【速報バックナンバー 2019年7月分】

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◎ 7月

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■2019年7月27日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.12
 
 

@ 2019/07/27 07:10
台風6号接近中なのに まさかの快晴!
(観光センター前)
A 2019/07/27 08:15
台風6号接近中なのに 96台ものヒルクライマーが訪れる
(県道乗鞍岳線 − 29号カーブ上 直線)

B 2019/07/27 10:40
天気は次第に悪化へ
(雪渓下部 − モーグルコース)

C 2019/07/27 14:20
昼前から濃霧・雨ともにひどくなり、台風の影響が..
(畳平)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今週は近畿・北陸など近隣の地域の梅雨明けが発表されました。東海や関東甲信もそろそろ梅雨明けかと思いきや、台風6号接近で梅雨以上に荒れた天気の一日となってしまいました。これで6月第2週目から8週間連続の悪天候となり、これは過去に例のない記録です。

<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場の気温は18℃、先ほどまで雲に覆われていたものの、スカッときれいに晴れあがりました。今日は台風6号が潮岬あたりに上陸するため、悪天候が予測されていますが、現時点では全くその気配を感じません。ただ、午後からは台風の影響があり、シャトルバスはこの天候にも関わらず、雨天時用のBダイヤでの運行が始まります。(※Bダイヤ適用条件 : 前日12時に発表される、翌日6〜12時の飛騨地方の降水確率が40%以上の場合、Bダイヤとなります)

スカッと晴れ上がった青空は本当に久々で、「マウンテンサイクリングまであと1ヶ月しかありません。天候が悪くなることはわかっていますので早めに下山します。」と、おっしゃるヒルクライマーの方が結構いらっしゃいました。このところ週末ごとに天気が悪く、8月末に開催される「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」に出場する選手もなかなか練習できない状況でしたから、あと1ヶ月に迫った状況では、少しでも晴れ間があるのなら練習に来たいという気持ちにさせられるものでしょう。

<大雪渓への沿道の様子>
8時過ぎあたりから快晴の空に雲が流れ込んでくるようになります。それでも日差しがあり、若干夏の雰囲気を感じる状況で、8時の三本滝ゲートの気温は22℃まで上昇しました。ただ、それ以降は上空の雲が多くなって山頂方面は完全に飲み込まれてしまいました。そして、8時30分の位ヶ原山荘の気温は15℃、周囲の霧がかなり迫ってきて道路以外のものはほとんど見えない状態まで悪化しますが風もなくまだ台風の影響は感じられません。しかし、森林限界を超えた位ヶ原からは霧雨が降り始め、天候は確実に悪化傾向を示すようになってきました。なお、4〜5号カーブの残雪はまだありますが、4号カーブの内側の雪壁はなくなり、あと1〜2週間程度ですべてなくなってしまうと思われます。

<大雪渓>
10時の大雪渓駐車場の気温は13℃、霧雨が強弱を繰り返しながら降り、視界は50メートル程度まで低下するようになります。それでも、大雪渓には多くのモーグラーが訪れ、夏休みに入ったジュニアの合宿が行われています。
雪渓下部のモーグルコースは2本あり、長さは12コブと14コブで先週よりも2コブ程度短くなっています(濃霧のため距離計測は不能)。これは昨年同時期よりもコブ数が少なく、1週間程度早い雪解けと考えられ、そろそろ雪渓上部のモーグルコースへ移動する時期が近づいているかと考えらえます。
なお、雪渓上部の雪解けはほぼ昨年並みと思われますが、昨年状況と比較精査したうえで、詳細はノリクラ雪渓カレンダーVol.12にて掲載いたします。

天候は11時頃から悪化し始めて風雨が強弱を繰り返すようになります。12時の気温は10℃まで低下しますが、まだ、それほど激しい状況ではありません。

<畳平、お花畑>
ハクサンイチゲはほぼ終了し、ミヤマクロユリの満開状態が続いています。また、コバイケイソウ、ミヤマキンポウゲなどが目立つようになり、ハクサンイチゲに置き換わるようにハクサンボウフウが咲き始め、高山植物の移り変わりから初夏から夏本番の時期に差し掛かっていることがうかがえます。高山植物の推移は昨年よりも遅いものの、ほぼ例年並みと考えられます。

