【速報バックナンバー 2011年7月分】

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◎ 7月

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■2011年7月29日(金)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.12 

 
  

@ 2011/07/29 08:50
シャトルバス運行開始 − スキーヤーがやってくる
(大雪渓入口)
A 2011/07/29 10:00
バーンにはひどいスプーンカットが広がる
(雪渓中段)

B 2011/07/29 10:35
綺麗に整備してコブを滑る
(雪渓下部 − モーグルコース)

C 2011/07/29 12:55
午後になっても天候の回復はありません
(畳平)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 昨日と同様、今日もひどい天候の一日でした。

早朝6時の乗鞍高原は曇り空が広がります。気温は14℃で長袖がちょうどよい気候の朝を迎えます。上空の雲は足早に北から南へと流れる様子があり、天候が回復する兆しは見えません。昨日からの悪天候のため、観光センター前駐車場にお越しになっている車は5台のみ。そして、乗鞍スカイラインは昨日から続く通行止めのため、始発の6時10分便は休暇村までの運行となり、観光センターに到着した始発便に乗車されていた方の中には、畳平方面に向かおうとされていた方もいらっしゃり、観光センターで下車してタクシーに乗り換える様子も見られました。

その後、乗鞍スカイラインは7時に開門することが決まり、シャトルバスは7時便から通常運行が開始されました。しかし、乗鞍高原では7時ごろから霧雨が降り始め、先ほどまではっきりとしていた鳥居尾根ダウンヒルコースのゲレンデが霞み始める様子もあって、天候はやや悪化傾向を示すようになって来ました。

大雪渓に向かう沿道は、三本滝ゲート付近から風が強くなり、周囲の木々は枝が大きく揺さぶられる様子が見られますが、先ほどの小雨はほぼ止んできます。しかし、位ヶ原山荘付近の森林限界を超えた先から霧が立ち込め始め、位ヶ原お花畑付近からは道路のすぐ先が見えないほどの濃霧。この状態のまま大雪渓駐車場に到着します。
8時の大雪渓の気温は8℃。小雨が降り始めて昨日同じような天候となっています。ただ、雨は霧雨から小雨程度の弱いもので、むしろ濃霧と風のほうがひどい状態です。この濃霧のため、乗鞍スカイラインは自転車の通行が制限されました。

今日のシャトルバスは、8時便以降は2台体制で運行される便が多く、平日の割には訪れる方々が多い様子が見受けられたものの、シャトルバスでやってきたスキーヤーは数名のみでした。それでも、雪渓下部のモーグルコースでは、コブの中にできたスプーンカットや氷柱を、みんなで削ってコース整備する様子もあり、何とか滑走できる状況までバーンを削り続けました。
やはり、この天候ですからバーンは堅く、フラットなところは大きなスプーンカットが目立つ状態で、スプーンカットのギャップに足を取られながらも、上手にバランスを取ってトレーニングを続ける学生のスキーキャンプの様子もありました。

10時ごろになると一旦雨が収まるものの、11時には再び降り始め、今日は全く天候が回復して行くような気配はありません。視界が50メートルを切る濃霧も相変わらずで、すぐ近くでスキーのエッジング音が響いていても、その姿が全く見られないといったほどの状況です。

12時の肩の小屋の気温は10℃。絶えず西から強めの風が吹きぬけ、霧の粒と雨粒が横殴りに駆けぬけて行きます。今日はこの天候のため、山頂方面に向かう方は少なく、肩の小屋で休憩して引き返して行く方々のほうが多い状況でした。

午後から畳平に向かいましたが、大雪渓エリアよりもさらに濃霧がひどく、足元すら見られないほどの状況。それでも、観光ツアーでお越しになった方々が、ビニール合羽を着て、畳平のお花畑を散策する様子がありました。しかし、時折、横殴りの風雨に耐えながらの散策は、やや辛そうな状況でした。
畳平のお花畑は、それまで真っ白に広がっていたハクサンイチゲの花期はほぼ終わり、それに置き換わって、ハクサンボウフウやモミジカラマツが白の絨毯を広げ始めています。まだまだ、高山植物の見頃が続いていますので、今度の週末も楽しむことができるかと思います。

なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.12 は、次週明けの掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/07/29 17:30更新)

【ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を、7月から変更します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
通常、土日の週末を中心に現地取材を行っておりましたが、7月から当面の間、取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。なお、当日の状況により、取材日を臨時で変更する可能性もあります。平日にノリクラにお越しに方は、ぜひ、取材にご協力くださいますようお願いいたします。
また、取材日変更により、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、同じ週の週末に掲載していたものを、翌週の週明けに変更いたします。
何卒、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  

 
  

@ 2011/07/29 06:15
曇 − シャトルバスは7時から運行開始
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は14℃。ひんやりとした気候で、フリースなどの厚手の長袖でちょうどよいコンディションです。雲が足早に北から南へ流れて行く曇り空です。岐阜県側の乗鞍スカイラインは6時現在では通行止めとなっていますが、この後、7時から開門が予定されていて、乗鞍スカイラインから畳平へ向かう岐阜県側のシャトルバスは、平湯温泉 6時40分発(ほおのき平 6時55分発)の便から運行が開始され、乗鞍高原から出発する長野県側も、観光センター7時発の便より運行されます。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/07/29 06:40更新)
  

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■2011年7月28日(木)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.12 

 
  

@ 2011/07/28 10:00
シャトルバスが運休でもタクシーはいつも通り...
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓駐車場前)
A 2011/07/28 10:05
気温12℃、バーンは堅く歯が立たない
(大雪渓入口)

B 2011/07/28 10:40
天候の回復は見込めず、避難小屋へ
(大雪渓避難小屋)

C 2011/07/28 14:00
こんな天候でも子供たちは元気にはしゃぐ...
(雪渓下部 − サマーキャンプ in 信州)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 梅雨の時期に逆戻りしたような、ひどい天候が終日続いた一日でした。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原の気温は16℃。乗鞍高原よりも山麓ではほとんど降っていなかった雨が、中平付近からまとまった降り方を見せるようになっています。雨は強弱を繰り返すような雰囲気ではなく、しとしとと連続した降り方で、路面が雨脚で少し煙るほどの状態です。

そして、夜半に掛けて降ったり止んだりを繰り返しますが、一夜明けた乗鞍高原はやはり雨が続いています。6時の気温は16℃。観光センター前駐車場には20台ほどの車がお越しになり、強弱を繰り返す雨の中、朝の準備を始めるものの、雨脚が強くなると、開いたハッチを急いで締める様子があり、なかなか、出発しようという雰囲気にはなれない状況です。低く垂れ込める雲はゆっくりと流れて行くものの、雲間などまったくなく、天候の回復が見込まれる様子はありません。それでも、シャトルバス始発便は通常通りの運行を開始し、今日は6名の方々観光センター前から乗車しました。

雨の降り方は一向に変わりません。そんな中、岐阜県側の乗鞍スカイラインが6時40分に雨量規制のため通行止めの措置が取られました。また、それに連動して、乗鞍高原から出発する長野県側のシャトルバスも、観光センターを7時に出発する便から運休の措置が取られました。結局、この日は始発便の一便のみが運行された後は、終日運休となりました。

大雪渓に向かう沿道は、三本滝付近から風が吹き始め、冷泉小屋付近からは霧が立ち込めるようになります。森林限界を超えた位ヶ原では、11号カーブ付近のツアーコース入口付近の残雪はほぼなくなり、雪解けが目立つ状況。それでも7号カーブの位ヶ原お花畑や5号カーブではまだ残雪が見られます。しかし、その様子も濃霧の中に煙っていて、大雪渓に到着した頃には、ほとんど視界が奪われてしまう状況となってきました。

