【速報バックナンバー 2009年12月分】

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◎ 12月

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■2009年12月31日(木)■     

 

 

@ 2009/12/31 08:45
昨晩から大雪
(パトロールセンター前)
A 2009/12/31 11:45
ツアーコースは全面 脛から膝程度のラッセル
(ツアーコース − B番標識付近)

B 2009/12/31 13:35
一晩で50センチ以上の降雪
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2009/12/31 15:45
気温マイナス14℃、終日に渡って激しい吹雪
(位ヶ原山荘前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今期の取材活動は10月で終了し、12月から不定期で速報をお伝えいたします。ノリクラ雪渓カレンダーはお休みです。
今シーズン一番の寒波に見舞われ、願ってもない大雪となりましたが、とても現地に出向くことが困難な過酷な一日でした。
日付が変わる頃の乗鞍高原は、夜の初めから降り始めた雪が激しく続いています。気温はマイナス2℃。風はほとんどなく、まるでシャワーのような降り方を見せ、すでに10センチ程度の降雪となっています。
夜が明けてもその降り方に変化は見られず、吹雪の朝を迎えます。7時の乗鞍高原の気温はマイナス4℃。観光センター前駐車場は15センチ程度の降雪で、早朝から除雪車が唸りをあげて作業が行われます。
今日は朝の気温がもっとも高く、その後、さらに気温は下がって、それと同時に過酷さが増してゆくようになってきます。
9時の三本滝レストハウス前の気温はマイナス8℃。かもしかゲレンデ周辺は時折横殴りの吹雪の様相を見せますが、運行開始直後の国設第3ペアリフトには、かもしかゲレンデのパウダーめがけて、スキーヤーやボーダーが一斉に駆け込む様子が見られます。かもしかゲレンデに飛び込んだ方々は一様に脛程度のパウダーを楽しんでいらっしゃいます。
かもしかゲレンデの先にあるツアーコース入口は、シールで甲から脛程度の沈み込み。入口から急斜面に差し掛かると、常に脛程度の沈み込みの状態となり、スキーのトップが雪面の中に潜り込むほどのラッセルですが、軽い新雪にさほどの苦労はありません。ツアーコース入口急斜面のブッシュはまだ残っているものの、かなり少ない状況となってきました。
入口急斜面の先のツアーコースは、ほぼ完全にブッシュはなくなり、シールで脛程度の沈み込みのラッセルが続きます。
軽い新雪のなかのラッセルですから、負荷はさほどではありませんが、向かい風の吹雪の中のラッセルはかなり辛いものがあり、顔の感覚が麻痺し始めてくるほどです。
正午のB番標識付近の気温は10℃。この頃から吹雪はさらに強くなり、視界は50メートルを切るほどで、D番標識より先は、前を向いて歩くことがかなり困難な状況。とても、この先を進むことができないほどです。
この大雪で、位ヶ原急斜面は50センチ程度は確実に積もり、ブッシュはかなり少なくなり、シールで膝程度の沈み込みのラッセルが続き、吹雪の度合いもひどくなってきたことからこの先の上部エリアに進むことをあきらめざるを得ない状況となりました。
その後も気温はさらに低下して、15時現在の位ヶ原山荘付近の気温はマイナス14℃。明日も冬型の天候が続く予報が出ています。屋根板などでは、シールで登行すると、クラックが入る箇所があるほどで、現地に出向くことをお勧めできない状況ですが、お越しになる方は、十分注意してください。

ツアーコースの積雪は、B番付近では、先週よりも30センチほど増加して昨年よりも20センチほど多い状態。D番付近では、先週よりやや増加して昨年並み。位ヶ原急斜面では、先週よりも50センチほど増えたものの、昨年よりは1メートルほど少ない状況です。

今年の速報は今日で最後です。一年間、ご愛読くださりありがとうございました。
ノリクラ雪渓カレンダー再開までは、速報にて冬の様子を少しでもお伝えできればと考えています。(2009/12/31 18:10更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2009ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載は、2009年10月29日掲載の Vol.24<最終版> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

