【速報バックナンバー 2019年4月分】

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◎ 4月

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■2019年4月28日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.4
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/04/28 06:55
冷え込んだ朝は駐車場内でも路面凍結
(三本滝レストハウス前駐車場)
A 2019/04/28 08:55
春山バスは路面凍結運休 − 歩いて行くしかない!
(かもしかゲレンデ)

B 2019/04/28 09:35
運行開始に向け、凍結箇所をスコップでかち割る
(県道乗鞍岳線 − かもしかゲレンデ2段目)

C 2019/04/28 15:20
なんとか最終便のみ運行 − 今シーズン最初の春山バス
(位ヶ原山荘前)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ ゴールデンウィーク二日目。冷え込んだ朝は路面凍結がひどく、乗鞍岳春山バスは今日も運休が続きました。しかし、なんとか最終便のみ運行ができ、今シーズン最初の春山バスが雪壁の中を登ることができました。

<三本滝レストハウス前駐車場は満車、春山バスは路面凍結で運休>
早朝6時の乗鞍高原は、雲一つない快晴の朝を迎えます。気温はマイナス7℃まで冷え込み、この時期としては寒さの厳しい朝となりました。ノリクラの峰々は黄砂に汚れた山肌が、昨日の降雪で厳冬期並みの白肌に戻り、青空とのコントラストが一段と冴えています。

7時の三本滝レストハウス前駐車場はマイナス3℃、駐車場内でも路面凍結が所々に見られます。春山バスに乗車しようとやって来たスキーヤー・ボーダーの車が続々とお越しになり、8時にはアスファルト部分・未舗装部分ともにほぼ満車状態。そのため、あふれた車が路上駐車せざるを得ない状態となってしまいました。

バス会社による早朝パトロールの結果、かもしかゲレンデ2段目で路面凍結がひどく、とてもバスを運行できる状態ではないとのことで、昨日にひきつづき、観光センター8時30分発の始発便と9時30分発の2便の運行が7時過ぎには決定されました。そのため、大半のスキーヤー・ボーダーの方々はかもしかゲレンデからシールやスノーシューなどで登り始めます。春山バスは5月上旬頃までは、積雪凍結による運休は珍しくないため、歩いて登ることを想定した計画でお越しください。

<かもしかゲレンデ、道路の凍結箇所、環水平アーク>
かもしかゲレンデはリフト線下で雪解けが始まってきましたが、登攀・下山滑走には全く問題ない状態。今年は積雪が多いため、ゴールデンウィーク期間中も支障きたすまで雪解けが進むとは考えにくい状態です。

快晴の空に薄い雲がベールのように覆うようになり、気温は思ったほど上昇せず、午前中は6〜8℃前後の状態。かもしかゲレンデ2段目の凍結箇所も日差しを受けて若干柔らかくなってはいるものの、9時を過ぎても相変わらず凍結したまま。2回目の道路パトロールにやってきたバス会社の方々は、スコップで凍結部分をかち割って融雪を促していました。このような凍結箇所がこの先何か所もあり、午前中の運行は難しいとの判断で、観光センター11時50分の4便まで運休となり、最終便については今後のパトロールにて判断することになりました。

そして、11時前に東〜南の空に長い一筋の虹のような現象を確認することができました。環水平アークと呼ばれるこの現象は太陽と同じ方角に発生する点が虹とは異なり、今日は全国的に確認できた模様です。今日の環水平アークはかなりはっきりとしていて、しかも30分近くも観測できました。

<春山バスは最終便から運行>
凍結箇所はほぼなくなり、観光センター14時20分の最終便の運行ができる状態になったものの、三本滝周辺の路上駐車が多くなり、カーブ部分にも駐車が目立ち、大型バスの通行に支障をきたす状態となってしまいました。乗務する運転手の方々が協議した結果、何とか通行できるとの判断から、最終便の運行が決まりました。

