【速報バックナンバー 2016年10月分】

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◎ 10月

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■2016年10月30日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号>
 

@ 2016/10/30 09:30
雲海に感動!
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート上 かもしかゲレンデ)
A 2016/10/30 10:45
森林限界を超えると見事な晴天
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)

B 2016/10/30 13:20
シーズン終盤でも登山の方は目立つ
(蚕玉岳)

C 2016/10/30 13:45
気温マイナス4℃ − 今期初のエビの尻尾
(剣ヶ峰山頂)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 2016シーズン最後の速報をお伝えします。日中でも氷点下の気温が続き、この時期らしい寒いコンディション。それでも、シャトルバスなどは通常通り運行され、登山者・ヒルクライマーともに最後の最後までノリクラを十二分楽しめた一日でした。
なお、【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 を本文末尾に掲載しておりますので、合わせてご確認ください。

<乗鞍高原>
早朝6時の乗鞍高原の天候は、曇・気温2℃・無風。どんよりとした雲が周辺の山をも飲み込む勢いです。大抵このようなどんよりした天候だと、上部は晴れていて、三本滝ゲートより上部は晴れていました。空気感は気温以上の冷たさがあって、吐く息が白い尾を引く状況で、体の芯から冷え切ってしまうほどです。
畳平の天候は、霧・気温マイナス4℃・風速6メートルで、バス・タクシーは通行可能なものの、桔梗ヶ原付近の風速は14メートルとさらに強い状況で自転車は通行止めで、この自転車通行止めは10時に解除されたものの、畳平の気温は一向に上がらず10時時点でマイナス3℃。このため、乗鞍スカイライン管理事務所からは、低温のため握力低下によるブレーキ操作困難状態に注意が求められました。

<三本滝〜位ヶ原>
観光センターを出発し、しばらくすると周辺に霧が立ち込めるものの、三本滝到着手前から青空広がる状況に。そこにピークを迎えたカラマツの紅葉が綺麗に輝き、路面にはおびただしいカラマツの落葉がみられ、そろそろ紅葉シーズンが終わりに近づきつつある状況です。

9時の三本滝ゲートの気温は3℃、一向に暖かさを感じない状況。三本滝ゲートの管理人の方々も明日で業務終了。濃霧の中の早朝パトロールは危険を伴うもので、やっと終わるという感覚と、観光客の方々との楽しい会話を思い出せば、もう終わってしまうという感覚もあってちょっと複雑...三本滝ゲートからかもしかゲレンデに到達すると、乗鞍高原方面は見事な雲海。雲海の下にはカラマツの紅葉があり、そこに浮かぶ雲海は手を伸ばせば掴めそうな雰囲気に、やって来たヒルクライマーも一様に足を止めて雲海にカメラを向ける様子が続きました。
上空は晴れたり曇ったりを周期的に繰り返すものの、登って行くたびに気温がどんどん低くなる状態。先週、今シーズン通算39回のヒルクライマーの方は、さらに回数を重ねて41回を達成し、来年は更なる目標を掲げてトライして行きたいと下山されて行きました。

10時の位ヶ原山荘の気温は2℃。その先の位ヶ原11号カーブでは風がやや強くなる一方、冷え込みがかなり強くなり、おそらく、乾燥した空気が冷たさに拍車をかけている状況。そんな中でも、ヒルクライマーの方々は寒さをものともせずに登って行きます。

<畳平>
11時の畳平の気温はマイナス2℃、積雪凍結などはないため、周辺の風景に全く変化はありません。畳平に到着したヒルクライマーは「先週も来たんですが、今日はシーズン最後のヒルクライムができて本当に良かった。」と、達成感に満ち溢れていました。そして、乗鞍環境パトロールの皆さんも今日で今シーズンは最後というメンバーもいらっしゃり、「シーズン初めにクマの出没が多く、人のいない方向への誘導が必要な時は、本当に怖い思いをしました。」と、今シーズンを振り返っていらっしゃいました。

<山頂へ>
正午の大雪渓の気温は0℃、ほぼ曇の天候で日差しはなく、登山道にはあちこちで霜柱が立っています。ザクザクとした足裏感触が心地良いと同時に、砂利道が凍って足裏のグリップが適度によく、登りやすい状況。13時の稜線の気温はマイナス2℃、晴〜曇の天候で遠景の山並みはくっきりとしていて、視界はかなり良い状態。この時間帯になると、乗鞍高原方面の雲海はほぼ解消しました。そして、蚕玉岳付近から岩肌に着雪が見られるようになり、14時の剣ヶ峰山頂の気温はマイナス4℃。鳥居や神社には、今シーズン初のエビの尻尾ができて、時折吹く強風でバラバラと剥がれ落ちます。360℃のパノラマは視界を妨げる雲はなく、今シーズンの見納めを果たすことができました。
そして、頂上小屋には今日も立ち寄る登山者の姿が絶え間なく続きますが、寒さのため、小屋の中の薪ストーブを囲んで飲むコーヒーが最高です。頂上小屋の営業は明日10月31日まで続けられます。

今日のシャトルバスは、始発7時便・8時便が各1台、10時便・12時便が各2台でした。また、ヒルクライマーは、午前24台・午後4台で合計28台でした。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号> は、次週末掲載予定です。今シーズンの速報は本日で終了いたします。昨年12月から11ヶ月間、ご愛読くださりありがとうございました。次回再開は12月上旬を予定しております。(2016/10/30 19:50更新)

 

【10月30日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、今回取材分をもって今シーズンの連載を終了させて頂き、速報も今回の10月30日(日)で終了いたします。なお、連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
2016年 2017年
11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月
速報 ×
ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × × プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>
プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>
プレリリース版<上旬終了>
正式版<中旬開始>
 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載 を実施できない週もあります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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@ 2016/10/30 06:15
曇−乗鞍スカイラインは自転車通行止め
シャトルバスは1日6便の減便運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

@ 2016/10/30 05:15
雲が低く垂れこめる − 上部は晴れているとのこと
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の乗鞍高原の天候は、曇・気温2℃・無風。低い雲が垂れ込めていて山頂方面視界不良ですが、三本滝ゲートより上部は晴れています。県道乗鞍岳線は通行可能ですが、大雪渓付近で一部凍結がみられるとのことです。
6時10分現在の畳平の天候は、霧・気温マイナス4℃、風速6メートル。バス・タクシーの通行は可能なものの、桔梗ヶ原付近で風速14メートルの強風のため、事典sy会通行止めとなっています。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに1日6便の晩秋ダイヤ(長野県側:Bダイヤ、岐阜県側:Cダイヤ)の運行です。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/10/30 06:40更新)

 

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■2016年10月29日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号>
 

@ 2016/10/29 09:10
カラマツが黄金色に輝く
(県道乗鞍岳線 − 休暇村〜三本滝間)
A 2016/10/29 08:30
本日160日目 − 今シーズン最後の日本一周チャリダー
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート)

B 2016/10/29 11:25
凍結なし・積雪なし − 10月下旬とは思えない穏やかさ
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)

C 2016/10/29 16:20
森林限界以降は終日良い天気でした
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原6号カーブ)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 2016シーズンの速報は、今回を含めて残り2回です。11月はお休みをいただき、12月からウインターシーズンのバックカントリー向けの速報に衣替えいたします。なお、ノリクラ雪渓カレンダーは今回取材分で今シーズンは終了し、次回は3月下旬からスタートするプレリリース版からとなりますので、あらかじめご了承ください。

今日は一言でいえば、良い天気...紅葉が終わって、新雪・初冠雪もない中、穏やかな晴天が本当に美しく感じるもの。でも、本当にこの週末でグリーンシーズンが終わってしまうのかと思うほどの過ごしやすい一日でした。なお、大雪渓はかろうじて積雪が残っていて、おそらく、このまま溶けずに残るのではないかと思います。

