【速報バックナンバー 2014年4月分】

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■2014年4月30日(水)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  今回はノリクラ雪渓カレンダーの掲載はありません(正式版の連載は5月中旬開始予定))


   ※ 三本滝駐車場、ツアーコース・かもしかゲレンデの積雪状況、乗鞍高原の水芭蕉の状況、乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月)を本日速報の最後に掲載しております。
 

@ 2014/04/30 09:05
乗鞍岳春山バス − 雪の壁をすり抜ける
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋〜位ヶ原山荘間)
A 2014/04/30 09:10
気温3℃、雪ではなく雨
(位ヶ原山荘前)

B 2014/04/30 12:50
雪解けはあまり進まず、三本滝駐車場まで下山滑走可能
(ツアーコース入口)

C 2014/04/30 15:10
一の瀬でも水芭蕉が見頃を迎え、乗鞍高原全エリアで見頃に
(乗鞍高原 一の瀬園地)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は速報掲載日ではありませんが、現地に向かうことができましたので、臨時で速報を掲載いたします。

今日は午前中を中心に、終日ほぼ雨の一日でした。
早朝6時の乗鞍高原の気温は6℃、昨日から降り続く雨の朝です。地上の視界は全く問題ないものの、周辺の低い山も煙っていています。ほとんど風はなく、冷たい雨ではありません。

そして、乗鞍岳春山バスの終点の標高2350メートルにある位ヶ原山荘でも朝から雨。路面凍結や積雪箇所は全くなく、乗鞍岳春山バスは始発便から通常通り運行されます。

8時の三本滝レストハウス前の気温は4℃。雨の降り方に変わりはありません。それでも周辺の視界状況には問題なく、かもしかゲレンデなどもはっきりと確認できます。この時期は日に日に雪解けが進み、スキーヤー・ボーダーの方々にとっては、ツアーコースからの下山滑走が気になるところですが、先週末と比べて、かもしかゲレンデは先週末とほとんど同じコンディションです。また、その先のツアーコース入口付近でも、クマザサが広がり始めたものの、登行や滑走には問題ありません。そして、さらに先のツアーコース入口急斜面も切り株が目立つものの、問題となる状況ではなく、おそらく、ゴールデンウィーク期間中は三本滝レストハウス前駐車場まで下山滑走可能かと思います。

まとまった雨が続く状況のため、春山バス始発便の乗客はゼロ。それでも、春山バスは定期運行されました。
三本滝ゲートからさらに進んで、冷泉小屋から先は雪の壁が聳え立つようになり、バスの背丈以上の箇所もあって、春山バスのセールスポイントの一つといえます。

春山バス始発便が到着した9時過ぎの位ヶ原山荘の気温は3℃、雪でも霙でもなく、完全に雨です。降り方は早朝と比べるとやや弱くなってきたものの、視界はあまり芳しくなく、100メートル先がやっと見える程度。山頂方面は全く確認できないのはもちろんのこと、屋根板上部すら濃霧に飲み込まれています。そして、時折、強風が吹きぬけることがあるものの、天候には大きな変化はありません。

しばらくすると、春山バス2便が到着しました。10時の位ヶ原山荘の気温は5℃、雨が降り続く中、スキーヤーの方々がお越しになりました。ただ、この天候のため、山荘で一時待機して、天候の回復を待つとのことでした。

お昼前に三本滝ゲートまで下山しましたが、この頃になると、上空に時折青空がのぞくようになり、雨の降り方もかなり弱くなって来ました。雨が完全に収まる時間も長くなるものの、雲の流れはかなり速く、時折まとまった降り方を見せるタイミングもありました。

さて、4月24日(木)の速報で、乗鞍高原 宮の原地区の水芭蕉が見頃を迎えた様子をお伝えしました。
現在、宮の原地区の水芭蕉の見頃は続き、さらに先週は咲いているものがほとんどなかった一の瀬地区でも見頃を迎えました。5月3日(土)からゴールデンウィークの大型連休後半がスタートしますが、乗鞍高原の全エリアで水芭蕉が見頃となることが予測されますので、ぜひとも足を運んでみてはいかがでしょうか?

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー はありません。
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版はVol.6 で終了させていただき、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は、5月中旬から連載開始予定です。 (2014/04/30 18:10更新)
 

【三本滝駐車場、ツアーコース・かもしかゲレンデの積雪状況、乗鞍高原の水芭蕉の状況】 → ※ツアーコースの概要はノリクラガイドマップ (冬〜春スキー版 をご覧ください。

D 2014/04/30 08:25
かもしかゲレンデ下山滑走可 − 思ったほど雪解けしていない
(かもしかゲレンデ)

E 2014/04/30 13:00
ツアーコース下山滑走可 − 入口急斜面は切り株に注意
(ツアーコース入口急斜面)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

三本滝レストハウス前駐車場は、先週末と変わらず、アスファルト部分のみ駐車可能です(収容台数50台ほど)。5月3日(土)から、ゴールデンウィーク後半の大型連休が始まりますが、三本滝レストハウス前駐車場は混雑が予想されますので、下山滑走されない一般観光客の方は、観光センター前、もしくは、休暇村から、春山バスに乗車されることをオススメします。

本文でもお伝えしたように、かもしかゲレンデは先週末とほとんど同じコンディションです。また、その先のツアーコース入口付近でも、クマザサが広がり始めたものの、登行や滑走には問題ありません。そして、さらに先のツアーコース入口急斜面も切り株が目立つものの問題となる状況ではなく、おそらく、ゴールデンウィーク期間中は、三本滝レストハウス前駐車場まで下山滑走可能かと思います。

乗鞍高原の水芭蕉は見頃を迎えています。
1週間前の4月24日(木)の速報では、乗鞍高原 宮の原地区の水芭蕉が見頃を迎え、一の瀬地区の水芭蕉はまだ咲いていないとお伝えしました。今日現在の状況は、宮の原地区の水芭蕉の見頃は続いていて、一の瀬地区の水芭蕉が見頃となってきました。そのため、乗鞍高原全エリアで見頃となっています。ただし、一部で状態のよくないものも散見され始めましたので、見頃の時期はゴールデンウィーク期間中は続くと考えられますが、早めにお越しになったほうが良いかと思います。
 


【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了が4月6日(日)で終了します。それに伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月6日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月7日(月)〜18日(金)11時 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月18日(金)11時〜25日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月26日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(月) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月22日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(木)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)
※ 位ヶ原山荘営業日 : 4月12(土)・13日(日)と、4月19日(土)からは10月末まで連日営業        ※肩の小屋営業日 : 7月から10月上旬までの予定

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線カーブ番号

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■2014年4月26日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6
 
   ※ 三本滝駐車場、ツアーコースの積雪状況、下山コースのゲレンデ状況、乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月)を本日速報の最後に掲載しております。

@ 2014/04/26 08:35
本日より乗鞍岳春山バス運行開始
(三本滝レストハウス前)
A 2014/04/26 09:05
車窓には雪壁が迫り来る
(乗鞍岳春山バス − 冷泉小屋〜位ヶ原山荘間)

B 2014/04/26 09:35
いよいよ出発 − 全山滑りまくるぞ!
(屋根板)

