【速報バックナンバー
2016年8月分】
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■2016年8月28日(日)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍特集)
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@ 2016/08/28 06:15 4年ぶりにフルコースでの開催が決まる (大会会場) |
A 2016/08/28 07:50 スタート地点の天候とは打って変わって快晴 (大雪渓付近 − ゴールまで1.5km) |
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B 2016/08/28 07:56 |
C 2016/08/28 09:30 エントリー数4077名 − 久しぶりのフルコースを堪能 (大雪渓前) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 本日は自転車ヒルクライムレース「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」のレース当日です。
早朝5時の乗鞍高原の天候は曇・気温16℃・無風の天候、残念ながら山頂方面は確認できません。そして、次第に観光センター周辺には濃霧がかかって来ます。ただ、すでに山頂方面に向かったスタッフからの無線連絡では雲海の上の快晴とのこと。ここ数年はゴールエリアをどこに変更するかレース開始直前まで検討する悪天候が続きましたが、今年は何の問題もなく、予定通りの県境ゴール(フルコース)での実施が決まりました。ただ、3年も短縮コースでの開催のため、フルコースでの経験のない選手もいらっしゃり、ペース配分がわからないなどとおっしゃる方もいらっしゃいました。
競技はチャンピオンクラスの7時を先頭に各クラスごとに分かれて出走します。
<チャンピオンクラススタート>
例年のレースでは、スタートの大集団は三本滝付近を過ぎるとある程度の人数に先頭集団がしぼられ、終盤は2〜3名の選手での争いとなるパターンが多いものの、今年は様子が違います。スタートからの大集団が、7km地点の三本滝付近まではあまり分散されることなく続き10名近い集団が先頭集団を形成します。ただ、その中でも優勝候補と目されている選手は後方で様子見の状況。それでも13km地点の冷泉小屋付近までやってくると、森本
誠選手、清宮
洋幸選手をはじめとする6名の集団に、その後、15km地点の位ヶ原山荘を過ぎて清宮選手がダッシュをかけると、それに森本誠選手、兼松大和選手が呼応して先頭は3名になるものの、位ヶ原を過ぎて後続から矢部
周作選手をはじめとする選手が先頭に加わります。
それまでの曇天が位ヶ原に到達すると、雲が抜けて山頂方面は真っ青な快晴に包まれます。19km地点の大雪渓では、田中裕士選手、大久保
知史選手、板子
祐士選手も加わって7名が横並びとなり、だれがトップに出てもおかしくない状況。しかし、最終的には4名となって、1位
森本 誠選手(56分12秒993)、2位 清宮
洋幸選手(56分13秒289)、 3位
兼松大和選手(56分13秒574)、4位 矢部
周作選手(56分17秒071)がゴールしました。
なお、女子は今年から年齢別の2つのクラスが統合され、優勝は金子
広美選手(1時間08分12秒301)でした。
<大会は...>
チャンピオンクラスの選手がゴールする時間帯は、ほぼ快晴だったものの、9時頃からは山麓から湧き上がる雲に包まれ、ゴール付近も一時濃霧に見舞われる状態。気温は16℃前後でややひんやりした感覚があります。多くの選手が「やっぱり山頂(県境)までゴールできると達成感が違いますね!」と、久々のフルコース開催を堪能され、下山では眼下に広がる絶景を写真に収めながら風景を楽しむ選手もたくさんいらっしゃいました。
山頂付近にかかる雲が周期的に流れる状況が続くものの、雨などは降られずに無事に大会を終了することができました。
4年ぶりのフルコース開催となり、「フルコースはオリンピックイヤーしか開催しない!」なんて揶揄する方もいらっしゃいましたが、来年以降もフルコースでの開催を願いたいものです。位ヶ原を超えた先の森林限界を自転車で走行できるのはノリクラ以外ではほとんどなく、この貴重な光景を多くに選手に堪能してもらいたいものです。
なお、本日取材の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍特集は、9月下旬に掲載する予定です。掲載時にはトップページおよび、Twitter(@norikura_org)にてご案内いたしますので今しばらくお待ちください。(2016/08/28
19:00更新)
● 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2016上位選手のリザルト(速報値であるため、大会公式リザルトをご確認ください)
<チャンピオンクラス>
1 森本 誠 56:12.933
2 清宮 洋幸 56:13.289
3 兼松 大和 56:13.574
4 矢部 周作 56:17.071
5 田中 裕士 56:42.328
6 大久保 知史 56:50.647
<女子>
1 金子 広美 1:08:12.301
2 近藤 民子 1:14:56.409
3 宮下 朋子 1:15:32.434
4 山本 恵子 1:17:53.821
5 中込 由香里 1:19:43.485
6 清水 朋美 1:20:14.727
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@ 2016/08/28 0 4:10大会本部 − 現時点ではフルコースでの開催の方向で 乗鞍スカイラインは自転車通行可 (朝の速報 − 大会本部) |
@ 2016/08/28 05:15 |
■2016年8月27日(土) (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.16
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 特集)
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@ 2016/08/27 08:20 青森から18日目 − 「えっ、向こう側は通行止め?!」 (県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート) |