<乗鞍高原>
早朝6時の乗鞍高原は、晴〜曇・気温10℃・やや強めの風の天候。上空の雲は足早に流れていて、山頂はその雲の中に飲み込まれています。観光センター前駐車場は僅か3台と寂しい状況で、強風につむじを巻くおびただしい落葉の流れが、寂しさをより一層際立たせるもの。乗鞍スカイラインは、昨日お昼に霙となり、路面凍結の懸念から通行止めとなり、今朝も累積雨量規制と路面凍結の恐れから通行止めが継続されました。そのため、乗鞍高原からのシャトルバスは始発便から運休となり、登山に訪れた方は、タクシーに乗り合って大雪渓方面へと向かいました。
時間とともに青空の面積が広くなるものの、風に強さがあって、雲行きも不安定な雰囲気。乗鞍スカイラインの通行止めが解除されたのは11時で、シャトルバスは平湯温泉11時40分発から、乗鞍高原12時00分発から運行が開始されました。

<紅葉>
10月下旬になると、乗鞍高原の紅葉もピークを過ぎて、落葉が目立つ状況。今日も正面駐車場を掃き掃除をするお土産屋さんの姿があって、しばらくは大量の落葉に奮闘する日々が続きそうです。また、一の瀬の大カエデは、頭頂部に数枚程度葉を残すだけで、ほぼ完全に落葉してしまいました。やはりピークが過ぎると一気に落葉する者です。

また、善五郎の滝遊歩道のミズナラも、かなり落葉が進み、鬱蒼とした話の中に太陽がしっかり届く状態で明るい小径になってきました。休暇村〜三本滝のカラマツは見頃に近い状態で、ピークまであと一息といったところ。ただ、落葉がかなり始まり、道路はカラマツの葉でかなり滑りやすい状態のため、四輪車でも充分注意が必要です。

<三本滝〜大雪渓>
8時の三本滝ゲートの気温は9℃、日差しが燦々と降り注ぎ、じーっとしていると暖かさを感じる状態。そして、三本滝レストハウスの軒先には大きな荷物を括り付け、出発の準備が整ったチャリダーに出合います。本日で160日目という日本一周の真っただ中。国道最高標高地点の渋峠からやってきて、今日は国内最高標高地点の県境目指して出発します。本当は昨日トライする予定だったものの、昨日は悪天候で断念されたとのこと。長旅ですから、条件の良い日を選んで劇坂に挑戦したいところです。

三本滝から先は途中に一部霧があるものの、全線にわたって視界は良好。そして、位原山荘の先の11号カーブから完全に雲海の上に到達します。11時の位ヶ原の気温は5℃、今日は日差しが強いわけではないものの、柔らかな暖かさを感じる日差しで、登って来たヒルクライマーも「寒さよりも暑さを感じるほど」と、おっしゃっていました。

<畳平>
正午の畳平の気温はマイナス1℃、やや強めの風が吹き、じーっとしていると指先がちぎれそうなほど。ただ、雲一つない快晴でこちらでも日差しの暖かさを共感できる状況。この天候も上部エリアだけの模様で、平湯温泉発のシャトルバスの運転さんは、9kmポスト付近から一気に視界が抜けるようになり、お客さんも大満足だったとのこと。日中でも氷点下のため、ターミナル入口付近は凍結が消えずに残り、スコップで凍った部分を突いて除去する様子が続きました。

<大雪渓>
13時の大雪渓の気温は1℃、遠くから見ると、積雪がないのではと思われましたが、数個に分かれた「20世紀の雪」が何とか残っていて、全体としては幅6メートル×長さ10メートルです。その中でも最も大きなものは横2メートル×長さ4メートルで、4畳分の面積がかろうじて残っている状態です。今後は気温が低くなり、おそらく、「20世紀の雪」はかろうじて残るのではないかと考えられます。

今日のシャトルバスは、12時便からそれぞれ1台ずつの運行でした。また、ヒルクライマーは午前9名・午後5名の合計14名でした。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号> は、次週末掲載予定です。(2016/10/29 19:00更新)

 

【10月29日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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@ 2016/10/29 06:15
曇〜晴−乗鞍スカイラインは通行止め、シャトルバス運休
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の乗鞍高原の天候は、曇〜晴・気温10℃・やや強風。山頂は雲がかかっていてその様子は確認できませんが、県道乗鞍岳線には積雪凍結はなく通行可能で、県境付近は濃霧強風とのことです。
6時現在の畳平の天候は、濃霧・気温マイナス1℃、風速6メートル。乗鞍スカイラインは、連続雨量が規制値に達し、低温による路面凍結の恐れから、現在通行止めです。それに伴い、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに運休です。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/10/29 05:40更新)
 

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■2016年10月23日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.24
 

@ 2016/10/23 09:15
一の瀬大カエデは、ほぼピークの輝き
(一の瀬園地、大カエデ)
A 2016/10/23 10:30
おやき作りに挑戦!
(おやきフェスタ − 観光センター2階講堂)

B 2016/10/23 14:35
見事な雲海  − 山麓は濃霧
(山頂小屋直下)

C 2016/10/23 15:35
山麓からは想像できない見事な光景
(蚕玉岳山頂)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は乗鞍高原はどんよりとした曇空で、夕方には雨が降るあいにくの天候。しかし、山頂方面は終日にわたって重厚な雲海の上の晴天。完全に二極化されたこの天候は、両者がまさかこんな天候だったとはと、想像にも及ばない状況でした。

<乗鞍高原>
早朝6時の乗鞍高原は、曇・気温6℃、無風の朝を迎えます。1時間前まで星空が広がっている状況からいきなりの急変でした。そして、観光センター前駐車場は25台と少な目。
しかし、6時の畳平の天候は、晴時々霧・気温1℃、風速3メートルと、全く異なる天候になっていて、山頂方面は乗鞍高原付近にかかる雲海の上に突き出ている模様です。乗鞍スカイラインは視界良好のため、バス・タクシー・自転車ともに通行可能です。
観光センター周辺の山肌をも飲み込むような低い雲が垂れ込める状況からは、山頂の晴天など全く想像できないところ。しかし、ノリクラではこのような現象はたびたび発生しています。

<紅葉>
乗鞍高原周辺は紅葉が見頃を迎えています。もちろん、一の瀬大カエデも見頃を迎えていて、色合い的にピークの真紅までもう少しで、若干黄色味が残っています。それでも、綺麗な発色となってきましたので、今日もたくさんのカメラマンがやってきています。ただ、どんよりとした曇天ですから光量不足で、きれいに発色しません。おそらく、完全に真紅に到達できれば、曇天でもきれいにみられるようになるはずです。
また、休暇村〜三本滝のカラマツもきれいに色づきが始まりました。こちらも光がないと鮮やかに輝かず、今日みたいな曇天でもそれなりに発色している状況から見頃に近い状態になって来たとおもわれます。

<第7回おやきときのこフェスタ>
のりくら観光協会 女性部が主催する第7回おやきときのこフェスタが、観光センター2階で開催されました。郷土料理として知られるおやきを地元の女将と一緒に作るイベントで、具材から調理するフルコース(要予約)と、あらかじめ用意された具材を生地に包む体験をするミニコースが用意され、そのほか、天然きのこ汁やおやきを楽しむのりくら茶屋も開設され、ミニコースとのりくら茶屋は予約無しで体験できます。
ピンポン玉ほどの大きさの具材を、生地を延ばしながら包むのはなかなかコツが必要で、特に野沢菜など汁気の多い具材は、包み込むと汁気が出てきて、思うように包むことができず苦労される参加者もいらっしゃいました。出来不出来は別として、普段はできない体験を皆さん楽しまれていました。

<三本滝から大雪渓・山頂方面>
11時の三本滝ゲートの気温は10℃、この辺りから霧が立ち込め始め、乗鞍高原以上にどんよりとした雰囲気。しかし、下山してきたヒルクライマーは「上は晴天で見事な雲海、こんな雲海これまで見たことありません」とおっしゃり、ご自身で撮影されたスマホの画面を見せてくださいました。
三本滝ゲートから完全に濃霧となり、視界は50メートルほど、しかし、冷泉小屋を過ぎたあたりから、青空が雲間に見られるようになり、完全い雲海の上に到達できたのは、位ヶ原11号カーブから。今日の雲海は重厚で、八ヶ岳や南アルプスをもすっぽりと覆う状態で、槍穂は頂部分が少しだけ出ているにすぎない状態で、裾野部分がないため、ぱっと見ても山の名前がとっさに出てこないほどでした。

