【速報バックナンバー 2012年10月分】

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■2012年10月28日(日)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.25<最終号>
 

@ 2012/10/28 09:05
本日で今期営業終了−年末年始営業は12月22日(土)より
(位ヶ原山荘)
A 2012/10/28 09:10
気温3℃ − 雪から小雨に...
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘前)

B 2012/10/28 09:20
積雪10センチほど − まったく融けません
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘前)

C 2012/10/28 13:30
紅葉 − カラマツが色づき始めました
(Mt.乗鞍 − ヨーデルコース)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今シーズン最後の速報をお届けします。午前中は小雨が降ったり止んだりを繰り返し、それほどひどい天候ではありませんでしたが、午後からはまとまった雨に見舞われた生憎の天候となりました。

早朝6時の位ヶ原山荘の気温は0℃。夜のうちから雨が降り始め、次第に風も強まって行きます。そして、5時くらいからは雨が雪へと変わり、横殴りの吹雪となってきました。雨が再氷結したような雪の粒はバチバチと顔に当たり、前を向いて歩くことができないほどです。山荘前の道路もアスファルトが次第に白く変わって凍結して行く様子が見られるようになって来ました。

その後、雪は次第に収まり、風だけが強い状態が次第に続きますが、8時ごろになると気温は3℃まで上昇し、風が止んで小雨が降りはじめます。雲の中にぼんやりと太陽の輪郭が見え隠れする状況で、位ヶ原山荘から望む剣ヶ峰方面は完全に雲に飲み込まれ、富士見岳の山頂にも雲がかかり始めます。その後も雨が降ったり止んだりを繰り返しますが、雨の上がっている時間帯のほうが長く、雨に降られないうちに位ヶ原山荘から下山を開始します。

10月末まで予定されていた位ヶ原山荘の営業は、県道乗鞍岳線(エコーライン)が10月26日(金)に冬季閉鎖となったことから、本日を持って今シーズンの営業を終了されることとなりました。年末年始営業は12月22日(土)〜2013年1月14日(月)で、冬季営業は2013年2月2日(土)から開始されます。

10時の位ヶ原山荘の気温は3℃。天候が芳しくない状況ですが、視界は比較的良好で、山麓の乗鞍高原や鉢盛山まではっきりと見られる状況。それほどどんよりとした雰囲気ではなく空にも明るさを感じ、位ヶ原山荘から三本滝方面への下山も、さほど苦痛を感じさせるような雰囲気ではありません。

今日の登山道や車道は誰一人としてすれ違うことがなく、紅葉シーズンにはかなりの賑わいが見られた状況がまるで嘘のような静けさ。位ヶ原山荘から冷泉小屋付近までは登山道に新雪が残り、足を取られないよ注意しながらの下山が続きます。

正午の三本滝レストハウスの気温は6℃。この頃になると雨の降り方は本降りの様相を見せ、その後も周期的に雨が降ったり止んだりを繰り返します。そして、14時過ぎからはまとまった雨脚が続いています。速報を編集している15時現在の乗鞍高原は6℃の気温で、また、位ヶ原山荘では3℃とあまり変わりはなく、位ヶ原山荘でも雪ではなく雨が降っている模様です。

グリーンシーズン最後の日曜日は残念ながら生憎の天候となりました。昨年12月から毎週連載してきました今シーズンの速報は本日で終了します。今シーズンも乗鞍大雪渓WebSiteをご覧くださりありがとうございました。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.25<最終号> は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2012/10/28 15:40更新)
 
【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2012ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
●速報●
2012年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2012年12月から2013年3月までのウインターシーズンについては、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況な どにより、掲載を実施できない週もあります。
2013年3月下旬以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2013年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2013年5月中旬頃を予定してお ります。

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@ 2012/10/28 06:15
横殴りの吹雪
県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインは冬季閉鎖
シャトルバスは運行終了
(朝の速報 − 位ヶ原山荘前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の位ヶ原山荘の気温は0℃。夜のうちは雨でしたが次第に風が強くなり、1時間ほど前からは横殴りの吹雪となっています。そのため、先ほどまでアスファルトの見えていた路面もご覧の通り、白くなってきました。周辺の木々も激しく揺さぶられる状況で、屋外に長時間出ていることが困難な状況です。周辺は一気に冬景色に様変わりして、今日は現地での取材活動が困難な状況です。 そのため、今晩掲載する夜の速報がお届けできないかもしれませんがご了承ください。(2012/10/28 06:40更新)
 

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■2012年10月27日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.25<最終号>
 

@ 2012/10/27 08:15
今日もカメラマンの注目の的です
(一の瀬園地 − 大カエデ)
A 2012/10/27 11:40
冬季閉鎖ならば歩いて登る!
(位ヶ原山荘)

B 2012/10/27 14:50
積雪30センチ以上 − 大雪渓は完全に雪化粧
(雪渓上部左側)

C 2012/10/27 15:50
終日、穏やかな天候の一日でした
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 6号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は曇から晴の中間のような天候でしたが、それはそれで安定した天候の一日で、雪化粧が施されたノリクラはバスやタクシーの往来のない静かな雰囲気を楽しむことができました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、雲がまばらにたなびく夜空が広がり、その雲間に明るい月が昇る様子が見られます。気温は4℃、気温の割には寒さをまったく感じられず、風もない穏やかな夜が続いています。

そして、一夜明けた乗鞍高原は曇り空の朝を迎えます。気温は6℃、まったく寒さはありません。西の空を良く見るとその雲間に朝日に赤く染まった山頂方面が見え隠れしていて、その後、東の空から力強い朝日が差し込むようになって来ました。昨日より冬季閉鎖になっていることから、観光センター前駐車場に訪れるマイカーは14台とかなり少ない状況。それでも冬季閉鎖・シャトルバス運行終了を知らずにお越しになる方もいらっしゃり、今日の予定を思案する様子もありました。

おそらく、本日一番にぎわっていたのは、一の瀬園地の大カエデ。若干落葉が見られますが色合い的には先週とほとんど変わりなく、8時ごろになって朝日が大カエデに差し込むようになると、30名以上のカメラマンで取り囲まれる状態となります。ただ、この時点ではまだ山頂方面には雲がたなびき、三段紅葉の撮影ができない状況がちょっと惜しいところ。でも、3週間にわたって見頃の時期を継続した点を見ると、今年は当たり年といっても良いといえるでしょう。

冬季閉鎖のため、上部エリアへのアクセス方法が閉ざされています。そのため、今日は三本滝ゲートから歩いて向かいます。9時の三本滝ゲートの気温は12℃。三本滝レストハウス前駐車場には20台ほどのマイカーがお越しになり、登山に出かける方や三本滝に向かう方などさまざまです。天候は曇りに近い青空。薄日の差し込む状況で、幾分ひんやりとした空気が流れているものの、歩き出すと汗ばむほどの状況です。