A 2016/08/27 10:15 昨日の大雨で小石や枝が流出 − 一つ一つ箒で掃除 (県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ) |
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B 2016/08/27 12:50 |
C 2016/08/27 14:15 やはり人気は悪魔おじさん! (全日本マウンテンサイクリングin乗鞍) |
▼ 今日から二日間、国内最大級の自転車ヒルクライムレース「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」が開催され、今日はあいにくの天候でしたが、前日受付が観光センターで行われました。
<乗鞍高原>
早朝5時の乗鞍高原は、昨晩20時頃から続く雨がまとまった雨脚で今朝になっても続いています。気温は17℃と寒さはありません。昨日の速報でもお伝えしたように、観光センター前駐車場は大会会場となることから、昨日夕方から駐車禁止の措置が取られ、ご来光バス・シャトルバスは、観光センター前の車道沿いにある路線バス停留所での発着となりました。また、観光センター以外の周辺駐車場は通常通り利用可能で、シャトルバスに乗車される方はそちらを利用することとなります。
なお、3時の畳平の天候は、小雨・気温10℃・風速1〜2メートルで、乗鞍スカイラインは視界不良のため自転車通行止です。
<乗鞍高原から大雪渓>
雨はまるで梅雨の頃のように、強弱を繰り返しながらしとしとと降り続き、6時30分頃から7時過ぎまでは豪雨といってもよいほどの降り方でした。この雨ですから、観光センターから三本滝ゲートにたどり着く間、遭遇した自転車は1台のみ。それに加え、大会前日の試走が禁止されていることから、登って行く自転車はほとんどありません。
8時の三本滝ゲートの気温は16℃、濃霧に覆われて視界は100メートルほど、やって来たのは大きな荷物を満載したチャリダーの女の子。三本滝ゲート係員が乗鞍スカイライン側への通り抜けができないことを告げると、かなり焦った様子。それもそのはずで今日は高山に抜ける予定とのこと。青森を出発して今日で18日目、大学の先輩がノリクラにのぼったことに触発されて、青森からやって来たのだということですから、その強さには驚きです。輪行バックは持っているとのことでしたので、畳平から平湯温泉・ほおのき平行きのシャトルバス下り便に乗車することをオススメしたところ、早速元気に出発されました。
三本滝から先は昨晩の雨で、小石や枝葉などが路面散乱している様子も見られ、明日の大会に向けてコース整備の係の方々が竹箒で清掃する様子がみられました。コース整備の係員といっても、すべて乗鞍高原で旅館民宿を経営する地元の方々で、それぞれの宿では選手の宿泊でどこも満室状態を抱えながらのボランティア作業です。
10時の大雪渓は、霧雨・気温16℃・ほぼ無風の天候。濃霧のため視界は100メートル前後が続きます。大雪渓駐車場には常連スキーヤーの面々がお越しになっているものの、安全に滑走できる視界が確保できないことからしばらく待機...その間、大雪渓沿いの高山植物などを観測するなど、普段はできないノリクラの自然に触れる良い機会となりました。
<全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 大会会場>
正午の観光センターの気温は20℃、小雨が降ったりやんだりを繰り返す状況。それでも、会場内にはすでに多くの方々お越しになり、展示ブース等で自転車用品を手に取る様子がみられました。今年はカテゴリーの一部変更があり、三本滝までのショートコース(11歳以上)が廃止される一方。フルコースの参加資格が16歳以上から中学生に引き下げられて、今回最年少の選手は12歳の男の子、「NHKのチャリダーに刺激されて自転車を始めました。ちょうどそのタイミングと同時に、この大会が中学生でもフルコース出場ができると知って、すぐに応募しました。」と、おっしゃり、明日は完走目指して頑張るとのことでした。
また、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は、市民レースとしては選手層が厚く、トップクラスの選手がこの大会に照準を合わせて出場するケースも多く見られます。そんな中、今回チャンピオンクラスに初出場する清宮
洋幸選手は、「2013年にツール・ド・沖縄、2015年にジャパンカップの優勝し、市民二大レースを制することができました。今回の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍で優勝できれば、市民三大レースを制することができるので、絶対に狙いたいと思います。」と、おっしゃっていました。
15時頃から再び雨が降り始め、会場内では傘をさす方々が多くなってきました。そして、速報を書く18時現在も小雨が降り続き、明日の天候が気がかりな状況です。
近年は悪天候のため、短縮コース開催が続いています。明日は何が何でも県境までのフルコースでの開催を期待したいところで、選手はもちろんのこと、大会を主催する方々も同じ想いです。
なお、今回取材の 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍特集は、9月下旬ごろ、掲載を予定しております。掲載時にはトップページおよび、Twitter(@norikura_org)にてご案内いたしますので今しばらくお待ちください。(2016/08/27
18:50更新)
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@ 2016/08/27 05: 20雨−乗鞍スカイラインは自転車通行止め シャトルバスはAダイヤ運行 (朝の速報 − 観光センター前駐車場) |
A 2016/08/27
05:20 |
■2016年8月26日(金)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.16)
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@ 2016/08/26 06:25 朝一番から快晴 (観光センター前) |
A 2016/08/26 09:40 昼前になると雲が...まだ8月なのにもう紅葉が (県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ) |