13時の大雪渓の気温は6℃、もちろん重厚な雲海が眼下に広がっていますが、午後になって山麓の雲海が徐々に湧き上がってきます。今日は山麓の天候が芳しくなかったことから、山頂方面にお越しの方はやや少な目、それでも、山頂直下にある頂上小屋には多くの方が訪れ、入れたてドリップのコーヒーに焼き芋をほおばりながら、雲海に浮かぶ山の名前を仲間同士で確認しあっていました。

そして、夕方、日没近くになると、西に傾く太陽が上空の鱗雲をきらびやかに輝かせ、その水平線を雲海が浮かぶ様子は、まるでジェット機の窓からの風景そのもの...そのころ、位ヶ原より山麓はひどい濃霧で視界は30メートル切り、かなり薄暗い状態でした。山頂から山麓の様子や、また、山麓から山頂の様子も、全く想像できないほどの状況で、これほどまで二極化した天候が終日続くことは、これまで経験のないことでした。

今日のシャトルバスは、始発7時便1台、8時・10時・12時便は各2台運行でした。また、ヒルクライマーは、午前11名・午後3名で合計14名と少ない状況でした。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.24 は、次週末掲載予定です。(2016/10/23 20:00更新)

 

【10月23日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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@ 2016/10/23 06:10
曇ですが山頂方面は晴−乗鞍スカイラインは自転車通行可
シャトルバスは1日6便の減便運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

@ 2016/10/23 06:10
雲はそれほど厚みはない
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の乗鞍高原の天候は、曇・気温6℃・無風。先ほどまで晴れていましたが、どんよりとした天候となり、山頂方面は確認できません。乗鞍高原付近は雲海の下になっていて、山頂方面はその雲海の上で、晴れています。
6時現在の畳平の天候は、晴ときどき霧・気温1℃、風速3メートル。視界良好でバス・タクシー・自転車ともに通行可能。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに1日6便の晩秋ダイヤ(長野県側:Bダイヤ、岐阜県側:Cダイヤ)の運行です。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/10/23 06:40更新)
 

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■2016年10月22日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.24
 

@ 2016/10/22 08:45
一の瀬オオカエデは見頃に − ピークの発色まであと一歩
(一の瀬大カエデ)
A 2016/10/22 09:20
秋色のトンネル
(善五郎の滝遊歩道)

B 2016/10/22 11:15
みんなそろってヒルクライム
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート上 35号カーブ)

C 2016/10/22 13:50
大雪渓 − 20世紀の雪は瀕死状態
(大雪渓)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 朝一番はきれいは青空でしたが、次第に曇空となり、午後の大雪渓は小雪(霰)の降り、晩秋らしい雰囲気が少しずつ近づいてきた一日でした。

<乗鞍高原>
早朝6時の乗鞍高原は、晴・気温2℃・無風の朝を迎えます。冷え込んでいるものの、それほど寒さは感じられず、降霜の様子も見られません。観光センター前駐車場は30台と少な目。この寒さも日が高くなると解消となります。6時の畳平の天候は、晴・気温1℃・風速3メートルで視界良好のため、自転車通行可能です。この時期、積雪凍結などの心配なく通行できることは少ない状況です。

今日も何人かのヒルクライマーが出発の準備を始めますが、「今日でシーズン終了かな?」と、答える人が多く、中には、「来週、もし天気に問題なければもう一回来たい。」と、おっしゃっていました。この時期になると、日が高くなっても一向に気温が上がらず、かなり寒さに耐えなければならない状況ですが、今年は非常に暖かく、下山の防寒対策さえ考えれば、登りに関しては寒さ対策はさほど気にする必要がありません。

<一の瀬大カエデ>
全体的に色づきがはっきりしてきて、見頃に入ってきました。ただ、全体が真紅になるまであと数日程度が必要な状態で、部分的にオレンジ系が残っている状況です。ほぼピークに達した状態になってきましたので、今日は大勢のカメラマンが大カエデの周囲を取り囲んでいます。なお、まだ落葉は始まっていませんので、あと数日後が楽しみな状態です。

<乗鞍高原から大雪渓へ>
9時の三本滝ゲートは13℃、ちょうどこのころになると、青空がなくなり、ほぼ曇り空になります。アスファルト部分の駐車場はもう満車で、晩秋のこの時期には珍しいこと。また、善五郎の滝駐車場も常に満車に近い状態でした。先ほど申し上げたように乗鞍高原内も紅葉が見頃を迎え、暖色系の暖かな色合いに包まれ、あちこちで盛んにシャッターを切る観光客の方々の姿が見られます。

天候が良く、気温もさほど低くないにもかかわらず、今日はヒルクライマーはさほど多くありません。そんな中、レンタルのMTBでやって来た4人グループは、ノリクラにお越しになるのも初めて、ヒルクライムするのも初めて。「レンタルした宿の人から『初心者はちょっと厳しいよ』って言われましたが、想像以上の厳しさです。」と、何度も休みながら登って行きました。

かもしかゲレンデ付近はまだ紅葉が残っているものの、それより先は完全に落葉して荒涼した雰囲気。12時の位ヶ原山荘の気温は10℃、ひや〜っと身に沁みるような冷たい風が吹き抜けます。もちろん、山荘内は、薪ストーブに火が灯され、暖かな雰囲気。ゆっくりとした時間が流れます。

<大雪渓は瀕死状態>
13時の大雪渓の気温は9℃ですが、午後になると、上空の雲が厚くなり寒気が流れ込んできて、小雪・霰が降り始めます。ただ、一過性で積雪となるほどの状況ではありません。気温はどんどん低下し15時にはマイナス1℃を示しました。

大雪渓は、先週と比べて激減し、左側部分がかろうじて残っている程度、「20世紀の雪(※)」がどんどん融けて行き、このままの雪解けペースが続くと、完全になくなってしまう可能性もあります。(1999年以降、大雪渓の雪が完全になくなった記録はなく、現在見えている雪は1999年冬に降った雪です。)

<紅葉>
例年より1週間程度遅れて、ようやく乗鞍高原の紅葉が始まりました。ミズナラの色づきはもう少し深くなると考えられます。善五郎の滝遊歩道はほぼピークの発色ですが、鈴蘭橋もあと一歩といったところ。一の瀬大カエデは前述のとおり、完全な真紅まであと数日といったところです。また、休暇村から三本滝に至るカラマツも色づきが始まりました。

シャトルバスは17日(月)より、1日6便のBダイヤ(岐阜県側はCダイヤ)運行となっています。始発7時便は2台、8時便は3台、10時便は3台と、この時期としては多い状況。ヒルクライマーは午前22台・午後9台で合計31台となり、こちらはほぼ昨年並みの状況でした。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.24 は、次週末掲載予定です。(2016/10/22 19:30更新)

 

【10月22日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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@ 2016/10/22 06:05
晴−乗鞍スカイラインは自転車通行可
シャトルバスは1日6便ダイヤ
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

@ 2016/10/22 06:05
紅葉 − 乗鞍高原で見頃になって来た
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の乗鞍高原の天候は、晴・気温2℃・無風。山頂方面は視界良好です。観光センタ前駐車場は30台ほどのマイカーがお越しになっています。乗鞍高原一帯は、例年より1週間ほど遅く、ようやく紅葉が見頃になってきました。
6時現在の畳平の天候は、晴・気温1℃・風速3メートル・視界良好。乗鞍スカイラインは積雪凍結などなく、バス・タクシー・自転車ともに通行可能可能。シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに1日6便の晩秋ダイヤ(長野県側:Bダイヤ、岐阜県側:Cダイヤ)の運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/10/22 06:25更新)
 

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■2016年10月16日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.23
 

@ 2016/10/16 07:45
テッペン目指して出発だぁ〜!
(観光センター前駐車場)
A 2016/10/16 08:50
今年はなかなか色づかない − 昨年より1週間以上遅い
(一の瀬大カエデ)