C 2014/04/26 11:40
ツボ足でも登れる柔らかな雪質
(屋根板)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日から乗鞍岳春山バス運行開始!たくさんの方が春山バスに乗車して春山へ一斉に出発する光景がゴールデンウィーク初日を飾りました。

早朝6時の乗鞍高原は、快晴の朝を迎えます。6時の気温は0℃、いつもはほとんど車のいない観光センター前駐車場ですが、ゴールデンウィーク初日ということもあって、今日はすでに15台程度がお越しになっています。、天候は雲ひとつない快晴ですが、少しモヤのかかった霞んだ雰囲気の青空で、ノリクラの峰々が少しぼんやりとしています。

6時の三本滝レストハウス前駐車場は、すでに30台以上の車がお越しになり、7時過ぎにはほぼ満車となりました。
今日から乗鞍岳春山バスの運行が始まりますが、実際の運行可否は路面凍結などの道路状況確認を運行前に実施し、その結果で決まります。早朝パトロールを終えたバス会社の方が位ヶ原山荘から三本滝ゲートへと戻ってきました。その結果、運行上の問題点はなく、今日は予定通り始発便から運行が開始されることが決まります。

春山バスの始発便は、運行初日から5月9日までは1時間遅く、三本滝発は8時45分です。これは夜間凍結の影響を少しでも回避するための対策で、今シーズンは始発便の運休が少なくなる見込みです。ただ、スキーヤー・ボーダーの方々にとって、できるだけ早く現地に到着したいというところもあり、春山バスを利用せず、7時前からかもしかゲレンデを登り始める方々の様子もありました。

三本滝バス乗り場には7時30分ごろから列ができ始めます。そして、8時30分頃になると春山バスが到着しました。今日は三本滝に直行した春山バスが3台と、観光センターからの春山バスが三本滝で合流し、今日は合計4台145名の方が位ヶ原山荘へと出発します。

三本滝ゲートを通過すると、春山バスの車窓には雪の壁が見られるようになり、特に冷泉小屋から位ヶ原山荘にかけては、バスよりも高い雪の壁もあり、車窓に迫り来る雪の壁は、圧巻という言葉以外には当てはまるものがありません。

そして、春山バスは9時過ぎに到着します。9時の気温は6℃。バスから降り立っても寒さを感じない状態です。バスから降りたスキーヤー・ボーダーの方々は、荷物の搬出や屋根板を登る準備の前に、乗鞍春山入山計画書の記入・提出を行わなければなりません。乗鞍春山入山計画書は、バス車内や位ヶ原山荘で入手可能です。

春山バスでお越しになったスキーヤー・ボーダーの大半は、剣ヶ峰(乗鞍岳山頂)を目指すようですが、位ヶ原山荘から数百メートル先にある屋根板から一斉に登り始めます。屋根板の雪は強い日差しを受けて、この時間でもかなりザクザクな状態。そして、アウターを着ていると立っているだけでも暑さを覚えるほどで、多くの方がアウターをザックに押し込んで薄着になってから出発する様子が見られました。10時を過ぎる前には、大半の方が屋根板から位ヶ原山荘へと出発しました。

時間の経過と共に、少し雲がたなびくようになるものの、今日は終日にわたって、ほぼ無風状態。屋根板上部にはスノーカイトを楽しもうとやって来たグループがいらっしゃったものの、空気の流れすら感じないほどで、スノーカイトを揚げることすら困難な状況でした。

正午の位ヶ原の気温は12℃、日差しは肌をも焦がすほどの強さはなく、暑さもそれほど辛い状況ではなくなってきました。上空の雲が多くなって、日差しがなくなるタイミングが長くなってきたこともあるのかもしれません。そして、山頂方面からは、いくつものシュプールが刻まれていて、稜線から全山完全に春雪に包まれた様子がわかります。

その後も安定した天候が続き、今日一日が穏やかな晴天の下で楽しむことができました。明日までは晴れマークが見られます。大型連休前半を十二分にノリクラの春山で楽しんでいただけたらと思います。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/04/26 17:00更新)
 

【三本滝駐車場、ツアーコースの積雪状況、下山コースのゲレンデ状況】 → ※ツアーコースの概要はノリクラガイドマップ (冬〜春スキー版 をご覧ください。

D 2014/04/26 07:20
早朝から満車
(三本滝レストハウス前駐車場)

E 2014/04/26 13:20
ツアーコースは下山滑走可 − 入口急斜面は切り株に注意
(ツアーコース入口急斜面)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

三本滝レストハウス前駐車場は、今日は7時過ぎには ほぼ満車となりました。また、休暇村〜三本滝までの道路では、路面凍結はありませんでしたが、夜間は凍結の恐れがありますのでご注意ください。
現時点では、位ヶ原から三本滝レストハウスまで下山滑走可能です。
ただし、ツアーコースでは1番標識から入口急斜面にかけて、所々で切り株が頭を出し始めました。昨日よりも雪解けが進んで、大きな切り株以外に、小枝なども雪の中から出始めていますので、滑走時に不意に足を取られる可能性がありますので十分にご注意ください。また、かもしかゲレンデも一部で地肌が見えていますが、こちらも下山滑走に影響を与えるものではありません。
雪がかなり汚れてきましたので、滑走性を向上させるために、ワックスなどでスキー・ボードのメンテナンスをされたほうが、スムーズに下山滑走できると考えられます。また、日中はバーンがかなり緩みます。たくさんの方が滑走した午後には、バーンが荒れることが予測されます。不整地斜面に不慣れな方は、早めの下山をオススメします。なお、県道乗鞍岳線の除雪は、位ヶ原7号カーブ(位ヶ原お花畑)まで進んでいますので、除雪箇所に転落しないよう周辺滑走には十分注意してください。

    ・ 3番標識付近の積雪量は、先週より20センチ減少して、昨年より50センチ少ない状況。
    ・ 5番標識付近の積雪量は、先週より15センチ減少して、昨年より1メートル少ない状況。
    ・ 位ヶ原急斜面の積雪量は、先週とほぼ同じで、昨年より2メートル近く少ない状況。

また、アルピコ交通 新島々駅付近にあったコンビニエンスストア(セブンイレブン波田赤松店)が2月14日に閉店しましたが、4月25日に再開しました。こちらの店舗が乗鞍地域の最終コンビニエンスストアとなります。 
 


【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了が4月6日(日)で終了します。それに伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月6日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月7日(月)〜18日(金)11時 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月18日(金)11時〜25日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月26日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(月) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月22日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(木)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)
※ 位ヶ原山荘営業日 : 4月12(土)・13日(日)と、4月19日(土)からは10月末まで連日営業        ※肩の小屋営業日 : 7月から10月上旬までの予定

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線カーブ番号

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■2014年4月25日(金)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6
 
   ※ 本日の三本滝レストハウス前駐車場の状況と、乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)を本日速報の最後に掲載しております。

@ 2014/04/25 08:55
今日も快晴 − 静かな朝
(三本滝レストハウス前駐車場)
A 2014/04/25 10:25
雪解けが進むが、まだ下山滑走可能
(ツアーコース入口)