道路の積雪は摩利支天付近から所々見られます。そして、位ヶ原山荘に向かう登山道も本格的な積雪が見られるのは荒田沢橋付近から。それでも踏み抜くほどの積雪はなく、位ヶ原山荘へと向かいます。

正午の位ヶ原山荘の気温は4℃。薄日の差す雲量の多い青空が続きます。山頂方面は雪化粧された山肌がはっきりと見られ、暖かさすら感じる状況です。
やはり、位ヶ原山荘を越えると積雪が一段と多くなり、位ヶ原山荘より上部の車道は、山荘先の直線部分では10センチ程度の積雪があって、冬用タイヤでないと登ることができないほどの状況になっています。また、位ヶ原山荘から宝徳霊神方面の登山道も所々で積雪を踏み抜いてしまう状況で、次の一歩を置く場所を少し苦労する状況でした。

13時の大雪渓の気温は4℃。天候は変わらずほぼ無風で、登りつづけていれば、まったく寒さはありません。そして、大雪渓エリアは常に30センチ以上の積雪となり、場所によっては膝まで踏み抜いてしまう状況。そして、午後になって、表面がクラストする様子もあり、おそらく、スキーでの滑走は相当苦労することが予測されるバーンコンディションです。

その後も、天候の変化はなく、穏やかな一日が終わって行きます。ただ、明日は雨の一日となりそうで、上部エリアでは雪になる可能性も考えられます。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.25<最終号> は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2012/10/27 17:45更新)
 
【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2012ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
●速報●
2012年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2012年12月から2013年3月までのウインターシーズンについては、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況な どにより、掲載を実施できない週もあります。
2013年3月下旬以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2013年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2013年5月中旬頃を予定してお ります。

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@ 2012/10/27 06:15
曇(雲間から雪化粧の山頂方面)−10月26日より県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインは冬季閉鎖
シャトルバスは運行終了
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6 時現在の観光センター前駐車場の気温は6℃。暖かな朝です。どんよりとした雲が広がっていますが、西の空には雪化粧された乗鞍の山肌がのぞき、そこには朝日が差し込んでいる様子が見られます。どうやら山頂方面は雲海の上のようです。そして、どんよりとした状態も6時30分ごろから乗鞍高原でも朝日が差し始めてきました。晴の予報が出ていますので、天候は回復傾向ではないかと思います。
昨日、ご案内したように、岐阜県側の乗鞍スカイライン、長野県側の県道乗鞍岳線は冬季閉鎖に入りました。そのため、シャトルバスの運行も中止されています。観光センター前駐車場は訪れる方も少なく、ひっそりしています。深く色づいた紅葉だけが明るい雰囲気を醸し出してくれるばかりです。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2012/10/27 06:40更新)
 

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■2012年10月23日(火)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.24
 

@ 2012/10/23 15:10
路面は完全に真っ白
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋下 24号カーブ付近)
A 2012/10/23 15:15
気温0℃ − 朝より気温が下がる
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋付近 登山道)

B 2012/10/23 15:20
このあたりから雪に変わる
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天バス停)

C 2012/10/23 15:25
昨晩からの雨が続く
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート上)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 本日は取材日ではありませんが、臨時で速報をお届けします。

本日、WebSiteの更新情報をお伝えしたツイッター(http://twitter.com/norikura_org  ツイッターアカウント:@norikura_org)でも一部お伝えしましたが、長野県側の県道乗鞍岳線、及び、岐阜県側の乗鞍スカイラインは双方とも積雪のため、本日は終日通行止めとなり、シャトルバスも始発便から運休となりました。
乗鞍高原でも昨晩から雨が降り始め、午前中は木々が大きく揺さぶられるほどの強風にも見舞われました。観光センター前駐車場では、ピークを迎えた紅葉がアスファルトが隠れてしまうほどの落葉を始めています。そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘付近では10時ごろから雨が雪へと変わって行きました。

雨は一向に収まる気配はなく、県道乗鞍岳線は15時時点で標高2000メートルの摩利支天付近から雪へと変わり、周辺のクマザサにも雪が積もり始めます。そして、標高2100メートルの荒田沢橋付近から路面にも積雪が始まり、それより上部は完全に真っ白な状態となっています。なお、今シーズンの初雪・初冠雪は10月7日に見られ、今回は今期2回目の降雪積雪です。

現在も雪や雨は降り続き、明日の朝はさらに冷え込む予報が出ていますので、明日以降も県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインの通行止めが継続されることが予測されます。今後、日中の気温が上昇し、路面の積雪が解消されれば、通行止めは解除されると考えられます。また、乗鞍高原でも冷え込みが強くなってきていますので、夜間早朝の路面凍結の可能性もあり、最新の情報を入手して行動されることをお勧めします。(2012/10/23 17:00更新)
 

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■2012年10月21日(日)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.24
 

@ 2012/10/21 08:25
真っ赤に燃え上がる、一番の輝き
(一の瀬園地 − 大カエデ)
A 2012/10/21 10:20
乗鞍高原はどこも原色の色彩に包まれる
(善五郎の滝 遊歩道)

B 2012/10/21 10:40
紺碧の青空にダケカンバの白肌が浮かび上がる
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋下 23号カーブ)

C 2012/10/21 12:50
超快晴 − 空の青さが際立つ一日
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 昨日に引き続き、今日も終日快晴の一日を送ることができました。

今朝の乗鞍高原の気温は2℃。昨日と同じ気温の朝ですが、冷え込みは厳しく、寝具から起き上がるのが億劫になるほどです。夜露で屋根や車がひどく濡れているものの、昨日のような霜には至っていません。日差しが高くなると同時に空の青さも一段と輝きを増し、快晴の空にノリクラの峰々が浮かんでいます。

今朝の畳平はマイナス3℃まで冷え込んだものの路面凍結はなく、乗鞍スカイラインは通常通り7時から通行可能と判断され、岐阜県側・長野県が双方のシャトルバスは始発便から通常運行が始まります。6時の時点での観光センター前駐車場は45台のマイカーがお越しになり、昨日より多いものの、人の賑わいに関してはそれほど大きな違いはなく、今日もシャトルバス始発便は2台運行されました。

そして、昨日以上の入れ込みとなっているのは、一の瀬園地の奥にある大カエデ。朝早くたくさんのカメラマンがお越しになり、大カエデにしっかりと朝日が差し込むようになってきた8時ごろには周辺には30名以上の方が三脚を広げたりカメラを構えたりする様子がありました。雲ひとつない快晴がまだまだ続き、日差しに照らされるようになると、大カエデは昨日よりもさらに赤味を強くした装いを見せ付けてくれ、多くのカメラマンを魅了するものでした。