B 2016/10/16 10:40
こんな場所があるなんて − 紅葉が残っていて助かった〜!
(かもしかゲレンデ − ヤマケイの紅葉取材)

C 2016/10/16 15:10
終日晴天 − 夕日に背中を押されて延びる影
(山頂登山道)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日に引き続き、快晴が続いた一日。こんな日が二日も続くなんて...天候の変わりやすい秋には珍しい安定した天候の一日でした。

<乗鞍高原>
早朝6時の乗鞍高原は、快晴・気温0℃・無風で、夜明けと同時に東の空と山頂付近が朝焼けに染まる朝を迎えました。観光センター前駐車場は50台とほぼ同じ状況。しかし、人出は昨日ほどではなく、始発便は昨日と同じ3台運行されたものの、3台目は空車に近い状態でした。なお、9時頃に満車に近い状態になりましたが、それ以上の増加はなかった模様です。
6時の畳平の天候は、晴・気温プラス1℃・風速1メートルで、上部エリアもかなり穏やかな模様です。乗鞍スカイラインはバス・タクシー・自転車のすべてが通行可能。ただ、路肩で一部路面凍結があり、自転車は通行注意とのこと。また、県道乗鞍岳線は三本滝ゲート先2kmの三本滝上に路面凍結が昨日同様にみられたものの、昨日よりは凍結面積は少ないとのことでした。

昨日は薮原(木祖村)から境峠〜白樺峠を経由して乗鞍高原に自転車でやって来た大学生二人組。周囲のクルマはフロントガラスに霜が降りる状況の中、さすがにテントのない野宿は寒そう〜。売店でおにぎりを購入し、缶の紅茶で体を温め、次の目的地、畳平目指して出発します。

太陽が高くなると寒さは一気に解消し、ぽかぽか陽気に。一の瀬園地では、紅葉撮影のカメラマンが数多くお越しにになり、大カエデ周辺も人気なんですが、今年は紅葉が進んでないため、色づきの良い部分だけローアングルで撮影してみたり、苦労されている模様でした。

<三本滝〜畳平、ヤマケイのお二人>
10時の三本滝の気温は15℃、もう寒さはありません。昨日同様、アスファルト部分の駐車場は満車で、周囲の未舗装にも車が入り始め、まずまずの賑わい。

今日は紅葉取材にお越しになったという山と渓谷社(※)の編集部とカメラマンのお二人。どこもかしこも紅葉が終わっている状況で、藁をも掴む思いで必死に探し回っている中、ご案内したかもしかゲレンデに残る紅葉に感動! 「誰に聞いても、今年はもうだめだといわれてしまい、こんないい場所があるなんて、本当に助かりました!」と、無事に撮影が終了。来年秋の紅葉特集用の撮影とのことで、ノリクラの紅葉が紙面を飾ってくれることを期待しております。(※ 通称:ヤマケイ、山岳雑誌「山と渓谷」で有名)

正午の位ヶ原山荘の気温は10℃、今日は完全に雲一つない快晴ではなく、9時頃から絵筆でさらっと描いたような筋状の秋雲が綺麗にたなびく青空。ただ、それはそれでなかなか美しいもの。紅葉が終わっても、青空の美しささえあれば満足...お越しになったヒルクライマーの方々は空に吸い込まれるように登って行きます。

13時の畳平の気温は7℃、グループでお越しになったヒルクライムのグループは、下山準備のためウインドブレーカーを着用されていましたが、それほど寒くはなさそう。実際、空気感は昨日よりも暖かさを感じます。また、亀ヶ池・魔王岳前にある記念撮影用看板では今日もヒルクライマーの記念撮影が絶え間なく続きます。今回で5回目という方は「やっぱりヒルクライムはノリクラじゃないとダメでしょう!」と、断言し、秋になってもヒルクライム人気が衰えないのは、熱狂的なファンのおかげといってよいでしょう。

その後、山頂方面に向かいましたが、15時を過ぎても肩の小屋周辺には下山の人々が続きます。これもよい天候が続き、山頂方面でのんびりとされていたもので、15時を回って急激に日が傾き、夕日に背中を押されて帰路を急ぐ様子は、長く伸びる影が物語っていました。

今日のシャトルバスは、始発便が3台、8時便が2台、9時便が3台とまずまずの状況。また、ヒルクライマーは、午前60台・午後8台で合計68台と昨日と同数でした.
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23 は、次週末掲載予定です。(2016/10/16 19:30更新)

<明日10月17日(月)からシャトルバスは1日6便の晩秋ダイヤに変更>
明日10月17日(月)からシャトルバスは1日6便の晩秋ダイヤに変更されます。詳しくは乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報長野県側(乗鞍高原〜畳平)のシャトルバスと、岐阜県側(乗鞍スカイライン)のシャトルバスをご覧下さい。

 

【10月16日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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@ 2016/10/16 06:05
晴−乗鞍スカイラインは通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

@ 2016/10/16 05:50
綺麗な朝焼け
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の乗鞍高原の天候は、快晴・気温0℃・無風。山頂方面は視界良好で、きれいな朝焼けに山頂は茜色に染まりました。観光センター前駐車場は50台のマイカーがお越しになり、今日のあちこちで出発の準備が始まっています。厳しい冷え込みでフロントガラスには霜が貼りついています。
6時現在の畳平の天候は、晴・気温プラス1℃ ・風速1m。乗鞍スカイラインはバス・タクシー・自転車通行可ですが、路側一部凍結のため自転車通行注意。
県道乗鞍岳線は、三本滝ゲート先 約2km地点で凍結箇所がありますが、幅10cmと昨日よりも縮小しています。
シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/10/16 06:40更新)
 

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■2016年10月15日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.23

@ 2016/10/15 09:30
乗鞍高原の紅葉は遅いが、見事な真紅に染まる
(県道乗鞍岳線 − 鈴蘭バス停)
A 2016/10/15 10:40
最後の輝きを見せてくれたダケカンバの紅葉
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天上29号カーブ先、直線区間)

B 2016/10/15 12:00
紅葉散策は登山に限る!
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋下 23号カーブ)

C 2016/10/15 14:45
今日は終日見事な晴天に恵まれた一日
(蚕玉岳)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 終日快晴!もうこれ以上の秋晴れはないといってよいほど見事な青空が広がった一日でした。

<乗鞍高原>
早朝6時の乗鞍高原は、快晴・気温1℃・無風の朝を迎えます。今秋一番の冷え込みで、観光センター前に停められた車には、フロントガラスを中心に霜がびしりと着氷し、もちろん、体感的にもやや寒さを感じます。観光センター前駐車場は50台ほどと天気の割には少な目に思ったものの、晴天が人出を後押しされて、9時には観光センター前駐車場が満車となるほどでした。

6時の畳平の天候は、晴・気温マイナス2℃・風速2メートル。乗鞍スカイラインは路面凍結などなく、バス・タクシー・自転車通行可能。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始されました。なお、県道乗鞍岳線も7時に通常開門となりましたが、三本滝ゲートより約2km地点で部分凍結しており、お昼前まで融けて自転車通行に支障となる状態が解消されました。

一の瀬園地のオオカエデは、どういうわけか、先週とほとんど変わらず、全体に色づきが行き渡らない状態で、昨年よりも1週間以上遅く、先週よりも遅延度がさらに増しています。

<乗鞍高原〜大雪渓>
朝の寒さは日が差し込むと同時に緩み、空気は冷たいにも関わらず、日差しはかなり強く、ひんやりした空気感とじりじりと肌を焦がす灼熱感が同居する状態です。10時のかもしかゲレンデは10℃ですが、体感的には20℃以上あるのでは錯覚するほどで、かもしかゲレンデの除草作業を行っていた方々もやや暑そうな雰囲気でした。

今日も数多くのヒルクライマーに出合うことができました。かもしかゲレンデでお会いした方は、「今日しかないと思って、何とか仕事に都合をつけてやってきました。来たいとは思ってもなかなか来られない...」と、おっしゃりながら、カメラのシャッターを押し続けます。

中腹エリアの紅葉はほぼ終わりに近い状態ですが、わずかに残った紅葉に鮮やかさを覚え、また、冷泉小屋下23号カーブの付近のダケカンバがちょうど見頃迎え、三本滝から歩いてやって来たという登山者は、登山道から車道に出た瞬間に画像Bのダケカンバが目に写り、思わずザックからカメラを取り出します。予想もしなくビューポイントがノリクラのあちこちに隠されています。

<大雪渓、山頂登山>
13時の大雪渓の気温は8℃、気温は低いものの、日差しの強さは相変わらず...日の当たっている面は暖かいものの、反対側は冷え込むという変な感覚。大雪渓は、先週よりもさらに一回り小さくなり、横幅26メートル×長さ18m〜4mで、かなり厚みが薄くなり、今後も同じような雪解けペースが進むと、雪渓の面積はもっと減少する可能性が高い状態です。さて、「20世紀の雪」を来年に持ち越せるでしょうか?