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B 2016/08/26 13:15 |
C 2016/08/26 16:15 大会の準備は着々と − 気がかりは天候だけ =明日の受付は13〜17時、遅れないように!= (全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 大会会場) |
▼ 本日は速報日ではありませんが、現地に向かうことができましたので、臨時で速報掲載いたします。昼前に一時的に雲が流れ込む状況でしたが、終日にわたってよい天候が続きました。
早朝5時の乗鞍高原は、雲一つない晴天の朝を迎えます。気温は15℃、思ったほどひんやりとした感覚はありません。平日にも関わらず、観光センター前駐車場は40台ものマイカーがお越しになっています。3時の畳平の天候は、晴・気温8℃・無風で、11〜13km地点で一部濃霧があるものの、自転車は朝一番から通行可能状態です。6時過ぎからしっかりと日差しが差し込むようになるものの、それほどの灼熱感はありません。
しかし、8時頃になると上空に雲が沸き始め、それと同時に少しひんやりとした空気感が感じられます。山頂方面は絶えず雲が流れるようになるものの、それも10時頃になると雲の隙間から山頂方面が見え隠れするようになり、それ以上の天候悪化はありませんでした。
10時の大雪渓の気温は18℃、日差しがさえぎられると肌寒さを覚える状況。今日は平日としては多くのヒルクライマーがお越しになり、日曜日に開催される全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に出場される選手が最後のトレーニングに励む様子も見られました。駆け抜けるヒルクライマーも登りでは暑さはそれほど感じなかった模様で、それは逆に下りが寒いということを意味していて、実際に防寒着を着用して下山される様子がみられました。
正午の肩の小屋の気温は16℃、小屋の前の広場はほとんど週末と変わらないくらいの人出。時間帯によっては山頂への登山道が数珠つなぎになるほどでした。午後になって青空が戻ってくるものの、湧き上がる雲が絶えず流れていて、その雲の動きのダイナミックさに眺めいってしまうほどの迫力でした。
明日・明後日は観光センター前駐車場が全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会会場になります。今日から準備が本格的に始まり、会場ステージや大会本部テント、選手受付テントなどが設置されました。大会関係者の方は「今年は何が何でもフルコースでの開催が実現したいです。」と、おっしゃっていました。ただ、現時点での天気予報は明日から下り坂の模様。ちょっと気がかりですが、最低でもフルコースが実施可能な天候であってくれることを願うばかりです。
明日の大会受付は13〜17時です。本日も国道158号線の稲核で交通事故が発生し、先ほどまで片側交互通行となっていました。不測の事態に備えて、早めに会場入りされることをお勧めします。なお、大会開催に伴う交通規制などは、8月28日開催の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2016に伴う通行規制・シャトルバス運休をご覧ください。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.16 は、次週末掲載予定です。(2016/08/26
18:40更新)
■2016年8月20日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.15)
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@ 2016/08/20 07:10 超快晴! (観光センター前駐車場) |
A 2016/08/20 07:40 木漏れ日の中を (県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート下 37〜38号カーブ) |
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B 2016/08/20 10:30 |
C 2016/08/20 13:30 午後は濃霧でもほとんど降られることなく... (雪渓上部左側) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 昨日の速報でもお伝えした通り、今回は一日前倒しして8月19日(金)・20日(土)に実施させていただき、明日21日(日)の速報掲載はありませんので、ご了承ください。
本日は朝一番は最高の快晴でしたが、これも昼前から急激に曇り空になり、お昼頃一時的にまとまった降り方となり、午後はほぼ濃霧に包まれました。
<乗鞍高原>
早朝5時の乗鞍高原は、夜空を明るく照らした真ん丸のお月様はその役目を終えて、西の空に沈もうとしています。気温は14℃、これまで寒いとまでは思わなかったものの、今朝はやや肌寒さを感じる状況で、季節の移り変わりを実感します。そして、日の出とともに空は真っ青に輝き、日差しは普段以上に強く感じるほどです。3時の畳平の天候は、晴・気温8℃・風速4mと申し分ない天候で、朝一番から自転車も通行可能な状態。そして、観光センター前駐車場は5時の時点で80台のマイカーがあるものの、まだ余裕があり、本日満車になったのは9時頃だった模様で、この時期の週末としては、ほぼ平均的な賑わい状況です。
<乗鞍高原から大雪渓>
この天候ですから、朝一番から多くのヒルクライマーが続々と出発します。今日は単に快晴ではなく、日差しがかなり強く感じられ、カラマツ林の続く休暇村〜三本滝ゲート間は、木漏れ日の中をヒルクライマーが走り抜けるシルエットにペダルを回す拍動をそのまま写しているように感じます。
8時の三本滝ゲートの気温は23℃ですが、湿度が46%と低く、照り付ける日差しの中であってもさわやかさを感じる状況かと思います。
8時を過ぎると東の水平線に雲が湧き上がります。そして、ヒルクライムの足を止めてかもしかゲレンデからの様子を何度も写真の収める様子なども見られました。最高の天候に恵まれて、その風景はいつも以上にきれいに映るもの。そんな絶景を何度も振り返りながら見続ける走って行くヒルクライマーの様子ありました。
ただ、この天候も9時を回るころから雲が流れ込むようになり、10時過ぎからは霧雨のような雨が降り始めます。大雪渓の気温は16℃、山麓から湧き上がる空気にひんやりとしたものを感じます。そして、山頂方面はすっぽりと濃霧に覆われ、天候は明らかに悪化傾向で、今朝の様子からは想像できないものです。
