【速報バックナンバー 2019年3月分】

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◎ 3月

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■2019年3月30日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →   ウインターシーズンはノリクラ雪渓カレンダーの連載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/03/30 09:25
うっすらと新雪に覆われアイスバーン解消
(ツアーコース入口)
A 2019/03/30 10:55
天候は吹雪へ
(ツアーコース − 4番標識付近)

B 2019/03/30 11:55
思ったよりも悪くない!
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2019/03/30 12:50
上部エリアはパウダーが期待できる
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 3月最後の速報をお届けします。今シーズンのMt.乗鞍の営業が明日で終了するため、リフトを使ってアクセスできるのは今回で最後となり、次回は全山歩いて登ることになります。降雪によりツアーコースのアイスバーンは解消されてプチパウダーが楽しめる状態まで回復しました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。気温はマイナス1.5℃、高天ヶ原の裾の部分がかろうじて見える程度で上空はどんよりとした雰囲気です。昨晩からの降雪はなく、乗鞍高原内の道路は積雪凍結はなく、乗鞍高原周辺の積雪もだいぶ少なくなり、所々で地面が見え隠れするようになってきました。しかし、もう1〜2週間は冬用タイヤ・タイヤチェーンが必要な状況もあるかと思います。

Mt.乗鞍は明日で今シーズンの営業が終了されますが、ゲレンデは朝一番はエッジのホールドが良い状態で、このまま営業終了するのがもったいないほどです。午後からは夢の平中間付近を境に上部は雪・下部は雨という状況のため、三本滝レストハウスあたりから下部はストップスノーになっていました。

<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はプラス1℃。上空は鉛色の雲が垂れ込め、小雪が降り始めます。今日は10名ほどしか訪れる方はなく、最終的に20名程度にとどまった模様。入口付近はモサモサとした新雪がうっすらとつもり、先週のアイスバーンは完全に解消されシールで問題なく登攀可能ですが、入口急斜面上端では板を外してツボ足で登るスキーヤーの姿もありました。状況によっては、右側樹林帯へ迂回することをオススメします。

11時頃から雪の降り方が強くなり、バーンにもうっすらと積もるほどの状態となり、視界も徐々に低下します。いつもなら北寄りの風が吹きますが、今日は南寄りの風が吹き、降る雪は霰(あられ)のような粒状です。5番標識付近から、新雪らしい柔らかな足裏感覚となり、位ヶ原急斜面付近では新雪が10〜20センチ程度降り積もり、やや重たさがあるもののまずまずのコンディションで、春先らしいパウダーといえるでしょう。

<位ヶ原>
森林限界を超えた位ヶ原は場所にもよりますが、新雪10〜20センチで、ツアーコースよりもさらに良い状態。12時の気温はマイナス2℃、視界は200〜300メートルで、南寄りの風が吹いています。山頂方面はもとより、大雪渓やすべり台方面も確認できない状態でしたが、大雪渓方面に向かったスキーヤーの話では、ややパックされた状態だったとのことでしたが、午後はまとまった降雪となっていましたので、明日はパウダーが期待できる箇所もあるかと思います。

<ツアーコースの積雪状況>
この時期としては珍しく、先週よりも積雪が増加し、昨年よりも多い箇所が見られます。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪125センチ。(先週より5センチ増加、昨年より15センチ多い、3月中下旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪140センチ。(先週より5センチ増加、昨年より5センチ多い、3月中下旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪215センチ。(先週より10センチ増加、昨年より20センチ少なく、4月上旬並み)

次回速報は4月6日(土)の予定です。(2019/03/30 19:30更新)

 

【3月30日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】

3月31日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了します。それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。4月1日(月)〜4月17日(水)までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。
  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)

●3月31日(日)まで

(Mt乗鞍営業期間)

リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月1日(月)〜17日(水)11時

(休暇村ゲート開門前)

徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月17日(水)11時〜26日(金)

(休暇村ゲート開門後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月27日(土)予定〜5月下旬

(春山バス運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)

●5月下旬〜6月30日(土)

(大雪渓延長運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月24日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)


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■2019年3月23日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンはノリクラ雪渓カレンダーの連載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/03/23 09:50
木曜日の雨で入口からアイスバーン
(ツアーコース入口急斜面)
A 2019/03/23 10:20
シールが効かず、右側樹林帯をツボ足・アイゼンで
(ツアーコース入口急斜面)