最終便は3台が運行され、100名の乗客を乗せて位ヶ原山荘へ出発。大半が観光客の方で、迫りくる雪壁を車窓から楽しんでいらっしゃいました。最終便が到着した15時過ぎの位ヶ原山荘の気温は4℃、午後から曇って来てどんよりとした空模様ですが、山頂方面もしっかり確認でき、下り便までの15分という短い時間の中、雪壁をバックに記念撮影する姿があちこちで見られました。

ノリクラの春の目玉である乗鞍岳春山バスの運行が本日から始まりました。ゴールデンウィーク期間中は多くの方がお越しになると思われますが、三本滝周辺は混雑しますので、できる限り観光センターから乗車されるようお願いいたします。

次回速報は5月4日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.4 は今週末掲載予定です(2019/04/28 20:00更新)

 

【4月28日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2018シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2018リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2018/10/27予定)をもって2018シーズンの連載を終了させていただきます。2019シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2018年

2019年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2018年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2018年12月〜2019年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2019年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2019年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2019年5月中旬頃を予定しております。


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■2019年4月27日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.4
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/04/27 06:10
夜半からの降雪で積雪10〜15センチ
(位ヶ原山荘)
A 2019/04/27 08:15
今日から乗鞍岳春山バススタート − しかし積雪終日運休
(三本滝停留所 − 全員かもしかゲレンデへ)

B 2019/04/27 08:15
バスが運休なら歩いて行くしかない!
(かもしかゲレンデ)

C 2019/04/27 13:30
厳冬期並みの猛吹雪 − 天候は悪化の一途
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日からゴールデンウィークが始まりました。今日のノリクラは終日雪が降り、本日より運行開始するはずの乗鞍岳春山バスも積雪により運休。そして、ツアーコースは厳冬期並みの厳しい吹雪に見舞われ、出鼻をくじかれた連休初日でした。

<乗鞍高原、道路状況>
早朝6時の観光センター前駐車場の気温は2℃、どんよりとした鉛色の雲が垂れ込める中、先ほどまで降っていた雨も収まり、西の空には山頂方面が見え隠れするまで天候が回復します。乗鞍高原周辺の道路には積雪凍結はないものの、周囲の山は雪化粧が施され、標高の高いところは雨ではなく雪だった模様。実際に観光センターから三本滝へ向かうと、途中から木々が真っ白になっているのを確認できます。なお、観光センターから三本滝までの道路も積雪凍結はありません。

<乗鞍岳春山バス、三本滝レストハウス、かもしかゲレンデ>
7時の三本滝レストハウスの気温はプラス1℃、そして、天候は雪へと変わって来ました。また、駐車場には15台程度の車しかお越しになっていません。例年、春山バス運行初日は朝早くから満車となりますが、今日は天候が不安定と天気予報で発表され、明日のほうが天候が良いということもあって、お越しになった方は少な目でした。

そして、春山バス運行前の早朝パトロールから帰って来たバス会社の係の方が、三本滝停留所に運休の掲示を始めます。夜半からの降雪により、三本滝より先の摩利支天あたりから積雪が始まり、位ヶ原山荘付近では積雪15センチとのこと。除雪を行わないと運行できない状況で、当初、1便・2便の運休が発表されましたが、最終的には終日運休となりました。

そのため、訪れた方々はかもしかゲレンデから歩いてツアーコース方面を目指します。かもしかゲレンデはうっすらと新雪が乗るものの、下地がやや硬い状態。それも8時頃になると下地も柔らかくなってきて、シールでも問題なく登攀可能となります。また、バーン状態は一部で雪面の陥没があるものの、全面積雪があり、ゴールデンウィーク中の下山滑走は問題ないものと思われます。

<ツアーコース>
10時のツアーコース入口の気温はプラス3℃。この頃になると、青空が広がるようになり、天候回復を予想させるような雰囲気になりますが、それも束の間で、その後はさらに吹雪がひどい状態となります。新雪は入口付近で3〜5センチ、3〜5番あたりで10センチ程度ありますが、モサモサとした触感の新雪でパウダーと呼べるものではありません。