9時近くになると、少しずつ風を感じるようになってきます。それまで静かにノリクラを鏡面に写しこんでいたまいめの池もその表面に小波が立ち上り、「逆さノリクラ」がかき消されて行きました。

乗鞍高原内はどこをとってもきれいな紅葉の季節を迎え、行く先々でたくさんの人々が散策される様子が見られます。善五郎の滝 遊歩道や鈴蘭橋には原色の輝き広がり、何度も立ち止まってカメラを構える方の様子がいつまでも続きました。

天候には変化はないものの、先ほどから吹き始めた風が時間とともに強くなって行く様子が見られます。早くも下山されてきた常連のヒルクライマーの方にお聞きすると、三本滝ゲートを越えたあたりからは、朝から強風が吹き続けていて、それ以上先は自転車が横からあおられて、途中で断念して引き返されたとのことで、山麓の乗鞍高原でも風は吹いているものの、それほどの強風ではなく、想像にも及ばない状況でした。

そして、三本滝ゲートを通過した途端に風が強くなってきます。それでも今日の風にはまったく冷たさはなく、防寒対策が不要な状況です。この風でいくらか落葉せずに残っていた紅葉もすべて散り去り、三本滝ゲートより上部のエリアは殺風景な状況と化して行きます。
そんな中、青空に突き刺さるかのことく、ダケカンバの白い枝が天に向かって伸び、紺碧の青空にダケカンバのシラカバの白肌がくっきりと浮かび上がるよう情景は、穏やかな晩秋のひと時を感じさせてくれるものです。

正午の大雪渓の気温は4℃。午後になると風が徐々に強さを増して行きます。それでもその風には冷たさはなく、いつまでも続く青空の下、ダイレクトに降り注ぐ太陽の日差しの暖かさを感じながら今日一日が終わって行きます。

今日の大雪渓は、強い日差しが表面が緩み、昨日のようなアイゼンの歯が効かないほどのハードな状況はありません。それ以外は昨日と変わりはなく、先週のモーグルコースのコブの形状がそのまま残る様子が続いています。

今年のグリーンシーズンも残すところあと10日ほど。今日のような快晴で最後までノリクラを楽しみたいと思います。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.24 は、次週末掲載予定です。ただ、今回に限り、いつもよりも更新日時が若干遅れる予定です。更新情報はツイッター(http://twitter.com/norikura_org  ツイッターアカウント:@norikura_org)にてお知らせしておりますので、必要であれば更新通知情報をメール受信するよう設定してください。(2012/10/21 16:15更新)

【紅葉情報 − 上部の大雪渓・位ヶ原エリア、中腹の冷泉小屋・摩利支天エリアの紅葉は終了、現在の見頃はかもしかゲレンデより山麓で、乗鞍高原の紅葉が一番でしょう。】
先週の段階で、上部エリアの大雪渓・位ヶ原エリア(標高2700〜2500メートル)は終了し、今週は冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2200〜2000メートル)、摩利支天〜三本滝ゲート付近(標高2000〜1800メートル)の紅葉が終了しました。
見頃の上限は標高1800メートルのかもしかゲレンデで、それより山麓の乗鞍高原一帯が一番よいといえるでしょう。乗鞍高原の紅葉は昨日よりもさらに色づきが増して、ピークに近い状態に達したといえるでしょう。また、一の瀬園地の大カエデは昨日よりも色合いは増していますが、カエデ特有の鮮やかな紅色ではなく、若干オレンジ系の色合いにととまっている点が惜しいところです。ただ、これ以上の色合いになるか、枯れ落ちて行く方向へと進むか微妙なところで、昨日・今日はピークと考えてよいかと思います。
 

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@ 2012/10/21 06:20
快晴 − シャトルバスは通常運行開始
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は2℃。昨日と同様に冷え込んだ朝を迎えました。ご覧の通り、雲ひとつない快晴です。観光センター前駐車場にお越しのマイカーは昨日よりもやや多く、今朝も7時のシャトルバス始発便に乗車しようとされる方が出発の準備をされる様子が見られます。なお、昨日は凍結のため10時15分まで通行止めとなった乗鞍スカイラインは、今日は予定通り7時から開門されるとのことで、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通り のAダイヤでの運行が開始されます。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2012/10/21 06:30更新)
 

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■2012年10月20日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.24
 

@ 2012/10/20 08:20
紅葉 − カメラマンのお目当ては、牧場の中の紅一点!
(一の瀬園地 − 大カエデ)
A 2012/10/20 09:40
紅葉 − 秋色のシャワーを浴びて...
(善五郎の滝 遊歩道)

B 2012/10/20 11:50
紅葉の上限はこの付近まで
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天上 直線)

C 2012/10/20 13:15
終日きれいな秋空に包まれました
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原お花畑)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 秋の深まりが進むと同時に、空の美しさが際立つようになります。今日はまさにそんな青空がいっぱいの一日を送ることができました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、満天の星空に囲まれる夜を迎えます。気温は2℃、空気の感覚は冬に近いものがあり、星の瞬きを見ると厳冬期の夜を思わせる雰囲気を抱いています。月のない暗い夜だからこそ星が一層輝きを増す感じがあり、そんな闇夜であってもノリクラの峰々の輪郭がはっきりと浮かんでいて、星の明るさで夜空が照らされているような穏やかで冷え込みの厳しい時間が流れてゆきます。

そして、一夜明けた乗鞍高原は昨晩同様に雲ひとつない快晴。6時の気温は2℃ですが、周辺にはいたるところに霜が下りていて、氷点下まで冷え込んだ様子が見られます。観光センター前駐車場も30台しかお越しになっていませんが、日が高くなるにつれて来場するマイカーが多くなってきました。この冷え込みで、岐阜県側の乗鞍スカイラインは11kmポスト付近(四ッ岳カーブ付近)より上部で路面凍結が見られて、通行止めの措置がとられました。そのため、平湯温泉・ほおのき駐車場を出発する岐阜県側のシャトルバスは運休となり、乗鞍高原を出発する長野県側のシャトルバスは、終点の畳平への進入ができないことから、一つ手前の大雪渓・肩の小屋口バス停での折り返し運行が7時の始発便から始まります。

シャトルバス始発便が出発する7時ごろには、しっかりとした朝日が観光センターにも差し込み、紅葉を始めた周辺の木々もそんな朝日にきらびやかに光り始め、その雰囲気に後押しされるように、観光センター前駐車場に到着された方々が、始発便に急いで乗り込む様子もあり、今日の始発便は2台で運行が始まりました。