8時の大雪渓の気温は10℃。視界は時間とともに徐々に低下し、風雨がかなり強い状況です。シャトルバスが運休となってしまいましたので、訪れる方は全くありません。シャトルバスは運休でも、県道乗鞍岳線は通行止めとなっていないことから、タクシーを利用して大雪渓付近までやってくる観光客の姿があり、大きく広げた傘が風にあおられる様子があり、タクシーを降りて大雪渓避難小屋に逃げ込むものの、再び、タクシーに乗り込んで下山するしかない状態でした。

時間の経過とともに、濃霧がひどくなり、視界が50メートルを切るほどです。乗鞍スカイラインの通行止めにより、畳平に進入することができないため、大型バスは大雪渓駐車場より先に進むことができません。そのため、登山のツアーの観光バスが大雪渓駐車場に到着しますが、とても山頂を目指すようなコンディションではなく、急遽、沿道の高山植物を観察しながらの散策へとツアースケジュールを変更するしかないほどです。気温は12℃ほどですが、やはり雨と風にさらされると、冷たさを感じる状況に、大雪渓避難小屋に移動して、厚手のものを合羽の中に着込むようにと、ガイドツアーの方がレクチャーする様子もありました。

正午の大雪渓の気温は10℃。この天候のため、バーンはスプーンカットやたけのこ状の氷柱が大きく成長していて、とても滑走できるような状況ではありません。午後になって、雨は少し収まりを見せるようになってきたものの、濃霧はひどくなり、視界は30メートルを切るような状況となってきます。
そんな中でも、乗鞍高原にサマーキャンプにやってきた小学生のメンバーは、合羽を着込んで大雪渓での雪遊びを楽しんでいます。最初は恐る恐る歩いていた大雪渓のバーンも、次第に慣れてくると、そのバーンが「天然の滑り台」であることに気づき、雨に濡れることも忘れて、一生懸命遊ぶ様子が見られました。

今日は終日にわたって全く天候に恵まれない一日となりました。本日の大雪渓エリアは濃霧が続き、ほとんど取材とならない状況で、明日も天候の回復が見込めないため、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.12 は、次週明けの掲載予定ですが、お伝えできないエリアがありますので、ご了承ください。
なお、前述のとおり、明日も悪天候が予測されています。もし、明日の県道乗鞍岳線が通行止めとなった場合は取材ができません。その際は、明日の速報は中止させていただく可能性がありますので、ご了承ください。(2011/07/28 18:45更新)

【ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を、7月から変更します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
通常、土日の週末を中心に現地取材を行っておりましたが、7月から当面の間、取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。なお、当日の状況により、取材日を臨時で変更する可能性もあります。平日にノリクラにお越しに方は、ぜひ、取材にご協力くださいますようお願いいたします。
また、取材日変更により、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、同じ週の週末に掲載していたものを、翌週の週明けに変更いたします。
何卒、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  

 
  

@ 2011/07/28 07:55
濃霧・強風・雨 − シャトルバス運休
(朝の速報 − 大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く8時現在の大雪渓駐車場の気温は10℃。ご覧のとおり霧が立ちこめ、西から激しく霧の粒が流れて行く様子が見られます。この速報を書いている間に天候はさらに悪化して、ほとんど周辺の様子がわからないほどの濃霧となってきました。さらに周期的に雨と風が強弱を繰り返しています。
この天候のため、岐阜県側の乗鞍スカイラインは、6時40分より、雨量規制による通行止めの措置が取られ、シャトルバスは運休となっています。また、長野県側のシャトルバスも、それに連動して、始発便は運行されたものの、7時便以降は運休となっています。
このため、今日はこれ以上の取材が困難な状況となって来ました。そのため、夜の速報はお伝えできないと考えられますので、ご了承ください。(2011/07/28 08:30更新)
  

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■2011年7月22日(金)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.11 

 
  

@ 2011/07/22 10:30
空が暗くなり、周囲に霧が立ち込める
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋前)
A 2011/07/22 12:30
気温16℃、下山はウインドブレーカーが必要
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓前)

B 2011/07/22 13:00
時折、青空がのぞくものの、はっきりしない状態が続く
(雪渓下部 − モーグルコース)

C 2011/07/22 14:00
終始、雲と霧に支配された一日でした
(雪渓上部)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は雲と霧に終始支配された天候が広がり、暑さとは無縁の一日を送ることができました。

早朝6時の乗鞍高原の気温は16℃、雲の隙間に青空がのぞく状態ですが、位ヶ原よりも下部まで雲が降りていて、低く垂れ込めた空に圧迫感を感じる朝を迎えます。もちろん、太陽の日差しなどはなく、半袖よりも長袖のほうがちょうどよい気候。観光センター前駐車場には30台ほどの車がお越しになり、朝の準備を始めています。この時期なら、時間の経過とともに気温はぐんぐんと上昇して行くはずですが、今日はそんな雰囲気は一向になく、8時過ぎからは小雨が時折見られるようになって、天候の悪化を危惧する雰囲気となります。

上部エリアも濃霧に包まれていて、あまりはっきりしない状況ではありますが、いつものようにヒルクライム出発します。乗鞍高原からひんやりとした空気が流れ、ハンドルを保持する腕に冷たさを感じるようになってきます。もちろん、汗に噴き出すような雰囲気はなく、乗鞍高原を出発したヒルクライマーのサイクルジャージも、半袖の方と長袖の方が半々であったように見られます。

どんよりとした天候は、摩利支天を通過した頃には空が暗くなってきて雲はさらに低くなり、周囲の山々が雲に飲み込まれて行く雰囲気となります。そして、冷泉小屋付近からは道路上にも霧が流れ始めます。さらにパラパラと雨粒を感じるようになり、天候がこれ以上悪化しないように祈りながらも、ペダルを回し続けます。
位ヶ原山荘をすぎて森林限界の位ヶ原に差し掛かると、空気感がさらにひんやりとした状態となり、目の前の霧が抜け始め、周囲の状況がはっきりとして行きます。しかし、位ヶ原に広がる大雪渓方面の様子は、周期的に山麓から雲が流れ込んでいて、天候が回復する気配は見られません。

正午の大雪渓の気温は16℃。午後になると雲間に青空が時折見られるようになり、日差しも戻ってきますが、やはり、基本的には周期的に霧の立ち込める曇空が続きます。それでも、ひんやりとした気候の下でのスキーは、ハイクアップの負担が軽減され、暑さとは無縁の一日となりました。

雪渓下部のモーグルコースには数名のスキーヤーがお越しになり、コース内のスプーンカットやたけのこ状の氷柱はほとんどなく、滑走には問題ありません。また、日差しがないものの、バーンは比較的柔らかく、雪渓上部ではポールの練習をされる場面では、セッティングされたポールに合わせてバーンがえぐられる状態もあって、スプーンカットさえ整備すれば、楽しく滑走できる状態と言えます。

周期的に青空が見えたり、濃霧に包まれる天候も、14時過ぎには再び空が暗くなり始め、雨粒が見られるようになり、今日ははっきりしない天候のまま、一日が終わって行きました。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.11 は、次週明けの掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/07/22 17:10更新)

【ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を、7月から変更します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
通常、土日の週末を中心に現地取材を行っておりましたが、7月から当面の間、取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。なお、当日の状況により、取材日を臨時で変更する可能性もあります。平日にノリクラにお越しに方は、ぜひ、取材にご協力くださいますようお願いいたします。
また、取材日変更により、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、同じ週の週末に掲載していたものを、翌週の週明けに変更いたします。
何卒、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  

 
  