13時の位ヶ原急斜面では天候はさらに悪化します。気温はマイナス4℃まで低下し厳冬期並みの吹雪に見舞われます。新雪は10〜15センチ程度、雪質は気温が低下した分、軽さを感じる状況で、歓声を上げながらパウダーを楽しむスキーヤーの姿もありました。なお、これより上部は視界不良と厳しい寒さのため入山困難で、多くの方がここで撤退された模様です。

<位ヶ原、午後の降雪状況>
14時の位ヶ原の気温はさらに低下してマイナス8℃、視界は200メートル程度。新雪は10〜20センチ程あって、雪質は厳冬期並みのパウダーです。ただ、場所によって下地がむき出しになっている場所もあります。また、降る雪は顔に当たってバチバチと痛いような雪質でした。

午後になると吹雪はさらに強くなり、乗鞍高原でも激しく降っていましたが、夕方から収まってきて、速報を書く18時時点では、雪は収まったアスファルトが乾き始めました。
なお、春山バスが通行する三本滝〜位ヶ原山荘間は本日除雪が行われましたが、午後の降雪で再び白くなってきた模様で、このまま、翌朝まで積雪が残るようであれば、明日も春山バスの運休が懸念されます。ツアーコースを歩いて登ることを念頭において、時間に余裕を持った計画でお越しになったほうがよいかと思います。

<ツアーコースの積雪状況>
先週より減少に転じ、今週は50センチ前後の大幅な雪解けとなっています。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪80センチ。(先週より65センチ減少、昨年より80センチ多く、3月下旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪100センチ。(先週より50センチ減少、昨年より50センチ多く、4月上旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪190センチ。(先週より50センチ減少、昨年より45センチ多く、4月中旬並み)
・ 位ヶ原(標高 約2500メートル)で積雪146センチ。(先週より44センチ減少、昨年より66センチ多く、4月中旬並み)

次回速報は5月4日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.4 は今週末掲載予定です(2019/04/27 18:45更新)

 

【4月27日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

 

【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】

3月31日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了します。それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。4月1日(月)〜4月17日(水)までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。
  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)

●3月31日(日)まで

(Mt乗鞍営業期間)

リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月1日(月)〜17日(水)11時

(休暇村ゲート開門前)

徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月17日(水)11時〜26日(金)

(休暇村ゲート開門後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月27日(土)予定〜5月下旬

(春山バス運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)

●5月下旬〜6月30日(土)

(大雪渓延長運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月24日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)


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■2019年4月24日(水)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.4
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/04/24 10:35
雪壁は3〜5メートル − 例年より積雪は多い
(冷泉小屋付近)
A 2019/04/24 10:40
3月中旬〜4月のドカ雪が柔らかく、雪壁は崩れやすい
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋上20号カーブ)

B 2019/04/24 11:00
道幅はバス1台分 − 迫りくる雪壁
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘下17号カーブ)

C 2019/04/24 11:45
試運転は無事終了し、27日(土)運行開始が正式決定
(位ヶ原山荘)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 4月27日(土)より運行開始が予定の乗鞍岳春山バスの試運転が本日実施され、参加関係者各位の了承のもと、27日(土)からの運行開始が正式に決定されました。

<乗鞍岳春山バス試運転>
今日はあいにくの雨。10時の乗鞍高原の気温は8℃、朝はまだ小雨程度でしたが、降り方が強くなり、山頂方面は完全に雲の中です。乗鞍岳春山バスの試運転は、本日10時に観光センターを出発しました。試運転に使用されるバスは全長12メートルの大型観光バスで、実際に春山バスで運行されるものです。春山バス試運転は松本建設事務所、環境省、中信森林管理署、松本地域振興局観光課など行政関係者を始め、除雪を担当したサワンド建設、そして、地元関係者として乗鞍温泉旅館組合、乗鞍温泉民宿組合、のりくら観光協会の役員、さらに、春山バスの事業を取りまとめる松本市山岳観光課の方やバスを運行するアルピコ交通の方々など約30名を乗せて出発します。