<肩の小屋>
11時頃から霧雨が続くものの、大した降り方ではなく、肩の小屋では外の広場に多くの方がお昼を楽しまれています。
そして、12時を回ると雨脚が急激にに強くなり、あちこちでレインウェアを着込む様子があり、また、肩の小屋へ雪崩のように登山客がどっとなだれ込んできます。ただ、この降り方も30分でほぼ収まりますが、山頂方面は濃霧が続き、午後からは山頂目指す方はかなり少なかった模様です。
<大雪渓>
こんな中でも、常連のアルペンレーサーのお二人がお越しになり、雨降りをおして練習されていました。バーンは昨日よりも若干柔らかめです。また、その隣の右寄り部分では先週のコブの残骸がわずかにありましたが、常連スキーヤーがそれを何度も滑り込んでコブらしい形にされていました。ただ5ターンしかなく、作成していた常連スキーヤーは「とりあえず月1回のスキーを来月も継続したい」と、おっしゃっていました。
そして、まとまった雨となったら練習終了としたいものの、午後から濃霧以外に天候が激変することはなく、最後まで無事に滑走練習できた模様です。14時の大雪渓の気温は12℃、暑くもなく寒くもないちょうど良い気候でした。
今日のシャトルバスは、ご来光バスが2台、始発便が2台、7時便が1台、8時便が3台、9時便が4台でした。また、ヒルクライマーは、午前が181台、午後が57台で、合計238台でした。また、観光センター前駐車場は9時に満車になりました。
冒頭にも記したとおり、今回は一日前倒しにて速報を実施しております。したがって、明日8月21日(日)の速報はお休みさせていただきます。次回の速報は1週間後の8月27日(土)です。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.15 は、次週末掲載予定です。(2016/08/20
19:35更新)
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@ 2016/08/20 05: 20快晴−乗鞍スカイラインは自転車通行可 シャトルバスはAダイヤ運行 (朝の速報 − 観光センター前駐車場) |
A 2016/08/20 05:45 |
■2016年8月19日(金)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.15)
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@ 2016/08/19 07:10 中腹エリアは濃霧 (県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート) |
A 2016/08/19 08:20 雨が降って来た! (県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋上 20号カーブ) |
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B 2016/08/19 10:10 |
C 2016/08/19 13:25 午後は晴と濃霧を繰り返す (大雪渓前) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 通常、速報は週末(土日)に実施しておりますが、今回は諸事情により1日前倒しして、19日(金)・20日(土)の二日間とし、21日(日)は速報を実施いたしません。あらかじめご了承ください。今日は一時雨に見舞われるものの、曇〜晴の穏やかな天候の一日でした。
<乗鞍高原>
明け方の乗鞍高原は、満月が上空の霧に見え隠れしています。5時の気温は19℃、夜明けを迎えると同時に雲間に青空が見える瞬間があっても、やはり上空の霧・雲が少しずつ厚くなり、また、低く垂れ込める状況となってきます。
3時の畳平の天候は、10kmポスト(四ッ岳カーブ手前)から先で濃霧・気温10℃・ほぼ無風。視界不良のため自転車は通行見合わせで、次回パトロールにて判断するとのことでしたが、7時30分に自転車通行止めが解除されました。
<乗鞍高原から大雪渓>
大雪渓方面に向かうと、休暇村手前から濃霧が立ち込めるようになり、三本滝ゲート付近は視界が50メートルに満たない状態。上部から帰ってくるタクシーの運転手さんが「上は天気が良いよ」と、教えてくれます。乗鞍高原から山頂への登山に、この天候を思案されていた方はそれをおお聞きして、「しまった!そんなことなら早く出発すればよかったのに...」と、少し後悔されていた模様でした。そして、7時30分の摩利支天バス停付近からまとまった雨脚に...今日は平日のため、ヒルクライマーがやや少なめでしたが、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まで1週間と迫り、今日も本番モードで駆け上がる選手の姿が見られました。ですから、途中で雨が降ってもお構いなく走り続けます。(ただし、下山は相当寒いと思われますので、天候にかかわらず、レインウエア・ウインドブレーカーなどを必ずご持参ください.)
また、視界は50メートル前後しかないため、対向車両に自転車の存在を認識してもらうためにヘッドライト・テールライトを点灯されることを強くお勧めします。
雨は1時間もしないうちに収まり、さらに位ヶ原11号カーブ付近から、霧が薄くなってきます。山麓から絶えず山肌を上昇しており、位ヶ原・大雪渓エリアは、この霧の上に達してるものの、はっきりとした青空にはなりません。
<大雪渓>
9時の大雪渓入口の気温は16℃、下りのバス停にはご来光登山に向かったお二人にお会いします。「地元に住んでいながら、なかなかヤマ登らないんだよね。でも、ご来光はチョー綺麗だったよ。」と、嬉しそう...普段は朝な夕なに眺めるノリクラの峰々も、やはり実際にやってくるとその感覚は違うもののようです。
現在、滑走できるのは雪渓上部左側で上級者限定のバーンです。すでにノリクラ雪渓カレンダーでお伝えしているように、昨年・一昨年よりも小さい状態で、それ以前と比べると9月下旬から10月上旬の積雪面積です。また、先週新たに作成され右寄りのたコブは、何とかコブらしい形状が感じられますが、左寄りのピッチの細かいコブはほぼ消滅状態でした。
また、帯状の凍結箇所はさらに上へと伸び始めて、場所によっては滑走できる距離が3分の1程度になっています。ただ、現時点はある程度の積雪量があるため、極端な面積減少は見られませんが、今後、激しく雪解けすると急速に面積が小さくなる可能性があります。