@ 2011/07/22 05:50

(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は16℃。ご覧のように曇り空が広がっています。その曇り空の中に少しばかり青色を呈する部分がありますが、天候が回復してくるような雰囲気はありません。風は全くなく、暑さも全くなく、長袖のほうが過ごしやすい気候です。ご来光バスが運行された頃には乗鞍高原でも霧が立ち込めていて、現在の畳平付近も濃霧に包まれているようです。観光センター前駐車場は平日の割にはまずまずの台数の車がお越しになって、あちこちで朝の準備を始める様子が見られます。そして、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りの運行が始まりました。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/07/22 06:30更新)
  

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■2011年7月21日(木)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.11 

 
  

@ 2011/07/21 09:45
徐々に霧が抜けて行く
(大雪渓入口)
A 2011/07/21 10:05
遠景に青空が広がり始め、天候は回復傾向
(大雪渓〜肩の小屋 登山道 − 学校登山)

B 2011/07/21 12:20
お昼ごろから山頂付近の雲も抜け始める
(雪渓下部 − モーグルコース)

C 2011/07/21 13:50
午後は綺麗な青空
(雪渓上部 − レーシングキャンプ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 台風一過の今日、早朝ははっきりしない天候でしたが、天候は時間とともに回復へと変化して行く様子がはっきりと感じ取られる一日で、夕方にはまぶしい太陽に包まれました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原の気温は18℃。闇夜の中に目が慣れてくると薄雲の向こうに星がぼんやりと光っている様子が見られます。やや、生暖かさを感じる空気の流れがあり、一時的ににわか雨の降る状況から、台風は過ぎ去ってもしっかり安定していない状況であることがわかります。

そして、一夜明けた乗鞍高原の気温は18℃。天候は位ヶ原よりもさらに低い雲に覆われている状況。ひんやりとした感覚はありませんが、半袖よりも長袖のほうが気候的にはちょうどよいと感じられます。台風の影響から、昨日は長野県側・岐阜県側の双方のシャトルバスが運休となりましたが、今日は始発便から正常通りの運行が開始されました。ただ、観光センター前駐車場にお越しの車は5台と少なく、始発便に乗車された方は3名のみ。それでも、シャトルバス始発便が観光センターに到着する頃には、乗鞍高原でも少しずつですが、青空がのぞくようになって来ました。

大雪渓に向かう沿道は、高山植物の植生が先週とは変化している様子が伺えます。先週は綺麗に咲き誇っていたコバイケイソウが実をたわわにつけ、ウラジロナナカマドの葉は、部分的に赤く染まる様子が見られるようになって来ました。夏のステージがさらに一歩進んだように感じます。山頂付近は絶えず雲が流れ、その様子ははっきりわかりませんが、森林限界を超えた位ヶ原では、山麓から雲が湧きあがり、その雲間にしっかりとした日差しが降り注ぐ山麓の乗鞍高原の様子が見られ、さらには、雲の中に南アルプスなどを垣間見られるようになって来ました。まるでやかんから湯気が立ち上がるような躍動感のある激しい雲のうごきが、ここではダイナミックに見ることができます。

大雪渓に到着した8時ごろの気温は12℃。大雪渓入口から雪渓の様子がはっきりわからないほどの濃霧が立ち込めていますが、それも時間とともに消滅して行き、一時間後くらいには大雪渓上部付近まではっきりと観察できるようになって来ました。
そして、先週と同様に、今日も学校登山の生徒さんが、登山道に残る残雪に足を取られながらも山頂を目指す様子があり、遠景に青空がのぞき始める中をゆっくりと進んで行きました。

この天候も10時30分頃には足元に影ができる程度まで天候が回復し、それと同時に、蒸し暑さを覚えるようになって来ました。雪渓の上に立っていても吹き抜ける空気に蒸した感覚を覚えるところが、昨日の台風が呼び込んだ空気が残っている雰囲気を感じさせます。

正午の大雪渓の気温は18℃。この頃になると、周期的にしっかりとした太陽が降り注ぐようになり、気温以上の暑さを覚えます。
今日から夏休みに入ったこともあって、スキー部の合宿を行う学生さんの姿があり、この蒸し暑さにちょっと疲弊気味。それでも13時ごろになると、蒸した空気に冷え込んだ空気が流れ込んで濃霧に見舞われると、気温は一気に14℃まで下がって、半袖のスタイルの学生の中には肌寒さを覚える様子が見られました。

それでも、13時以降は再びしっかりとした真夏の太陽が降り注ぎ、モクモクとした雲も湧きあがるようになって、ようやく安定した天候となってきました。
蒸した気候が続く大雪渓エリアとは異なって、畳平はひんやりとした空気が流れ、同じ乗鞍エリアとは思えない状況。今日は観光ツアーや学校登山のバスが何台もお越しになり、まずまずの賑わいを見せています。
畳平のお花畑は、周遊コースの奥のほうでは、花期のピークが終わりつつありますが、入口付近では見頃が続いています。また、これから開花する種類の高山植物がつぼみを付けている様子もあって、まだまだ目の離せない状況が続いています。

明日は終日晴マークが並ぶ天気予報が出ています。、水分補給など暑さ対策はしっかりと整えてお越しください。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.11 は、次週明けの掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/07/21 19:10更新)

【ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を、7月から変更します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
通常、土日の週末を中心に現地取材を行っておりましたが、7月から当面の間、取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。なお、当日の状況により、取材日を臨時で変更する可能性もあります。平日にノリクラにお越しに方は、ぜひ、取材にご協力くださいますようお願いいたします。
また、取材日変更により、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、同じ週の週末に掲載していたものを、翌週の週明けに変更いたします。
何卒、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  

 
  

@ 2011/07/21 07:45

(朝の速報 − 大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く8時現在の大雪渓駐車場の気温は12℃。ご覧のように霧に包まれています。しかし、この霧も次第に抜け始め、徐々に雪渓上部の様子が見られるようになって来ました。天候は回復傾向を見せています。風はほとんどなく、半袖よりも長袖のほうが良いといった気候です。昨日は台風6号の通過により、長野県側・岐阜県側の双方のシャトルバスは運休でしたが、今日はどちらとも正常に運行されています。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/07/21 08:30更新)
  

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■2011年7月15日(金)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.10 

 
  

@ 2011/07/15 11:50
安定した天候 − 真っ青な空が広がる
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 6号カーブ付近)
A 2011/07/15 12:00
湧いては消える夏の雲 − 汗のほとばしるヒルクライム
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)

B 2011/07/15 13:00
のんびりとした時間を過ごす
(雪渓下部 − モーグルコース)

C 2011/07/15 13:55
雪飛沫を上げて果敢に攻める
(雪渓上部 − レーシングキャンプ)

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▼ 安定した天候が続き、久しぶりに暑さに包まれた一日となりました。

早朝6時の乗鞍高原は雲ひとつない快晴の朝から始まります。気温は16℃、ひんやりとした空気に包まれ、半袖よりも長袖のほうが良いほどコンディションです。観光センター前駐車場には40台ほどの車がお越しになり、朝の準備を始める様子が見られるようになって来ました。

8時の乗鞍高原の気温は20℃。早朝のひんやりとした感覚はなくなりますが、いつもならこの時間になるとかなり暑さを感じさせるものの、今日はまだそこまでには至りません。しかし、大雪渓に向けて自転車のペダルを回し始めると、肌に触れる空気には涼しさを感じられても、降り注ぐ太陽の強さに、全身から汗が噴き出す状態。額からボトボトと落ちるというよりも、体のすべての部分から発汗している状況で、いつもはさほど必要としないボトルに手が伸びる頻度が多くなって行きます。