今冬は当初雪不足だったものの3月中旬から4月にかけてまとまった降雪があり、昨年以上の積雪となりましたが、スキー場営業が例年より1週間早く終わったことから、位ヶ原山荘までの道路除雪は、例年並みかやや早く完了しました。そのため、春山バス運行に支障となる箇所は無かった模様です。

雪壁は最大5メートルで例年並みでしたが、全体的に例年よりも雪壁が高い傾向で、迫力ある車窓風景が楽しめます。ただし、春先に降った雪で雪壁ができているため、非常にもろく、おそらく、今後、溶けるのも早いのではないかと思われます。また、先週全面凍結していた三本滝レストハウス前駐車場はしっかり除雪が実施され、積雪凍結箇所はなくなりました。しかし、トイレ周辺にはかなりの積雪が残っていて、今後、除雪作業を進めて利用できるようにするとのことですが、27日(土)に間に合うかどうか微妙な所です。なお、位ヶ原山荘にも例年同様に仮設トイレが設置される予定ですが、設置数に限りがあるため、観光センターなどで済ませるようお願いいたします。

<位ヶ原山荘に到着、意見交換会と運行開始の最終決定>
11時00分、標高2350メートルの位ヶ原山荘の気温は3℃と冷え込んでいます。冷泉付近まで雨だったのに、この付近では霙(みぞれ)に変わってきました。位ヶ原山荘内で意見交換会が行われ、各機関の担当者からの意見・コメントがあったものの、問題点となるものはなく、予定通り、27日(土)からの運行開始が決定されました。

なお、意見交換会の中では、@ 5月上旬の早朝は冷え込むと路面凍結し、1便・2便が運休になることがあること。A スキーヤーは三本滝からたくさん乗車するため、三本滝のトイレは早期に利用できるようにしてほしい。 B ノリクラは国内有数の雷鳥生息域であり、そのような特別な場所に来るんだという認識を利用者に深く持ってもらうための働きかけを行ってほしい。といった意見があった一方、地元からは「大雪渓まで早期に開通できるように除雪を進めていただきたい。また、乗鞍スカイラインに合わせて、5月15日に終点まで全面開通できるようにしてほしい」といった意見も出されました。

昨年の乗鞍岳春山バスの利用者数は6626名(うち雪見客は3239名)で、全体としては昨年をわずかに下回りましたが、雪見客は昨年を上回る状況となりました。昨年は乗鞍高原に宿泊した方の利便性に考慮して、これまでの1日4便から1日5便に増やし、今年もさらなる利用者増を期待したいところです。

乗鞍岳春山バスは、4月27日から6月30日まで毎日運行されますが(※)、当日の天候状況によって運休となる場合がありますのでご注意ください。(※ 6月23日(日)は乗鞍天空マラソン開催のため全便運休)

次回速報は4月27日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.4 は今週末掲載予定です(2019/03/02 15:15更新)

 

【4月24日(水)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】

3月31日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了します。それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。4月1日(月)〜4月17日(水)までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。
  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)

●3月31日(日)まで

(Mt乗鞍営業期間)

リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月1日(月)〜17日(水)11時

(休暇村ゲート開門前)

徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月17日(水)11時〜26日(金)

(休暇村ゲート開門後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月27日(土)予定〜5月下旬

(春山バス運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)

●5月下旬〜6月30日(土)

(大雪渓延長運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月24日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)


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■2019年4月20日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.3
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/04/20 07:20
今日はかもしかゲレンデからスタート
(県道乗鞍岳線、休暇村〜三本滝間 4月17日開通)
A 2019/04/20 10:30
雪はザクザク、暑さに体がバテる
(ツアーコース − 3番標識手前)