B 2019/03/23 11:45
全山アイスバーン − 今期一番ひどい状態
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面手前)

C 2019/03/23 12:35
位ヶ原もアイスバーン − パウダーの見込みがなく撤退
(位ヶ原)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 先週はまとまった降雪により大幅に積雪量が増加しました。しかし、今週は木曜日に雨が降ったため、全山にわたって今期一番ひどいアイスバーンとなりました。今シーズンの乗鞍岳は滑落による事故が多発しておりますので、明日入山予定の方は、必ずアイゼンを持参するようお願いいたします。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。気温はマイナス3℃、山頂方面は視界が良くくっきりと確認できます。1時間ほど前まで青空だったのが残念です。乗鞍高原内の道路は積雪凍結はありません。ただ、もうしばらくは冬用タイヤ・タイヤチェーンが必要です。

Mt.乗鞍は駐車場や入口周辺などでは、木曜日の雨の影響で融雪が進み、ゲレンデはアイスバーンというほどではないが硬めのコンディションとなっています。今日は日差しがほとんどなかったため、夕方まで緩むことはありませんでした。

<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はマイナス10℃、すでに20〜30名ほどの方が出発の準備を始めています。今日は登山者の方が多く、スキーヤーは全体の3〜4割程度で、最終的に150名ほどが入山した模様で今期最高を更新。バーンは入口から位ヶ原急斜面まで全域でアイスバーン。ちょうど一ヶ月前の2月23日(土)も全山アイスバーンでしたがそれを上回る硬さとなっていて、入口急斜面の中腹からシールからツボ足・アイゼンに切り替え、右側の樹林帯を登ることをオススメします。そして入口急斜面上端はシールにクトーをつけた状態だと何とかギリギリ登り切る方もいらっしゃいましたが、シールだけの方は転倒・滑落される様子が見られ、ほぼ100%ツボ足・アイゼンに切り替えていた模様です。なお、クトーが雪面から抜けて滑落するスキーヤーもいらっしゃいましたので、クトーに頼り切らず、面倒でもアイゼンに履き替えることをオススメします。

それ以降のツアーコースもひどいアイスバーンで、緩斜面では問題ないものの、3番標識手前や6番標識以降など斜度があるところはシールが効きにくく、位ヶ原急斜面も多くのスキーヤーがツボ足に切り替えていました。正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス10℃でした。

<位ヶ原・大雪渓方面>
森林限界を超えた位ヶ原は多少バーンが柔らかく、シールで問題なく登攀可能。今日は登山者多かったため、大雪渓方面から山頂を目指す方がたくさんいらっしゃいました。しかし、スキーヤーの多くはパウダーの見込みがないため位ヶ原や大雪渓付近で撤退する様子がありました。13時の位ヶ原の気温はマイナス12℃、どんよりとした曇り空ですが、視界は良好でした。木曜日の雨はかなりまとまったものだったようで、屋根板や富士見沢下部ではやや深い縦溝が見られ、こちらも全域でアイスバーンとなっていました。

<ツアーコースの積雪状況>
降りたての新雪が落ち着て目減りしたことと、木曜日の雨の影響で、先週と比べて積雪量が減少しました。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪120センチ。(先週より25センチ減少、昨年より25センチ少なく、3月下旬並み※)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪135センチ。(先週より30センチ減少、昨年より30センチ少なく、3月下旬並み※)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪205センチ。(先週より40センチ減少、昨年より62センチ少なく、4月中旬並み※)
※ 今週から融雪期(昨年3月下旬〜)との比較に変更します。

次回速報は3月30日(土)の予定です。(2019/03/23 19:30更新)

 

【3月23日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2018シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2018リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2018/10/27予定)をもって2018シーズンの連載を終了させていただきます。2019シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2018年

2019年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2018年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2018年12月〜2019年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2019年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2019年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2019年5月中旬頃を予定しております。


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■2019年3月16日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンはノリクラ雪渓カレンダーの連載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/03/16 09:45
連日の降雪でツアーコースは新雪20〜40センチ
(ツアーコース入口)
A 2019/03/16 10:50
ツボ足だと太ももまで埋まってしまう
(ツアーコース − 1〜2番標識間)