三本滝ゲートを過ぎた9時の気温は20℃。気温はそれほどではないものの、路面からの照り返しが気になります。流れる空気にはもう涼しさとか冷たさはありません。それでも位ヶ原山荘を過ぎたあたりからは、そよ吹く風にクールダウンさせられるようになってきます。

これだけ力強い太陽に照らされると、いつもなら、午前中には雲が湧きあがるのが夏山の天候ですが、今日はそんな気配を全く感じさせず、真っ青な快晴が続いて行きます。太陽がさえぎられることがありませんから、灼熱感はいつも以上に感じられるのかもしれません。それでも、11時ごろになると次第に雲が湧き始めます。しかし、その雲も湧いては消えて行くありさまで、今日の太陽と雲のせめぎ合いは、太陽に勝敗が上がったようで、本当に安定した空気に包まれていることが伺えます。

13時の大雪渓の気温は19℃。モーグルコースには10名ほどの方がお越しになり、お昼休みをゆっくりと過ごされています。雪渓で冷やされた空気が流れてくると、灼熱の太陽の下でも、その気持ちよさは最高で、モーグルコース脇を登る姿は、この暑さで溶けてしまいそうな表情を見せていますが、昼下がりの休憩時間だけは、息を吹き返されていたようです。また、溶けてしまいそうなのはモーグラーだけではなく、雪渓そのものもグサグサに緩んで、雪解けが進んで行きます。そのため、モーグルコースのコブも昨日よりもかなり深い状態となり、一生懸命になってデラがけする様子がありました。

午後になって安定した天候が続きます。夏の雲が広がりますが、それが上空を完全に支配してしまうことはなく、その雲に飛び込むように、雪飛沫を上げながら果敢に攻めるレーシングキャンプの様子が続いて行きました。

昨日以上に安定した天候となり、こんなコンディションの下でノリクラでビューを果たされたら、きっと、ノリクラ通いを始めてしまうのではないかと思う状況です。そして、こんな日ばかり続けば良いのにと思いながら、楽しく一日を終えることができました。また、今日のシャトルバスは上りは8時便・9時便が2台運行。下りは14時便が2台運行で、それ以外は1台運行でした。

明日から三連休を迎える方も多いと思いますが、今日は大雪渓でも暑い一日となりましたので、水分補給など暑さ対策はしっかりと整えてお越しください。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.10 は、次週明けの掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/07/15 17:40更新)

【ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を、7月から変更します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
通常、土日の週末を中心に現地取材を行っておりましたが、7月から当面の間、取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。なお、当日の状況により、取材日を臨時で変更する可能性もあります。平日にノリクラにお越しに方は、ぜひ、取材にご協力くださいますようお願いいたします。
また、取材日変更により、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、同じ週の週末に掲載していたものを、翌週の週明けに変更いたします。
何卒、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  

 
  

@ 2011/07/15 06:00
快晴
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は14℃。ご覧のように雲ひとつない快晴の空が広がり、ノリクラの峰々がくっきりと浮かんでいます。しっかりとした朝日の差し込む朝を迎えていますが、半袖よりも長袖のほうがちょうど良い気候です。今日の観光センター前駐車場は、平日の割にはお越しになっている車がやや多く感じられます。速報を書く間にも太陽の力強さが徐々に増して行く感じがあり、今日の乗鞍高原も暑い一日となりそうです。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/07/15 06:30更新)
  

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■2011年7月14日(木)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.10 

 
  

@ 2011/07/14 10:20
夏山シーズン到来 − 山ガールも登山!
(大雪渓〜肩の小屋 登山道)
A 2011/07/14 10:00
夏山シーズン到来 − 林間学校も登山!
(大雪渓〜肩の小屋 登山道)

B 2011/07/14 13:55
気温16℃、夏の雲が雪渓の銀幕にグラデーションを描く
(雪渓上部右側上端)

C 2011/07/14 14:25
雲が途切れると真夏の太陽が肌を焦がす
(雪渓下部 − モーグルコース)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 朝から快晴の空に包まれ、て終日青空に恵まれた、まさに「梅雨明け十日」という言葉がぴったりな安定した天候の一日となりました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、薄雲が若干上空を覆うものの、まん丸のお月様が煌々と輝く夜を迎えています。気温は17℃。この月明かりにノリクラの峰々もはっきりと浮かび上がり、穏やかな夜が続いて行きます。

一夜明けた乗鞍高原は雲ひとつない快晴の朝を迎えます。早朝5時の気温は14℃。薄着では少し肌寒さを感じる状況です。今日は平日ではありますが、観光センター前駐車場には20台ほどの車がお越しになり、シャトルバス始発便に乗車しようとされる方が準備を始めています。今日のシャトルバス始発便に乗車された方々は、大半が登山に向かう様子が見られ、大雪渓へ向かうスキーヤー・ボーダーの姿はありません。シャトルバス始発便は11名をのせて観光センターを後にします。

大雪渓に向かう沿道は、木漏れ日の美しい風景が続きます。途中で下山するご来光バスとすれ違いますが、今日のご来光は申し分ない状況だったとのこと。三本滝ゲートの管理をするガードマンも、日の出前のパトロールで森林限界から先には、綺麗に朝焼けが広がっていた様子を語ってくださいました。
そして、三本滝ゲートを過ぎて森林限界を超えたあたりからは雲海を眼下に携えるようになり、その雲海からは南アルプスや中央アルプスがそれぞれの頂が顔を出しています。まさに夏の風景が広がっています。

大雪渓に到着した7時過ぎの気温は14℃。雲ひとつない快晴の空にノリクラの峰々が聳え立っています。絶えず西からひんやりとした空気の流れを感じますが、ダイレクトに注ぐ夏の太陽と相まって、寒さなどは感じさせず、風に吹かれる心地よさに酔いしれてしまうほどです。
この天候も8時を過ぎる頃になると、山頂方面に雲が湧き始め、夏山の天候の推移を感じさせる状況は、朝の速報でもお伝えしたとおりです。

次第に雲がモクモクと湧きあがり、東から西へとゆっくりと流れて行きます。そして、強い日差しにやや蒸し暑さを感じるようになりますが、雲の勢力が強くなって、日差しが雲にさえぎられるとひんやりとした雰囲気にクールダウンさせられます。

梅雨が明けて、夏山本番のシーズンを迎えたこともあって、今日は平日であるものの、大雪渓から肩の小屋への登山道の往来が比較的多く、カラフルな装いを身にまとった山ガールの方々も雪渓に足を取られながら下山する様子や、林間学校でお越しになった中学生の山頂登山の長蛇の列が続く様子など、のんびりとした雰囲気に活気が戻ってくる一幕も見られました。

この日差しでバーンも緩み、モーグルコースは数名のモーグラーの方々が、雪飛沫を上げながら滑走する様子があります。気温はそれほど高くないものの、強い日差しに半袖で登ってくる様子もあります。まさに夏スキーの光景がここになります。

正午の大雪渓の気温は16℃。周期的に雲が流れて行くようになり、早朝の快晴はもうありませんが今日は全く天候に心配することなく、夕方までダイレクトな太陽光線が否応なく降り注ぐ一日となり、まさに「梅雨明け十日」を象徴する一日となりました。

畳平のお花畑は、ハクサンイチゲの見頃のピークを迎え、さらにミヤマクロユリもその勢いに加勢しています。この三連休は一番の見頃となることは間違いないと思います。そして、しばらく安定した天候のようですので、ノリクラデビューにはもってこいの週末となることと思われます。水分補給や日焼け対策、また、天候や体調の急変に対応した準備を整えてお越しされると良いでしょう。

なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.10 は、次週明けの掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/07/14 19:15更新)

【ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を、7月から変更します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
通常、土日の週末を中心に現地取材を行っておりましたが、7月から当面の間、取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。なお、当日の状況により、取材日を臨時で変更する可能性もあります。平日にノリクラにお越しに方は、ぜひ、取材にご協力くださいますようお願いいたします。
また、取材日変更により、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、同じ週の週末に掲載していたものを、翌週の週明けに変更いたします。
何卒、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  

  

 

@ 2011/07/14 07:45
快晴
(朝の速報 − 大雪渓前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く8時現在の大雪渓駐車場の気温は14℃。少しひんやりとした感覚のあるそよ風が西から絶えず流れる気持ちの良い朝です。ご覧のように雲ひとつない快晴の空が見られます。しかし、速報を書く間に山頂付近に雲が少し湧き上がるようになって来ました。夏山の天候が推移を始めている雰囲気です。
雪解けが進んでいますが、先週末のコブのラインも何とかまだ残っています。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/07/14 08:20更新)
  

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■2011年7月10日(日)■       (今回取材分の特集  →  第8回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム 

 
  

@ 2011/07/10 08:03
エントリー数561名 − 畳平へスタート!
(第8回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム−国道分岐点)
A 2011/07/10 09:08
総合1位は59分35秒
(第8回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム−ゴール前)

B 2011/07/10 09:40
青空の中、選手は次々へゴール
(第8回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム−ゴール前)

C 2011/07/10 10:10
気温14℃の気持ち良さ−レースを終えて開放感に包まれる
(第8回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム−畳平)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 第8回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムが行われる本日、真夏の青空に包まれた気持ちの良い天候となり、このレースのためにプレゼントされたようなコンディションの一日でした。

早朝6時の殿下平総合交流ターミナルの気温は18℃。何もさえぎるもののない快晴の朝を迎えます。一昨日、東海地方が梅雨明けを迎え、差し込む朝日の強さが梅雨明け前とはまるで別物のパワーを感じます。まぶしいを通り越して、目が痛いと感じるほどの朝日に包まれ、大会会場の殿下平総合交流ターミナルには、選手の車が続々と押し寄せ、駐車場では一斉にローラー台のうなる音があちこちで響き始めます。そして、7時を回る頃になると、ローラー台でウォーミングアップされている選手の額からは激しく汗がほとばしるようになり、気温が一気に上昇を始めます。

大会開会式では、レース上の注意点が伝えられます。競技コースとなる乗鞍スカイラインは通行止めの措置が取られないため、バス・タクシーなどが通常通り往来するため、センターラインを超えないように走行しないと、ペナルティーが科せられるなど点も選手の方々へ伝えられました。

8時の気温は24℃。実業団の選手を皮切りに、年齢や性別に対応したカテゴリーごとに順次スタートが切られます。標高1360mの殿下平総合交流ターミナル駐車場をスタートした選手は、最初の数百メートルのパレード区間を通過したあとが本番となります。
最初にスタートを切った実業団E1とF1・F2はパレード区間終了から国道分岐点付近までは数十名の集団を形成していますが、分岐点から平湯峠に向かう旧道(県道5号線)に入ると、勾配が一気に高くなるため集団が分散し始め、標高1684mの平湯峠付近では、先頭集団は3名のみとなります。その後、先頭集団は3名をキープしたままレースは続きますが、スタートから15km付近の四ッ岳カーブ付近からトップの選手がスパートをかけ、そのまま、ゴールまで独走体制で走り抜けてゆきます。

実業団のスタートから、9分遅れて一般の選手もスタートします。実業団・一般のカテゴリーすべて含めた総合優勝は、59分35秒をレコードしたロードレーサー男子マスターズBのカテゴリーから出場した森 正選手。そして、総合2位は、実業団E1カテゴリーから出場した河合 玄太選手の1時間3分13秒、総合3位は、ロードレーサー男子マスターズAから出場した奥村 英哲選手の1時間3分21秒でした。

選手の到着し始めた畳平の気温は12℃。日差しが強く降り注ぎますが、暑さは感じさせない状況で、じーっとしていれば、長袖のほうが良いと感じる状態で、ゴールを終えた選手は、真夏の青空にモクモクとした雲が湧き始めた空の下で、レースを終えた開放感に包まれた様子を見せてくれました。

強い日差しに真夏の雲はさらにモクモクと湧いてきて、次第に強い日差しをさえぎるようになります。そうなると、今度は半袖のサイクルジャージでは肌寒さを感じるほどになりますが、レースが行われている最中は周期的に日差しが戻ってきて、今日は本当に大会日和の一日となりました。

11時に下山が開始され、11時30分ごろには大半の選手が殿下平総合交流ターミナルへと戻った頃、畳平では時折パラパラと雨の降る状況となり、今日は本当に天候に恵まれた大会となりました。なお、今回取材分の 第8回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム の大会の様子は7月20日頃 掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/07/10 16:15更新)

【ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を、7月から変更します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
通常、土日の週末を中心に現地取材を行っておりましたが、7月から当面の間、取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。なお、当日の状況により、取材日を臨時で変更する可能性もあります。平日にノリクラにお越しに方は、ぜひ、取材にご協力くださいますようお願いいたします。
また、取材日変更により、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、同じ週の週末に掲載していたものを、翌週の週明けに変更いたします。
何卒、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  

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■2011年7月9日(土)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.9 

 
  

@ 2011/07/09 10:45
梅雨明け初日 − 夏の雰囲気に包まれる
(雪渓上部 − 基礎キャンプ)
A 2011/07/09 12:00
モーグルコースはいつもの賑わい
(雪渓下部 − モーグルコース)

B 2011/07/09 12:30
バーンも緩んで、完全に夏スキーモード
(雪渓中段 − ジュニアレーシング)

C 2011/07/09 15:50
明日はがんばります!
(第8回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム − 大会受付)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 昨日の東海地方の梅雨明けに引き続き、今日は関東甲信地方でも梅雨明けが発表され、乗鞍地域は全域に渡って梅雨明け初日を迎え、まさに夏スキー本番の雰囲気にスイッチが入った一日となりました。

早朝6時の乗鞍高原の気温は16℃。上空は薄い雲に包まれる朝を迎えます。しかし、山頂付近はくっきりとしていて、まずまずのコンディションと言えます。観光センター前駐車場には35台ほどの車がお越しになり、朝の準備をされる様子があちこちで見られます。

昨日のお知らせでもお伝えしたように、県道乗鞍岳線の三本滝ゲート付近の土砂崩れのため、7月5日(火)から運休となっていた乗鞍高原〜畳平のシャトルバスは、復旧工事が昨日までに完了し、シャトルバスは5日ぶりに始発の6時10分便から運行が開始されました。観光センター前駐車場内のシャトルバス停留所には、スキー板やレーシングポールなどバスに積み込む荷物を一杯に用意したレーシングチームの方々が始発便に乗り込み、観光センターから37名の方を乗せて大雪渓に向けて出発しました。

観光センターを出発し、森林限界の位ヶ原付近では雲の隙間が広がり、遠景の南アルプスなどが雲から頭を突き出して、その姿をはっきりと浮かばせています。そして、大雪渓に到着する頃には時折薄日がさすほどの状況で、上空は綺麗な鰯雲に包まれる様子が大雪渓には広がっています。

7時の大雪渓の気温は12℃。西から強弱を繰り返しながら風が吹き抜けて行きますが、その風には冷たさはありません。明らかに夏モードに気候が移り変わってきて来ています。8時ごろになると、山頂付近に雲が流れ込むようになり、時間とともに大雪渓内にも霧が流れ込むようになってきますが、それも一時的ですぐに視界は戻ってきます。