山頂登山はお昼すぎても、人出が引けることなく続きます。稜線の気温は6℃、遠景の山並みはややかすんだ状態でも、はっきりと確認でき、「富士山」も写真判定で確認することが可能な状態でした。(富士山の画像は、今週末掲載のノリクラ雪渓カレンダ^Vol.23にてご覧いただきます)

<紅葉>
例年なら、乗鞍高原が見頃になってもよい時期ですが、先週から進展はなく、特に紅葉する木々が台風などで落葉したことが原因かも知れません。一の瀬大カエデは昨年より1週間以上遅く、まだ全体の色づきに至っていません。次週末あたりに見頃が訪れるのではないかと推測します。

今日のシャトルバスは、始発便3台、8時便3台、9時便4台、9時30分便2台で、まずまずの状況。そしてヒルクライムは、午前61台・午後7台で合計68台で、10月中旬でこの数字はかなり多く、秋のヒルクライム人気が高まってきたのだろうとうれしく思っております。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23 は、次週末掲載予定です。(2016/10/15 20:00更新)

 

【10月15日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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@ 2016/10/15 06:05
晴−乗鞍スカイラインは自転車通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の乗鞍高原の天候は、快晴・気温1℃・無風。ご覧のとおり山頂方面は視界良好です。
6時現在の畳平の天候は、晴・気温マイナス2℃・風速2メートル。乗鞍スカイラインは路面凍結などなく、バス・タクシー・自転車通行可能。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/10/15 06:30更新)
 

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■2016年10月10日(月)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.22
 

@ 2016/10/10 06:45
本日のシャトルバス乗車人数1111名 − お盆並みの賑わい
(シャトルバス始発便)
A 2016/10/10 08:45
上部は見事な雲海
(県境広場)

B 2016/10/10 10:15
ヒルクライム日和 − この天気を待っていました!
(乗鞍スカイライン − 桔梗ヶ原)

C 2016/10/10 08:55
登山客の賑わいが終日続く一日
(富士見岳)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 三連休最終日の今日、待ちかねていた晴天に恵まれ、大勢の方々がお越しになって、久々の賑わいを見せた一日でした。

<乗鞍高原>
早朝6時の乗鞍高原は、どんよりとした雲が低く垂れこめる朝を迎えます。気温は5℃まで冷え込み、寝具から起き上がるのが億劫な寒さは今シーズン初めてのこと。そして、シャトルバス始発便の出発時刻1時間以上前から乗車券販売所は長蛇の列。久々にこの光景を目の当たりすれば、今日の混雑具合が容易に想像できます。始発便が到着する頃には50メートル以上の行列となり、始発便は5台も運行される状況は今シーズン初めてのこと。

<乗鞍高原から大雪渓へ>
どんよりとした天気は、上部に向かうと同時に回復傾向をみせ、鈴蘭橋付近から山頂方面の濃霧が抜けて行き。位ヶ原付近から望む周囲は快晴とともに見事な雲海が広がります。この雲海が乗鞍高原の曇天をもたらしていたわけです。宝徳霊神バス停付近など所々に凍結が残るものの、すぐに解消します。
一旦、畳平に立ち寄った後、再び位ヶ原・大雪渓エリアに戻ると、数多くのヒルクライマーが一斉に登る様子があり、真夏のハイシーズンに近い賑わいで、シャトルバスやタクシーよりも明らかに多い状態でした。乗鞍スカイラインから登って来た2名のヒルクライマーは、「普段はタイムトライアルですから、止まって風景を楽しむことはまずありませんが、レースなどがオフシーズンとなるこの時期は、秋のヒルクライムを堪能したい。」と、おっしゃりながら、何度も立ち止まって秋の風景をカメラに収めて、ヒルクライムを楽しんでいらっしゃいました。

<大雪渓>
午前中の気温は6℃前後、上空には鰯雲のような上空の薄い雲が周期的にかかり、日差しの強さはなく、暑くもなく寒くもない状況です。大雪渓は先週よりも一回り位小さい状況で、滑走できる状態ではありません。それでも、常連スキーヤーがヒルクライムを楽しみにお越しになり、大雪渓付近でランチを楽しまれていました。残っている雪渓の雪は1999年冬から融けずに残っている部分があって、「20世紀の雪を眺めながらのランチなんて素敵じゃないの!」と感慨深そうにおっしゃり、そんな歴史ある残雪を眺めながら「スキーをやらなくてもノリクラには来たい」と、おっしゃっていました。

<畳平、初氷観測、登山>
本日、畳平の鶴ヶ池北側で初氷が観測されました。厚み1〜1.5cm、大きさ3m×3mで、観測時点の天候は晴れ・気温1℃でした。今年の初氷は昨年より26日遅く、例年より11日遅い記録です。8時時点では凍結部分が確認され、池周辺には霜柱がありましたが、9時頃になるとほぼ完全に消滅しました。

正午の肩の小屋付近の気温は10℃、今シーズンの営業が終わった肩の小屋周辺には、お弁当などを広げて数多くの登山者がお昼休みをのんびり楽しんでいます。そして、山頂登山は午後になっても人出が続きます。稜線の気温は6℃、ほとんど風がなく、蚕玉岳山頂でお昼休みを過ごす方々は眼下に広がる位ヶ原や、雲の帯に見え隠れする遠方の山並みを楽しみながらゆっくりされていました。

<紅葉> 上部・中腹エリアの紅葉が終了し、山麓の乗鞍高原の紅葉がまだ始まらず、今週は端境期となってしまいました。
上部の大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は先週終了し、中腹の冷泉〜摩利支天エリアの紅葉は今週終了しましたが、山麓の乗鞍高原の紅葉が遅れているため、今週は見頃と呼べる箇所がほとんどありません。来週あたりから乗鞍高原の紅葉が始まるのではないかと考えられ、全体的に昨年より1週間程度遅く、一の瀬大カエデは1週間以上遅い状況です。

今日のシャトルバスは、始発便5台、8時便4台、9時便6台、9時30分便2台、10時・11時便各2台で、下りは14時便が8台も運行される状況でした。そして、本日の乗車人数は1111名となり、お盆並みの賑わいとなりました。また、ヒルクライマーは、午前90台・午後17台で、合計107台とハイシーズン並みの状況となりました。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22 は、次週末掲載予定です。(2016/10/10 19:30更新)

 

【10月10日(月)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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@ 2016/10/10 06:00
曇−乗鞍スカイラインは通行可
山頂方面は快晴
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

@ 2016/10/10 06:00
路面一部凍結注意
(大雪渓前)

@ 2016/10/10 06:00
乗車券販売所はすでに長蛇の列
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて


▼ <本日初氷観測>7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の乗鞍高原の天候は、曇・気温5℃・無風。山頂方面は雲に覆われて確認できませんが、山頂付近は雲の上の快晴とのことです。
6時の畳平の天候は、晴・気温・1℃・無風、鶴ヶ池北側で初氷観測。厚さ1〜1.5cm、大きさ3m×3m。昨年より26日遅い記録。
乗鞍スカイラインは自転車を含めて通行可能。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/10/10 06:40更新)
 

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■2016年10月9日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.22
 