乗鞍高原周辺の紅葉が見頃を迎えて来ましたので、上部エリアに向かう前に周辺の紅葉散策に出かけます。乗鞍高原内でもっとも賑わっているのは、一の瀬園地の奥にある大カエデ。すっきりと明るく輝く紅色までもう一声といったところですが落葉もなく、ピークの色合いに入った状態といえるでしょう。真っ青な空をバックに自分が主役とばかりにその輝きを放っています。そんな一の瀬園地の紅一点を目の前に、多くのカメラマンが取り囲む様子がいつまでも続き、初めてお越しになったという方も、その見事さに感動される様子がありました。

早朝の冷え込みも8時ごろになると日差しを受けた背中がほかほかと暖かさを感じるようになってきます。一の瀬園地周辺の散策だけで一日を過ごせそうな穏やかな雰囲気です。そして、乗鞍スカイラインは10時15分に凍結通行止めが解除され、大雪渓・肩の小屋口バス停での折り返し運行となっていたシャトルバスは、通常運行となりました。

時間とともに少しずつ雲が広がってきますが、圧倒的に青空が優勢の状態。午前中の乗鞍高原は14℃前後の気温がありましたが、正午の位ヶ原山荘の気温は6℃。この付近の紅葉は完全に終了してしまったことから、今日は沿道を散策される方は皆無...位ヶ原山荘では薪ストーブが赤々と館内を暖めていて、今日は外のテラスで休憩されている方は皆無で、山荘周辺にある水溜りの氷が午後になっても融けずに残っている様子が確認されました。

午後になっても一向に青空の勢力に衰えはありません。大雪渓・位ヶ原エリアでは完全に紅葉が終わってしまいましたが、目いっぱいに広がる青空の美しさだけで十分楽しめる状況でした。

13時過ぎの大雪渓入口の気温は4℃。きらびやかな太陽が燦々と降り注いでいて気温ほどの寒さは感じません。しかし、訪れる人のいなくなった大雪渓エリアは、忙しそうに飛び回るホシガラスの姿だけという寂しい状況です。そして、先週まで夏スキーヤー・ボーダーが通い続けていた雪渓上部左側は、バーン表面がバリバリに凍りついて、アイゼンでもしっかりとステップを切りながら登らないといけないほどの状況です。それでもモーグルラインの形状はほぼそのまま残っていて、少し整備すれば再び滑られるのではないかと思うほどでした。日差しのすっかりなくなった15時の大雪渓は0℃まで冷え込み、日暮れとともに急激に冷え込む様子は晩秋の証といえます。

ノリクラシーズンも残すところあと1週間。それでもそんなことを感じさせないきれいな青空に包まれた一日で、今日のような日がシーズン最後まで続けばと思ってしまいました。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.24 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2012/10/20 18:20更新)

【紅葉情報 − 上部の大雪渓・位ヶ原エリア、中腹の冷泉小屋・摩利支天エリアの紅葉は終了、現在の見頃はかもしかゲレンデより山麓で、乗鞍高原の紅葉が一番でしょう。】
先週の段階で、上部エリアの大雪渓・位ヶ原エリア(標高2700〜2500メートル)は終了し、今週は冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2200〜2000メートル)、摩利支天〜三本滝ゲート付近(標高2000〜1800メートル)の紅葉が終了しました。
見頃の上限は標高1800メートルのかもしかゲレンデで、それより山麓の乗鞍高原一帯が一番よいといえるでしょう。ただ、乗鞍高原もピークに至っているほどではありません。また、上記の本文でもお伝えしたように、一の瀬園地の大カエデは鮮やかな紅色まであと一歩といったところもありますが、ピークの色合いといえる状態になってきました。
 

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@ 2012/10/20 06:05
快晴 − 乗鞍スカイライン凍結通行止め
岐阜県側シャトルバスは運休
長野県側シャトルバスは肩の小屋口折り返し運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光セ ンター前駐車場の気温は2℃。今日も寒い朝を迎えました。ご覧のように雲ひとつない快晴で、観光センター周辺ではびっしりと霜が降りて、車のフロントガラスに張り付いた氷をかきとる様子も見られます。この冷え込みで岐阜県側の乗鞍スカイラインは凍結通行止めとなり、岐阜県側のシャトルバスは運休となっています。また、長野県側シャトルバスは畳平への進入ができないことから、大雪渓・肩の小屋口での折り返し運行の予定となっています。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2012/10/20 06:30更新)
 

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■2012年10月14日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.23
 

@ 2012/10/14 08:30
昨晩の冷え込みで急速に色づく − ピークまであと一歩
(一の瀬園地 大カエデ)
A 2012/10/14 10:40
遅れていた乗鞍高原の紅葉も少しずつ進む
(県道乗鞍岳線 − 鈴蘭橋)

B 2012/10/14 11:50
今日の見頃エリアはココ!
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋下 23号カーブ)

C 2012/10/14 13:45
今シーズンの「ノリクラ通い」も今日で終了!
(雪渓上部左側 − 夏スキーの常連の方々)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 昨日と同様、安定した天候の下、紅葉散策にはもってこいの一日となりました。

早朝6時の乗鞍高原の気温は2℃。昨日と同じように冷え込んだ朝を迎えます。夜明け前は雲が広がっていた上空も次第に青空が広がり、曇と晴の中間のような天候です。観光センター前駐車場には80台のマイカーがお越しになり、7時のシャトルバス始発便まで1時間以上もあるにもかかわらず、あわただしく出発の準備が行われている様子は昨日と同じ状態です。

そろそろ乗鞍高原内の紅葉も見頃の時期を迎えますが、今年は若干進捗が遅い状態。それでも一の瀬園地の奥のほうにある大カエデは、昨日よりも一段と赤みが強くなっている様子が一目でわかるほどになってきました。そして、上空に広がっていた高い雲が次第になくなって、快晴の青空が一の瀬園地一面に広がります。一の瀬園地では、まいめの池の水面に映しこまれた「逆さノリクラ」を撮影しようと、朝早くから入れ替わり立ち代りとカメラマンの姿が絶えない状態が続きます。そして、早朝の冷え込みも日が高くなるにつれて解消し、8時過ぎには早朝の寒さで着込んだアウターが暑さに脱ぎ捨てたくなるほどです。

9時の一の瀬園地の気温は16℃。薄着での乗鞍高原内の散策が程よい状態といえるでしょう。そして、この時点では観光センター前駐車場はすでに満車となり、係員が周辺駐車場への案内をされる様子が見られました。
その後は、次第に上空には薄い雲が入り込んで、時折日差しが途絶えるタイミングがあるものの、昨日のような冷え込みはなく、薄着で十分な状態が続きます。