B 2014/04/25 13:20
高さ5メートル以上 − 切り立つ雪壁の外へ勢い良く!
(位ヶ原11号カーブ付近)

C 2014/04/25 14:50
まったりとした穏やかな一日が終わる
(位ヶ原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 昨日に引き続き、今日も良い天気の一日となりました。

早朝6時の乗鞍高原は、雲ひとつない快晴の朝を迎えます。6時の気温は2℃、寒さは全く感じさせません。明日からゴールデンウィーク前半が始まり、この静けさもしばらくはお預けといった状況になるかと思います。
今日もツアーコースへ出向くため、三本滝レストハウス前駐車場へ向かいます。時刻は8時を過ぎていましたので、三本滝へ向かう道路には凍結箇所は全くありませんでした。ただし、道路脇の雪の壁からは雪解け水が絶えず染み出していますので、夜間凍結の心配はまだまだ続きそうです。

9時の三本滝レストハウス前駐車場の気温は5℃。気温以上に日差しの強さをすでに感じはじめるようになって来ました。お越しのマイカーは10台程度。おそらく、明日は打って変わって、早朝から混雑が予測されます。駐車スペースは昨日と同様に、アスファルト部分のみで収容台数は50台ほどしかありません。駐車場からトイレまでのエリアには50センチほどの積雪が残っていましたが、本日除雪が行われ、トイレの利用が可能となりました。ただし、水道はまだ利用できない状況ですのでご注意ください。

強い日差しを浴びて、かもしかゲレンデはすでにグサグサの状態。10時の気温は12℃まで上昇し、かなりの暑さを覚えます。ゲレンデの一部で地肌が見え始めたものの、登行や下山滑走には全く問題ない状態です。そして、かもしかゲレンデからツアーコース入口急斜面を登り始めて、急斜面の中ほどに到達したごろから、少しひんやりとした空気が流れて、クールダウンさせてくれました。

入口急斜面を登り切った先のツアーコースも、かもしかゲレンデと同様にグサグサの状態。あまりの暑さにコース脇の木陰を拾いながら先へ進みます。日向と木陰では、流れる空気の温度が全く異なっていて、バーンも木陰の箇所ではかなり締まっている状態でした。ツアーコースも雪解けが進んで、入口急斜面から1番標識までの区間では、所々で切り株が見られるようになり、例年よりも早いペースで雪解けが進んでいるように感じます。

12時過ぎのツアーコース位ヶ原急斜面の気温は10℃、この頃になると、雲量が多くなって、日がかげるタイミングが見られるようになってきます。日差しがなくなった瞬間、ひや〜とした空気が流れ、今日は強い日差しと冷たい空気がミックスした状況が続きます。

位ヶ原急斜面の上部ではすでに車道の除雪が始まっていて、斜面には大きな雪の塊が散乱しています。
今日の段階では、除雪の先頭は位ヶ原7号カーブ(位ヶ原お花畑付近)まで到達し、ツアーコース上部の位ヶ原11号カーブ付近ではロータリー車を使って、アスファルトが見えるところまで除雪が行われていました。除雪の進捗度合は、一昨年の2012年とほぼ同じで、昨年よりかなり早いペースで実施されています。

午後になって、プカプカと大きな雲が流れてゆきます。
しかし、ゆっくりとした雲の流れに、時間のたつのを忘れてしまうほど...稜線方面を見るといくつものシュプールが刻まれていました。

明日もよい天気が続く予報が出ています。そして、ゴールデンウィークが始まり、乗鞍岳春山バスの運行も始まります。夜間にひどく冷え込んで凍結などがなければ、運行は可能な状況かと思います。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/04/25 18:15更新)

【ツアーコースの積雪状況、下山コースのゲレンデ状況】 → ※ツアーコースの概要はノリクラガイドマップ (冬〜春スキー版 をご覧ください。
現時点では、位ヶ原から三本滝レストハウスまで下山滑走可能です。
ただし、ツアーコースでは1番標識から入口急斜面にかけて、所々で切り株が頭を出し始めましたのでご注意ください。また、かもしかゲレンデも一部で地肌が見えていますが、こちらも下山滑走に影響を与えるものではありません。
雪がかなり汚れてきましたので、滑走性を向上させるために、ワックスなどでスキー・ボードのメンテナンスをされたほうが、スムーズに下山滑走できると考えられます。また、日中はバーンがかなり緩みます。たくさんの方が滑走した午後には、バーンが荒れることが予測されます。不整地斜面に不慣れな方は、早めの下山をオススメします。なお、県道乗鞍岳線の除雪は、位ヶ原7号カーブ(位ヶ原お花畑)まで進んでいますので、除雪箇所に転落しないよう周辺滑走には十分注意してください。

    ・ 3番標識付近の積雪量は、先週より20センチ減少して、昨年より50センチ少ない状況。
    ・ 5番標識付近の積雪量は、先週より15センチ減少して、昨年より1メートル少ない状況。
    ・ 位ヶ原急斜面の積雪量は、先週とほぼ同じで、昨年より2メートル近く少ない状況。

乗鞍高原周辺の路面凍結の心配はありませんが、休暇村から三本滝レストハウスでは、雪解け水の夜間凍結の心配があります。
また、アルピコ交通 新島々駅付近にあったコンビニエンスストア(セブンイレブン波田赤松店)が2月14日に閉店しましたが、4月25日に再開しました。こちらの店舗が乗鞍地域の最終コンビニエンスストアとなります。 
 

【4月25日(金)時点の三本滝駐車場・道路状況など】
 

D 2014/04/25 08:55
三本滝レストハウス前駐車場の様子 − 収容台数50台程度
(三本滝レストハウス前駐車場)

E 2014/04/25 15:40
トイレが利用可能になりました−水道はまだ利用できません
(三本滝レストハウス前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

駐車スペースは昨日お伝えしたとおり、レストハウス前のアスファルト部分のみです(収容台数50台ほど)。ゴールデンウィーク期間中は混雑が予測されるため、ツアーコースを下山滑走されない方(観光客の方)は、観光センターなど別の乗り換え駐車場を利用されることをオススメします(往復料金は同一です)。三本滝駐車場のトイレは、本日、利用可能になりました。ただし、水道の利用はできませんのでご注意ください。
また、県道乗鞍岳線の休暇村から三本滝ゲートまでの区間は、日中は問題はないものの、一部で雪解け水が夜間凍結する恐れがありますので、夜間早朝に三本滝レストハウスにお越しの際には、運転には十分注意してください。
なお、現在、ツアーコースやかもしかゲレンデは滑走可能で、三本滝レストハウス前駐車場まで下山滑走可能です。また、現時点での県道乗鞍岳線の除雪は、位ヶ原7号カーブ(位ヶ原お花畑)まで進んでいますので、下山滑走時に除雪箇所への転落には十分注意してください。


【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了が4月6日(日)で終了します。それに伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月6日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月7日(月)〜18日(金)11時 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月18日(金)11時〜25日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月26日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(月) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月22日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(木)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)
※ 位ヶ原山荘営業日 : 4月12(土)・13日(日)と、4月19日(土)からは10月末まで連日営業        ※肩の小屋営業日 : 7月から10月上旬までの予定