@ 2016/10/09 10:10
高原のサイクリング
(乗鞍高原サイクリングロード)
A 2016/10/09 11:10
未明からの大雨で滝の勢いが蘇る
(県道乗鞍岳線 − かもしかゲレンデ先 つつじ橋)

B 2016/10/09 12:10
大雨が収まり、午後からヒルクライム開始!
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋下 28号カーブ付近)

C 2016/10/09 15:45
天候が回復し、西日に輝くダケカンバが神秘的
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原7号カーブ)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 三連休中日の今日。大雨→曇→晴天と激変する天候に翻弄された一日となりました。

<乗鞍高原>
この雨は夜明け前の3時頃から降り始め、4時頃にはかなりまとまった降り方となり、今日の夜明けを迎えます。6時の乗鞍高原の天候は、大雨・気温13℃・無風です。観光センター前駐車場には40台ほどのマイカーがお越しになるものの、出発の準備の姿はありません。今日は天気予報で午後から天候が回復すると発表されているため、お越しの方々は車の中で待機されている様子です。

6時の畳平の天候は、雨・気温4℃・風速5メートル。乗鞍スカイラインは桔梗ヶ原付近で風速13メートルの強風が続き、自転車通行止めが終日続きました。また、24時間雨量は53.7mmを観測し、このまま降り続くと雨量規制となる可能性がありましたが、雨量規制は実施されませんでした。また、この雨も、8時頃には小降りになります。それと同時に、観光客の方々は一斉にシャトルバスに乗車の準備が始まります。

大雪渓方面に向かう前に一の瀬園地の様子を確認します。一の瀬周辺は数々の散策路があって、間近に木々に触れることが可能で、紅葉の時期はオススメのエリアです。紅葉の見頃はもう少し先の状況ですが、ヤマウルシがようやく色づき始め、暖かな色合いに周囲を染めていました。

<乗鞍高原から大雪渓へ>
10時過ぎには雨は完全に収まるものの、上空の雲は激しく流れ、やや冷たい風が流れるようになります。また、雨が収まったと同時に、善五郎の滝や三本滝などへ向かう観光客の方も目立つようになり、三連休らしい賑わいを感じるようになってきます。そして、三本滝ゲートから先は標高が上がるにつれて寒さが一段と感じられるようになり、紅葉がおわってほとんどの木々が落葉し荒涼とした光景が初冬の雰囲気を醸し出します。それでも、天候の回復も待ちわびていたヒルクライマーがお昼から多くみられるようになります。

正午の28号カーブの気温は10℃、山頂方面は相変わらず激しく雲が流れる様子が続く中、今回二度目のノリクラにお越しになった3名のヒルクライマーは、前回の乗鞍スカイラインと雰囲気が全く異なり、「同じ山でもこんなに違うんだ」と驚かれていました。

位ヶ原山荘から先はさらに気温が低くなり、山頂から激しく雲が直下降したり旋回したりと、ダイナミックな動きを見せていて、動き続けていないと寒さで参ってしまうほど状況です。また、位ヶ原から大雪渓まではさほど強い風ではないものの、その先はかなりの強風で、先ほどの3人組の方々は、大雪渓より先は自転車を押して行ったとのことでした。

<大雪渓>
13時の大雪渓の気温は3℃、積雪の残る雪渓上部左側の大きさは縦20メートル×横35メートルで先週とほぼ同じですが、一回り小さくなっています。また、積雪量が少なくなり、バーン内部に岩の頭がみられるようになり、積雪量は30センチ程度ではないかと思われます。おそらく、先日の台風での雨によって雪解けが進んだものと考えられます。

気温はどんどん低くなり、14時の大雪渓の気温は0℃。これまで二桁の気温が続いていましたので、かなり体にこたえる寒さです。なお、14時時点では凍結箇所は見られませんでした。

そして、夕方になると、きれいな青空が大雪渓・山頂付近にも広がり、西日に照らされるダケカンバの白肌が光り輝く様子は神秘的。日が沈むわずかな瞬間の演出に感動するものです。

<紅葉> 上部・中腹エリアの紅葉が終了し、山麓の乗鞍高原の紅葉がまだ始まらず、今週は端境期となってしまいました。
上部の大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は先週終了し、中腹の冷泉〜摩利支天エリアの紅葉は今週終了しましたが、山麓の乗鞍高原の紅葉が遅れているため、今週は見頃と呼べる箇所がほとんどありません。来週あたりから乗鞍高原の紅葉が始まるのではないかと考えられ、全体的に昨年より1週間程度遅く、一の瀬大カエデは1週間以上遅い状況です。

本日のシャトルバスは、始発便が1台、8時便が1台で、8時頃から雨が収まり、9時便は2台、9時30分便・10時便・11便がそれぞれ3台運行で、下山は最大4台運行されました。ヒルクライマーは、午前18台・午後25台で、合計43台でした。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22 は、次週末掲載予定です。(2016/10/09 20:00更新)

 

【10月9日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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@ 2016/10/09 06:00
雨−乗鞍スカイラインは通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の乗鞍高原の天候は、雨・気温13℃・無風。3時頃からまとまった雨脚となり、梅雨のような降り方が続いています。観光センター前駐車場は40台で昨日よりは多い状況。
6時現在の畳平の天候は、雨・気温4℃、風速5メートル。乗鞍スカイラインは全線視界10〜30メートルと視界不良で自転車通行止め。また、累積雨量が53.7mmと規制値に近づいていて、今後の降り方によっては、通行止めとなる可能性があります。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/10/09 06:35更新)
 

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■2016年10月8日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.22
 

@ 2016/10/08 07:30
雨を覚悟で畳平に向けて出発
(観光センター前)
A 2016/10/08 12:15
びしょ濡れ、凍えそう...早くバスに乗せて!
(大雪渓・肩の小屋口バス停)

B 2016/10/08 13:40
紅葉 − 中腹終了と山麓開始前で今週は端境期
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋下 28号カーブ下)

C 2016/10/08 14:00
中腹エリアはかろうじて紅葉が残る
(摩利支天付近)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 三連休初日の今日、「生憎の天候」なんてものじゃなく、「最強の天候」の一日となってしまいました...

<乗鞍高原>
早朝6時の乗鞍高原は、ちょうど小雨が降り始める朝を迎えます。気温は14℃・ほぼ無風です。雨は降ったりやんだりを繰り返し、時折、雲間から青空がのぞくものの、足早に雲が流れるようになり、荒れた雰囲気を見せています。観光センター前駐車場は僅か20台で平日以下の状況です。

昨日、薮原(木曽町)を出発して乗鞍高原入りした大学生の自転車グループが早速出発の準備を始めます。今日は平湯温泉へ降りるとのことですが、上部は濃霧強風のため乗鞍スカイラインは自転車通行止め。そのため、畳平まで登った後、自転車を輪行バックに収納してシャトルバス下り便に乗せて平湯温泉へ向かいます。「天気は期待していません。雨を覚悟で出発します」と、観光センターを後にします。

乗鞍高原周辺の紅葉は昨年よりも1週間程度遅く、一の瀬大カエデは色づきがまだ全身に行き渡ってなく、昨年より1週間以上遅い状況。また、ヤマウルシなど紅葉の始まった木々は、先日の台風による影響で落葉し、乗鞍高原一帯は紅葉した部分がなくなってしまいました。

<乗鞍高原から大雪渓>
9時の三本滝ゲートの気温は17℃、風が強くなってきて、ゲートのパイロンが飛ばされるほど。位ヶ原山荘から降りてきたヒルクライマーは「位ヶ原山荘より先は強風濃霧で無理!そこで引き返してきました。他の人も結構降りてきています。」とのこと。時間ととも風が強くなり、冷泉小屋あたりまでは風に暖かさが感じられたものの、位ヶ原山荘から先は冷たい風に置き換わります。ただ、雨はそれほど強くなく、先ほどの大学生グループも風にあおられながらも何とか登って行きます。