三本滝ゲートから先の県道乗鞍岳線は、中腹の冷泉小屋から摩利支天付近まで、たくさんの方が散策をする様子が続きました。どのエリアもピークを過ぎて、色合い的には今ひとつといった状態ですが、ひんやりと流れる空気感が顔をなでて行く感覚は、沿道の散策をより一層楽しいものにさせてくれます。

正午の位ヶ原山荘の気温は9.2℃。山荘内では薪ストーブが暖かくお越しになる方々を出迎えてくれます。また、屋外のテーブルでシャトルバスの時間待ちをされている方々の様子もさほど寒さを感じていらっしゃる雰囲気はなく、空気そのものが昨日よりも冷え込んでいない状態であるといえます。

森林限界を超えた位ヶ原からは、八ヶ岳、南アルプス、穂高連峰など遠方の山並みがくっきりと浮かんでいます。特に穂高連峰などはその山肌の様子を手に取ることができるほどはっきりと近くに見られるほど。決してくっきりとした青空がではありませんでしたが、紅葉が終わってしまった上部エリアであっては、その山並みの美しさが今日一番の主役だったのではないかと思いました。

今日も大雪渓には常連のスキーヤー・ボーダーの方々お越しになって、いつものようにモーグルラインを滑走されています。バーンコンディションはかなり良好な状態で、雪飛沫を上げながら果敢に滑り降りる様子もあるほど。しかし、14時を過ぎて日が傾き始めると急激にバーンが硬くなり、やはり、この時期ならでの気候が始まっていることをうかがわせます。14時の大雪渓の気温は6℃。バーンの片隅には先週降った初雪が1週間経過してもまだ残っていて、雪解けが徐々に少なくなってくる気配を感じさせます。そして、グリーンシーズンが始まってから毎週行っていた「ノリクラ通い」も今日で終了。来年もまたここで集まることを約束しながら、無事に今シーズンの夏スキー(秋スキー)を終えることができました。

今日は本当に散策にはもってこいの一日となりました。今日のような日があるからこそ、またノリクラにやってきたくなるものだと感じた一日でもありました。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.23 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2012/10/14 17:20更新)

【紅葉情報 − 大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は終了で、現在の見頃は冷泉小屋〜摩利支天エリア。山麓の乗鞍高原の紅葉も見頃の時期に入って来ました。】
上部エリアの大雪渓・位ヶ原エリア(標高2700〜2500メートル)は、昨日はまだ落葉せずに残っていた部分も、昨晩の冷え込みで一気に落葉が進み、完全に紅葉シーズンが終了しました。現在の見頃エリアは冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2200〜2000メートル)。ただ、このエリアでも昨日よりもさらに落葉が目立ち、そろそろ終盤に近づいてきている感じです。それより下部の摩利支天〜三本滝ゲート(標高2000〜1800メートル)も昨日よりも落葉が目立ちます。
昨晩の冷え込みで落葉が進んだ上部エリアとは対照的に、山麓の乗鞍高原(標高1500メートル)では、昨日よりも色つきが一層よくなってきました。善五郎の滝 遊歩道のミズナラは、紅葉が始まったといえる状態ではありませんが、鈴蘭橋からの眺望を見ると、見頃の時期に入ってきたといえます。また、一の瀬園地付近もしっかりとした色づきはもう少しといった感じであるものの、大カエデは昨日よりも明らかに色濃くなっていて、頭頂部は一部でピークの色合いとなっているところもあり、あと4〜5日程度でピークに達するかもしれません。
 

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@ 2012/10/14 06:15
晴〜曇 − シャトルバスは通常運行開始
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は2℃。昨日と同様、冷え込んだ朝を迎えています。天候はご覧のようにやや雲の多いものの青空の広がる状況です。すでに日の出を迎えている時間帯ですが、雲に阻まれて太陽の姿はありません。観光センター前駐車場は昨日よりやや多いマイカーがお越しになり、今日も6時前から7時のシャトルバス始発便に乗車しようとされる方があわただしく出発の準備をされています。
今朝の畳平の気温は0.5℃で、乗鞍スカイラインは通常通りの通行が可能です。そのため、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2012/10/14 06:40更新)
 

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■2012年10月13日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.23
 

@ 2012/10/13 10:35
紅葉 − 現時点の見頃エリアはココ!
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋〜摩利支天間)
A 2012/10/13 11:55
落葉したダケカンバは白い幹が光って魅力的
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘前)

B 2012/10/13 11:55
気温7℃ − 日差しの暖かさを感じる
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘前)

C 2012/10/13 12:20
ボクがシャッター押すから! − 高い空は散策日和
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は今期一番の冷え込みとなりましたが、終日にわたってやわらかい太陽の日差しに恵まれ、散策日和の一日となりました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、満天の星空に包まれています。気温は2℃。西から弱く吹き抜ける空気感はまるで厳冬期の夜と変わらぬ雰囲気があり、先週までとは明らかに季節が異なっていることを実感します。吐く息が白く尾を引き、そろそろ秋を通り越して次の季節が姿を見せ隠れするようになって来ました。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、やや雲があるもののきれいな青空に包まれています。6時の気温は0℃。今期一番の冷え込みとなりました。観光センター周辺でも霜が降りている様子もあります。指先がじーんと悴んでくる様子はあるものの、寒さに耐えられないというほどではありません。先週の三連休は大賑わいを見せた観光センター前駐車場は、今朝は52台と普段の週末並の状況に落ち着いています。しかし、シャトルバス乗り場には始発便の1時間も前から列ができはじめるほどで、やはり、紅葉散策を狙って大きな三脚を持つカメラマンの姿が多いようです。そして、列は徐々に長くなり、シャトルバス始発便が到着する前には観光センター建物にまで達するほどでした。

今日は日が高くなっても暖かさを感じるようになるまでにやや時間がかかっています。冷たい空気に包まれているためと思います。ようやく日差しの暖かさを感じるようになるのは9時近くになってから。その後は雲が若干多くなって日差しが遮られるときがあり、基本的に晴の天候ですが、コントラストの冴えない時間帯もありました。

県道乗鞍岳線は、紅葉の見頃エリアは冷泉小屋〜摩利支天付近が中心となっていることもあって、先週は位ヶ原山荘より上部に限られていた散策の方々がさらに山麓方面へと足を伸ばしている様子があり、中には三週連続でお越しになる方やご家族で散策にやってこられた方。そして、いつものようにヒルクライムで紅葉散策される方など、数多くの人々が沿道の様子を楽しまれていました。