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線カーブ番号


<Mt.乗鞍のリフト営業 −4月6日(日)で通常営業終了>

Mt.乗鞍の通常営業は4月6日(日)までです。4月7日(月)〜18日(金)の間は、休暇村ゲレンデより全山登行となります。
<県道乗鞍岳線(休暇村〜三本滝ゲート間)−4月18日(金)11:00冬季閉鎖解除>
県道乗鞍岳線は休暇村より先の区間については冬季閉鎖となっていますが、スキー場営業終了に伴って除雪作業が開始され、4月18日(金)11:00より休暇村ゲート〜三本滝ゲート区間が通行可能となります。乗鞍高原から三本滝ゲートまではマイカー通行可能ですが、路面状況により通行止めとなる場合があります。(4月中は夜間凍結の可能性があります。チェーンなど携行をお勧めします。)
<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行−4月26日(土)運行開始予定>
今シーズンの春山バスの運行は4月26日(土)より開始される予定です。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。

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■2014年4月24日(木)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6
 
   ※ 本日の三本滝レストハウス前駐車場の状況と、乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)を本日速報の最後に掲載しております。

@ 2014/04/24 08:05
乗鞍高原では水芭蕉が見頃を迎える
(宮の原 水芭蕉群生地)
A 2014/04/24 10:15
「ちょっとここ狭いなぁ〜」− 狭いところはスコップで広げる
(乗鞍岳春山バス試運転 − 三本滝上)

B 2014/04/24 11:00
雪の壁はバスより高い − 高いところで5メートル以上
(乗鞍岳春山バス試運転 − 位ヶ原山荘下 18号カーブ)

C 2014/04/24 11:10
4月26日(土)から運行開始が決定!
(乗鞍岳春山バス試運転 − 位ヶ原山荘)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ゴールデンウィークを目前に控え、乗鞍岳春山バスの試運転が本日行われ、予定通り4月26日(土)より運行が開始されることが決まりました。(春山バスの運行ダイヤ・運賃などは、お知らせ − 2014シーズン 乗鞍高原〜位ヶ原山荘(大雪渓)行きの春山バス運行について をご覧ください。)

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、綺麗な星空が広がっています。気温は0℃、少し冷え込んだ静かな夜です。月のない暗い夜のため、ノリクラの峰々は肉眼では確認することはできません。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、快晴無風の朝を迎えます。6時の気温はマイナス2℃、ほとんど風のない夜だったため、若干ですが霜が降りています。ノリクラの峰々は夜明け直前の5時過ぎからモルゲンロートに染まる白肌を見せてくれ、次第に空の青さが深くすっきりとした光景へと移り変わってきます。

今日は平日のため、観光センターやその周辺にもお越しになる方は少なめです。それでも、ゴールデンウィークにあわせるように、ノリクラの春は着実に訪れていて、観光センターより少し山麓寄りの宮の原地区では、水芭蕉が見頃を迎えています。地元の方に聞くと、「今年は遅い」とおっしゃる方や、「例年並だ」とおっしゃる方など様々で、なんともいえない状況ですが、宮の原の水芭蕉群生地の現状を見ると、ゴールデンウィーク期間中は見頃が続くことが予測されます。また、これより上部の一の瀬園地にある まいめの池やどじょう池などは、咲いている水芭蕉は数少なく、ゴールデンウィーク後半かそれ以降が楽しみといったところかと思います。

さて、冒頭にも記したとおり、今日は乗鞍岳春山バス試運転が行われました。安全に春山バスの運行ができるための道路・除雪状況の確認を目的として、道路を管理する松本建設事務所、環境省、中信森林管理署、長野県地方事務所環境課などの行政関係者をはじめ、地元の温泉組合・旅館組合・のりくら観光協会の方、そして、除雪を実施した金多屋建設、春山バスを運行するアルピコ交通、今回の試運転を取りまとめる松本市の方々など、30名ほどの出席者が試運転バスに乗り込みました。

10時前の観光センターの気温は10℃で、日差しの暑さを感じるほど。それでも、三本滝ゲートを過ぎた当たりから、バスの両脇には雪の壁が少しずつ高くなり、周囲にはひんやりとした風が流れるようになってきます。そして、バスの運転手さんをはじめ、車窓からの様子を見る関係者の方々からは、「今年は雪が少ないなぁ〜」ということが一様に聞かれました。そして、道幅も幾分広めに除雪され、例年だと雪の中から木の枝が飛び出して、フロントガラスに当たったりする場面がしばしがありますが、今年はそのような場面が少なく、運転手さんの話では、例年よりも運転しやすい状況だったとのことでした。

雪が少ないとは言っても、標高2320メートルの冷泉小屋を過ぎたあたりから、雪の壁はバスの背丈以上となり、高いところでは5メートル以上にも及ぶところがあります。ですから、車窓からは両脇にそそり立つ雪の壁を十分に楽しめる状況には変わりありません。

途中で報道関係者による撮影や除雪修正箇所の確認などを行いながら試運転バスは進みます。くっきりとした青空に雪の壁が映える中を試運転バスは登りますが、両脇の雪の壁は、例年よりもかなり柔らかい状況で、今後の雪解けに伴って壁が崩落する危険性もあり、春山バスの運行は始発前に必ずパトロールが実施されます。

試運転バスが終点の位ヶ原山荘に到着します。11時過ぎの位ヶ原山荘の気温はプラス5℃。山頂方面には若干雲が流れ始めます。それでも、ノリクラの峰々は青空にくっきりと輝く様子が見られ、バスを降りた関係者の方々は、一様に山頂にカメラを構える様子が見られました。年によっては、位ヶ原山荘周辺の路面は、凍結していることがあるものの、今年はほぼ皆無でした。

この後、位ヶ原山荘で意見交換会が実施され、安全運行上の問題がないことが確認されたことから、4月26日(土)から予定通り、乗鞍岳春山バスの運行開始が決定されました。

今日は申し分のない天候となりましたが、しばらくはこの天候が続くようですから、夜間凍結がよほどひどくない限り、4月26日(土)より運行が可能かと思います。ただし、実際の運行可否は、当日の早朝パトロールで決定されますので、運休になった場合を備えて、ツアーコースを登行する準備は必要かと思います。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6 は、翌週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/04/24 17:30更新)


【4月24日(木)時点の三本滝駐車場・道路状況など】
 

D 2014/04/24 16:35
三本滝レストハウス前駐車場の様子 − 収容台数50台程度
(三本滝レストハウス前駐車場)

E 2014/04/24 16:35
駐車はアスファルト部分のみ−砂利部分は除雪されてない
(三本滝レストハウス前駐車場)