早朝はやや硬めだったバーンも10時ごろにはしっかりとした太陽が差し込むようになり、たけのこ状の氷柱があってもさほど苦にならない程度までバーンは緩んできます。そして、モクモクとした夏の雲が流れ、青空が戻ってくるとまさに夏のノリクラの風景に大雪渓エリアは包まれ、さほどの暑さはないものの、半袖になって登って行くスキーヤーの方もいらっしゃるほどでした。

正午の大雪渓の気温は12℃。モクモクとした雲に日差しが飲み込まれる時間帯が現れるようになり、そんなときは若干ひんやりとした空気が流れます。それでもアウターを着込まなければならない状況ではなく、のんびりとお昼休みを楽しむ様子もみられました。
また、モーグルコースはいつものように早朝からコブ管理人が整備を行い、今日もたくさんのモーグラーで賑わう様子がありました。

午後からは、明日開催される第8回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムの大会受付会場の殿下平総合交流ターミナルに向かいます。受付を済ませた選手の方々は、受け取ったゼッケンを確認して計測チップを自転車に装着する様子、また、乗鞍スカイラインを楽しそうに試走する選手の姿もが夕方まで続きました。

なお、 明日の乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム取材の関係から、明日の朝の速報は中止させていただき、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.9 は次週末掲載予定です。(2011/07/09 18:50更新)

【第8回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム開催のため、7月10日(日)は、シャトルバスの一部運休と通行規制があります】
大会開催に伴い、下記の規制が実施されます。なお、長野県側の乗鞍高原〜畳平シャトルバス、県道乗鞍岳線には規制などはありません。
● 乗鞍スカイラインシャトルバス
    下記の便が運休になります。
    <下り便> 畳平 7時50分発  
● 通行規制
    片側交互通行 − 国道158号線(殿下平総合交流ターミナル周辺 7時30分〜8時30分
    通行止め(高山方面への下り) − 県道5号線 乗鞍公園線(平湯峠 → 国道158分岐) 7時50分〜9時00分

【ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を、7月から変更します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
通常、土日の週末を中心に現地取材を行っておりましたが、7月から当面の間、取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。なお、当日の状況により、取材日を臨時で変更する可能性もあります。平日にノリクラにお越しに方は、ぜひ、取材にご協力くださいますようお願いいたします。
また、取材日変更により、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、同じ週の週末に掲載していたものを、翌週の週明けに変更いたします。
何卒、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  


  

@ 2011/07/09 07:05
晴〜曇
(朝の速報 − 大雪渓前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く7時現在の大雪渓駐車場の気温は12℃。昨日まで続いていた県道乗鞍岳線の通行止めは解除され、シャトルバスも始発便から通常通りの運行が再開されました。今日のダイヤはAダイヤです。また、乗鞍スカイラインも昨日の雨量規制通行止めが解除され、始発便からシャトルバスの運行が始まりました。
大雪渓周辺は西から強弱を繰り返しながら風が吹いていますが、薄着でもさほど寒さを感じさせない状況。天候は鰯雲のような薄い雲が青空にたなびいています。遠景の山々もはっきりと望むことができ、まずまずの一日を送ることができそうです。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/07/09 07:30更新)
  

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■2011年7月8日(金)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.9 

 
  

@ 2011/07/08 09:10
終日運休が決まる
(乗鞍スカイラインシャトルバス − ほおのき平駐車場)
A 2011/07/08 08:20
ヒルクライマー − 平湯峠までのヒルクライムに変更
(ほおのき平駐車場)

B 2011/07/08 08:20
スキーヤー − お昼寝に徹する...
(ほおのき平駐車場)

C 2011/07/08 11:40
天候は回復 − 強い日差しと青空が戻ってくる
(ほおのき平駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は乗鞍スカイラインの終日通行止めとなり、現地に向かうことができませんでした。

朝6時のほおのき平駐車場にお越しの車は3台。バスターミナル前には早朝から通行止めの表示がなされ、出発の準備を方々の様子はありません。乗鞍スカイラインの開通の見込みが立たない中、バス会社の方も運行開始をアナウンスすることもできず、乗客もバス会社も対応に苦慮している様子があります。

そして、乗鞍スカイラインは本日の開通の見込みがほとんどない状況となり、バスターミナルに終日運休の掲示がなされます。9時過ぎになると、時折、雲間から日差しが差し込む状況。乗鞍スカイラインでのヒルクライムを目的にお越しになった自転車の方も、平湯峠からの出発をあきらめ、ほおのき平から平湯峠までのヒルクライムに変更します。しかし、大雪渓でのスキーを目的にお越しになったスキーヤーの方は、現地に向かうことができないため、なすすべがなく、お昼寝に徹するしかありません。しかし、気温は20℃前後と、平地では考えられない心地よさに、のんびりとお昼ねだけでも普段とは違った心地よさがあるといえます。

天候は10時過ぎから青空が広がり、お昼前には完全に青空が戻ってきます。しかし、乗鞍スカイラインの雨量規制解除は、24時間連続雨量が規制値以下にならないと解除にならないため、雨が止んでどんなに綺麗な青空が広がっても、過去1日分の雨量が解除の判断となるため、今日は18時の閉門時間までに解除にはなりません。

そのため、今日は乗鞍スカイラインの通行が不可能なため、現地での取材はできません。従って、明日、臨時で現地取材に向かう予定です。(2011/07/08 12:35更新)

【第8回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム開催のため、7月10日(日)は、シャトルバスの一部運休と通行規制があります】
大会開催に伴い、下記の規制が実施されます。なお、長野県側の乗鞍高原〜畳平シャトルバス、県道乗鞍岳線には規制などはありません。
● 乗鞍スカイラインシャトルバス
    下記の便が運休になります。
    <下り便> 畳平 7時50分発  
● 通行規制
    片側交互通行 − 国道158号線(殿下平総合交流ターミナル周辺 7時30分〜8時30分
    通行止め(高山方面への下り) − 県道5号線 乗鞍公園線(平湯峠 → 国道158分岐) 7時50分〜9時00分

【7月5日(火)から通行止めとなっている県道乗鞍岳線の復旧見込みについて − 7月9日(土)復旧予定】
三本滝ゲート付近の土砂崩れにより、県道乗鞍岳線は三本滝ゲート〜畳平間が通行止めとなっていますが、7月9日(土)の開通を目指して復旧作業が続けられています。通行止め解除の最終判断は、7月9日(土)の早朝に行われるパトロールの結果次第で、問題なければシャトルバスの運行も再開されます。

【ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を、7月から変更します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
通常、土日の週末を中心に現地取材を行っておりましたが、7月から当面の間、取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。なお、当日の状況により、取材日を臨時で変更する可能性もあります。平日にノリクラにお越しに方は、ぜひ、取材にご協力くださいますようお願いいたします。
また、取材日変更により、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、同じ週の週末に掲載していたものを、翌週の週明けに変更いたします。
何卒、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  

 
  

@ 2011/07/08 05:45
乗鞍スカイライン − 雨量規制のため通行止め
(朝の速報 − ほおのき平駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在のほおのき平駐車場の気温は16℃。昨日からの雨はおさまって、現在は曇り空の天候です。しかし、乗鞍スカイラインは連続雨量規制値を越えたため、通行止めの措置が取られています。そのため、シャトルバスも運休です。
すでにお伝えのとおり、長野県側の県道乗鞍岳線も三本滝ゲート付近の土砂崩れのため、7月5日(火)から通行止めとなっていて、大雪渓・山頂方面へのアクセスが途絶えています。そのため、乗鞍スカイラインの通行止め解除がされなかった場合(遅れた場合)は、本日の取材が実施できないため夕方の速報はお届けできません。ご了承ください。(2011/07/08 06:10更新)
  