正午の位ヶ原山荘の気温は7℃。そろそろ終盤を迎えつつある上部エリアでは、落葉してダケカンバの白い枝振りが光り輝く美しさを感じられるようになってきました。先週のようなビビッドに光りを放つパレットのような風景とは異なり、少し落ち着いた晩秋の雰囲気もなかなか風情のあるものです。

そろそろ大雪渓に訪れる常連スキーヤーの姿はなくなってくる頃と思ったものの、今日も2名の常連スキーヤーの方が秋スキーを楽しんでいらっしゃいました。先週降った新雪が残る中、いつものように滑走される様子を見ると、バーンコンディションはこの時期とは思えないほどやわらかいものでした。日差しのなくなる14時ごろになると気温は2℃とかなり低下し、さすがにこの時間帯ともなると、バーンが硬くなってきたようです。

そして、午後になると山頂付近や大雪渓に霧が時折立ち込めます。それでも、それ以上の天候の変化はなく、穏やかな一日が今日も終わって行きました。
明日も良い天候が続く予報が出ていますので、晩秋の雰囲気が滲み始めたノリクラを味わうにはもってこいの一日となるのではないでしょうか?

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.23 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2012/10/13 18:45更新)

【紅葉情報 − 大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉はほぼ終了で、現在の見頃は冷泉小屋〜摩利支天エリア。山麓の乗鞍高原の紅葉は遅れ気味です。】
上部エリアの大雪渓・位ヶ原エリア(標高2700〜2500メートル)は落葉しているものと、枯れた状態でまだ落葉に至っていないものが半々程度です。そのため、落葉後に見られるダケカンバの白い枝振りがしっかりと映えない状態です。現在の見頃エリアは冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2200〜2000メートル)。ただ、このエリアでも落葉が目立ち、ピークを過ぎています。それより下部の摩利支天〜三本滝ゲート(標高2000〜1800メートル)も色づきがしっかりとせず、また、落葉も目立つ状態で、現在はピークと呼べるエリアはありません。
また、鈴蘭橋や善五郎の滝 遊歩道など乗鞍高原エリア(標高1500メートル)の紅葉は遅れています。また、一の瀬園地の大カエデも5分から7分程度の色づきで見頃には至っていません。
 

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@ 2012/10/13 06:15
晴 − シャトルバスは通常運行開始予定
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光セ ンター前駐車場の気温は0℃。今期一番の冷え込みとなっています。ご覧の通りきれいに晴れ上がり、指先の感覚すらなくなってくるほどの冷たさです。かなりの賑わいを見せた三連休の翌週ということもあって、観光センター前駐車場は幾分静kなあさを迎えていますが、シャトルバス乗り場には早くも人影が見え始めました。シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通り のAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2012/10/13 06:30更新)
 

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■2012年10月7日(日)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.22
 

@ 2012/10/07 08:30
初冠雪に紅葉にヒルクライム − 紅葉への雪の影響はない
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
A 2012/10/07 09:05
初雪・初冠雪 − 昨年も10月7日でした
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 宝徳霊神バス停付近)

B 2012/10/07 09:05
青空・新雪・紅葉 − まさに三段紅葉
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 宝徳霊神バス停付近)

C 2012/10/07 12:25
積雪数センチ − 山頂付近はお昼になっても積雪が残る
(蚕玉岳山頂付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 三連休の中日を迎えた今日は、今シーズン一番の賑わいを見せ、また、初雪・初冠雪を迎え、またとない連休を楽しませてくれました。

早朝6時の乗鞍高原は、夜明けごろから青空がのぞき始めます。気温は4℃、9月中は暖かな日が続きましたが、ようやく冷え込みを感じるようになって来ました。昨晩は21時ごろから雨が降り始め、日付が変わる頃にはすっかり止みました。どうやら山頂付近ではそれが雪だったようで、標高2780メートルにある肩の小屋の支配人の話では、上部付近では18時ごろから初雪となり、夜には吹雪になっていたようです。そのため、朝の速報でもお伝えしたとおり、山頂付近は真っ白に輝く初冠雪を迎えました。観光センター前駐車場では朝早くから三脚を並べて、雲間にのぞく山頂方面の様子をカメラに収めようと待ち構える様子があちこちで見られました。

その観光センター前駐車場は6時の時点で202台ものマイカーがお越しになっていて、ほとんど空きスペースのない状態。そして、シャトルバスは昨日以上の行列ができ、7時の始発便の一時間も前にもかかわらず、観光センター建物にあるシャトルバス乗車券発売所の前は長蛇の列ができていて、その列は50メートルも先にある停留所まで到達し、そこで折れ曲がった列が二重になってしまうほどでした。そのため、7時のシャトルバス始発便は用意された車両をすべて使用して8台運行されたものの、それでも100名近い方が、次発の8時便へのご案内となりました。始発便からかなりの混雑を迎えたシャトルバスはその後も定刻どおりの運行が困難な状況となり、終日にわたって混雑が見られました。そして、観光センター前駐車場は6時30分時点で満車となりました。

早朝は青空がのぞいていたものの、次第に雲が広がり山頂付近の様子が確認できない状況となってきました。若干低めに垂れ込める雲は、標高2000メートル付近の摩利支天付近から霧となり、標高2350メートルの位ヶ原山荘付近からは雲海の上へと到達します。

森林限界を超えた標高2500メートルの位ヶ原では多くのカメラマンが沿道に三脚を並べて、紅葉の撮影をされている様子があちこちにあります。標高2780メートルの肩の小屋では昨晩は雪だったことは先ほど申し上げましたが、標高2350メートルの位ヶ原山荘では昨晩は雨で、早朝に道路パトロールを行った時点では、積雪は大雪渓駐車場付近から見られたとのことで、位ヶ原エリアは雨だったこともあって、昨日と同様に綺麗な紅葉が朝日を浴びて輝いていました。

9時前までは山頂付近に雲がかかるものの、9時過ぎから青空が広がり始めます。空の青さと初冠雪の白、そして、真紅に輝く紅葉が点在し、まさに三段紅葉の光景が広がります。しかし、この綺麗な青空もものの30分もしないうちに山麓から沸き始めた濃霧に包まれてしまい、今シーズン初めての三段紅葉も一瞬のシャッターチャンスといえたようです。

その後、肩の小屋へ向かいました。濃霧に包まれているものの三連休の中日とあって、肩の小屋は山頂登山に訪れた方々が休憩に立ち寄る様子がみられて、かなりの混雑状況。肩の小屋の支配人もこの時期としては異例とも言えるほどの登山客の多さに驚くほどで、「山ガール」と呼ばれるスタイリッシュなウェアの若い方々のグループや家族連れがかなり多く、登山道もすれ違いができないほどの状態でした。