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前回取材時の4月19日(土)と ほとんど変わらず、駐車スペースはレストハウス前のアスファルト部分のみです(収容台数50台ほど)。ゴールデンウィーク期間中は混雑が予測されるため、ツアーコースを下山滑走されない方(観光客の方)は、観光センターなど別の乗り換え駐車場を利用されることをオススメします(往復料金は同一です)。三本滝駐車場のトイレは、現時点では閉鎖されているものの、26日(土)の春山バス運行開始までには利用可能となる予定です。また、県道乗鞍岳線の休暇村から三本滝ゲートまでの区間は、日中は問題はないものの、一部で雪解け水が夜間凍結する恐れがありますので、夜間早朝に三本滝レストハウスにお越しの際には、運転には十分注意してください。
なお、現在、ツアーコースやかもしかゲレンデは滑走可能で、三本滝レストハウス前駐車場まで下山滑走可能です。また、現時点での県道乗鞍岳線の除雪は、ツアーコース位ヶ原急斜面の上、11号カーブの先まで進んでいます。


【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了が4月6日(日)で終了します。それに伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月6日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月7日(月)〜18日(金)11時 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月18日(金)11時〜25日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月26日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(月) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月22日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(木)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)
※ 位ヶ原山荘営業日 : 4月12(土)・13日(日)と、4月19日(土)からは10月末まで連日営業        ※肩の小屋営業日 : 7月から10月上旬までの予定

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線カーブ番号


<Mt.乗鞍のリフト営業 −4月6日(日)で通常営業終了>

Mt.乗鞍の通常営業は4月6日(日)までです。4月7日(月)〜18日(金)の間は、休暇村ゲレンデより全山登行となります。
<県道乗鞍岳線(休暇村〜三本滝ゲート間)−4月18日(金)11:00冬季閉鎖解除>
県道乗鞍岳線は休暇村より先の区間については冬季閉鎖となっていますが、スキー場営業終了に伴って除雪作業が開始され、4月18日(金)11:00より休暇村ゲート〜三本滝ゲート区間が通行可能となります。乗鞍高原から三本滝ゲートまではマイカー通行可能ですが、路面状況により通行止めとなる場合があります。(4月中は夜間凍結の可能性があります。チェーンなど携行をお勧めします。)
<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行−4月26日(土)運行開始予定>
今シーズンの春山バスの運行は4月26日(土)より開始される予定です。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。

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■2014年4月19日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.5
 
   ※ Mt.乗鞍営業終了以降(4月7日(月)以降)の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)を本日速報の最後に掲載しております。

@ 2014/04/19 07:25
今日はかもしかゲレンデからスタート!
(かもしかゲレンデ − 三本滝までマイカー通行可能に)
A 2014/04/19 10:30
見事な快晴 − 強い日差しでも空気はひんやりと
(ツアーコース − 1番標識付近)

B 2014/04/19 12:55
山頂付近は昨日は雪 − 積雪1センチほど
(位ヶ原 − 山頂からのお土産)

C 2014/04/19 13:20
今日は夕方になっても安定した天候が続きました
(位ヶ原 − シリセードを楽しむ登山のグループ)

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▼ 今日も終日快晴で穏やかな状況が続き、来週からは乗鞍岳春山バスの運行が始まりますから、「静かなノリクラが楽しめるラストチャンス」の一日を送ることができました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、雲間に少し星空がのぞく夜を迎えています。気温はプラス5℃。氷点下になることが少なくなり、寒さを全く感じさせない状況です。日中の雨はすっかり収まり、アスファルトもほとんど乾いています。物音一つない本当に静かな夜が続いて行きます。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、低く雲が垂れ込めるどんよりとした朝を迎えます。6時の気温は3℃、鳥居尾根のダウンヒルコースどころか、周囲の山々すら濃霧に飲み込まれている状態です。夏場であれば、山頂付近は間違いなく雲海の上といった天候状況です。

冬季期間中の県道乗鞍岳線は、観光センターから約2km先にある休暇村ゲートまでしか通行できませんでした。
しかし、休暇村ゲートから三本滝ゲートまでの約5kmの区間が、4月18日(金)午前11時に冬季閉鎖が解除され、マイカーでの通行が可能となりました。そのため、今日は三本滝レストハウス前駐車場まで車で向かい、隣のかもしかゲレンデから出発いたします。休暇村ゲートから三本滝ゲート間での区間は高いところで2メートル近い雪の壁が見られますが、路面には積雪は全くありません。また、雪解け水が路面に流れ出して、夜間凍結している箇所が所々で見られますので、スピードをおさえて運転する必要があります。(下に続きます。)

D 2014/04/19 06:50
4月18日(金)より通行可−積雪はないけど一部夜間凍結
(県道乗鞍岳線 休暇村〜三本滝間)

E 2014/04/19 07:30
今日は満車にならないが、この時間帯でほぼいっぱい
(三本滝レストハウス前駐車場トイレ利用不可にご注意)

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▼ (上からの続き)7時の三本滝レストハウス前駐車場の気温は2℃。三本滝レストハウス手前付近から濃霧の上に出て、快晴の青空が広がります。乗鞍高原内のどんよりとした天候からは想像できない状況です。すでに20台ほどのマイカーがお越しになっていて出発の準備を始めます。三本滝レストハウス前駐車場はアスファルト部分しか除雪されていないため、50台程度の駐車スペースしかありませんが、今日は満車になることはありませんでした。それでも、7時30分過ぎには空きスペースの方が少なくなる状況でした。なお、三本滝レストハウスのトイレは閉鎖されていますのでご注意ください。

出発の準備が整った方から、隣のかもしかゲレンデからツアーコースへ登り始めます。
7時30分ごろのかもしかゲレンデはまだバーンが硬く、中にはシールを装着した板をザックに固定して、アイゼンで登るスキーヤーもいらっしゃったほど...今日は日差しが強くても、流れる空気は冷たい状態で、バーンの緩み方も少し遅い状態でした。それでも、9時ごろになると、かもしかゲレンデの気温は10℃まで上昇し、かなりの暑さを覚える状態となり、常連のスキーヤーの方も、「こんなに暑いといつもよりもペースダウンしてしまう」と、おっしゃりながら出発前から大粒の汗を額に滲ませていました。

10時のツアーコース入口の気温は8℃。相変わらずの快晴無風が続きます。
それでも、かもしかゲレンデよりも空気に涼しさを感じるようになり、汗が少しずつ引き始めます。バーンはそれとは反対に完全に春山モード。ツボ足だと場所によってはかなり踏み抜く状態でした。入口急斜面は先週と比べて雪解けが目立つようになり、一部で切り株が頭を出し始めています。昨年よりも3週間程度早く、一昨年より1週間早い状況で、ツアーコースの下山滑走可能時期は、例年よりも若干早くなる可能性が考えられます。

正午のツアーコース位ヶ原急斜面の気温は6℃。バーン状況はツアーコース下部と変わらず、柔らかい春雪ですが、ツボ足で踏み抜くほどではありません。スキーやボードでの滑走でも、足が取られるような重たい雪ではなく、楽しくターンを描くことができます。

午後になって、青空が少し白っぽくなるものの、安定した天候が続きます。
ツアーコースから位ヶ原に登ると、剣ヶ峰(乗鞍岳山頂)や摩利支天岳が目の前に広がります。その稜線付近を見るといくつものシュプールが綺麗に刻まれていて、楽しそうに滑り降りる様子があちこちで見られます。