また、鶴ヶ池周辺では、コマクサの群生が見られ、探さなくても散策路周辺でたくさん見られるようになってきました。

<今日のシャトルバス・自転車と明日のシャトルバス運行>
今日のシャトルバスはBダイヤで、始発便2台・8時便4台・10時便2台で、午前中は天候が良かったため、人出が多かった模様です。また、本日の自転車入山台数は午前89台、午後7台、合計96台でした。

明日のシャトルバスはAダイヤでの運行が予定されています。ただし、台風6号により夜間雨量が規制値を超えた場合、明日の乗鞍スカイラインは通行止となる可能性があります。その場合、岐阜県側・長野県側の両県のシャトルバスは運休となりますのでご注意ください。

次回速報は7月27日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.12 は今週末掲載予定です(2019/07/27 20:00更新)

 

【7月27日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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■2019年7月20日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.11

@ 2019/07/20 10:25
雨だ〜レインウェア着なくっちゃ!
(大雪渓)
A 2019/07/20 11:50
山麓にぷかぷかと雲が浮かぶ
(雪渓上部 − アルペンレーサー)

B 2019/07/20 14:35
ミヤマクロユリが見頃を迎えた
(畳平お花畑)

C 2019/07/20 17:25
いや〜参った!パンクしちゃったよ
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋上)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日も小雨〜曇の天候。なかなか明けない梅雨にやきもきするも、台風が接近している状況を考えると、まずまずの天候だったとも言えるでしょう。

<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場の気温は17℃、天候は曇〜小雨。ただ視界は比較的良く、乗鞍の峰々は山頂部分を除いてはっきり確認できます。そして、駐車場には40台前後のマイカーがお越しになっていて、この天候の割にはまずまずの状況。しかし、今日のシャトルバスは雨天時用のBダイヤで2時間位1本という減便運行です。また3時の畳平は濃霧・気温10℃・風速2メートルで、岐阜県側の乗鞍スカイラインは部分的に濃霧が出ているため、自転車通行は濃霧注意という規制になっていました。

小雨のパラパラ降る中、ヒルクライムに出発される方の様子がちらほら見られるものの、微妙な天候に「山頂(畳平)に行けるかどうか心配。雨が強くなったらすぐに下山します」と、おっしゃって観光センターをあとに出発して行きます。

<大雪渓への沿道の様子>
7時以降は小雨が止む間なく降り続くようになります。8時の三本滝ゲートの気温は17℃、この時点で山頂方面に向かった自転車はわずか1台。雨がやや強くなり、この先以降かどうか迷う先週がいらっしゃいました。そして、三本滝レストハウスの軒先で雨宿りをされていた自転車の方は、「天気が良くなったらリベンジでもう一度来ます!」と言い残して下山しました。位ヶ原山荘を過ぎるとやや風が強くなります。この辺りから周辺の山々を見るとその谷間から湧き立つような雲が浮かび始めます。非常にダイナミックで見るものをあきさせることがありません。

今日は自転車の入山数が少ない状況でしたが、ヒルクライマーの多くの方にとってパンクはつきもので、ちょっとした小石でもパンクしてしまいます。今日も夕方のゲート閉鎖近くになって雨の中をパンク修理されている方がいらっしゃいました。雨の中ではゴム糊がなかなか定着できず、時間に追われると焦ってしまい、うまく行くものもうまくいかなくなります。そのため、予備のチューブ(新品)は必ず持参してください。ロードバイクの場合、700×23c等とサイズがほぼ統一され、場合によって他のロードバイクの方に譲ってもらうことが可能ですが、小径自転車の場合はそうはいきません。パッチを充てるよりもチューブ交換のほうが確実で時間短縮もはかれます。

<大雪渓>
10時の大雪渓駐車場の気温は14℃、雨が強弱を繰り返す状況が続き、かぜもやや強くなってきました。
雪渓下部のモーグルコースは2本あり、63メートル×16コブ、42メートル×11コブで、雪渓下部は雪解けで岩場が多くなってきて、昨年から比べると1週間ほど雪解けが早い状況です。また、雪渓中段・雪渓上部では夏休みに入った子供たちの合宿が賑やかに行われ、雪解けに伴い雪渓上部から雪渓中段に降りるところ(鉄塔土台の東側部分)の積雪がとぎれ、こちらも昨年よりも1週間早い雪解け状況となっています。そして、お昼近くはいっても山麓の山々ではその谷間から雲が絶えず湧き上がり、雲海とも違い霧とも違ったダイナミックな風景が楽しめました。