<速報>
2009年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2009年12月から2010年3月までのウインターシーズンについては、週末に速報をお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施しない週もあります。
2010年4月以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。

<ノリクラ雪渓カレンダー>
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2010年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2010年5月中旬頃を予定しております。

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■2009年12月27日(日)■     

 

 

@ 2009/12/27 06:55
ご来光
(位ヶ原山荘前)
A 2009/12/27 09:15
位ヶ原山荘、年末年始営業開始
(位ヶ原山荘 − 12月22日から1月11日まで)

B 2009/12/27 12:30
やや締まった新雪も楽しくターン
(屋根板)

C 2009/12/27 14:05
ほぼ終日快晴に澄んだ遠景を楽しむ
(大雪渓避難小屋前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今期の取材活動は10月で終了し、12月から不定期で速報をお伝えいたします。ノリクラ雪渓カレンダーはお休みです。
終日に渡って太陽の光がダイレクトに差し込む光り輝く雰囲気に包まれ、冷たい空気に覆われていても穏やかな美しい一日を送ることができました。
早朝7時の位ヶ原山荘付近の気温はマイナス4℃。日の出の30分ほど前から、東の空が紅色に染まり始め、次第にその色合いを黄金色へと変化させ、周囲を茜色に染める朝日が稜線から昇り初めて今日一日が始まります。山麓には重厚な雲海が広がり、またとない光景が広がります。
位ヶ原山荘は12月22日から1月11日まで年末年始の営業が開始され、今日も真っ青な空に輝くノリクラの峰々に向けて宿泊客の方々が出発します。
日が高くなるにしたがって風が収まり、10時の屋根板付近は快晴無風のサイレントな世界が広がっています。昨晩の降雪はないものの、夜半過ぎから早朝にかけて吹き続けた風で、屋根板のトレースは完全になくなっています。また、その風の影響を受けて、バーンはやや締まった状態を見せ、ストックで突き刺すと15〜20センチ程度の新雪の感触があるものの、シールでの登行ではほとんど沈み込みのない状態。それでも、バーンコンディションに上手くスキー板の加圧を合わせて行けば、楽しい浮遊感を十分味わうことができます。
屋根板周辺もまだまだブッシュや岩場が目立つ状況で、富士見沢や鶴ヶ沢も上部エリアではオープンバーンが広がるものの、位ヶ原山荘付近では、沢筋のウェーブがかなり大きく、雪不足が否めない状況です。
正午の屋根板付近の気温は0℃。日差しが頬に当たるとほかほかとした暖かさを感じ、そこに冷たいそよ風が吹きぬける心地よさを覚えます。登っても滑っていてもアウターなしで十分なほど。もちろん、指先の冷たさは皆無な状態です。
上空は一時的に薄い雲に覆われることがあっても、午後からは再び真っ青な青空に太陽の力強い光線がダイレクトに降り注ぐ状況が戻ってきて、綺麗な遠景を眺めながらのんびりと昼下がりを送るボーダーの姿もありました。
屋根板から先の位ヶ原は、昨日もお伝えしたように沢筋がほとんどそのままの形状で残り、大雪渓も岩場が完全に隠れていません。このほか、魔利支天岳東斜面や、3号カーブ大岩から屋根板に滑走する急斜面でも、道路や岩が見え隠れする状況ですので、滑走には十分な注意が必要です。
今日は、終日に渡って透明感溢れる天候の一日に巡り会え、青と白のコントラストの世界に包まれていると、雪不足の状況でも一日を十二分に楽しませてくれたように感じさせてくれました。
ノリクラ雪渓カレンダー再開までは、速報にて冬の様子を少しでもお伝えできればと考えています。(2009/12/27 17:35更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2009ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載は、2009年10月29日掲載の Vol.24<最終版> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

<速報>
2009年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2009年12月から2010年3月までのウインターシーズンについては、週末に速報をお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施しない週もあります。
2010年4月以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。

<ノリクラ雪渓カレンダー>
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2010年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2010年5月中旬頃を予定しております。

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■2009年12月26日(土)■     

 

 