その中で、剣ヶ峰方面から滑り降りてきた常連のスキーヤーがやってきました。
肩の小屋から朝日岳を過ぎて稜線付近は、北向き斜面には硬いところがあるものの、南向き斜面はだいぶ緩んでいるとのこと...でも、アイゼンは携行したほうがよい状況だとのことでした。位ヶ原から上部では、所々で、汚れた斜面が新雪で一部白くなっている様子が見られ、山頂付近は1センチ程度の積雪があり、山頂の新雪を手土産に持ってきてくださいました(速報の画像A)。山麓では昨日は雨でしたが、山頂付近は雪だったようです。

今日は終日良い天候が続き、穏やかな一日でした。
週間天気予報では明日は雨となっていましたが、日中は晴れ間が見られ、雨となるのは夕方近くになってからとのことですので、明日も春山を楽しめることと思います。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.5 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/04/19 18:00更新)


【ツアーコースの積雪状況、下山コースのゲレンデ状況】
→ ※ツアーコースの概要はノリクラガイドマップ (冬〜春スキー版 をご覧ください。
雪質は綺麗に緩んで春雪そのもののコンディションです。今日は午後になってもパックされなかったため、楽しく下山滑走することができました。
ツアーコースの雪解けは見られますが、まだ、問題となる場所はありません。また、かもしかゲレンデは、一部で地面が出始めました。しかし、滑走の支障となる状況ではなく、現時点では安心して下山滑走を楽しむことができます。なお、県道乗鞍岳線の除雪は、例年よりもやや早いペースで進んでいて、すでに位ヶ原山荘まで到達しています。

    ・ 3番標識付近の積雪量は、先週より10センチ減少して、昨年より30センチ少ない状況。
    ・ 5番標識付近の積雪量は、先週より20センチ減少して、昨年より50センチ少ない状況。
    ・ 位ヶ原急斜面の積雪量は、先週より20センチ減少して、昨年より1.5メートル以上少ない状況。

なお、乗鞍高原周辺は、昨日の降雪のため、朝晩は凍結が見られますので、冬用タイヤ、またはタイヤチェーンが必要です。
また、アルピコ交通 新島々駅付近にあったコンビニエンスストア(セブンイレブン波田赤松店)が2月14日に閉店しました。乗鞍地域の最終コンビニエンスストアでしたので、ご利用されていた方はご注意ください。 

【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了が4月6日(日)で終了します。それに伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月6日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月7日(月)〜18日(金)11時 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月18日(金)11時〜25日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月26日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(月) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月22日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(木)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)
※ 位ヶ原山荘営業日 : 4月12(土)・13日(日)と、4月19日(土)からは10月末まで連日営業        ※肩の小屋営業日 : 7月から10月上旬までの予定

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線カーブ番号


<Mt.乗鞍のリフト営業 −4月6日(日)で通常営業終了>

Mt.乗鞍の通常営業は4月6日(日)までです。4月7日(月)〜18日(金)の間は、休暇村ゲレンデより全山登行となります。
<県道乗鞍岳線(休暇村〜三本滝ゲート間)−4月18日(金)11:00冬季閉鎖解除>
県道乗鞍岳線は休暇村より先の区間については冬季閉鎖となっていますが、スキー場営業終了に伴って除雪作業が開始され、4月18日(金)11:00より休暇村ゲート〜三本滝ゲート区間が通行可能となります。乗鞍高原から三本滝ゲートまではマイカー通行可能ですが、路面状況により通行止めとなる場合があります。(4月中は夜間凍結の可能性があります。チェーンなど携行をお勧めします。)
<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行−4月26日(土)運行開始予定>
今シーズンの春山バスの運行は4月26日(土)より開始される予定です。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。
 
  

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■2014年4月12日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.4
 
   ※ Mt.乗鞍営業終了以降(4月7日(月)以降)の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)を本日速報の最後に掲載しております。

@ 2014/04/12 08:15
今日は山麓から自分の足で全区間登行!
(休暇村ゲレンデ)
A 2014/04/12 08:25
快晴無風の絶好の一日
(休暇村ゲレンデ)

B 2014/04/12 12:15
バーンは春スキーならではの柔らかさ
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2014/04/12 14:20
ツェルトを張って休憩できるほど、稀に見る穏やかさ
(位ヶ原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ Mt乗鞍の営業が先週で終了し、今週はすべて自分の足で登らなければなりません。それでも終日快晴の天候に恵まれて、気持ちの良い一日を送ることができました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、明るい月に照らされる快晴の夜を迎えています。気温はマイナス3℃、それほど寒さは感じません。頭上の月に照らされて、西の空にノリクラの白肌が発光して浮かび上がっています。おそらく、夜空に真っ白に浮かび上がるノリクラを見ることができるのも、そろそろ終りに近づいてきていると思います。次に明るい満月が昇る頃には、雪解けの進んでハイマツ帯が広がりはじめたノリクラが浮かび上がっていることと思います。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、快晴無風の朝を迎えます。6時の気温はマイナス5℃、やや冷え込んだ朝です。朝日は5時30分前には東の空に姿をあらわし、ノリクラの峰々は少し顔を赤らめながら日の出を迎えます。いつもの週末ならば、Mt乗鞍に向かうマイカーが何台も登ってくるものの、今日はその様子もなく、本当に静かで小鳥のさえずりがいつも以上にはっきりと耳に届いてくれます。

冒頭に申し上げたとおり、Mt乗鞍の営業が終了しましたので、リフトでツアーコースに向かうことができません。そのため、今日は休暇村ゲレンデが出発地点となり、全山自らの足で登ります。
7時の休暇村の気温はマイナス1℃。早朝の冷え込みは完全になくなり、日差しの暖かさを十分感じる状況です。そして、休暇村の駐車場にはすでに20〜30台ほどのマイカーがお越しになっていて、出発の準備を始めています。例年、全山登行が強いられる4月第2週目はお越しになる方が少なくなりますが、今日は思った以上にたくさんの人出があります。そして、7時から7時30分ごろには多くの方が出発されました。いつも以上に時間がかかるため、これまでよりも出発時刻が早い傾向が見られました。

登り始めた休暇村ゲレンデは、2週間前の3月30日(日)に営業が終了しました。そのため、一部、地面が見えているところがあるものの積雪量は十分にあって、登行にも滑走にも全く問題ない状態。また、強い日差しに照らされて、登り始めると暑さでバテてしまうほどですが、雪面は緩むことなく、ツボ足でもかなり歩きやすい状態です。とにかく木陰を選んでかもしかゲレンデまで進みます。

9時のかもしかゲレンデの気温は6℃。一気に気温が上昇しました。それでも、空気に冷たさが感じられて、休暇村ゲレンデを登っているほどの暑さはありません。かもしかゲレンデを横切る県道乗鞍岳線には、すでに除雪が入っていて、車道部分は大きな切り通しの壁ができています。高いところでは3メートル以上もあって、切り通しの壁を越えて上段のゲレンデに登るのはやや困難な状況。そのため、車道を歩いて上のゲレンデへ向かったほうが良いでしょう。

また、4月18日(金)には三本滝レストハウス前駐車場までマイカーの通行ができるようになりますが、レストハウス前のアスファルト駐車場の除雪は完了しています。ただ、隣の未舗装部分の除雪まで実施されていませんので、駐車できる台数はやや少なめとなります。次週末にお越しの方は早めに到着したほうが良いでしょう。なお、今日現在、県道乗鞍岳線の除雪は、観光センターから約12km先の荒田沢橋付近まで進んでいます。