11時の大雪渓の気温は9℃、このころから雨の降り方が強くなり、大雪渓の避難小屋には、三本滝から登って来たグループや、山頂からびしょ濡れになりながら下山してきた学生の方々が逃げ込み、さらには畳平から下山途中のヒルクライマーが、寒さで全身の震えが止まらず緊急避難する様子もありました。視界は50メートルほど、時折、横殴りの暴風雨となる状況の中、シャトルバス下り便の到着を待ちます。肩の小屋も営業が終了し、大雪渓避難小屋がなかったら、不測の事態に陥っていた可能性も考えられる状況でした。

正午の大雪渓の気温は9℃、午後になると天候はさらに悪化して、風雨が強くなり、収まる気配が感じられず、山麓でも荒れた天候を見せるようになり、今日は三連休初日には似つかわしくない一日となってしまいました。

<紅葉> 上部・中腹エリアの紅葉が終了し、山麓の乗鞍高原の紅葉がまだ始まらず、今週は端境期となってしまいました。
上部の大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は先週終了し、中腹の冷泉〜摩利支天エリアの紅葉は今週終了しましたが、山麓の乗鞍高原の紅葉が遅れているため、今週は見頃と呼べる箇所がほとんどありません。来週あたりから乗鞍高原の紅葉が始まるのではないかと考えられ、全体的に昨年より1週間程度遅く、一の瀬大カエデは1週間以上遅い状況です。

今日のシャトルバスは、始発7時便が2台、8時便が2台、9時便が1台で、それ以降の各便もほぼ1台運行でした。ヒルクライマーは午前16台、午後0台の合計16台でした。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22 は、次週末掲載予定です。(2016/10/08 18:45更新)

 

【10月8日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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@ 2016/10/08 05:55
小雨−乗鞍スカイラインは自転車通行止
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の乗鞍高原は、先ほどから雨が降り始めました。気温14℃で風はほとんどありません。ご覧のとおり、山頂方面は視界不良でで位ヶ原山荘より上部は濃霧強風です。観光センター前駐車場は20台と三連休初日としては少ない状況。
6時現在の畳平の天候は、雨・気温7℃・風速5メートル。乗鞍スカイラインは、バス・タクシーの通行は可能なものの、桔梗ヶ原で風速13メートルの強風のため、自転車通行止めです。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/10/08 06:30更新)
 

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■2016年10月6日(木)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.22(次週末掲載予定))
 

@ 2016/10/06 05:50
長野県側 県道乗鞍岳線通行止(三本滝〜県境)
三本滝ゲート先で倒木 − シャトルバス運休
(朝の速報 −画像提供:三本滝ゲート)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 長野県側県道乗鞍岳線は、昨晩の台風通過による強風のため、三本滝ゲート先100メートル付近で、倒木が発生したため、現在三本滝ゲートから先が通行止めとなっています。このほか、三本滝ゲート下でも、倒木による片側通行箇所があり、多数の枝葉が散乱している状況です。また、倒木の影響により、毎朝実施する道路パトロールが実施できていないことから、復旧は倒木撤去と道路パトロール実施後になる見込みです。
なお、6時10分現在の畳平は、濃霧・気温8℃・風速10メートルで、岐阜県の乗鞍スカイラインは通常通り7時に開門しましたが、濃霧強風のため、自転車通行止めです。(2016/10/06 08:00更新)
 

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■2016年10月2日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.21

@ 2016/10/02 08:45
秋のヒルクライム − 紅葉の回廊を行く
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋下 28号カーブ付近)
A 2016/10/02 09:45
上部エリアは晩秋の趣きに
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)

B 2016/10/02 10:25
ダケカンバ、黄金色の輝きが光る
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)

C 2016/10/02 12:10
今シーズンの秋スキーは今日が最終日 − 頑張りました!
(雪渓上部左側)
その他の画像が本文末尾にあります。

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 ▼ 中腹は濃霧に見舞われましたが、上部エリアはほぼ晴天で、秋の散策にはもってこいの一日でした。

<乗鞍高原>
早朝6時の
乗鞍高原は、昨晩からの弱い雨が収まって、曇・気温16℃・微風の朝を迎えます。観光センター前駐車場は45台のマイカーがお越しになり、5時頃から人の往来が目立ち、シャトルバス始発便が10月より1時間遅くなっていることをご存じでない方が結構いらっしゃる様子でした。そのため、7時の始発便は通常より多い3台運行され、まずまずの人出となったようです。
6時の畳平の天候は、曇・気温8℃・風速5メートルで、乗鞍スカイラインは全線にわたって20〜30メートルの視界のため、自転車通行止めでしたが、9時前には解除されました。

<乗鞍高原から大雪渓へ>
7時頃に東の空の雲間から日差しが差して天候回復が期待されたものの、それも一時的で、夜泣峠付近から周囲に霧が立ち込める状況。8時の三本滝ゲートの気温は15℃、若干周囲が煙った雰囲気が続く中、ヒルクライマーが数名登って行きます。この時点では岐阜県側の乗鞍スカイラインは自転車通行止めで、通過するヒルクライマーにその旨を説明します。いつもなら、足を止めずに通過する方が多い中、肩に提げたカメラを取り出して記念撮影される様子も...秋のヒルクライムはヒルクライムと紅葉散策のハーフハーフ。色々な画像を撮影しながら登って行くことでしょう。

三本滝ゲートを通過するとさらに濃霧はひどくなり、紅葉がもっとも綺麗な荒田沢橋下の28号カーブ付近が一番霧が濃い状態で、せっかくの色合いも淡く煙っていました。そんな中でもヒルクライムの足を止めて目の前に輝くダケカンバやオオカメノキなどの紅葉の撮影に夢中のヒルクライマーの姿が見られました。

9時の位ヶ原山荘の気温は15℃、ちょうどこの付近から濃霧が抜けて青空が広がり始めます。日差しの暖かさを感じるようになり、宝徳霊神への登山道に向かう方は「ちょっと暑いかも...ここの登山道好きなんですよ。」とおっしゃりながら、ダケカンバの枝ぶりが青空に映える登山道を目指して出発しました。

さらに登って11号カーブ付近からは、青空に激しく雲が流れる状態で、周期的に日差しが紅葉に差し込んだり曇ったりを繰り返し、沿道のカメラマンも日差しが差し込む瞬間にシャッターを切る様子が続きました。上部エリアの紅葉は終了に近い状態ですが、ダケカンバの黄色が冴えていて、青空と相まって、思った以上にきれいな風景となりました。

<大雪渓、肩の小屋の営業終了>
これまで毎週通い続けた常連スキーヤーもノリクラ通いは今日が最終日。それでも大雪渓ではいつもと変わらぬ練習が続きます。滑走距離は昨日と同じく12メートル。そこに6本のショートポールを立てての滑走ですから、ターンの間隔は僅か2メートル。ピッチの細かいモーグルでもコブの間隔は3メートル台ですから、かなりクイックな操作が求められます。バーン表面は日差しを受けて雪解け水が浮いてくる状況。気温が高い状態が続き、雪解けはまだまだ続いています。そして、お昼前に練習が終わり、5月から通い始めた今シーズンのノリクラシーズンが終了し、また、来年の再会を誓って大雪渓を後にしました。
大雪渓は完全に積雪のなくなった1999年以降、融けずに残っている部分が現在の雪渓の下にありますが、この状況だと、今年も完全に雪解けせずに、記録を更新することになりそうです。

肩の小屋の今シーズンの営業は本日10月2日(日)で営業終了です。訪れた13時過ぎにはたくさんの登山者がお越しになっていて、うどんそばのコーナーにはいつもと変わらない風景が続いています。例年であれば、そろそろ、水道の配管などが凍る時期ですが、今年はそんな兆候もなく、また、水不足の心配もあまりせずに済んだようでした。肩の小屋周辺で宿泊可能な山小屋は、位ヶ原山荘が10月末まで、畳平の銀嶺荘と白雲荘は10月15日(土)まで営業され、頂上小屋の売店営業は10月末まで続けられます。