また、雪渓上部左側ではコブ管理人による整備が続けられ、午後からは多くのモーグラーがお越しになっていた模様。コースの長さは134メートル×39コブで最大斜度が35度もあり、完全上級者バーンになっていました。正午の大雪渓の気温は14℃、暑くもなく寒くもないほど良い状態です。

<畳平、お花畑>
先週はハクサンイチゲが満開を迎えて今週も見頃が続いています。ほぼ全エリアにわたってハクサンイチゲを楽しむことができます。また、先週はつぼみだったミヤマクロユリが一斉に開花し、ハクサンイチゲと並んでお花畑を豊かにしてくれます。このほか、ミヤマキンバイ・ミヤマキンポウゲ・コイワカガミが目立つようになってきました。また、鶴ヶ池周辺ではコマクサの数が多くなってきて来ました。

<今日のシャトルバス・自転車>
今日のシャトルバスはBダイヤで、始発便1台・8時便2台・10時便2台でした。また、本日の自転車入山台数は午前26台、午後9台、合計35台でした。
次回速報は7月27日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.11 は今週末掲載予定です(2019/07/20 20:45更新)

 

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■2019年7月13日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.10
 

@ 2019/07/13 08:10
山頂まで走るぞ!
(県道乗鞍岳線 − 29号カーブ上 直線)
A 2019/07/13 09:20
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍目指して!
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘上 15号カーブ)

B 2019/07/ 11:30
今日も大賑わい
(雪渓下部 − モーグルコース)

C 2019/07/13 14:45
ハクサンイチゲが見頃を迎えています
(畳平お花畑)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 3連休初日の今日、午後から小雨が降り始めたものの、気候的には過ごしやすい一日を送ることができました。

<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場の気温は17℃、天候は曇で山頂方面の雲は周期的にかかったり抜けたりを繰り返しています。今日は三連休初日。観光センター前駐車場にはすでに80台ものマイカーがお越しになっていて、ヒルクライム・登山の準備を始める姿があちこちに見られます。2時50分の畳平の天候は曇濃霧・気温7℃・風速7メートルで、夜明け前まで自転車は通行不可でしたが、6時から通行できるようになりました。

今日からご来光バスの運行が始まりました。大雪渓付近では綺麗な朝焼けが見られたものの、大黒岳は濃霧に覆わてしまったとのこと。いずれも日の出時刻には雲に覆われて残念ながらシーズン最初のご来光を拝むことができませんでした。

<大雪渓への沿道の様子>
今日も休暇村〜三本滝間はうぐいすのさえずりに囲まれます。シャトルバスやタクシーではそのさえずりを味わうことができず、静かなヒルクライムだからこそ楽しむことができるシーンです。8時の三本滝の気温は17℃、これまでになくたくさんの自転車が通過し、8時時点ですでに20台にも達します。そして、今日はランニングを楽しむグループにお会いできました。ヒルクライムと異なり、一緒になってのんびりと走りながら和気藹々と会話を楽しまれていて、ヒルクライムとは違った楽しみ方といえるでしょう。

9時の位ヶ原山荘の気温は14℃、ひやーっとした空気に包まれ、富士見沢・屋根板方面はその頂がすっぽりと雲に包まれています。それでも剣ヶ峰山頂方面の雲は抜けて視界がはっきりとしてきました。なお、4号カーブの雪壁はまだ残っているものの、小さくなってきましたので、ご覧になりたい方は早めにお越しください。