B 2019/04/20 14:40
除雪は位ヶ原山荘までほぼ完了、その先へさらに進む
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘上)

C 2019/04/20 14:00
今日も終日快晴の一日でした
(大雪渓前)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ このところ週末は快晴の天候が続いております。今日も終日快晴でした。ただ、これまでと異なり、気候は春を通り越して初夏に近いほどの暑い一日となりました。

<乗鞍高原、道路状況>
深夜4時の乗鞍高原の気温はマイナス3℃、雲一つない快晴の夜空が広がっています。その夜を煌々と照らす満月が西の空に沈もうとし、ちょうど高天ヶ原の頂に向かって沈んで行きます。その満月が沈んだ高天ヶ原や剣ヶ峰の山肌は、それから30分ほど経つと、ピンクの朝焼けを見せてくれました。夜から朝へのドラマチックな変化を特段珍しいことではありませんが、今日の満月は平成最後の満月ということで感慨深いものがあります。

県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝ゲート間が4月17日に開通しました。三本滝までの道路は路肩に1メートル以上の高さの積雪が残り、雪解け水が夜間凍結しますのでご注意ください。おそらく、道路走行においてはスタッドレスタイヤ・タイヤチェーンは必要ありませんが、この後、お伝えする理由により必要と思われます(三本滝駐車場の積雪)。

<三本滝レストハウス、かもしかゲレンデ、道路の除雪>
7時の三本滝レストハウスの気温はプラス2℃、駐車場はアスファルト部分・未舗装部分ともに、路面に積雪が残っています。アスファルト部分は平坦ですが、未舗装部分は傾斜があるため、駐車する位置によっては夏用タイヤでは若干厳しいものがあります。また、積雪が多いため、駐車スペースが狭くなっていて、アスファルト部分は収容台数50台のところ30台程度しか駐車できず、未舗装部分も20〜30台程度で、7時の段階でほぼ満車となりました。

8時のかもしかゲレンデの気温は14℃、強い日差しに気温はぐんぐん上昇します。かもしかゲレンデはブッシュや地面が出ているところは皆無で、この分だとゴールデンウィークごろには一部で地肌が出ることがあっても、下山滑走上の心配は必要なさそうです。

<ツアーコース>
9時のツアーコース入口の気温はプラス10℃。快晴無風が続きとにかく暑い!まだこの時期は暑さになれていないためかなりつらいものがあります。バーンもかなり緩みザクザク状態。若干雪解けが進んでいますが、ツアーコース上も全く問題ありません。また、1〜3番標識あたりから空気の暑さが和らいてきます。しかし日差しの強さは変わらず、日焼け防止が欠かせない状態です。

11時の位ヶ原急斜面の気温は10℃。この付近から雪の腐り方が収まってきますが、モッサリとした感触は変わりありません。

<位ヶ原、大雪渓、レジ袋での食料デポは厳禁>
正午の位ヶ原の気温はプラス4℃まで低下するものの寒さはなく、適度にクールダウンさせてくれる心地よさを感じます。森林限界を超えた位ヶ原も、モッサリとした感触の雪質が続きます。それでも、最近の降雪が乗っていて、ツアーコースのモッサリ感とは異なっています。14時の大雪渓の気温はプラス4℃、先週よりも若干積雪が減少しています。

なお、本日、大雪渓トイレにレジ袋に入れた食料をデポした方がいらっしゃいました。レジ袋の食料はカラスの格好の標的となります。すでに一部の菓子類が散乱していました。食料をデポする場合はザックなど容易に開封できないものに入れるようお願いいたします。カラスは雷鳥の雛を襲うため、大雪渓付近に定着させない取り組みが必要です。