@ 2009/12/26 08:55
どんよりとした曇空
(国設第一クワッドリフト前 − 今日もパトロール!)
A 2009/12/26 09:55
うっすらと新雪が積もる
(ツアーコース入口)

B 2009/12/26 10:25
ターンスペースを十分確保できるようになって来ました
(ツアーコース − 入口急斜面)

C 2009/12/26 13:55
午後から時折太陽がのぞく
(位ヶ原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今期の取材活動は10月で終了し、12月から不定期で速報をお伝えいたします。ノリクラ雪渓カレンダーはお休みです。
12月最週末を迎え、ようやく本来のツアーコースの姿になってきて、今日は、終日、小雪の降り続いた一日でした。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、先ほどまで高く昇っていた月が雲に覆われ始め、小雪が降り始めます。気温は0℃。吐く息が西から東へ長く尾をなびかせ、空気が足早に流れてゆく様子が見られます。
そして、一夜明けた早朝7時の気温は0℃。どんよりとした雲が垂れ込めた乗鞍高原は、昨晩からの小雪が一旦やんで、足早に流れる雲間に青空がのぞくものの、それも一時的で、小粒の雪がバラバラと降り始めます。
9時の三本滝レストハウス付近はマイナス2℃で、少しばかり新雪が降り積もったかもしかゲレンデはプチパウダーを楽しむスキーヤーが思い思いのシュプールを刻んでいます。
かもしかゲレンデの先にあるツアーコース入口は、先週よりも幾分積雪が増えているものの、さほど変わらない状況。それでもストックで突き刺して15センチ程度の新雪を感じます。入口急斜面に差し掛かると、シールの裏から柔らかい感触はあるものの、先週とは異なって、バーンの下地がしっかりとした雰囲気を感じ取ることができ、雪の状態が落ち着いて着ている様子をうかがうことができます。
入口急斜面は先週よりもブッシュがさらに少なくなり、ターンスペースを十分確保できるようになって来ました。そして、入口急斜面を登りきった先のツアーコースは、地形の凹凸がさらに減少し、ほとんど直線のルートを取って上って行くことができるようになりました。
正午のツアーコースD番標識付近の気温はマイナス4℃。早朝、見え隠れしていた太陽と青空はほとんどなくなり、シャワーのように小粒の雪が勢いよく降るものの、積もるほどの様子はありません。ツアーコース上部でも、バーン下地がしっかりとした感触を足裏から感じ取ることができる状況です。また、E番標識以降の大きなウェーブは、先週とほぼ変わりませんが、幾分、アクセスは容易な状態となっていて、その先の位ヶ原急斜面もブッシュが少なくなって来ている様子がうかがえます。
ツアーコースの先の位ヶ原は、まだ、沢筋などのウェーブが大きくあって、ハイマツも一部見え隠れする状況。そして、午後になって、再び、青空と太陽が見え隠れする状況となりますが、今日は、終日、小雪の降り続く一日で締めくくられました。しかし、バーンは全般的に固めにパックされた状態で、もう一度、まとまった降雪が欲しい所です。

ツアーコースの積雪は、B番付近では、先週よりも50センチほど減少して昨年並み。D番付近では、先週よりも20センチ減少して昨年並み。位ヶ原急斜面では、先週よりも50センチほど増えたものの、昨年よりは50センチから1メートルほど少ない状況です。
ノリクラ雪渓カレンダー再開までは、速報にて冬の様子を少しでもお伝えできればと考えています。(2009/12/26 17:45更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2009ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載は、2009年10月29日掲載の Vol.24<最終版> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

<速報>
2009年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2009年12月から2010年3月までのウインターシーズンについては、週末に速報をお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施しない週もあります。
2010年4月以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。

<ノリクラ雪渓カレンダー>
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2010年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2010年5月中旬頃を予定しております。

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■2009年12月19日(土)■     

 

 

@ 2009/12/19 12:20
ようやく滑走可能な状態に
(ツアーコース − 入口急斜面)
A 2009/12/19 13:55
ハイシーズン並みの乾燥したパウダー
(ツアーコース − B番標識付近)