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■2011年7月7日(木)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.9 

 
  

@ 2011/07/07 06:55
今日はBダイヤで運行開始
(乗鞍スカイラインシャトルバス − ほおのき平駐車場)
A 2011/07/07 07:30
小雨の朝 − 霧の立ち込め新緑が映える
(乗鞍スカイライン)

B 2011/07/07 12:55
雨でも営業してますよ!
(肩の小屋)

C 2011/07/07 15:00
午後になると雨と濃霧がひどくなってきます
(雪渓下部 − モーグルコーススタート付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 終日にわたって雨が降り続き、久々に全身びしょ濡れの一日となってしまいました。

日付が今日に変わる頃のほおのき平駐車場は、雨が降ったり止んだりの天候が続いています。気温は17℃。日中の熱感はなく、若干乾いた感じすら覚える状態です。雨の降り方はそれほど強くなく、路面が完全に濡れる状態ではありません。

そして、一夜明けたほおのき平駐車場は、早朝5時ごろからパラパラと雨が降り始めます。6時の気温は16℃。長野県側の乗鞍高原〜畳平のシャトルバスは、三本滝ゲート付近の土砂崩れの影響から7月5日から運休が続いていますが、岐阜県側の平湯温泉・ほおのき平駐車場〜畳平のシャトルバスは、通常通りの運行を開始します。昨日の段階での今日午前中の降水確率が50%だったことから、今日のダイヤは運行本数の少ないBダイヤです。

シャトルバスが行く乗鞍スカイラインは、新緑が綺麗に広がっています。そして、森林限界の8Kmポストから先では、周囲に霧が立ち込めるようになり、その霧をバックに若葉の明るい緑が霧のグラデーションをバックに映える様子は、いつ見ても美しいと感じるものです。
そして、上空には一時的に青空がのぞき始めて、天候の回復を期待させるような状態となって、畳平に到着します。

8時の畳平の気温は10℃。霧雨が降り続きますが風もほとんどなく、暑くも寒くもない状態。しかし、先ほどまで見えて青空がなくなり、濃霧がさらに濃くなってきて、視界は50メートルほどまで低下して行きます。畳平から大雪渓方面に進み、10時の肩の小屋・コロナ観測所分岐点付近は12℃で、今日は終日ほとんど温度変化のない状態が続きます。分岐点から望む大雪渓方面も、岐阜県側と同様の天候で、濃霧と雨に見舞われています。先ほどの霧雨からしっかりとした降り方を見せるようになり、ウェアの裾からボトボトと雨が落ちて行くようになり、肩の小屋に近づくにつれて、室道ヶ原方面から吹き付ける風雨で、思わず顔を背けて耐え忍ぶ状況となってきます。

正午の肩の小屋の気温は12℃。雨脚はややひどくなってきます。訪れる方のほとんどいない中、肩の小屋のスタッフの方々もこの雨では一歩も外に出ることができず、普段はなかなかできない 料理の練習などを行うスタッフの方もいらっしゃいました。

午後になるとさらに雨は強くなり、濃霧もひどくなってきます。この雨の影響で、大雪渓のバーンはたけのこ状の氷柱が至るところに見られるようになっています。また、先週のモーグルコースも若干残っている程度ですが、幸い、スタート付近の雪解けが少なく、整備すれば先週とほぼ同じ状態に戻すことは可能です。

速報を書く現在も雨が続いています。明日は回復傾向の天気予報が出ていますので期待したいところです。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.9 は、7月10日(日)開催予定の乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム取材の関係から、次週末掲載予定です。(2011/07/07 18:45更新)

【7月5日(火)から通行止めとなっている県道乗鞍岳線の復旧見込みについて − 7月9日(土)復旧予定】
三本滝ゲート付近の土砂崩れにより、県道乗鞍岳線は三本滝ゲート〜畳平間が通行止めとなっていますが、7月9日(土)の開通を目指して復旧作業が続けられています。通行止め解除の最終判断は、7月9日(土)の早朝に行われるパトロールの結果次第で、問題なければシャトルバスの運行も再開されます。

【ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を、7月から変更します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
通常、土日の週末を中心に現地取材を行っておりましたが、7月から当面の間、取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。なお、当日の状況により、取材日を臨時で変更する可能性もあります。平日にノリクラにお越しに方は、ぜひ、取材にご協力くださいますようお願いいたします。
また、取材日変更により、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、同じ週の週末に掲載していたものを、翌週の週明けに変更いたします。
何卒、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  

 
  

@ 2011/07/07 06:55
小雨
(朝の速報 − ほおのき平駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在のほおのき平駐車場の気温は16℃。5時ごろから小雨が降り始めました。平日とあって、駐車場にお越しの車はほとんどありません。ほおのき平バスターミナルに掲示されている畳平の天候は濃霧、気温は6℃です。ここから望む夫婦岩方面は霞の中に何とか見られる状況です。
すでにお知らせのとおり、長野県側の県道乗鞍岳線は三本滝ゲート付近の土砂崩れのため、7月5日(火)より三本滝〜県境(畳平)の区間が通行止めとなっています。そのため、乗鞍高原〜畳平のシャトルバスは本日も運休となっています。
岐阜県側の乗鞍スカイラインシャトルバスは、通常通り運行が始まり、今日はBダイヤでの運行です。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/07/07 06:45更新)
  

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■2011年7月2日(土)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.8 

 
  

@ 2011/07/02 10:45
ヒルクライム − 新緑の中を駆け抜ける
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋前)
A 2011/07/02 11:15
生ビールが旨い季節になってきました
(位ヶ原山荘)

B 2011/07/02 12:25
突然の雨、避難小屋に一斉に逃げ込む
(大雪渓避難小屋前)

C 2011/07/02 14:50
天候は回復し、モーグルコースは再び賑わう
(雪渓下部 − モーグルコース)

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▼ 早朝の青空はものの一時間ほどで曇天となり、正午ごろには一時的に雨に見舞われ、午後は再び青空が雲間に見え隠れするほどに回復し、少しずつ夏の様相を見せ始めた一日となりました。

早朝5時30分ごろにはしっかりとした朝日が乗鞍高原に差し込んで、綺麗な青空にノリクラの峰々がしっかりと浮かぶ朝を迎えます。6時の気温は14℃、すがすがしい朝から、日差しの照りつける雰囲気を伴うようになってきます。今朝の観光センター前駐車場にお越しになった車は15台程度と、この時期の週末としてはやや少なめな状況です。

早朝の青空がはっきりしていたのは一時間程度で、7時ごろには上空を雲が支配するようになり、ノリクラの峰々も飲み込まれて行きます。日差しがなくなったこともあって、蒸し暑さも解消された中を、今日はヒルクライムに出かけます。時間とともに上空の雲はやや厚くなってくるものの、ややひんやりとした空気が流れ、ヒルクライムには程よい気候。半袖よりも長袖のサイクルジャージの方がよいかもしれないといったところです。
沿道の新緑もしっかりとした緑が輝きを見せるようになり、そんな中のヒルクライムは見ているだけでさわやかさを醸し出してくれるものです。そして、10時ごろには時折日差しが差し込み、それと同時に空気も蒸し暑さが感じられるようになりますが、位ヶ原山荘付近からは、冷たさを伴った空気が戻ってきます。