かもしかゲレンデも完全にウインターシーズンと変わらない状況。そのままリフト営業しても問題ないほどのゲレンデコンディションです。
さらに進んで、かもしかゲレンデ最上部のツアーコース入口に到着します。10時の気温は8℃まで上昇するものの、空気感にひんやりとしたものがあって、休暇村ゲレンデのような暑さはもうありません。雪面に冷やされた空気というよりも、空気そのものがひんやりしているように感じます。

ツアーコース入口急斜面のバーンは、日差しに少し緩んだ部分があっても、ザクザクになることなく、先週降った新雪の雰囲気を少し残しています。そして、入口急斜面を登り切った先のツアーコースも同じようなバーンコンディションで、日が高くなっても緩んだ様子が見られません。

正午のツアーコース位ヶ原急斜面の気温は4℃。この付近までやってくると、先週降った新雪が3〜5センチ程度残っていることがはっきりとわかる状況です。ただ、パウダーではなく、締まった感触になっています。上部から滑り降りてきたボーダーの方は、「肩の小屋まで行ったものの、それ以上は硬くてアイゼンがないと無理でした。ここ(位ヶ原急斜面)が一番楽しい!」と、おっしゃりながら繰り返し滑る様子がありました。

正午を過ぎて上空には薄い雲がたなびくようになります。
13時の位ヶ原の気温は1℃。ツアーコースよりも気温は低下するものの、アウターなしでも全く問題なく、ほぼ無風の状態が続きます。春になると厳冬期の強風は収まるものの、それでも絶えず風が流れる状況が続きます。しかし、今日はほとんど無風に近い微風状態で、山頂から下山されてきた登山の方が、位ヶ原にツェルトを張って休憩されている様子がありました。ツェルトが難なく設置できるほど穏やかな位ヶ原は、これまでの季節では絶対にない状況です。

今日は摩利支天岳東斜面(通称:すべり台)や大雪渓、そして、高天ヶ原と剣ヶ峰の鞍部などにたくさんのシュプールが見られました。摩利支天岳東斜面に向かったスキーヤーの話では、それほど硬い状況ではなかったようですが、肩の小屋から剣ヶ峰山頂方面は、シールではとても無理な状況ですので、稜線・山頂方面に向かう方は、必ずアイゼンの携行が必要です。

明日もよい天気が続くようですから、楽しい春スキーが期待できそうです。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.4 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/04/12 17:45更新)


【ツアーコースの積雪状況、下山コースのゲレンデ状況】
→ ※ツアーコースの概要はノリクラガイドマップ (冬〜春スキー版 をご覧ください。
雪質は完全なザラメではないものの、ほぼ春雪のコンディションといってよいでしょう。午後になるとパックして滑走が難しいツアーコースも、今日はほぼゲレンデに近いコンディションで楽しく下山滑走することができます。
ツアーコース、及び、かもしかゲレンデ、休暇村ゲレンデには、雪解けに伴って滑走の支障となる石や地面はありませんので、現時点では安心して下山滑走を楽しむことができます。なお、県道乗鞍岳線の除雪は、観光センターから約12km先の荒田沢橋付近まで進んでいます。そのため、位ヶ原山荘から夏の登山道経由で鳥居尾根方面への下山滑走は事実上困難となりました。(位ヶ原山荘からの下山は必ずツアーコースへ戻るようお願いします。)

    ・ 3番標識付近の積雪量は、先週より10センチ減少して、昨年より40センチ少ない状況。
    ・ 5番標識付近の積雪量は、先週より10センチ減少して、昨年より50センチ少ない状況。
    ・ 位ヶ原急斜面の積雪量は、先週とほぼ同じで、昨年より1.5メートル以上少ない状況。
    ・ 位ヶ原の積雪量は、先週より20センチ減少して、昨年より20センチ少ない状況です。

なお、乗鞍高原周辺は、昨日の降雪のため、朝晩は凍結が見られますので、冬用タイヤ、またはタイヤチェーンが必要です。
また、アルピコ交通 新島々駅付近にあったコンビニエンスストア(セブンイレブン波田赤松店)が2月14日に閉店しました。乗鞍地域の最終コンビニエンスストアでしたので、ご利用されていた方はご注意ください。 

【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了が4月6日(日)で終了します。それに伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月6日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月7日(月)〜18日(金)11時 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月18日(金)11時〜25日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月26日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(月) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月22日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(木)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)
※ 位ヶ原山荘営業日 : 4月12(土)・13日(日)と、4月19日(土)からは10月末まで連日営業        ※肩の小屋営業日 : 7月から10月上旬までの予定

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線カーブ番号


<Mt.乗鞍のリフト営業 −4月6日(日)で通常営業終了>

Mt.乗鞍の通常営業は4月6日(日)までです。4月7日(月)〜18日(金)の間は、休暇村ゲレンデより全山登行となります。
<県道乗鞍岳線(休暇村〜三本滝ゲート間)−4月18日(金)11:00冬季閉鎖解除>
県道乗鞍岳線は休暇村より先の区間については冬季閉鎖となっていますが、スキー場営業終了に伴って除雪作業が開始され、4月18日(金)11:00より休暇村ゲート〜三本滝ゲート区間が通行可能となります。乗鞍高原から三本滝ゲートまではマイカー通行可能ですが、路面状況により通行止めとなる場合があります。(4月中は夜間凍結の可能性があります。チェーンなど携行をお勧めします。)
<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行−4月26日(土)運行開始予定>
今シーズンの春山バスの運行は4月26日(土)より開始される予定です。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。
 
  

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■2014年4月5日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.3
 
   ※ Mt.乗鞍営業終了以降(4月7日(月)以降)の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)を本日速報の最後に掲載しております。

@ 2014/04/05 08:35
今シーズンのリフト営業は明日4月6日(日)まで
(Mt乗鞍 − やまぼうしリフト(休暇村Gはすでに終了))
A 2014/04/05 09:05
初めてのシールに挑戦!
(ツアーコース入口)

B 2014/04/05 10:30
曇天の中にも青空が広がる瞬間も
(ツアーコース − 2番標識付近)

C 2014/04/05 11:00
昨晩の降雪で全面柔らかい新雪に覆われる
(新雪10センチ − ツアーコース5〜6番標識間)

※続きの画像が下にあります(5〜8コマ目↓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 天候はあまり芳しくありませんでしたが、昨晩はややまとまった降雪があって、季節外れのプチパウダーを楽しむことができました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、時折、嵐のように激しく風が吹きぬける夜を迎えます。気温はマイナス2℃、強風に小雪の混じる状況で、路面は幾分白くなり始めています。それでも、上空には雲間に星が広がる様子があって、風の強さを除けば、それほどひどい天候ではありません。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。6時の気温はマイナス6℃、やや冷え込んだ朝です。東の空には少し青空があって、5時30分くらいから眩しい朝日が登り始めます。今日は冷たい空気に包まれているため、朝日が昇っても一向に暖かさを感じず、まるで真冬の朝に近い空気感です。煙ったような雲が上空を覆っていて、鳥居尾根ダウンヒルコースより上部は全く確認できない状況です。また、昨晩の強風はほぼ収まり、山行にはそれほど問題ない状況といえます。