B 2009/12/19 14:00
今シーズンもノリクラ通いが始まってしまいました!
(ツアーコース − B番標識付近)

C 2009/12/19 15:15
今回の大雪でツアーコースは昨年並みか やや多い状態へ
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今期の取材活動は10月で終了し、12月から不定期で速報をお伝えいたします。ノリクラ雪渓カレンダーはお休みです。
この数日の降雪で、これまでの雪不足が解消され、ようやくこの時期らしい状態に挽回した状態となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原の気温はマイナス5℃。細かく舞い上がる新雪が降り続く夜を迎えています。一面真っ白な状態となり、路面は10センチ程度の積雪があります。そんな新雪を踏みしめると、キュッ キュッと鳴くほどのピュアーな乾いた雪に、寒い夜空の中を歩き回る楽しさに、キーンと冷え切った寒ささえ忘れてしまいます。
そして、一夜明けた乗鞍高原の気温はマイナス8℃。相変わらず細かな雪が降り続く朝を迎えます。昨晩からの積雪は10センチ程度。吹き溜まりには30センチほどの積雪があります。
今日は乗鞍高原温泉スキー場のレストランやまぼうし前からツアーコースに向けてシールで出発します。ゲレンデにはオープン前に圧雪車で綺麗に整備がされていますが、絶えず降り続く降雪で、うっすらと柔らかな新雪が降り積もり、ブッシュなどの見えているところは全くなく、先週までの雪不足がうそのような状態。もちろんスキー板を傷つける心配など皆無な状態です。
午前中は滲んだ太陽がぼんやりと見え隠れしていた上空も、時間とともに鉛色一色になってきます。10時の三本滝レストハウス前の気温はマイナス6℃。雪の降り方がしっかりしてきて、ウエアに降り積もるようになってきます。しかし、乾いた軽い雪でウエアが濡れることはなく、苦痛は全くありません。
三本滝レストハウスから先のかもしかゲレンデは、国設第3ペアリフトの営業がされていないことから、完全に新雪バーン。しかも、シールで脛程度の沈み込みで、ストックを突き刺すと、グリップ近くまで埋まってしまうほどの状況。ツアーコースまで登行しなくても、かもしかゲレンデだけでパウダーを堪能できる状態です。
さらに先に進んで、ツアーコース入口急斜面は、先週とはまるで別物の状態。クマザサは完全になくなり、ブッシュもかなり少なくなり、登行も滑走もなんとか可能な状態です。ただ、シールで膝から太もも近くまで沈み込む状態に、登行のラッセルはやや苦労させられる状態です。
そして、入口急斜面を登りきった先のツアーコースもかなり状態は改善され、ようやくこの時期らしい状態になってきました。
午後になっても雪の降り方におさまりは感じられず、気温も終始マイナス10℃前後が続きます。今日の雪質は、ハイシーズンでもなかなかお目にかかることのできないほどの軽いもので、ツアーコースの積雪は先週までの雪不足状態から一変して、昨年と比べて、B番付近で30センチほど、D番付近で50センチほども多い状態となっています。
今日は終日氷点下の中、乾いた降雪が絶えることがありませんでしたが、速報を書く現時点でも、軽い雪が激しく降っています。明日も上質なパウダーを楽しめるのではないかと思います。
ノリクラ雪渓カレンダー再開までは、速報にて冬の様子を少しでもお伝えできればと考えています。(2009/12/19 18:50更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2009ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載は、2009年10月29日掲載の Vol.24<最終版> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

<速報>
2009年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2009年12月から2010年3月までのウインターシーズンについては、週末に速報をお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施しない週もあります。
2010年4月以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。

<ノリクラ雪渓カレンダー>
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2010年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2010年5月中旬頃を予定しております。

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■2009年12月12日(土)■     

 

 

@ 2009/12/12 09:30
スキー場開き
(乗鞍高原温泉スキー場 − チケットセンター前)
A 2009/12/12 09:55
滑走可能ゲレンデは1本のみ
(パラダイスコース)

B 2009/12/12 12:05
かもしかゲレンデはプチパウダー
(かもしかゲレンデ)