B 2019/03/16 11:40
積雪量が一気に増加 − 昨年と同等以上の積雪量へ
(ツアーコース − 5番標識)

C 2019/03/16 13:00
森林限界以降は厳冬期並のパウダーが広がる
(位ヶ原)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 例年より極端に積雪の少なかった今シーズンのツアーコースは、連日の降雪で昨年と同等以上の積雪量となりました。そして、今日は天気予報に反して、午前中を中心に綺麗な青空が広がり、バックカントリー日和の一日となりました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、晴天の朝を迎えます。気温はマイナス4℃ですが、全く寒さを感じさせません。夜が明ける前まで若干小雪が降り、昨晩からの降雪は3〜5センチ程度です。そのため、乗鞍高原内の道路は国道から分岐した前川渡あたりから積雪凍結が始まっていますので、冬用タイヤ・タイヤチェーンが必要です。

Mt.乗鞍のゲレンデも一気に積雪量が増加し、チケットセンターでは、窓口の地面よりも周囲の雪面のほうが高くなっていました。また、バーンコンディションはどこもハイシーズンと同等の柔らかさがあり、営業終了まであと2週間ですが、最後まで十分滑走可能なのではないかと思います。また、かもしかリフトでは、連日の降雪で雪面がリフト搬器まで達し、毎日除雪作業に追われていたとのことでした。

<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温は0℃、すでに30名ほどの方が出発の準備を始め、最終的には50名ほどが入山した模様です。入口付近で新雪は30センチ前後ですがツボ足だとかなり踏み抜き、先行者のトレース部分以外は歩行困難な状態。「ヤマレコでバーンが硬いからアイゼンが必要って書いてあったので、スノーシューは持ってこなかった」という登山者がいらっしゃいました。冬山のコンディションは天候によりバーンコンディションが大きく変化するため、どのような状況にも対応できる装備を整えて入山することが求められます。

新雪はややパック感があり下山滑走ではやや苦労させられる状況です。また、連日の降雪で積雪量が一気に増加し、昨年と同等以上の積雪量となっています。ただ、今後雪が落ち着いてくると積雪量が目減りし、雨による融雪の可能性も高い季節に入ってきますので、雪不足が解消したかどうかは今後の推移次第となります。

正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス4℃。雪が降り始め雲量も多くなってきました。積雪量増加に伴ってブッシュが減少し、例年の位ヶ原急斜面の風景に近づいてきたように感じます。

<位ヶ原・大雪渓方面>
森林限界を超えた位ヶ原は、若干風が強くなり、視界も急速に悪化へと進み、剣ヶ峰方面や摩利支天岳方面など山頂方面の視界は失われてきます。ただ、ツアーコースから位ヶ原に上がった途端、雪質にパック感がなくなり、厳冬期並みの柔らかなパウダーとなってきました。いつもの位ヶ原は、大雪渓やすべり台に向かうための中継地点的な位置づけですが、今日はパウダーが十分楽しめ、積雪量は先週より35センチ増加しています。

14時の大雪渓の気温はマイナス10℃、この時間帯になると天候は回復傾向となり、雲間から山頂方面が垣間見られます。例年なら、3月中旬頃だとまだ積雪量が大幅に増加する季節に入っていませんが、今回はこの1週間で50センチも増加しており、雪崩の危険性を十分認識して行動する必要があると考えられます。

<ツアーコースの積雪状況>
連日の降雪で昨年と同等以上の積雪量となりました。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪145センチ。(先週より50センチ増加、昨年より10センチ多く、3月下旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪165センチ。(先週より45センチ増加、昨年より15センチ多く、3月下旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪245センチ。(先週より65センチ増加、昨年と同じで、3月中旬並み)

次回速報は3月23日(土)の予定です。(2019/03/16 19:20更新)

 

【3月16日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2018シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2018リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2018/10/27予定)をもって2018シーズンの連載を終了させていただきます。2019シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2018年

2019年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2018年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2018年12月〜2019年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2019年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2019年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2019年5月中旬頃を予定しております。