<紅葉> 上部の大雪渓・位ヶ原はほぼ終了、位ヶ原山荘〜荒田沢橋下28号カーブ付近も終わりに近づき、現在発色が良いのは摩利支天から三本滝
【(上部)大雪渓・位ヶ原エリア】
唯一黄色のダケカンバが綺麗な位ヶ原の高天ヶ原寄りのエリアは、ダケカンバの黄色が残っていて、11号カーブや7号カーブからの眺望はオススメ。ダケカンバの白い枝ぶりと黄色の紅葉が輝く様子が緑のハイマツの中に映えています。また、屋根板・大黒岳尾根のダケカンバはほぼ落葉が終了しましたが、一部で黄色く残るものがあります。ウラジロナナカマドは完全に落葉しました。
全体的には、昨日よりも落葉が目立ち、ほぼ終了といってよい状態になってきました。

【(中腹)冷泉〜摩利支天】 状態の良いのは位ヶ原山荘から冷泉小屋で、昨日まで良かった荒田沢橋下28号カーブは夕方にはほぼ終了状態です。また、摩利支天から三本滝までの区間も発色がよい状態が続いていて、ピークに近い状態のものもあります。

【三本滝ゲート〜乗鞍高原】 色づきは見られますが、まだ見頃といえる状態ではありません。ただ、ヤマウルシやカツラなどではきれいに色づいているものも見られます。また、一の瀬大カエデは昨年より1週間遅い状況です。

今日のシャトルバスは、始発7時便が3台、8時便が3台、9時便が4台で、それ以降の各便も3台前後の運行で、まずまずの賑わいとなりました。また、観光センター前駐車場は10時前に満車となり、その後はすずらん橋駐車場などの利用が目立ってきました。ヒルクライマーは午前79台、午後7台の合計86台とこちらもまずまずの状況でした。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.21 は、次週末掲載予定です。(2016/10/02 18:40更新)

 

【10月2日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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夕方速報終わり -->

@ 2016/10/02 05:15
小雨−乗鞍スカイラインは通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の乗鞍高原の天候は、小雨・気温16℃・微風。山頂方面は視界不良です。

6時現在の畳平の天候は、曇・濃霧、気温8℃、風速5メートル。乗鞍スカイラインは全線にわたって視界20〜30メートルのため、バス・タクシーの通行は可能なものの、視界不良のため、自転車通行止め。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。10月からシャトルバス始発・最終便が変更になっています。 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報にてご確認ください。今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/10/02 06:40更新)
 

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■2016年10月1日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.21

@ 2016/10/01 09:55
中腹エリアが色鮮やかに
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋下28号カーブ付近)
A 2016/10/01 10:55
上部エリアはダケカンバの黄色がメイン
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)

B 2016/10/01 12:50
ピークは過ぎて趣のある情景に
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)

C 2016/10/01 12:20
ダケカンバの白肌が浮かび上がる
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原7号カーブ)
その他の画像が本文末尾にあります。

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 ▼ 雨のち濃霧のち晴のち曇...今日は極端にひどい天候はなかったものの、変化の激しい一日でした。

<乗鞍高原>
夜明け前4時頃まで激しい雨が降り続き、5時過ぎには収まってきて、夜明けを迎えた6時にはほぼ収まってきました。6時の乗鞍高原は曇・気温14℃・無風で、山頂方面は全く確認できません。観光センター前駐車場はわずか25台と平日並みの静かさです。

6時現在の畳平は濃霧・8℃・風速10メートルで、乗鞍スカイラインは濃霧強風のため自転車通行止めが終日続きました。そして、10月より、乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線ともに開門時間が7時となり、シャトルバス始発便もそれに合わせて1時間遅くなります。7時の始発便が到着する頃には、観光センター周辺は霧が立ち込めるようになります。雨は時折弱く降ることがあっても、傘はほとんどいらない状態です。なお、下り最終便も30分早くなり、16時30分畳平発が最終です。

今日は大雪渓に向かう前に一の瀬大カエデの様子を確認します。先週は頭頂部のみ赤味が見られる状態でしたが、今週は側面にもみられるようになってきました。昨年はすでに全体的に赤味が感じられる状態で、昨年と比べて1週間ほど遅い状況が続いています。そのほか、ヤマウルシを中心にシラカバやスモモなども色付きが始まっていて、写真撮影のグループがお越しになって一の瀬周辺の紅葉風景を撮影されていました。

<乗鞍高原から大雪渓へ>
8時の三本滝の気温は13℃、視界は100メートル程度の霧がかかります。8時の段階で自転車はまだゼロで、最初の1台目がやって来たのは9時前のこと。ゲート係員に乗鞍スカイラインが通行止めである説明を受けて先へ進みます。三本滝から位ヶ原山荘先まで、視界が100メートル前後の濃霧が続き、近場の紅葉しか楽しむことができない状況。10時の位ヶ原の気温は13℃で、時折、小雨〜霧雨が降っていますが、さらに1.5kmほど先の11号カーブ付近から霧が抜けて、雲に見え隠れする山頂方面が確認できるほど視界が回復してきます。

先週ピークを迎えた位ヶ原・大雪渓エリアは、位ヶ原から高天ヶ原方面においてはダケカンバの鮮やかな黄色が広がっていて、まだ紅葉の見ごろが続いています。午前中はほぼ濃霧で視界不良だったものの、12時30分からいきなり青空が広がり、訪れていたカメラマンも急いで日の差す所に焦点を合わせてシャッターを切ります。ただ、この青空もわずか30分ほどで再び、曇り空となってしまいます。

<大雪渓>
13時の大雪渓の天候は、それまで山麓から湧き上がって来た雲が収まったと同時に、今度は稜線を超えて流れてきた雲に包まれるようになり、気温は10℃まで低下する状況。ただ、時間とともに雲は途切れるようになり、大雪渓から位ヶ原付近まで視界良好になります。大雪渓はこの1週間で思った以上に雪解けが進み、また、上部からの土砂の流れ込みがひどく、滑走できる箇所がかなり狭くなり、滑走距離はわずか12メートル。そのため、これまで通い続けてきた常連スキーヤーも、明日で今シーズンのノリクラ通いは終了する予定とのことでした。

<紅葉> 上部の大雪渓・位ヶ原は見頃が終わりに近づき、現在最も良いのは位ヶ原山荘〜摩利支天付近です
【(上部)大雪渓・位ヶ原エリア】
位ヶ原の高天ヶ原よりのエリアでは、ダケカンバの黄色がまだ残っていて、11号カーブや7号カーブからの眺望はオススメ。ダケカンバの白い枝ぶりと黄色の紅葉のコンビネーションはこの時期しか見られない光景です。また、屋根板・大黒岳尾根のダケカンバはほぼ落葉が終了しましたが、一部で黄色く残るものがあります。ウラジロナナカマドは完全に落葉しました。

【(中腹)冷泉〜摩利支天】 現在、状態の良いのは位ヶ原山荘から冷泉小屋、そして、さらに下部の摩利支天付近まで。落葉が目立つ部分もあって、100%良い状態ではないものの、まずまずの状態。ただ、こちらでもウラジロナナカマドは落葉が目立っています。

【三本滝ゲート〜乗鞍高原】 色づきは見られますが、まだ見頃といえる状態ではありません。ただ、ヤマウルシやカツラなどではきれいに色づいているものも見られます。また、一の瀬大カエデは昨年より1週間遅い状況です。

今日のシャトルバスは始発の7時便から全て1台運行。ヒルクライマーは午前5台、午後9台の合計14台でした。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.21 は、次週末掲載予定です。(2016/10/01 19:35更新)

 

【10月1日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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@ 2016/10/01 05:50
曇〜雨−乗鞍スカイラインは通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の乗鞍高原の天候は、曇・気温14℃・無風。やや低い雲に覆われ、山頂方面は確認できません。観光センター前駐車場は25台と平日並みの静けさです。先ほどまでの激しい降り方は現時点では完全に収まっています。
6時現在の畳平の天候は、濃霧、気温8℃、風速10メートル。乗鞍スカイラインは本日より開門時間が3時30分から7時に変更され、シャトルバス始発便は平湯温泉6時40分発ですのでご注意ください。なお、濃霧強風のため自転車通行止めです。
また、長野県側県道乗鞍岳線も、本日より7時開門で、シャトルバス始発便は観光センター前7時00分発です。ダイヤは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/10/01 06:10更新)
 

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