<県道乗鞍岳線の除雪状況>
昨日までに位ヶ原山荘周辺の除雪はほぼ完了し、その先の直線区間の除雪に取り掛かっています。今年はスキー場の営業が例年より1週間早かったため除雪が早く進められ、例年よりもやや早めの進捗である模様です。また、例年よりも積雪が多いものの、雪が柔らかいことも除雪が早く進んでいる要因と思われます。なお、乗鞍岳春山バスは27日(土)より運行が開始予定となっていますが、正式発表は運行開始の数日前です。決まり次第、お伝えいたします。

<ツアーコースの積雪状況>
このところ増加がつづいていましたが、今週は減少に転じました。それでも、昨年との差は先週よりも大きくなっています。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪145センチ。(先週より5センチ減少、昨年より100センチ多く、3月上旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪150センチ。(先週より10センチ減少、昨年より65センチ多く、3月上旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪240センチ。(先週より10センチ減少、昨年より45センチ多く、3月中旬並み)
・ 位ヶ原(標高 約2500メートル)で積雪190センチ。(先週より10センチ減少、昨年より66センチ多く、昨年の最高積雪以上の積雪量)

次回速報は4月27日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.3 は今週末掲載予定です(2019/04/20 19:45更新)

 

【4月20日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】

3月31日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了します。それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。4月1日(月)〜4月17日(水)までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。
  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)

●3月31日(日)まで

(Mt乗鞍営業期間)

リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月1日(月)〜17日(水)11時

(休暇村ゲート開門前)

徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月17日(水)11時〜26日(金)

(休暇村ゲート開門後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月27日(土)予定〜5月下旬

(春山バス運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)

●5月下旬〜6月30日(土)

(大雪渓延長運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月24日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)


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■2019年4月13日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.2
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/04/13 07:45
今日も休暇村から全山登攀
(休暇村ゲレンデ)
A 2019/04/13 11:25
完璧な快晴無風 − 今日はノリクラデビュー日和!
(ツアーコース − 1番標識付近)

B 2019/04/13 12:55
午後になってもくっきりとした遠景が広がる
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2019/04/13 12:25
うっすらと新雪が積もってプチパウダー
(大雪渓前)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 先週にひきつづき、今回も休暇村からの全山登攀を強いられましたが、お昼過ぎまで完璧な快晴無風で、この時期としては珍しくうっすらと新雪が積って森林限界以降はプチパウダーが楽しめる最高の一日となりました。また、融雪期である4月中旬にも関わらず、ツアーコースでは先週にひきつづき積雪量が増えたことは驚きです。

<乗鞍高原、道路状況>
早朝7時の乗鞍高原は、快晴無風の朝を迎えます。気温はマイナス1℃、先ほどまでマイナス5℃ありましたが、日の出とともに冷え込みが収まります。今日の青空は淡い春先の空とは異なり、真冬のような深い青空が広がっています。今週は水曜日にまとまった降雪があり、また、昨日もうっすらと雪が降った影響で、乗鞍高原から望む山頂方面は、黄砂でくすんでしまうこの時期にも関わらず厳冬期並みに真っ白な状態。乗鞍高原内の道路は休暇村方面も含めて全く積雪はありません。ただ、この先、17日(水)に開通する休暇村〜三本滝間を通行される予定の方は、路面の夜間凍結には注意が必要です。

<休暇村ゲレンデ、かもしかゲレンデ、道路の除雪>
7時30分の休暇村駐車場は完全に満車。休暇村ゲレンデの積雪は先週と変化はなく、新雪が5〜10センチほど乗っている状態。ただ、パウダーという感覚ではなく、やや硬く締まった感触です。例年なら、ブッシュ・石が散見される状態ですが、全くその気配はなく、営業中のゲレンデといってもよいほど。

4月17日(水)11時に県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝間が開通するため、三本滝レストハウス駐車場は除雪が始まりました。しかし、まだ1メートル以上の積雪があり、開通までに間に合うかちょっと心配です。また、先週、かもしかゲレンデ付近で実施されていた道路の除雪は冷泉小屋付近まで到達し、やはり例年より積雪量が多い模様です。
また、かもしかゲレンデでも5センチ程度の新たな雪が降り積もり、ブッシュなどが見えている箇所は全くありません。