C 2009/12/12 13:40
午後から降雪 − ツアーコースはまだ滑走不能
(ツアーコース入口急斜面)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今期の取材活動は10月で終了し、12月から不定期で速報をお伝えいたします。ノリクラ雪渓カレンダーはお休みです。
少しずつ冬らしい景色になってきたものの、相変わらず雪不足の続き、午後からの降雪も力強さのない暖かな一日でした。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原の気温は0℃。日中の降雪もほぼ止んで、小雨がまだ残る夜が続きます。湿った重たい雪が着雪した周辺の木々はその重みで大きく頭を傾け、路上に大きく張り出す様子も見られるほどで、路面の積雪は3〜5センチ程度となっています。この状態ですから全く寒さはありません。
そして一夜明けた朝7時の乗鞍高原は、雲間に朝焼けが広がる天候。高天ヶ原ははっきりと確認できるものの、剣ヶ峰などそのほかのノリクラの峰々は雲にすっぽりと覆われた状態です。気温は0℃。風もなく暖かい朝を迎えています。
昨日の恵みの降雪で、オープンが危ぶまれていた乗鞍高原温泉スキー場は、予定通り、本日から営業が開始されました。それに伴い、9時30分からはスキー場開きの神事が執り行われ、スキー場にお越しになったスキーヤー・ボーダーに豚汁の無料サービスが振舞われました。
当初は、レストランやまぼうし前のパラダイスコースに加えて、休暇村ユートピアコースもオープンの予定でしたが、ユートピアコースは本日の状況から、急遽、オープン見合わせとなり、パラダイスコース1本のみのオープンとなりました。
今日もツアーコースに向けて出発しますが、休暇村のリフト営業が中止されたことから、先週と同様、休暇村ゲレンデから登行することとなります。
11時の休暇村ゲレンデの気温は8℃。一旦、小雨の降る状況も、この頃から、時折、日差しが差し込むようになり、アウターをザックに収納して、薄手のインナーグローブでも問題ないほど、穏やかな天候と気候です。そして、時折吹く風に心地よささえ感じるほどです。
バーンコンディションは、昨日の湿った降雪で、全面湿雪に覆われ、三本滝レストハウス前や、かもしかゲレンデに到着しても、そのコンディションは変わりません。
正午のかもしかゲレンデの気温は6℃。かもしかゲレンデの積雪は30センチ程度で、昨日の新雪は15センチ程度です。そのため、先週のブッシュはほとんどなくなり、うっすらと積もった重た目の新雪を楽しむスキーヤーやボーダーが繰り返しシュプールを刻む様子が見られました。
午後になると、穏やかな日差しが差し込む天候から、雲の動きが早くなり、13時ごろになると、小雪が舞い始めます。
かもしかゲレンデの先のツアーコースは、先週よりも積雪は増えているものの、クマザサやブッシュの面積はほとんど変わらず、とても滑走できる状況ではありません。今回はシールで登行しましたが、甲程度の沈み込み。コンディションは湿雪です。登行ルートは先週と同様、無雪期の状況を把握していないと困難な状況です。
ルートさえ間違えなければ、シールだけで急斜面を登りきることはできるものの、滑走するだけのターンスペースをとることはできず、下りは歩いて降りることになります。先週と同様、底まで踏み抜く状況に加え、湿雪の重たい雪の中をもがくことは、かなりの困難な状況で、先週以上に苦労を強いられます。そのため、登りはスキー(シール)で、下りはかんじきという、通常とは逆の装備でアクセスすることとなりました。
ツアーコースが滑走可能な状態になるには、まだかなり時間が必要な状況です。
ノリクラ雪渓カレンダー再開までは、速報にて冬の様子を少しでもお伝えできればと考えています。(2009/12/12 19:15更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2009ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載は、2009年10月29日掲載の Vol.24<最終版> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

<速報>
2009年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2009年12月から2010年3月までのウインターシーズンについては、週末に速報をお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施しない週もあります。
2010年4月以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。

<ノリクラ雪渓カレンダー>
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2010年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2010年5月中旬頃を予定しております。