<畳平お花畑>
そろそろ終盤で、現在きれいに咲いているのは、イワギキョウ・ミヤマアキノキリンソウ・コウメバチソウに限られる状況でトウヤクリンドウが咲き始めて、高山植物の季節が終焉を迎えようとしています。葉の色の変化が始まり、今後は草紅葉が楽しめる季節へと移り変わって行きます。
今日のシャトルバスは、ご来光バスが1台、始発便が1台、7時便〜9時便が各2台でした。また、ヒルクライマーは、午前が34台、午後が17台で合計51台でした。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.15 は、次週末掲載予定です。(2016/08/19
19:10更新)
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@ 2016/08/19 05: 10曇−乗鞍スカイラインは自転車通行見合わせ シャトルバスはAダイヤ運行 (朝の速報 − 観光センター前駐車場) |
@ 2016/08/19 05:10
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■2016年8月15日(月)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.14)
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@ 2016/08/15 09:00 天候は晴→曇へ、そして雨が降り始める (県道乗鞍岳線 − 摩利支天バス停上 32号カーブ) |
A 2016/08/15 10:40 気温15℃、雨に濡れて寒い! − 夏でも薪ストーブを囲んで (位ヶ原山荘) |
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B 2016/08/15 10:15 |
C 2016/08/15 11:10 濃霧・強雨が続く (大雪渓・肩の小屋口バス停) |
▼ 本日は速報実施日ではありませんが、現地に向かうことができましたので、臨時で速報掲載いたします。お盆三日目の今日、早朝は青空がのぞいていたものの、生憎の天気の一日になってしまいました。
<乗鞍高原>
早朝6時の乗鞍高原は、雲量が多いものの青空が広がる朝を迎えます。気温は19℃で山頂方面は完全に雲に飲み込まれて、その様子を確認することができません。3時の畳平の天候は、濃霧・気温8℃・微風で、乗鞍スカイラインは視界不良のため、朝一番から自転車は通行止めで、最終的に終日自転車通行止めとなりました。観光センター前駐車場はこの時間帯でも90台で、通常の平日と比べるとかなり多い状況ですが、昨日・一昨日と比べると少なく、お盆休みのピークは終了した模様です。また、通常なら、8時〜10時の間に満車になるものの、今日の午前中は満車寸前の状態で推移し、お昼前には少なくなり始めました。
<ヒルクライム、天候は雨へ>
早朝の晴れ間は、7時には完全に曇となり、三本滝ゲートを過ぎて摩利支天バス停付近から時折濃霧が立ち込める状況。天候に不安があるものの、朝の早い段階は、いつもの週末並のヒルクライマーの姿が見られます。9時の摩利支天付近の気温は20℃前後で、ヒルクライムにはちょうど良い程度のコンディション。おしゃべりを楽しみながらゆっくり登るヒルクライマーのグループの様子がみられました。
ただ、この天候も9時過ぎからポツリポツリと降り始め、降り始めたと思ったらザーッとまとまった降り方へと変わり、周辺を濃霧が立ち込めるようになってきます。10時の位ヶ原山荘の気温は15℃、雨に濡れたヒルクライマーが急いで薪ストーブの前に陣取ります。位ヶ原山荘では、天気の良い日の昼間を除けば、夏でもストーブが必要なことが多いほどです。雨は時間とともにひどくなる一方で、こちらのヒルクライマーのグループは、カーボンホイール着用の方もいらっしゃり(※)、今日はここで撤退されるとのことでした。(※
カーボンホイールは雨だとブレーキが効きにくくなります。)
<位ヶ原・大雪渓は濃霧強雨>
森林限界を超えた位ヶ原は、視界が50メートル前後で、雨は強弱を繰り返す状況の中、登り続けるヒルクライマーは全身ずぶぬれ状態。それでも余裕でピースサインを返して下さる方もいらっしゃいました。この天候ですから、大雪渓を訪れるスキーヤーは皆無。11時の大雪渓の気温は12℃で、下山するヒルクライマーは、登りと変わらない格好で寒さに耐えながら降りて行く様子がみられ、少なくともレインウェアとフルフィンガーのグローブは持参したいものです。
午後になって、雨は小康状態となり、14時ぐらいから山頂付近まではっきり見られるようになり、15時には時折日差しが差し込むようになってきました。
今日のシャトルバスは、ご来光バスが2台、始発便が2台、7時便が2台、8時便が3台、9時便が3台でした。また、ヒルクライムは、午前61台、午後0台で、合計61台で、乗鞍スカイラインは、濃霧のため終日自転車通行止めでした。
なお、お盆期間中の速報は本日で終了し、次回の速報は8月19日(金)を予定しております。本日取材分の
ノリクラ雪渓カレンダーVol.14 は、次週末掲載予定です。(2016/08/15
15:45更新)
■2016年8月14日(日)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.14)
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@ 2016/08/14 09:55 今年もおばあちゃんと一緒に登山だ! (大雪渓〜肩の小屋登山道) |
A 2016/08/14 10:20 本日のヒルクライム数 352台 − 今期最高をさらに更新! (県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ) |
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B 2016/08/14 11:05 |
C 2016/08/14 13:10 青空に背中を押され、足取り軽く (山頂登山道) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 今日は見事な青空の一日。お盆休み二日目とあって、おそらく今期一番の賑わいとなりました。
<乗鞍高原>