<ツアーコース>
10時のツアーコース入口の気温はプラス5℃。この時間になっても紺碧の青空が続きます。バーンは締まった新雪が5〜10センチ積もっている状態ですが、強い日差しに緩み始めモソモソとした感触ですが、空気はひんやりとしていてさほどの暑さは感じません。そして、締まった新雪も5番標識付近からようやく足裏に柔らかを感じるようになります。

13時の位ヶ原急斜面の気温は12℃まで上昇します。それでも空気は澄んでいて、中央アルプスから南アルプス・八ヶ岳、そして、浅間山まで厳冬期並みにくっきりと青空に浮かんでいます。厳冬期でも午後になると、ややかすんで来るものの、今日は気配が全く感じられませんでした。

<位ヶ原、大雪渓>
森林限界を超えた位ヶ原では、軽い足裏感覚の新雪が5〜10センチ程降り積もり、剣ヶ峰と蚕玉岳のコルや富士見沢などにはプチパウダーとなっていて無数のシュプールが刻まれていました。ただ、少しコースを外れると、アイスバーンになっている模様で、肩の小屋から山頂方面への登攀はアイゼンが必要です。
完璧な快晴無風も13時頃から少し雲が湧き出し、14時の大雪渓ではかなり雲量の多い状態となってきました。気温は0〜2℃と急激に冷え込み。日差しがなくなると同時に急激にバーンが硬くなって来ました。大雪渓以降は今週の降雪で若干積雪量が増え、大雪渓入口付近でも10センチ程度増えました。

<ツアーコースの積雪状況>
この時期としては珍しく、先週よりも積雪が増加し、昨年を大幅に上回っています。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪150センチ。(先週と同じ、昨年より90センチ多く、3月上旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪160センチ。(先週より5センチ増加、昨年より55センチ多く、3月上旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪250センチ。(先週より10センチ増加、昨年より30センチ多く、3月中旬並み)
・ 位ヶ原(標高 約2500メートル)で積雪200センチ。(先週より4センチ減少、昨年より61センチ多く、昨年の最高積雪以上の積雪量)

次回速報は4月20日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.2 は今週末掲載予定です(2019/03/13 19:45更新)

 

【4月13日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】

3月31日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了します。それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。4月1日(月)〜4月17日(水)までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。
  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)

●3月31日(日)まで

(Mt乗鞍営業期間)

リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月1日(月)〜17日(水)11時

(休暇村ゲート開門前)

徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月17日(水)11時〜26日(金)

(休暇村ゲート開門後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月27日(土)予定〜5月下旬

(春山バス運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)

●5月下旬〜6月30日(土)

(大雪渓延長運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月24日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)


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■2019年4月6日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.1
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/04/06 09:00
リフト営業終了に伴い、今週から全山登攀
(休暇村ゲレンデ)
A 2019/04/06 10:45
県道乗鞍岳線の除雪が始まる
(県道乗鞍岳線 − かもしかゲレンデ2段目)

B 2019/04/06 12:00
穏やかな陽気が続く
(ツアーコース − 2番標識付近)

C 2019/04/06 14:50
位ヶ原以降は締まったパウダーに包まれる
(大雪渓)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ リフト営業終了に伴い、今週からしばらくの間は休暇村ゲレンデから全山登攀が強いられます。しかし、今日は穏やかな陽気と雲一つない快晴に包まれ、過ごしやすい一日を送ることができました。

<乗鞍高原、道路状況>
早朝6時の乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。気温はプラス4℃、小雪の舞うあいにくの天候でしたが、7時頃より雲間から青空がのぞくようになり、8時前から綺麗な快晴になりました。乗鞍高原内の道路にはほぼ積雪はないものの、昨日の降雪で休暇村付近は一部で路面が白くなっています。日中には完全に溶けてしまいましたが、夜間早朝は路面凍結に注意が必要です。