観光センターから第3駐車場に向かう道路は積雪凍結していて、おそらく夏タイヤでは登ることが困難な状況。第3駐車場からさらに先の休暇村方面は、アスファルトが全く見えないほどに積雪凍結しています。また、休暇村から先の県道乗鞍岳線は、現在冬季閉鎖となっていて通行はできませんが、4月に入って除雪作業が開始されました。現在は三本滝レストハウス手前まで除雪の先頭がやってきており、今後はスキー場の営業終了と同時に、この先のかもしかゲレンデ部分の除雪に取り掛かります。そして、観光センターから15km先にある標高2350mの位ヶ原山荘へ4月26日(土)より、乗鞍岳春山バスの運行が予定されていますので、それに間に合うように除雪作業が急ピッチで実施されることともいます。なお、休暇村〜三本滝ゲート間は、4月18日(金)午前11時から通行可能となる予定です。

Mt乗鞍の今シーズンの営業は、明日4月6日(日)で終了します。
シーズン終盤ということもあって、第3駐車場にお越しのマイカーもいささか少なめの状況ですが、リフト営業は通常通り8時30分より始まりました。また、休暇村ゲレンデは3月末で終了したため、リフトご利用の方は第3駐車場をご利用ください。

リフトを乗り継いでツアーコース入口に到達すると、いつものようにツアーコースに向かおうとする方々がやってきていますが、全部で20名ほどと少なめでした。7時30分過ぎにはややまとまった降雪が見られたものの、9時過ぎにはほぼ収まっています。9時のツアーコース入口の気温はマイナス4℃。今日はほぼ終日にわたってマイナスの気温で、アウターを脱いでザックに押し込む方々は皆無でした。

ツアーコース入口急斜面は、昨晩の降雪が10センチ程度降り積もって、昨日までのトレースがほぼリセットされた状態。雪質はほぼ真冬のコンディションと言ってよいもので、この時期としては貴重な新雪といってよいでしょう。
入口急斜面を登った先のツアーコースも、新雪はほぼ10センチ程度。時折、日差しが差し込むことがあっても、薄日か曇り空のコンディションのため、日差しで雪が腐るような様子は見られませんでした。(下に続きます↓)

 

D 2014/04/05 11:50
新雪20センチ − 久しぶりにパウダーゾーンになる
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)
E 2014/04/05 11:55
もちろん申し分ない笑顔が揃う
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

F 2014/04/05 12:55
森林限界を超えるとホワイトアウト
(位ヶ原)

G 2014/04/05 13:30
視界はさらに悪化、足元さえ良く見えない−早急の下山を!
(大雪渓前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ (上からの続き) 正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス4℃。天候はほぼ曇りの状態です。
ツアーコースは全体的に10センチ程度の新雪しかありませんでしたが、位ヶ原急斜面では20センチ程度もあって、すでにいくつかのシュプールが刻まれています。お越しになった方の中には、ここだけ繰り返し滑る様子もあって、久しぶりのパウダーを楽しんでいらっしゃいます。
今日は入山者数が少なかったこともあって、午後になっても位ヶ原急斜面のパウダーが食い尽くされるという状況にはなりませんでした。今晩は降雪の予報が出ていますので、明日もパウダーが楽しめるのではないかと期待できます。

位ヶ原急斜面を登った先は、森林限界を超えた位ヶ原になります。
ツアーコース内よりも気温が低下して、13時の気温はマイナス10℃まで低下します。風はそれほどではなかったものの、視界は100メートルに満たない状況。そのため、地形などを把握された方でない限りは入山が難しい状況です。
また、位ヶ原から摩利支天東斜面(通称:すべり台)へ向かおうとしたボーダーの方も、途中で視界がなくなり、立っていても平衡感覚が奪われる状況となったため、引き換えしてこられたとのことでした。

その後も天候の回復はなく、視界は悪化傾向を示し、早めの下山を強いられる状況でした。
明日は、Mt乗鞍の営業終了日。リフトでツアーコース入口に到達できるのもこれで最後となります。また、天候は再び冬型が強まり不安定となる予報が出ています。雨ではなく雪だと思いますが、視界不良の場合は、森林限界を超えた位ヶ原への入山は控えたほうが良いかもしれません。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.3 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/04/05 17:30更新)


【ツアーコースの積雪状況、雪崩状況】
→ ※ツアーコースの概要はノリクラガイドマップ (冬〜春スキー版 をご覧ください。
久しぶりのパウダーが広がりましたが、パウダーが楽しめるのは位ヶ原急斜面に限定される状況です。森林限界を超えた位ヶ原は、所々にアイスバーンが残っていますが、積雪の増加が見られます。また、シュカブラがありますので、滑走に十分注意してください。

    ・ 3番標識付近の積雪量は、先週より5センチ減少して、昨年より20センチ少ない状況。
    ・ 5番標識付近の積雪量は、先週より5センチ減少して、昨年より20センチ少ない状況。
    ・ 位ヶ原急斜面の積雪量は、先週より20センチ増加して、昨年より1メートル程度少ない状況。
    ・ 位ヶ原の積雪量は、先週より20センチ増加して、昨年より20センチ多い状況です。

なお、乗鞍高原周辺は、昨日の降雪のため、朝晩は凍結が見られますので、冬用タイヤ、またはタイヤチェーンが必要です。
また、アルピコ交通 新島々駅付近にあったコンビニエンスストア(セブンイレブン波田赤松店)が2月14日に閉店しました。乗鞍地域の最終コンビニエンスストアでしたので、ご利用されていた方はご注意ください。 

【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了が4月6日(日)で終了します。それに伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
4月6日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月7日(月)〜18日(金)11時 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月18日(金)11時〜25日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月26日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(月) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月22日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(木)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)
※ 位ヶ原山荘営業日 : 4月12(土)・13日(日)と、4月19日(土)からは10月末まで連日営業        ※肩の小屋営業日 : 7月から10月上旬までの予定

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線カーブ番号


<Mt.乗鞍のリフト営業 −4月6日(日)で通常営業終了>

Mt.乗鞍の通常営業は4月6日(日)までです。4月7日(月)〜18日(金)の間は、休暇村ゲレンデより全山登行となります。
<県道乗鞍岳線(休暇村〜三本滝ゲート間)−4月18日(金)11:00冬季閉鎖解除>
県道乗鞍岳線は休暇村より先の区間については冬季閉鎖となっていますが、スキー場営業終了に伴って除雪作業が開始され、4月18日(金)11:00より休暇村ゲート〜三本滝ゲート区間が通行可能となります。乗鞍高原から三本滝ゲートまではマイカー通行可能ですが、路面状況により通行止めとなる場合があります。(4月中は夜間凍結の可能性があります。チェーンなど携行をお勧めします。)
<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行−4月26日(土)運行開始予定>
今シーズンの春山バスの運行は4月26日(土)より開始される予定です。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。
 
  

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