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■2009年12月5日(土)■     

 

 

@ 2009/12/05 10:25
どんよりとした曇空
(かもしかゲレンデ)
A 2009/12/05 12:05
クマザサに行く手を阻まれる
(ツアーコース入口急斜面)

B 2009/12/05 14:00
底なしの新雪の中をもがきながらのラッセル
(ツアーコース入口急斜面上)

C 2009/12/05 15:10
午後から降雪が激しくなる
(三本滝レストハウス)

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 ▼ 今期の取材活動は10月で終了し、12月から不定期で速報をお伝えいたします。ノリクラ雪渓カレンダーはお休みです。
12月とは思えない暖かな朝から、午後は冬らしい降り方を見せる降雪に、この時期ならではの雪景色がようやくやってきた一日となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、雲ひとつない快晴の夜空に明るい月が昇っています。気温は0℃。少しばかり東の空に雲がたなびき始めて、月が見え隠れするものの、西の空にははっきりとノリクラの山肌が確認できる状況が続く穏やかな夜を迎えています。
そして、一夜明けた7時の乗鞍高原は曇り空ですが、雲間から朝日がのぞく天候で、時折、位ヶ原方面が見え隠れしています。気温は0℃。全く寒さを感じない朝です。
今日は休暇村ゲレンデからツアーコース方面を目指します。休暇村ゲレンデは降雪機で造雪された部分は積雪があるものの、それ以外のところには全く積雪のない状況。それでも、三本滝レストハウス付近はしっかりとした積雪となってきます。
10時の三本滝レストハウス付近の気温は2℃。レストハウス前のアスファルトの駐車場には全く積雪はなく、グリーンシーズンとほとんど変わらない状態で、とても12月とは思えない風景です。レストハウスの隣のかもしかゲレンデは積雪は15センチ程度と少なく、ブッシュが完全に隠れていません。
休暇村ゲレンデからツボ足で歩いてもほとんど沈み込みを感じなかった状況も、かもしかゲレンデ上部に差し掛かると、所々で雪面を踏み抜くようになり、ツアーコース入口付近に到達する頃には、歩き易い部分を探しながらルートを変更する必要もある状況になってきます。
11時のツアーコース入口付近の気温は0℃。10時30分頃から降り始めた雪が連続して降り続くようになってきます。ツアーコース入口付近では、ツボ足で脛程度まで沈み込む状況。そして、ツアーコース入口から急斜面を向かうにも、無雪期のルートをたどりながらでないと、とても歩いて行ける状況ではなく、ルートを間違えると、クマザサに阻まれて先に進むことができなくなります。
ツアーコース入口付近では脛程度だった沈み込みも、急斜面の中間辺りから、膝から太もも程度まで踏み抜く状態となり、ひどいところでは、完全に地面まで踏み抜いてしまい、雪面が腰よりも上に来てしまうほどになると、雪の中を泳ぎながら先を進まなければならなず、無雪期のルートを把握していなければ、とても急斜面の上部にたどり着くことはできません。
正午のツアーコース入口急斜面の気温は0℃。少しずつ雪の降り方が強くなってきます。そして、入口急斜面を登りきった先のコース状況も全く変化はなく、ブッシュが広がっていて、とても滑走できる状態ではありません。
降雪は14時30分ごろから視界が煙るほど激しくなり、真冬の降り方となり、15時時点で、5〜10センチ程度の積雪が見られます。
速報を書く現時点の乗鞍高原でも霙交じりの降り方が見られますが、降り方は徐々におさまっていて、一晩でツアーコースが滑走できるレベルの降雪は期待できないと考えられます。
ノリクラ雪渓カレンダー再開までは、速報にて冬の様子を少しでもお伝えできればと考えています。(2009/12/05 18:30更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2009ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載は、2009年10月29日掲載の Vol.24<最終版> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

<速報>
2009年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2009年12月から2010年3月までのウインターシーズンについては、週末に速報をお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施しない週もあります。
2010年4月以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。

<ノリクラ雪渓カレンダー>
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2010年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2010年5月中旬頃を予定しております。

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