早朝5時の乗鞍高原は、雲一つない快晴で気温15℃と暑くもなく寒くもない朝を迎えます。ちょうど日の出前には山頂に雲が横たわっていたものの、日の出とともにすっきりと雲が抜けて、空の青さも次第に深みを帯びてきます。2時45分の畳平の天候は、晴・気温7℃・風速5メートルで視界良好でしたが、9km地点付近から部分濃霧がみられ、自転車は次回パトロールまで通行見合わせでしたが、7時には通行可能となりました。また、観光センター前駐車場は5時の段階で145台と満車に近い状態で7時には満車となり、
昨日よりもやや人出が多く、賑やかさも昨日よりもみられる状況です。
<ヒルクライム・登山・肩の小屋>
7時頃になると、山頂付近に雲が発生するようになりますが、それもすぐに消えて、朝のうちは快晴が続きます。お盆休みを利用して、乗鞍高原に住むおばあちゃんのところに帰省したご家族は、今年も恒例の山頂登山へ。10時の大雪渓の気温は19℃で、気温以上に爽やかな空気感があって、今日はまさに登山日和。日差しは燦々と差し込むものの、その強さをあまり感じさせないほどのやさしい空気が流れています。
この天候ですから、山頂登山の人出もまずまずですが、昼前の肩の小屋〜山頂登山道を歩く登山客の様子には所々に隙間があって数珠つなぎにはなっていない模様で、ひどい混雑ありませんでした。そして、途中に立ち寄る肩の小屋の広場では、ゆっくりとお昼休みを取る様子がみられます。
正午の肩の小屋の気温は19℃、日陰が全くない広場ですが、肩の小屋からさらに上部はひんやりとした空気が流れていて、下界なら日差しの下は「炎天下」となるところですが、こちらではわざわざ木陰を探す必要は感じません。
肩の小屋から山頂への登山道は、ここ数日雨が全くないため、砂埃がやや目立つ状況。稜線上には穂高連峰など周辺の山並みが確認でき、また、眼下には位ヶ原のハイマツの絨毯が広がる光景の中をシャトルバスが縫うように走る様子は、ここでしか見られない面白い眺めです。
昼前から13時頃にかけて、上空に筋状の雲がみられ、まるで秋のような雰囲気に...ノリクラではお盆を過ぎると夏は終わりとなり秋へと気候が移り変わって行きますので、なおさら、そんな雰囲気を先取りさせてくれるように感じます。そして、先ほどまで20℃近くあった気温は、稜線に到達すると急激に冷え込み、蚕玉岳では急いでアウターをザックから取り出す方も多くみられ、15時時点の稜線は10℃まで低下するほどでした。
<大雪渓>
現在、滑走できるのは雪渓上部左側の上級者バーンのみ。初級者や初めての方は、雪渓上部左側での滑走はできませんのでご注意ください。昨日お伝えしたとおり、下半分はアイスバーンとなっていて、スキーブーツでもハイクアップが難しい状況で、実際の滑走も上半分しか利用しない状況になっています。今日は右側の中央寄りに新たなコブラインが作成されました。長さは9コブ×33メートルでした。
今日のシャトルバスは、ご来光バスが4台、始発便が3台、7時便が3台、8時・9時便がそれぞれ5台の運行で、乗客数は1350名ほどとなって、おそらく今期最高乗客数となった模様。また、ヒルクライムは午前が312台、午後が40台で、合計352台で、昨日の記録を塗り替えて今期一番の数字となり、2045年8月9日(日)に記録した365台に匹敵する状況でした。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.14 は、次週末掲載予定です。(2016/08/14
19:55更新)
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@ 2016/08/14 05:25 |
■2016年8月13日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.14)
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@ 2016/08/13 09:30 あの超有名選手も現地トレーニング! (元祖ママチャリ選手 − 大雪渓) |
A 2016/08/13 09:40 乗鞍→平湯→美女峠→乗鞍 − 今日は何キロ走るんだ? (県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ) |
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B 2016/08/13 12:20 |
C 2016/08/13 14:40 まだ滑られる! − でもアイスバーン (雪渓上部左側) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 今日からお盆休みという方も多いのではないでしょうか?今日のノリクラはひどく混雑したほどではありませんでしたが、まずまずの賑わいでした。
<乗鞍高原>
早朝5時の乗鞍高原は、ぼんやりと明るくなりはじめ、山頂方面がくっきりと確認できる朝を迎えます。気温は15℃、やや雲量が多く、青空そのものもくっきりとした雰囲気はありません。くっきりと確認できる山頂方面をよく見ると、剣ヶ峰方面はくっきりしているものの、県境から大黒岳方面は雲がかかっていて、岐阜側はどうやら濃霧の模様。3時30分の畳平の天候は、濃霧霧雨・気温8℃・風速2メートルで、視界不良のため、自転車は次回パトロールまで通行見合わせとなっていました。
また、ご来光バスも通常なら県境・大黒岳にて下車となりますが、今日は県境付近が濃霧だったため、手前の大雪渓にてご来光を眺めた模様でした。
5時の時点で観光センター前駐車場は140台ものマイカーがお越しになり満車目前で、7時には満車になりました。ただ、シャトルバス始発便の時刻が近づいても、賑やかな雰囲気はなく、始発便は2台にとどまる状況。それでも、ヒルクライマーは続々と出発する様子があって、中には今日で3日連続のヒルクライムだというのに、これから畳平まで登って平湯に降りて、国道をさらに下って美女峠から野麦峠を経て、再び乗鞍高原へ戻るという過酷なロングライドに挑むグループもありました。
<ヒルクライム>
登るにつれて、空はどんよりとした雲が垂れ込めるようになります。それでも、畳平から降りてきたタクシーの運転手さんが、大雪渓より上部は晴れていることを教えてくれ、ヒルクライマーもその言葉を信じて登って行きます。9時の位ヶ原山荘の気温は19℃、一時的ですがきれいな晴れ間が広がり、富士見沢を横切る県道乗鞍岳線を眺めて「あんな高いところまでまだ登るか!」と、少しばかり驚く様子も見られました。天候は激変はないものの、山麓から湧き上がる雲に周期的に飲み込まれます。