また、山頂への登山道のつづら折れ部分に先週まで残っていた積雪は完全になくなりました。

<大雪渓>
10時の大雪渓駐車場の気温は15℃、山頂方面の雲は完全になくなり視界良好ですが、風を感じるようになり、時間とともに雨風っぽい風となってきました。
雪渓下部のモーグルコースは3レーンあって、今日は数多くの方がお越しになっていました。なお、北側(右側)のモーグルコースは途中で岩ができ、滑走不能となりました。今日も大勢のモーグラーがお越しになりますが、例年よりも柔らかい雪質のため、コブの形が変わって定期的に整備をする様子がありました。
また、雪渓上部左側では先週より新たなモーグルコースが作成され、全長138メートル×42コブというとてつもなく長いコースをコブ管理人が整備されていました。多くのモーグラーが挑戦するもののコースアウトの連続!ただ、バーンは柔らか目で、未整備部分も雪が柔らかいため、転倒滑落するような状況は見られませんでした。

このほか、アルペンスキーのポールセットや学生さんたちの合宿などが開かれ、正午の大雪渓の気温は12℃で、14時頃から小雨が降り始めました。

<畳平、お花畑>
先週は遊歩道奥を中心にハクサンイチゲの開花が見られましたが、今週はほぼ全エリアでハクサンイチゲが満開となりました。お花畑全体がハクサンイチゲに包まれる状況は1週間程度しか見られませんので、ぜひともお早目にお越しになったほうがよいかと思います。このほかの高山植物もコイワカガミやミヤマキンバイなどもあちこちで咲いていて、今後は高山植物の種類が多くなってくると思われます。

<今日のシャトルバス・自転車>
今日のシャトルバスはAダイヤで、ご来光バス2台・始発便2台・7時便2台・8時便3台、9時便3台・9時30分便1台・10時便2台でした。また、本日の自転車入山台数は午前155台、午後42台、合計197台で曇天という天候の割には多くの方がお越しになり、現時点で今期最高の入山者数となりました。また、観光センター前駐車場は10時には満車となり、道路反対側の駐車場への誘導がされました。

次回速報は7月20日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.10 は今週末掲載予定です(2019/07/13 20:30更新)

 

【7月13日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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■2019年7月7日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム特集(7月下旬掲載予定))
 

@ 2019/07/07 08:15
62
7名の選手がクラスごとにスタート
(チャンピオンクラス スタート)
A 2019/07/07 08:18
国道から分岐して激坂の乗鞍スカイラインへ
(国道・県道分岐点)

B 2019/07/07 09:19
チャンピオンクラスを抑えて総合優勝 − 1時間01分58秒
(男子Cクラス、池田隆人選手)

C 2019/07/07 10:10
濃霧小雨の中、無事終了!
(畳平)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は第16回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムが開催されました。昨年は大雨の影響から開催が中止されましたが、今年は濃霧と霧雨が降る天候ではあったものの無事開催することができました。

<大会会場、開会式、スタート>
早朝6時の大会会場となっている殿下平総合交流ターミナルは曇り空の朝を迎えます。気温は17℃と問題ないコンディションですが、ゴール付近は濃霧がひどく、気温9℃で視界が40〜50メートルしかなく、大会本部も判断に迷うところでしたが、予定通り通常開催が7時に決まりました。昨日の速報でもお伝えしましたが、今回のエントリー数は732名で昨年より170名ほど減少し、昨年大会が大雨で中止となったことが影響しているのではないかと思われます。

7時20分から開会式が行われ、その中で西倉 高山副市長は「二年ぶりの開催となりましたが、今回よりe-BIKE部門が設けられ、この大会はどんどん進化しています。乗鞍スカイラインはマイカー規制が実施され、バス・タクシーを利用することができますが、最近は環境にやさしいということで自転車をされる方が大変多くなっています。皆様は今回を機にまたお越しいただく機会を増やしていただきたいと思います。」と、おっしゃっていました。

<チャンピオンクラス、レース展開>
チャンピオンクラス8名のスタートは8時15分、スタートから数百メートルは審判車両先導によるパレード区間があり、それを抜けたところからレースが展開されます。そして、約1km地点付近から、国道158号線を離れて平湯峠に向かう旧道に分岐します。ここから勾配10%の急坂が始まりますが、まず最初に先頭に立ったのは矢部 周作選手で、20〜30メートル後方を若松 達人選手・奥 隆三郎選手が追う展開に...。矢部選手は先頭逃げ切りスタイルが得意であるものの、2位の若松選手との距離がなかなか稼げずそのまま平湯峠を通過して乗鞍スカイラインへと進みます。

