかと思います。なお、ツアーコース入口の急斜面でのブッシュと、かもしかゲレンデの雪解けが目立つようになって来ました。今後は滑走には若干の注意が必要となってくるかとおもいます。(2007/05/05 00:30更新)

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■2007年5月3日(木)■ ( →この日の取材記事 : ありません )

@ 2007/05/03 06:10
快晴
A 2007/05/03 07:50
今日から春スキーバス運行開始予定
B 2007/05/03 08:00
凍結のため運休決定 → ツアーコースへ向います
C 2007/05/03 14:50
位ヶ原山荘はちらちらと雪が降ってきます

 ▼ 本日は現地に出向いていませんので、乗鞍高原の状況をお伝えします。6時の三本滝レストハウスは4℃。快晴の朝を迎えています。今日から位ヶ原山荘行きの春スキーバスの運行が開始される予定です。駐車場には15台程度の車がやってきて、8時18分の発車時刻に近づくにつれて、ガラガラだった駐車場も、続々と車がやってきて、7時を過ぎる頃には、レストハウス前のアスファルトの駐車エリアはほぼ満車になり、7時30分を過ぎる頃には、30人ほどの方がバス停に列を作ります。
運行前に、松本電鉄などでパトロールを行いましたが、魔利支天バス停の2つ上のカーブ(29号カーブ)の上部の直線部分で、約100メートルにわたって凍結があり、乗用車でも登るのが困難な状態が確認され、8時前に本日の運行を取りやめる決定が出されました。そのため、多くの方が、ザックに板を取り付けたり、シールを貼ったりして、ツアーコースに向けて登って行かれました。
正午の観光センター駐車場の気温は18℃。穏やかな気候ですが、気温ほどの暖かさはなく、風に冷たさを感じます。駐車場を歩く人々は、大半が一枚上着を着ている状態です。また、30台程度の車両が停まっていますが、混雑はありません。
それまでよい天候が続き、山頂付近もはっきり見えていましたが、14時過ぎから曇りだし、15時くらいから山頂付近はすっぽりと雲の中になってしまいました。17時ごろには雨が降ったりやんだりを繰り返し、不安定な状況です。
今日の位ヶ原山荘は、朝の最低気温はマイナス4℃で、山荘前は凍結していましたが、9時には3℃まで上昇し、、午後になると、どんよりとした曇り空にちらちらと雪が降る状態となってきました。15時の気温は3℃です。
位ヶ原山荘に向う春スキーバスは、凍結が続けば、明日も運休となります。ツアーコースを登るつもりでお越しになったほうがよいかもしれません。(2007/05/03 19:15更新)

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■2007年5月2日(水)■ ( →この日の取材記事 : ありません )

@ 2007/05/02 15:00
降ったりやんだりの天候、傘が手放せません
A 2007/05/02 15:20
ヒルクライムにはまだちょっと寒い...
B 2007/05/02 16:00
位ヶ原山荘は霧 (画像:位ヶ原山荘提供)
C 2007/05/02 17:15
夕方、乗鞍高原に青空が戻ってきます

 ▼ 本日は現地に出向いていませんので、乗鞍高原の状況をお伝えいたします。今日の乗鞍高原は小雨の朝から始まりました。山頂付近は雲に覆われて、全くその姿を見ることができません。しかし、10時近くになると、晴れ間が見え始め、まとまった雨が降ったかと思うと、小雨になって、その雨が降り止まず、空には青空が広がる...そのサイクルを繰り返す天候でした。
そんな天候も15時頃から雨がやみ始めます。ただ、どんよりとした鉛色の空は相変わらず続きます。
県道乗鞍岳線の除雪が進む中、ヒルクライムに訪れた方をお見かけしました。登りはまだしも、下りは相当寒く、観光センター駐車場にお帰りになってきたときには手や顔をこわばらせながら、急いで片付けを行っていらっしゃいました。8月の大会目指して練習にお越しになる方が少しずつ増えてくることと思います。自転車にはまだまだ寒い時期ですので、防寒対策を整え、トレーニングに励んでください。
今日の位ヶ原山荘付近は14時過ぎまで霙。夕方になって乗鞍高原では天候が回復しましたが、山荘付近はご覧のように視程200メートルほどの霧で、気温はマイナス1度です。
明日から位ヶ原山荘行きの春スキーバスの運行が開始されますが、当日の天候によっては運休になる可能性もあります。最終的な運行可否は、松本電鉄 新島々営業所(TEL 0263-92-2511)にご確認ください。なお、春スキーバスの運行期間・ダイヤ・料金などは、4月18日のお知らせ − 2007シーズン GW〜6月末の位ヶ原山荘行きのバス(春スキーバス)の運行について をご覧ください。(2007/05/02 18:35更新)

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■2007年5月1日(火)■ ( →この日の取材記事 : ありません )

@ 2007/05/01 11:50
春スキーバス試運転 −5月3日運行開始予定
A 2007/05/01 12:40
濃霧・雪の一日
B 2007/05/01 13:15
ツアーコース出口は除雪の雪が散乱
C 2007/05/01 13:20
ツアーコースは5〜10センチの積雪

 ▼ 今日は明け方から大雪に見舞われた一日になりました。6時の位ヶ原山荘は0℃。雪と霙が混ざった感じの降り方です。この霙交じりの雪は次第に、強さを増して、10時近くになると暴風雪となります。気温の変化はほとんどなく、午前中は0℃前後を推移しています。山荘前の車道は次第に雪で白くなり始めましたが、今日は春スキーバスの試運転が行われ、関係者を乗せたバスが位ヶ原山荘までやってきました。道路の路面状況や、山荘横のバス転回場所の状況の確認を行い、5月3日の運行開始に向けて、今後の準備を行うことが決まったようです。ただ、この積雪のため、明日、除雪を行い、道路管理者の確認・判断の元での決定となります。したがって、運行開始が確定されたものではありません。決定され次第、再度、ご案内いたします。
朝から降り続いた雪は、昼近くになって収まりを見せ始め、位ヶ原では5センチ、吹き溜まりで15センチ程度の積雪です。ただ、重く湿った雪ですので、パウダーは期待できないかもしれないかもしれません。
県道乗鞍岳線の11号カーブ付近の除雪のため、ツアーコースから位ヶ原に上がる急斜面には大量の雪の塊が散乱しています。したがって、登行中の落雪や滑走の際は十分な注意が必要です。
今日の降雪は位ヶ原だけでなく、ツアーコースでも5〜10センチ程度の積雪となり、かなり重たい湿雪ではありますが、真っ白でフラットになったバーンに、丸いターン弧を連続させていく楽しさを味わうことができました。また、ツアーコース入口の急斜面のブッシュと、かもしかゲレンデの一部で雪解けが目立つようになってきましたのでご注意ください。
本日は取材を行っていませんので、雪渓カレンダーへの掲載はありませんが、4月28〜30日までの各種情報は、今週末掲載予定の2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.7では紹介する予定です
(2007/05/01 17:10更新)

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