今日も続々とヒルクライマーが大雪渓を通過して行き、大きな荷物を満載したチャリダーから、8月末の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に出場する選手のトレーニング姿まで様々。そして、そんな中、一番目立っていたのは元祖ママチャリ選手!すれ違うヒルクライマーの中には「あれって、ママチャリの人じゃない?」と、声をかけられる様子も見られました。昨今のママチャリは電動アシストが装備されていますが、こちらの選手のママチャリは電気のアシストどころか、ギヤの変速すらない「純正ママチャリ」です。強靭な脚力がなければまずムリで、おそらく一般の人は前に進むことすらままならない状態だと思います。
<畳平お花畑>
11時の畳平の天候は濃霧・気温15℃、今日も多くの観光客でにぎわい、シャトルバスの乗場には長い列ができていました。お花畑はさすがに終盤に近づき、現在咲いている花は、ミヤマアキノキリンソウ、コウメバチソウ、イワギキョウが先週に引き続き見られ、そして、トウヤクリンドウが立派に咲き始めました。トウヤクリンドウが咲くと高山植物の季節も終了といわれていて、畳平お花畑は、今後は高山植物の葉が枯れて「草紅葉」の季節へとシフトして行きます。
<大雪渓>
滑走できるのは雪渓上部左側のみで、雪渓下部や雪渓上部右側などはすでに積雪がありません。そして、下端部分にみられるアイスバーンの帯はさらに上昇して、下半分程度がアイスバーンとなり、滑走できるのはその上半分です。本日滑走されていたバーンは先週作られた左寄りのコブラインで、滑走距離はわずか30メートル。それでも、雪の上での足裏感覚を保持したいというスキーヤー・ボーダーの方々が訪れていました。大雪渓入口に到着した時の常連スキーヤーはあまりの小ささに愕然としてため息ばかりついていましたが、それでも夕方近くまで滑走されていました。面積的には当初の予想よりも残っているものの、実際の滑走となるとなかなか厳しいものがあり、ボーダーの方はハイクアップの度にアイゼンを装着される様子がみられました。
今日のシャトルバスは、ご来光バスが5台、始発便が2台、7時便が2台、8時便が4台、9時便が5台と、お盆休みとしては若干少ない状況でした。また、観光センター前駐車場は前述のとおり、7時に満車になりました。そして、ヒルクライマーは午前が222台、午後が77台で、合計299台と今季最高を更新しました。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.14 は、次週末掲載予定です。(2016/08/13
19:30更新)
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@ 2016/08/13 05:10 |
■2016年8月7日(日)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.13)
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@ 2016/08/07 05:05 今日もきれいな日の出を迎える (大黒岳山頂) |
A 2016/08/07 09:55 ランナーもヒルクライマーも駆け上がる (県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘上) |
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B 2016/08/07 10:30 |
C 2016/08/07 12:40 気温16℃ − 天然のクーラーは体に優しい風 (蚕玉岳山頂) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 昨日に引き続き、今日も終日よい天候が続き、「梅雨明け十日」が遅れてやって来たような安定した一日でした。
<ご来光・乗鞍高原>
夜明け前の3時の乗鞍高原は、星空の輝く夜が続いています。気温は17℃とやや高めのため、夜間の冷え込みは感じません。今回は天候が良いため、ご来光バスを利用して日の出に向かいます。この時間帯でも、観光センター前駐車場は60台ほどのマイカーがお越しになっていて、その多くがご来光バスを利用される方々の模様で、今日のご来光バスは3台が運行されました。日の出時刻は4時50分頃とのことでしたが、今日は雲海が広がり、その中からの日の出となったため、5時05分に朝日が昇り始めました。5時前の大黒岳の気温は8℃、防寒着・手袋が必要な気候です。時刻が近づくにつれて、空との境界線が茜色に染まる様子は日の出以上に感動するもの。そして、日の出の数十秒のシーンに大黒岳に登った方々が一斉にシャッターを切ります。たったこれだけのことなんですが、何度見ても美しさを感じるのは一日に始まりが重要なものだということを人間知らしめているのかもしれません。
ご来光から戻った6時30分の乗鞍高原は、雲一つない快晴が続きます。気温は19℃まで上昇するものの暑さはなく、青空の輝きが一層色濃くなっています。この天候ですから今日も観光センター前駐車場には多くの方がお越しになり、この時間帯(6時30分)ですでに120台を数え、9時過ぎには満車になりました。
なお、今週から観光センター内で、松本市が設置したフリーWi-Fiが利用可能になりました。(SSID Matsumoto_City_Free Wi-Fi)
<ヒルクライム・ランニング>
もちろん、今日も数多くのヒルクライマーが県境目指して登って行きます。天候は昨日と全く同じで、日差しは燦々と降り注いでいるものの、日差しの強さはあまりなく、じわーっとした発汗も感じられず爽やかな雰囲気。訪れたランナーの方は「ここは涼しいから走りに来ています。」と、おっしゃり、ヒルクライマーと一緒に駆け上がって行く様子がみられました。
風景の眺めながらゆっくり走る方や、グループのメンバーとおしゃべりしながら走る様子もあって、過酷なヒルクライムを楽しんでいらっしゃる様子がみられます。そんな中、明らかに次元の異なるスピードで走り行く二人のヒルクライマーの姿があります...全日本マウンテンサイクリングin乗鞍で常にトップを争う、森本
誠 選手と矢部 周作
選手。「いや〜、下界じゃ日中は走れないですからね〜。ここだけですよ、1日中練習ができるのは...」
1日に何本も乗鞍高原と県境を往復する練習ですから、朝夕だけでなく日中もずーっと走り通し。大会まであと3週間となり、多くの選手が大会モードで走り去る様子が何度も見られました。
<山頂方面・肩の小屋>