状況に展開が見られたのは、乗鞍スカイラインに入って1kmほどの地点。若松選手が矢部選手をとらえてそのままトップに立つと、一気に矢部選手を切り離します。平湯峠前後から小雨が降り始め、森林限界を超える10km地点あたりからは路面もしっかり濡れるほどの降り方となってきます。そして、濃霧も立ち込めるようになり、14km地点付近の四ッ岳カーブあたりでは視界が50メートル前後まで悪化する状況で、もうこの辺りからは2位以下の後方の選手は全く確認することができず、若松選手単独となります。しかし、2位の矢部選手、3位の奥選手の後ろには、男子Cクラスの池田 隆人選手が4位のポジションをキープしており、夫婦松駐車場を過ぎた展望台付近(8.4km付近)で、トップの若松選手との差は2分程度で追っていました。男子Cクラスのは3分遅れの8時18分スタートのため、実質的には池田選手が上回っていることになります。

ゴールは1位が若松 達人が1時間02分56秒、2位が矢部 周作選手1時間03分51秒、3位が奥 隆三郎選手1時間04分17秒でしたが、4位でゴールした男子Cの池田 隆人選手は3分遅れでのスタートのため、1時間01分58秒の記録となり、総合優勝を果たしました。

<続々とゴールします>
ゴールのある畳平の9時の天候は濃霧霧雨・気温9.3℃で視界は50メートル前後。周囲の眺望は全く見えず、ゴールで選手の応援をする方々も、傘を差しながらの応援をされていました。いつもは追い風となる北風が吹くことが多い乗鞍スカイラインですが、今日は若干向かい風で、森林限界を超えてから冷たい小雨が降る状況となったため、タイムが延びなかったとおっしゃる選手が多く見受けられました。

最終的には613名の方が完走され、テストレースとして実施されたe-BIKEの最高タイムは1時間07分02秒で、総合順位は10位という結果となりました。
なお、今回取材の 第16回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム特集 は7月下旬に掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2019/07/07 19:45更新)

● 第16回乗鞍スカイラインサイクル上位選手のリザルト(速報値であるため、大会公式リザルトをご確認ください)

<総合順位>
1 池田 隆人(男子C) 1:01:58.688
2 若松 達人(チャンピオン) 1:02:05.621
3 大森 慶太(男子E) 1:03:37.937
4 矢部 周作(チャンピオン) 1:03:51.843
5 奥 隆三郎(チャンピオン 1:04:17.753
6 和田 樹(男子B) 1:05:52.320
7 三嶋 陸斗(男子A) 1:06:00.536
8 浦上 雅弘(男子F) 1:06:17.323
9 太田 重光(男子F) 1:06:32.331
10 山内 良典(e-BIKE) 1:07:02.037

※ 出走者数:627名 完走者数:613名

 

【7月7日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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■2019年7月6日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.9   乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム特集(7月下旬掲載予定)

@ 2019/07/06 09:50
ここで写真撮りたかった! − ノリクラに来たら雪壁
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)
A 2019/07/06 11:10
今日も賑わってます
(雪渓下部 − モーグルコース)

B 2019/07/06 11:30
アルペンボーダー大集合!
(雪渓下部)

C 2019/07/06 14:15
矢部周作選手(中央)−明日は頑張ります!
(乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム会場)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月最初の週末を迎え、ヒルクライムシーズンが始まりました。また、自転車ヒルクライムレース「乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム」の選手受付が殿下平総合交流ターミナル(岐阜県高山市)で行われました。

<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場の気温は17℃、天候は低い雲が垂れ込めていて少し肌寒さを感じます。今日は7月に入って最初の週末を迎え、県道乗鞍岳線の三本滝〜県境間の通行が可能になったことから、駐車場のあちこちでヒルクライムの準備が始まっています。そして、シャトルバスの運行も同時に始まって、始発の6時10分の便には20名ほどの方が乗車し畳平へと出発しました。

乗鞍高原はどんよりとした天候ですが、
畳平の天候は曇・気温8℃・風速1メートルで、視界良好につき乗鞍スカイラインは自転車も通行可能とのこと。どうやら山頂方面はどんよりした雲の上の模様です。