11時の位ヶ原山荘の気温は18℃。冷たい空気といっても、じーっとしていて寒さを感じさせるほどではなく、明らかに季節は夏へとシフトしていることがわかります。そのため、登山道を登ってきた方々は、位ヶ原山荘に到着すると、すぐに生ビールを注文するほど...そんなところからも、夏を感じさせてくれるものです。
位ヶ原山荘から望む富士見沢・屋根板は、残雪の白と新緑の明るい緑、そして、針葉樹の深い緑が折り重なるように配置された様子はこの時期しか見られない光景で、刻々と変化するノリクラの風景を見逃すわけには行かないところです。

正午の大雪渓の気温は12℃。7月最初の週末を迎えたこともあって、今日もたくさんのスキーヤー・ボーダーの方が大雪渓にお越しになっています。しかし、12時を過ぎたあたりから雨が降り始め、周辺には濃霧が立ち込め始めます。それと同時に、大雪渓のスキーヤー・ボーダーの方々は、大雪渓駐車場にある避難小屋へ一斉に駆け込み、あっという間に避難小屋は満室状態となってしまいました。

ただ、この雨も一時間程度で収まってきて、14時ごろになると雲間に青空がのぞき始めます。避難小屋で待機していたモーグラーの方々が、雪渓下部のモーグルコースに再びもどって、果敢に雪飛沫を上げながら、今シーズンの夏スキー開幕を楽しんでいらっしゃいました。

その後は、雨に見舞われることなく、一日が終わろうとしましたが、速報を書く18時ごろには、雷鳴とともに再び雨が降り始めました。天候の移り変わりの様相も、そろそろ夏モードとなってきたように感じます。

今回のノリクラ雪渓カレンダーの取材は本日で終了いたしますので、明日の速報はありません。また、次回の取材は、ご案内のとおり、7月7日(木)・7月8日(金)を予定しております。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.8 は次週明け掲載予定です。(2011/07/02 18:20更新)

【ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を、7月から変更します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
通常、土日の週末を中心に現地取材を行っておりましたが、7月から当面の間、取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。なお、当日の状況により、取材日を臨時で変更する可能性もあります。平日にノリクラにお越しに方は、ぜひ、取材にご協力くださいますようお願いいたします。
また、取材日変更により、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、同じ週の週末に掲載していたものを、翌週の週明けに変更いたします。
何卒、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  

 
  

@ 2011/07/02 06:25

(朝の速報 − 観光センター前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は14℃。5時30分ごろより強い日差しが差し込む朝を迎えます。日差しの差込とともに気温はじりじりと上がって行くようになって来ました。朝のさわやかさから、蒸し暑さを若干感じる状態になりつつあります。7月最初の週末ですが、観光センター前駐車場にお越しの車は少なめです。
昨日の速報でもお伝えしたように、乗鞍地域は、6月30日の松本地域の震度5強の地震、及び、6月23日の上高地地域の土砂崩れの影響はなく、通常どおり、お越しになることが可能です。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/07/02 06:50更新)
  

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■2011年7月1日(金)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.8 

 
  

@ 2011/07/01 09:00
乗鞍高原〜畳平シャトルバス、今日から運行開始
(シャトルバス出発式 − 観光センター前)
A 2011/07/01 10:40
大雪渓モーグルコース、今日から整備開始
(雪渓下部 − コブ管理人)

B 2011/07/01 11:20
気温12℃、周期的に濃霧と小雨に見舞われる
(雪渓上部 − 基礎キャンプ)

C 2011/07/01 12:00
夏スキーキャンプは、毎年欠かせない年中行事です!
(雪渓上部 − 基礎キャンプ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ すでにお伝えしておりますように、7月からはノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日が、木曜日・金曜日に変更いたします。そのため、7月最初の金曜日の今日、シャトルバスの運行開始と夏スキーに訪れた大雪渓の様子をお伝えします。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、雨が時折パラパラと降るものの、綺麗な星空の広がる夜を迎えています。気温は16℃、暑くもなく寒くもない穏やかな夜が続きます。

そして、一夜明けた6時の乗鞍高原の気温は18℃。薄曇の朝を迎えます。日差しは柔らかく、日が高くなっても暑さは全く感じさせない状況です。
今日は平日ということもあって、観光センター前駐車場にお越しになる車はまばら。それでもヒルクライムに出かける方などが自転車の整備をする姿があり、きょうから冬季閉鎖された県道乗鞍岳線三本滝ゲートに向けて出発する様子が見られます。

県道乗鞍岳線の冬季閉鎖と合わせて、観光センター前駐車場内には、シャトルバスの専用発着所が設けられ、今日は3時30分発のご来光バスの運行も始まりました。しかし、上部エリア濃霧のため、ご来光を拝むことはできなかったようです。
そして、タクシー乗り場も観光センター前駐車場内に設置され、タクシーの運転手さんも早朝から待機する様子があります。どの運転手さんも毎年やってくる面々で、今年も楽しそうに客待ちされる姿がここで繰り広げられそうです。

シャトルバス運行初日の今日は、のりくら高原観光協会の方々によるシャトルバス出発式が行われました。9時に到着したシャトルバスの運転手さんへの花束贈呈、そして、シャトルバスを利用される乗客の方々には、スプーンなどの手作り木工細工のプレゼントなどが行われ、出発に際しては、アルプホルンの演奏も披露され、9時のシャトルバスは2台、39名の乗客を乗せ、大雪渓・畳平に向けて出発して行きました。

出発式の直前から雨に見舞われるようになり、先ほどまで見え隠れしていた高天ヶ原の山肌も再び姿が見えなくなってきます。
観光センターを後にして、しばらくは視界に問題はない状態も、冷泉小屋付近から周辺に霧が立ち込めるようになってきます。そして、大雪渓に到着する頃には視界が150メートル程度となり、山頂付近の様子は全く見られない天候となってきました。

10時の大雪渓入口の気温は10℃。西から冷たい風が吹き抜けていて、シャトルバスを降りたスキーヤーは小雨の中で合羽を着るところからスキーの準備が始まります。
今日の大雪渓は平日ということもあって、訪れる方はかなり少なめ。それでもモーグルコースの岩付近では、コブ管理人によるモーグルコースの作成が始まり、コース上を横切るクラックを埋め戻すところから、コース整備が開始されました。

さらに雪渓上部では、この時期には必ず毎年開催される基礎キャンプの方々がお越しになり、レッスンを始めています。今日のバーンは表面が柔らかめで、たけのこ状の氷柱も鍬で簡単に取り除くことができる状態で、例年なら、キャンプ初日は、コース整備に半日近くを要していたものが、メンバー全員でのデラ掛け程度で、滑走ができるほどでした。

正午の雪渓上部の気温は12℃。周期的に訪れる濃霧と小雨は変わらず、午後になっても同じような天候のまま、一日が終わって行きました。

明日は、7月最初の週末を迎え、シャトルバスを利用して大雪渓にお越しになるスキーヤー・ボーダーの方々がたくさんやってくることと思いますが、乗鞍地域は、6月23日(木)に発生した上高地での土砂災害、そして、6月30日(木)に松本市街地で発生した震度5強の地震の影響は全くなく、、前述の土砂災害による国道158号線の通行止め(沢渡〜平湯温泉間)も、片側交互通行で復旧しています。そのため、乗鞍地域には通常通りお越しになることが可能です。

今回は、明日(7月2日(土))も、ノリクラ雪渓カレンダーの取材・速報掲載を行う予定です。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.8 は次週明け掲載予定です。(2011/07/01 18:00更新)

【ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を、7月から変更します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
通常、土日の週末を中心に現地取材を行っておりましたが、7月から当面の間、取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。なお、当日の状況により、取材日を臨時で変更する可能性もあります。平日にノリクラにお越しに方は、ぜひ、取材にご協力くださいますようお願いいたします。
また、取材日変更により、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、同じ週の週末に掲載していたものを、翌週の週明けに変更いたします。
何卒、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  

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