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■2019年3月9日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンはノリクラ雪渓カレンダーの連載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/03/09 09:20
本日の入山者数120名 − 今シーズン最高人数
(ツアーコース入口)
A 2019/03/09 10:35
先日の降雪で新雪20センチ − ただし全面パック状態
(ツアーコース − 2番標識付近)

B 2019/03/09 12:45
初めてのノリクラ − ミッション達成!
(位ヶ原)

C 2019/03/09 14:05
森林限界以降はひどい地吹雪に
(大雪渓前)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 二日前の降雪が恵みの雪となり、山麓のスキー場はもとより、森林限界以降の積雪増加が目立っております。急激な増加のため、本日12時頃には蚕玉岳付近で雪崩が発生しました。なお、積雪増加に寄与した新雪は、残念ながらひどいバック状態でツアーコース全面を覆い、下山滑走は若干苦労を強いられる状態でした。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、快晴無風の朝を迎えます。気温はマイナス6℃で、先週と同じ気温ですが、今日は少し肌寒さを感じる状態です。昨晩からの降雪はなく、乗鞍高原内から第三駐車場方面まで路面はほぼ乾燥した状態ですが、通常、3月中はまだ冬用タイヤ・タイヤチェーンが必要な状態です。

Mt.乗鞍はいつもよりも若干賑やかな状態。バーンは若干固めですが、エッジの良く効くコンディション。そして、日中になっても日差しで緩むことなく、まだ、冬のコンディションが続いています。

<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はプラス6℃、日差しが高くなると一気に気温が上昇する様子は春に近づいた証拠とも言えるでしょう。ツアーコース入口には朝一番で40〜50名ほどの方がお越しになっていて、最終的には120名ほどが入山した模様。もちろん、現時点で今シーズン一番の入山者数です。

ツアーコースは二日前の降雪で、20センチほどの新雪が積もり、表面の硬いバックされた状態。じりじりと肌を焦がすような強い日差しですが、日中になっても思ったほど緩まず、6番標識以降からパック感が幾分少なくなるものの、位ヶ原急斜面までほぼ同じ状態が続きます。

11時頃まで快晴無風の絶好の天候が続きますが、次第に風が吹き始め、山頂付近には雪煙が立ち上る様子が見られるようになってきました。正午の位ヶ原急斜面の気温はプラス2℃まで冷え込み、風も徐々に冷たくなり、アウターや厚手のグローブなど厳冬期の装備が必要な状態となってきます。

<位ヶ原・大雪渓方面>
森林限界を超えた位ヶ原は、穏やかなツアーコース内とは別世界!快晴が続くものの、地吹雪をもたらす冷たい強風が吹き続きます。いつもなら、乾いた降雪のため吹き飛ばされてバーンが硬く、地吹雪なんて発生しないものですが、先日の降雪は着雪性良かったため降り積もり、地吹雪となりました。森林限界以降で着雪性のよい雪が降るということは、季節が春になって来た証拠とも言え、場所によっては先週よりも70センチも増加しました。

そして、まとまった降雪のため、主峰剣ヶ峰の隣にある蚕玉岳(こだまだけ)で本日雪崩が発生しました。正確な発生時刻はわかりませんが12時前後と思われ、大きさは目測で幅150メートル×長さ500メートルほどでした。なお、発生箇所は通常の登山ルートから離れていますが、細心の注意の上、行動されるようお願いいたします。

14時の大雪渓の気温はマイナス6℃。先週から30センチ程度積雪が増えました。パック感はないものの、かなり締まった感じの新雪で、滑走には少し苦労する状態です。それでも、ツアーコースのパックから比べればかなり滑走しやすい状態でした。また、すべり台方面に向かったスキーヤーの話では、トップまでシールで登攀可能だったとのことでした。

<ツアーコースの積雪状況>
3月7日(木)に降雪があり、上部エリアを中心に積雪量が増加しました。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪95センチ。(先週より5センチ増加、昨年より45ンチ少なく12月下旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪120センチ。(先週より20センチ増加、昨年より25センチ少なく1月中旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪170センチ。(先週より25センチ増加、昨年より70センチ少なく1月中旬並み)

次回速報は3月16日(土)の予定です。(2019/03/09 19:25更新)

 

【3月9日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2018シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2018リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2018/10/27予定)をもって2018シーズンの連載を終了させていただきます。2019シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2018年