<大雪渓への沿道の様子>
休暇村を過ぎて三本滝ゲートまでの沿道は、うぐいすのさえずりに包まれています。走行音のない自転車ならうぐいすのさえずりに囲まれながらのヒルクライムを楽しむことができます。三本滝ゲートを過ぎすると、一時的に濃霧に包まれますがほどなく抜けてきれいな雲海の上にでて、山頂方面もはっきりと確認できるようになります。
9時の位ヶ原山荘の気温は17℃、ひやーっとした空気に包まれますが、ヒルクライムには程よい気候。正面には屋根板・富士見沢方面に広がる白の残雪と明るい緑の新緑の唐草模様が見事に広がっていてますが、雪解けが進むため、あと1週間程度でこの景色も見納めになると思われます。

そして、森林限界を超えると眼下には雲海が広がり、今日はお昼近くになっても消えることなくその景色を楽しむことができました。

7月最初のヒルクライムにお越しの方は、この先の4号カーブに残る雪壁がお目当てで、今日も多くのヒルクライマーがここに自転車を止めて記念写真を撮影していました。4号カーブの雪壁は、内側は2メートルほど、外側は最も高い所で5メートルほどの残っています。

<大雪渓>
10時の大雪渓駐車場の気温は15℃、曇空が続きますが山頂方面ははっきりと確認できます。先週まで稜線直下の登山道には積雪がありましたが、この1週間でかなり雪解けが進み、つづら折れ部分でまだ積雪が残っていますがわずかとなり、1週間もすれば完全に積雪はなくなります。また、大雪渓から肩の小屋に向かう登山道もかなり雪解けが進んでいますが、まだ50メートルほど残っていて、下りで転倒する登山者もいらっしゃいましたので注意してください。

今日も大雪渓には多くのスキーヤー・ボーダーの方がお越しになり、雪渓下部のモーグルコースは4本も作られるほどの賑わいでした。積雪は雪渓下部は昨年と同じかやや多いい状態ですが、雪渓上部は昨年より2週間も早い状態で、今週は降雨が多かった影響から雪渓上部左側の左寄りの箇所で上部から土砂が流れ込んで雪渓の一部を覆っています。ほとんどのスキーヤーには影響のないエリアですが、常連者が9月末から10月に滑走するエリアで今後のバーン状態が気がかりとなります。

正午の大雪渓の気温は20℃まで上昇しほぼ無風のため、かなり蒸し暑く感じました。また、雪渓上部を中心に先週はタケノコ状の氷柱があったものの降雨によりほぼなくなり、バーン全体もかなり柔らかい状態となっています。

<畳平、お花畑>
昨年はかなり早いペースで開花が進みましたが、今年はほぼ例年並みの状態で、遊歩道の奥でハクサンイチゲが満開を迎える状態を見せています。その他にミヤマキンバイなども一部で見られますが数はまだ多くなく、今後に期待したいところです。

<乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム>
明日は岐阜県側乗鞍スカイラインで自転車ヒルクライムレースが開催され、今日は午後から会場の殿下平総合交流ターミナルで選手受付が行われました。今年のエントリー数は732名で、電動アシスト自転車の人気の高まりから、今後、大会レースとして実施可能かどうかを検証するため、今大会ではe-BIKE部門が設立され13名がエントリーしています。また今年は初参加の方も多く、「景色がよいと聞いたので参加しました」という選手が結構いらっしゃり、応援にお越しになった人の中には「サイクリングはするもののヒルクライムは無理なのでe-BIKEなら参加してみてもよいと思います」とおっしゃる方もいらっしゃいました。

明日は8時15分よりレースが始まりますが、大会コースとなる乗鞍スカイラインは8時10分〜11時10分まで通行止めとなり、その時間帯に発車するシャトルバスはすべて運休となりますのでご注意ください。なお、長野県側のシャトルバスは通常通り運行され、県道乗鞍岳線から問題なく自転車走行できますので、明日入山予定の方は長野県側の乗鞍高原へお回りください。

次回速報は7月7日(土)で乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムのレースの模様をお伝えする予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.9 は今週末掲載予定です(2019/07/06 19:30更新)

 

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