正午の稜線の気温は4℃、風はほとんどありませんが、視界は100〜50メートルとかなり悪く、山頂付近はまったく確認できません。そして、稜線に到達すると登山道上にも積雪が見られるようになり、多くの方で踏み固められて、ややスリップしやすい状況でした。

今日の大雪渓には10名ほどの常連スキーヤーがお越しになり、新雪の残る中をいつものように滑走されていました。雪質は硬くなく、昨日以上に滑りやすい状況だったようです。そして、多くの方がこの三連休で今シーズンのノリクラ通いを終了されるとのことで、次へのウインターシーズンが待ち遠しいところです。

午後になると、周期的に小雨が降り始めますが、それ以上の天候の悪化はなく、晴天に恵まれたのは午前中の一瞬でしたがまずまずの一日を送ることができました。

今日のシャトルバスは、7時の始発便が8台、8時便が6台、9時便が5台運行されましたが、その後は運行ダイヤに乱れが生じて、正確な運行台数を把握することができませんでした。また、午後の下り便も13時に9台が運行され、また、位ヶ原山荘前など途中のバス停では時間帯によっては70名ほども乗車待ちの状況があって、位ヶ原山荘前に直接配車する便などもあり、下り最終便は10台も運行されました。そのため、今日の乗車人数は2128名と今シーズン一番の記録となりました。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.22 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2012/10/07 18:00更新)

【紅葉情報 − 大雪渓・位ヶ原エリアと冷泉小屋〜摩利支天エリアでは見頃が続くものの、枯れ始めたものが見られます。明日の三連休最終日が上部エリア紅葉の最後となりそうです。】
初雪の影響はほとんどありませんでしたが、標高2600〜2500メートルの大雪渓・位ヶ原エリアと、標高2200〜2000メートルの冷泉小屋〜摩利支天エリアでは、枯れ始めたものが散見される様子が見られます。ただ、色づきとしては昨日と同様に深く綺麗な色合いを見せていて、見頃であることには間違いありません。ピークを過ぎつつあるため、明日の三連休最終日が上部エリアの紅葉の最後となる可能性が高くなってきました。

また、標高2000〜1800メートルの摩利支天〜三本滝ゲートや標高1500メートルの乗鞍高原でも色づきがはっきりとしてきて、見頃を迎えつつあります。特に乗鞍高原の一の瀬園地はヤマウルシなどがかなり綺麗な色合いとなってきていますのでお勧めスポットです。また、一の瀬園地の大カエデはまだこれからといったところです。
 

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@ 2012/10/07 06:15
晴、初雪・初冠雪 − シャトルバスは通常運行開始
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光セ ンター前駐車場の気温は4℃。かなりの冷え込みとなりました。昨晩降った雨は、山頂付近では雪となり、ご覧の通り、2012年の乗鞍岳初雪・初冠雪を観測しました。今日は昨日以上の賑わいとなり、観光センター前駐車場はほとんど空きスペースがなく、シャトルバス乗り場も長い列が二重に並んでいる状況です。初雪・初冠雪を迎えましたが、道路には積雪凍結はなく、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。
ピークを迎え最盛期となった綺麗な紅葉を迎えていますが、この降雪の影響が心配されます。霜枯れする前に早めに紅葉見物お越しになることをお勧めします。なお、昨日以上にシャトルバスの混雑が懸念されますので、時間に余裕を持って行動されるようお勧めします。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報に てお伝えします。(2012/10/07 06:40更新)
 

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■2012年10月6日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.22
 

@ 2012/10/06 06:55
今日は朝一番から大変な賑わい
(観光センター前 − シャトルバス始発便7台運行)
A 2012/10/06 12:00
どこを切り取っても秋色一色 − 見頃がまだまだ続く
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 8号カーブ付近)

B 2012/10/06 13:25
乗鞍一番の絶景ポイントに陣取ってランチタイム
(位ヶ原山荘〜宝徳霊神 登山道)

C 2012/10/06 15:55
先週よりもさらに色濃くなる − 綺麗な色合いがまだまだ続く
(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 三連休初日の今日。終日曇り空の一日でしたが、視界は終日に渡って良好で、先週よりもさらに色濃くなって衰えを知らない紅葉の輝きを十二分に楽しむことのできた一日でした。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、雲が抜け始めてようやく昇り始めた月が明るく照らす夜を迎えています。気温は10℃、ひんやりとした感覚はあるものの、肌寒いといったほどではありません。ひっそりと静かな夜が続いて行きます。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、雲間に青空が見え隠れする朝を迎えます。6時の気温は6℃。久しぶりに冷え込んだ朝です。紅葉が見頃を迎え、天候もまずまずという予報も出されたこともあり、観光センター前駐車場はこの時点ですでに139台ものマイカーがお越しになっています。10月からシャトルバスの始発便が7時となりましたが、シャトルバス専用乗り場には1時間も前から長蛇の列ができていて、駐車場内もあわただしい雰囲気があちこちで見られ、シャトルバスに乗車する長い列とは別に、乗車券を買い求める列も長くなって行くほどです。シャトルバスと同様にタクシーも事前に予約が入っている車両もあり、また、空車でタクシー乗り場にやってきてもすぐに乗客を乗せて出発してしまうほどでした。この状態ですから、シャトルバス始発便は7台も運行され、観光センター前駐車場は7時の時点で満車になり、かつてない混雑状況が見られました。

早朝は雲間に青空が見え隠れしていたものの、時間とともに雲は厚くなり、その後は終日にわたって曇り空。中腹エリアから上部エリアまで広範囲にわたって紅葉が見頃を迎えていて、今日はやはり位ヶ原山荘より上部の位ヶ原・大雪渓エリアは沿道を散策する観光客やカメラマンがかなりの数にのぼっていました。そのため、位ヶ原山荘前からシャトルバスで下山しようとされる方が、午前中から長い列を作っていて、11時の段階で50名以上の方がシャトルバス下り便を状況でした。

正午の位ヶ原の気温は12℃。薄手のウエアだと歩き回っていても肌寒さを覚る状況の中、歩行者天国かと思わせるほどの人出が沿道に見られ、先週以上に色濃くなった紅葉スポットに一斉にシャッタを切る様子が位ヶ原のあちこちで見られました。

今日はどこを取っても絶景ポイントといっても良いところですが、乗鞍一番の紅葉の絶景ポイントといえば、位ヶ原山荘〜宝徳霊神 登山道上にあるビューポイントで、このポイントに到達した登山者やカメラマンの方々は、先週よりも一段と深い色合いに仕上げられた錦のベールに絶叫する様子もあり、ここを陣取ってお昼休みを取る贅沢さは至福のひと時と言っても良いでしょう。