2019年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2018年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2018年12月〜2019年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2019年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2019年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2019年5月中旬頃を予定しております。


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■2019年3月2日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンはノリクラ雪渓カレンダーの連載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/03/02 09:45
先日の降雪で、アイスバーンは全山ほぼ解消
(ツアーコース − 入口急斜面上端)
A 2019/03/02 10:10
快晴無風、気候は春本番!
(ツアーコース − 1番標識付近)

B 2019/03/02 13:40
山頂付近は雪が硬くシールが効かない..
(すべり台上部)

C 2019/03/02 14:05
それでも上部エリアではパウダーが楽しめる
(摩利支天岳)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 先週は全山アイスバーンとなってしまいましたが、2月27日(木)の降雪により、山頂付近を除いて、ほぼ全山アイスバーンは解消され、上部エリアでは場所を選べば、パウダーが楽しめる状態となりました。そして、今日は終日快晴無風に恵まれ、これ以上ない絶好のコンディションを楽しむことができました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、快晴の朝を迎えます。気温はマイナス6℃で、これまでのような冷え込みはなく、むしろ日差しの暖かさを朝一番から感じる状態です。昨晩からの降雪はなく、観光センターまでの県道には積雪凍結はありません。ただ、Mt.乗鞍事務所前から善五郎の滝駐車場までの区間で一部凍結がありますので、まだ冬用タイヤ・タイヤチェーンが必要な状態です。

Mt.乗鞍は今日も通常通りの営業が始まります。バーンは先日の降雪のため柔らかなコンディションで、現時点では雪不足といった状況は見られず、ハイシーズンと変わりありません。ただ、山麓部分では、日が高くなると雪が緩んでくる様子が見られ春の兆しを感じます。

<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温は0℃。朝一番から続く快晴無風に包まれ、ツアーコースに入山される方がすでに30名ほど出発の準備をされていて、今日は最終的に100名ほどが入山した模様です。しっかりとした日差しが差し込み、アウターをザックに押し込んで出発します。

ツアーコースは入口急斜面から位ヶ原急斜面まで、先日の降雪に5〜15センチほど覆われ、アイスバーンは解消されました。そのため、入口急斜面状態は何ら問題なく登り切ることができます。また、3番標識付近までは、表面がややパックされた状態でしたが、それ以降は柔らか足裏を感じさせてくれます。今日は日差しが非常に強かったものの、空気は冷たく、登っている最中はアウターなしで程よい気候ですが、そのまま休憩に入るとやや肌寒さを感じる状態でした。

<位ヶ原>
森林限界を超えた位ヶ原も、薄いながらも新雪に覆われてアイスバーンはほぼ解消。正午の気温は0℃で、午後になっても快晴無風が続きます。今日は剣ヶ峰山頂方面に向かう方と、摩利支天岳すべり台・富士見沢方面に向かう方が多くいらっしゃった模様ですが、剣ヶ峰方面は朝日岳から稜線に上がる付近からアイスバーンとなり、すべり台もコロナ観測所・肩の小屋分岐点に登り切る手前でシールが効かない状態となり、上部エリアに向かう方はアイゼン必須です。

すべり台や摩利支天岳から大雪渓に滑り降りるバーンは、上端部分を除けばパウダーが楽しめる状態で、やや落ち着いたコンディションのパウダーが広がっていました。なお、下山のツアーコースはかなり荒れた状態となってしまい、スキーを取られやすい状態ですので、転倒や負傷には十分注意して下山滑走してください。

<ツアーコースの積雪状況>
2月27日(木)に降雪があり、若干増加したものの、昨年よりかなり少ない状態が続いています。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪90センチ。(先週より10センチ減少、昨年より105ンチ少なく12月下旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪100センチ。(先週より5センチ増加、昨年より75センチ少なく1月上旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪145センチ。(先週より10センチ増加、昨年より140センチ少なく12月下旬〜1月上旬並み)

次回速報は3月9日(土)の予定です。(2019/03/02 20:00更新)

 

【3月2日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2018シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2018リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2018/10/27予定)をもって2018シーズンの連載を終了させていただきます。2019シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

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●速報●
<2018年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2018年12月〜2019年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2019年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2019年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2019年5月中旬頃を予定しております。


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