<休暇村ゲレンデ、かもしかゲレンデ、道路の除雪>
7時の休暇村ゲレンデには、すでに出発の準備をする登山客やスキーヤーの姿があります。休暇村ゲレンデのベースでの積雪はまだ1メートル以上あり、おそらく昨年よりも積雪量が多いと思われます。昨晩までの降雪が5〜10センチ程度積もっていて、ブッシュなどが出ている箇所は皆無です。くっきりとした青空に浮かぶ山頂方面は激しく雪煙が湧き上がり、上部ではかなり風が強いものとみられますが、山麓ではアウターなしで十分な状態です。

9時の三本滝レストハウスの気温は4℃、三本滝ゲート付近の除雪は進んでいるものの、三本滝レストハウス前駐車場はまだ手つかずの状態で、積雪は140センチもあり、こちらもおそらく昨年よりも多い状態とみられます。そして、今日の県道乗鞍岳線の除雪は、かもしかゲレンデの2段目で行っていました。今年はリフト営業終了が例年よりも1週間早いことから、いつもよりもやや早めの進捗の模様です。かもしかゲレンデは道路除雪により上下で分断され、場所によっては切り通し箇所がかなり高くなっているため、登り降りには注意が必要です。かもしかゲレンデもブッシュなどは皆無です。

<ツアーコース>
11時のツアーコース入口の気温はプラス4℃。弱めの風が心地よく吹き、強い日差しにも関わらず暑さにバテることなく、また、雪面も必要以上に緩むこともありません。新雪は5〜10センチ程でやや締まった状態のため、入口急斜面や位ヶ原急斜面などでは、シールでもほぼ直登することができる状態。積雪量は1番・3番・5番ともすべてで先週より15〜25センチほど増加し、昨年をかなり上回る状態。4月に入ってツアーコース内で積雪量が増加することは珍しい状況です。

<位ヶ原、大雪渓>
森林限界を超えた位ヶ原は積雪量が2メートルを超え、昨年の最高値を上回りました。場所にもよりますが、新雪が20センチほど積もり、少しもたつき感があるもののツアーコース内よりも明らかに軽い感触があり、パウダーランが楽しめます。また、柔らかい新雪が降る積もった影響でやや深めのシュカブラもあちこちで見られます。ただ、位ヶ原から望む山頂方面は朝日岳直下などにまだ岩の頭があり、山頂方面は思ったほど積雪量が増加していない模様です。
14時の大雪渓の気温は0℃、ややもたつき感のある新雪ですが20センチ以上積もっていて、パウダーを楽しむことができます。また、積雪量も増え、おそらく、今シーズンで最も多い状態となっています。

<ツアーコースの積雪状況>
この時期としては珍しく、先週よりも積雪が増加し、昨年を大幅に上回っています。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪150センチ。(先週より25センチ増加、昨年より95センチ多く、3月上旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪155センチ。(先週より15センチ増加、昨年より50センチ多く、3月上旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪240センチ。(先週より25センチ増加、昨年より35センチ多く、3月上旬並み)
・ 位ヶ原(標高 約2500メートル)で積雪204センチ。(先週より35センチ増加、昨年より75センチ多く、昨年以上の積雪量)

次回速報は4月13日(土)の予定です。今回取材分よりノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版の連載を始めます。 掲載は今週末掲載予定です(2019/03/02 19:45更新)

 

【4月6日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】

3月31日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了します。それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。4月1日(月)〜4月17日(水)までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。
  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)

●3月31日(日)まで

(Mt乗鞍営業期間)

リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月1日(月)〜17日(水)11時

(休暇村ゲート開門前)

徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月17日(水)11時〜26日(金)

(休暇村ゲート開門後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月27日(土)予定〜5月下旬

(春山バス運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)

●5月下旬〜6月30日(土)

(大雪渓延長運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月24日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)


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