11時頃に到着した肩の小屋の気温は18℃、今日は昨日以上に吹き抜ける東風に涼しさを感じます。そして、肩の小屋には山頂登山位向かった方々などで、お昼休みを取る様子がみられました。そして、夏といえば生ビール。ジョッキに注がれた生ビールは一気に飲み干して涼を感じたいもの。山頂から下山された方々が注文されているようでした。
山頂方面の登山道は、思ったほどの混雑はなく、スムーズに登ることができました。そして、稜線に近づくにつれて、空気感がさらにひんやりとした状態となり、正午の稜線付近の気温は16℃まで低下します。休憩では、防寒着を着用しないと肌寒さを覚えることと思います。
<大雪渓>
基本的には昨日と変わりありませんが、今日は雪渓上部左側の一番左寄りの部分にモーグルバーンが2レーン作成されました。雪渓の下端部分が常にアイスバーンになっていて、実際に滑走できるのは上半分だけです。
ただ、作成したモーグルバーンの底にはアイスバーンがみられるようになり、せっかく作成したモーグルバーンも、おそらく1〜2週間程度でなくなる可能性もあり、全体的にも8月下旬以降は中央の急斜面部分しか残っていない可能性も高く、スキーヤー・ボーダーの方々にとって、雪の融け具合に一喜一憂する日々が続きます。
今日のシャトルバスは、ご来光便が3台、7時便が2台、8時便が3台、9時便が4台の運行で、ヒルクライマーは午前中は199名、午後は19名で、218名のヒルクライマーが駆け上がって行き、週末は連日200名越えとなる状況から本格的なヒルクライムシーズンに突入した模様です。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.13 は、次週末掲載予定です。(2016/08/07
19:00更新)
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@ 2016/08/07 06:30 |
■2016年8月6日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.13)
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@ 2016/08/06 09:40 初めての自転車旅行はノリクラを目標に (県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ) |
A 2016/08/06 10:40 日本一周は道半ば − とにかく重い! (大雪渓前) |
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B 2016/08/06 13:00 |
C 2016/08/06 13:15 今日は終日快晴の一日 (雪渓上部左側) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 最高気温が38℃を記録する日本列島の中、最高気温が20℃を超え「暑い!」なんて言ったらバチが当るでしょうか?今日はほぼ終日晴天、日差しが強く、気温は高いものの、流れる風に涼しさを感じ、気温ほどの暑さはありませんでした。
<乗鞍高原>
早朝5時の乗鞍高原は雲一つない快晴。。ほぼ無風で気温は15℃と少しばかりひんやりとした感覚。観光センター前駐車場は60台のマイカーがお越しになりますが、あまり人の動きはなく、おそらく多くの方がご来光バスを利用して、すでに山頂方面に出発した模様。7時になっても気温はさほど上昇せず、夏らしい暑さがあまり感じられず爽やかな朝が続きます。
今日もヒルクライマーの方が朝早くから県道乗鞍岳線へと出発します。天候が安定してきたこともあるのでしょうか?今日はヒルクライマーの方が多いことは間違いありませんが、荷物満載のチャリダーの姿もよく見かけます。ノリクラに自転車で来ることを目標に、初めて自転車を購入したボーダーの画像@の彼は、自転車にボード・ブーツを載せて自走してノリクラにやってきました。自宅を出発してからの3日間はほとんど雨で、最終日の8月3日はトラックの水しぶきを浴びながら、大雨の中を走って来られたとのこと。そして、ノリクラに到着後は毎日ヒルクライムで大雪渓まで滑りに来ているというから驚きの連続です。そして、5月から日本全国の旅を続けている画像Aの彼。長野県は標高差があって、渋峠・美ヶ原にもチャンレンジし、明日は新穂高ロープウェイで双六や槍ヶ岳への登山に出かけるというとのことで、その体力には驚かされます。
気温は9時の位ヶ原山荘で20℃にも達し、この時期としては高め。それでも日差しの強さ・暑さはほとんど感じられず、乾いた爽やかな空気に包まれています。
<大雪渓>
ついに雪渓中段と雪渓上部右側の積雪が消滅し、唯一滑走可能なのは雪渓上部左側のみ。そのため混雑が予測されましたが、今日は訪れる方がまばら。
バーンは右寄り部分にモーグルコース。中央よりやや左側にポールが2セットと新たなコブが1レーンあって、ハイクアップのルートが滑走ルートギリギリの状態で、さらには下端部分の凍結が先週よりも上まで伸びていることもあって、滑走以上に安全にハイクアップする必要があります。
正午の大雪渓の気温は14℃。ただし、これは雪渓の上に立っている状態です。天然のクーラーから流れる空気は心地よいものです。岩場や地面の上では20℃前後の気温で、20℃を超える状態は大雪渓ではほとんど見られません。ただ、午後から東風がやや強くなり、気温ほどの暑さは感じません。
<畳平お花畑>
午後になってもまだまだ快晴が続き、畳平には下山のシャトルバスを待つ列が長く伸びています。これを見ると本格的夏が訪れたと実感する次第です。すでに見頃を過ぎた高山植物も多数ありますが、コウメバチソウ、イワギキョウなどが台頭し、ヨツバシオガマは花から実へと移り変わり、一部ではトウヤクリンドウが咲き始めるなど、例年より2〜3週間も早い状況となっています。15時の気温は17℃、これが本日の最高気温で、流れる風の心地よりに助けられたと感じます。
今日のシャトルバスは、ご来光便が3台、始発便が2台、7時2台、8時3台で、9時は4台運行され、ようやくハイシーズンが訪れた状況です。自転車は午前中が167台、午後は58台で、合計225台でした。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.13 は、次週末掲載予定です。(2016/08/06
20:00更新)
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@ 2016/08/06 05:10 |
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