今日の大雪渓には数名のスキーヤーがお越しになり、いつものようにモーグルコースを滑走する様子が見られます。高めの気温が推移していたこともあって、雪質は比較的滑走しやすい状況。今日は日差しがないことから、いつもなら日が傾いて日差しがなくなると急激に冷え込んで、バーンが一気に硬くなって滑走が困難になることから、日陰になると同時に滑走を打ち切る様子がありますが、今日は終日曇天であってバーンが硬くなることもなく、夕方まで滑走されている様子が続きました。それでも15時の時点で6℃まで気温は低下し、じーっとしていると芯から冷え込んでくる状況でした。

今日のシャトルバスは始発便が7台、8時便が4台、9時便が6台、9時30分便が3台で、本日の乗車人数は1523名でした。

今日はしっかりとした日差しがありませんでしたが、一層色濃くなった紅葉はそんな補助光線が不要なほどしっかりとした色合いを放っていました。明日もまずまずの天候が続くようですから、今シーズン一番の輝きをぜひともご覧くださることをお勧めします。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.22 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2012/10/06 19:00更新)

【紅葉情報 − 先週よりも大雪渓・位ヶ原エリアは色合いがさらに深くなっています。中腹の冷泉小屋〜摩利支天もかなりきれいになり、ほぼ先週のコンディションがそのまま残っているといってよいでしょう】
先週、ピークを迎えた大雪渓・位ヶ原エリアは、さらに色濃くなって秋色一色に染まっています。中には枯れ始めているものも見られますが、全体的にはかなり深い色合いを放っています。特にダケカンバに関してはやや褐色を帯びた深い黄色となっていて、それが紅葉に一層に味わいを見せているようです。ウラジロナナカマドは葉を落としていいる箇所もありますが、真紅の深い色合いが増えているのも事実です。
また、中腹の冷泉小屋〜摩利支天も一段と色合いが濃くなり、上部エリアの大雪渓・位ヶ原エリアと同様に枯れ始めているものが見られます。しかし、こちらでもはっきりとした色合いを放つものが多く、ピークといってもよい状態が見られます。
山麓の乗鞍高原の紅葉は若干遅れているようで、一の瀬の大カエデはまだほとんど色づいていない状況です。

上部エリアの紅葉はこの三連休あたりが最後と考えられますので、お早めにお越しになればと考えています

 

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@ 2012/10/06 05:55
晴 − シャトルバスは通常運行予定
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6 時現在の観光センター前駐車場の気温は6℃。久しぶりに冷え込んだ朝を迎えています。少し雲が多いもののきれいな青空の広がる様子が上空には見られます。三連休初日とあって、今日はお盆以上の人出となっていて、シャトルバス始発便まで1時間もあるにもかかわらず、観光センター前のシャトルバス乗り場は、すでに長蛇の列ができています。観光センター前駐車場もこの時点で空きスペースが少なくなり、あわただしく出発の準備を始める様子があちこちで見られます。シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が始まります。10月からは両県とも始発便が1時間遅くなっていますので、ご注意ください。
この三連休は、紅葉が最盛期を迎え天候もまずまずのため、多くの方がお越しになることが予測されます。シャトルバスも混雑しますので、時間に余裕を持って行動されてください。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載 する夜の速報にてお伝えします。(2012/10/03 06:20更新)
 

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■2012年10月3日(水)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.22
 

@ 2012/10/03 12:20
中腹エリアも色合いがさらに深く...
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋下 28号カーブ)
A 2012/10/03 13:25
今日もカメラマンの姿が絶える事がありません
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)

B 2012/10/03 14:30
台風の影響などまったくなく、錦絵が続く
(県道乗鞍岳線 − 富士見沢)

C 2012/10/03 14:55
先週末から鮮やかな色合いが続く − 次週末まで楽しめそう
(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は取材日ではありませんが、三連休を週末に控え、また、先週末に訪れた台風17号の影響を確認するために、今回は紅葉情報を中心に臨時で速報をお届けいたします。

ご覧の4枚の画像でお分かりの通り、先週末にピークを迎えた大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は、台風17号の影響をまったく感じさせず、力強い鮮やかな色合いを放っています。10時の観光センター前駐車場の天候は曇り、時折日差しが戻ってくる時間帯もありますが、低く垂れ込めた雲に包まれた天候です。気温は16℃で少しばかりひんやりとした雰囲気のある空気感です。平日にもかかわらず、観光センター前駐車場には約100台ほどのマイカーが訪れ、紅葉シーズンの賑わいを感じさせます。

乗鞍高原付近のシラカバなどは先週末よりもかなり色づいています。しかし、台風の影響からか落葉している様子もあり、少しばかりボリューム感が乏しくなってきたようにも感じます。そして、今日の紅葉前線は標高2000メートルの摩利支天付近と感じられ、摩利支天付近を境にかなり色づきが濃くなってきました。

正午の摩利支天付近の気温は12℃。ひんやりとした空気の中に霧がゆっくりと流れて行き、上部エリアはその霧の中にかすんでいます。そして、摩利支天の先から荒田沢橋付近まで続く28号カーブ前後の紅葉の回廊は見事な色合い。山麓から山頂に向けて進むと最初に出会う鮮やかな色合いですから余計にきれいに感じさせますが、ピークを迎えた上部エリアを確認した後に下山してきて再び確認しても、やはり上部エリアに劣らない色合いになっている様子があります。

13時の位ヶ原山荘の気温は10℃とさらに冷え込んできます。お昼時を迎えた位ヶ原山荘にはカメラマンを中心にたくさんの方が昼食や休憩を取る様子があり、スタッフも忙しそうに対応されていました。そして、位ヶ原山荘を境にそれより上部は完全に濃霧に包まれ、霧の抜けるタイミングを気長に待つカメラマンの姿がたくさんありました。

そして、霧の抜けた瞬間に確認できる屋根板・富士見沢を見ると、そこには先週末以上に色濃くなった錦絵が広がっていて、台風の影響はほとんど感じられません。ただ、木々に近寄って確認すると、中には枯れはじめた物も見られますので、少しピークの時期を過ぎつつあるのも事実です。しかし、きれいに色づいているものの方が圧倒的に多く、先週末よりも明らかに鮮やかになったウラジロナナカマドが増えています。

大雪渓付近でも同様で、こちらは先週末の段階で大半のものがピークとなっていますが、そのピークの状態がそのまま続いているといった感じです。

さて、三連休まであと3日ですが、おそらく、急激な冷え込みがなければ、これに近い状態で週末を迎えるとと考えられます。現在の所、三連休の天気もまずまずといったところですので、乗鞍の紅葉散策にぜひともお越しください。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.22 は、次週末取材分(10月6日(土)〜7日(日))とあわせて翌週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2012/10/03 17:30更新)
 

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