【速報バックナンバー 2020年7月分】

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◎ 7月

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■2020年7月25日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  当面休止)

7月23日より、長野側(県道乗鞍岳線/エコーライン)から畳平乗り入れ開始
@ 2020/07/25 09:45
今日も雨...
(大雪渓避難小屋前)
A 2020/07/25 10:50
土砂降りの中、練習開始
(雪渓上部右側 − ボードキャンプ)

B 2020/07/25 12:50
23日よりシャトルバス再開 − 夏山シーズンへ再起動!
(畳平)

C 2020/07/25 12:10
クロユリが最盛期を迎える
(畳平お花畑)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日はオリンピックによる四連休の三日目。今年は梅雨末期のようなまとまった雨がずーっと降り続き、今日も大雨の一日となりました。なお、乗鞍スカイラインの災害通行止めに伴う畳平閉鎖が23日に解除され、長野県側から畳平への乗り入れが可能となり、夏山シーズン再起動の四連休でもあります。

<観光センター>
6時の観光センターの天候は雨・気温16℃。5時ごろから雨脚が強くなり、ほぼ、終日にわたってしっかりとした降り方の一日となります。観光センター前駐車場には20台ほどの車がお越しになり、6時10分のシャトルバス始発便は1台で3名の乗客を乗せて出発します。

<長野側(県道乗鞍岳線/エコーライン)から畳平への乗り入れ>
乗鞍スカイラインは7月8日から道路崩落のため通行止となり、早期の復旧は困難な状態となってからは、地元や畳平関係者など長野県側(県道乗鞍岳線/エコーライン)から畳平乗り入れを要望する声があがっていました。県道乗鞍岳線から畳平に乗り入れるには、県境付近で岐阜県側の乗鞍スカイラインを一部経由する必要があり、県境ゲートの管理は岐阜県側が行っています。したがって、これまででも、乗鞍スカイラインが雨量規制などによる通行止めになると、県道乗鞍岳線から畳平への乗り入れができなくなり、シャトルバスが運休となるのは、このような理由によるものです。

県境ゲートを管理する岐阜県側のスタッフは、高山から国道158号や安房トンネルでぐるっと迂回して、乗鞍高原から県道乗鞍岳線で畳平に入らなければならず、畳平での泊まり込みでのゲート管理をされることになった模様で、前例のない事態にあたり、調整等に時間を要したようですが、何とか四連休前日の22日には正式に決定され、シャトルバスも運行される運びとなりました。なお、前述のとおり、県境ゲートの管理は岐阜県側のため、これまで同様、乗鞍スカイラインの雨量規制による県境ゲート閉鎖を実施される模様です(県境での折り返し・シャトルバス運休となります)。

<三本滝ゲート、グーグルマップで国道158号の迂回ルートに...>
県道乗鞍岳線の三本滝ゲートから県境・畳平方面はマイカー規制となっています。ただ、ここ最近はスマホのグーグルマップで松本から高山方面を検索すると、国道158号線は7月15日より通行できるようになっているにもかかわらず通行止め表示がでて、県道乗鞍岳線から乗鞍スカイラインを経由する迂回ルートが表示されます。そのため、1日に数台はスマホを頼って三本滝ゲートまでやってくるマイカーがいらっしゃるようです(当WebSiteをご覧の方には関係ない情報とは思いますが...)。

<大雪渓>
雨は強弱を繰り返しながら降り続きます。大雨になると道路が川のようになる県道乗鞍岳線ですが、今日はそこまでの雨量はありません。そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘を過ぎた森林限界からは視界が開けて来て、大雪渓駐車場からは大雪渓の上端まで見通せるほどの視界状態でした。10時の大雪渓の気温は10℃、風雨は強いものの、寒さを感じることはありませんでした。

●雪渓下部 − 縦32メートル×横35メートルで、昨年より1〜2週間早い雪解け。すでにモーグルコースはありません。滑走距離は数ターン程度で、上部の雪渓での滑走をお勧めします。(上部は上級者のみ)
 大雪渓入口 : 昨年より1〜2週間は早い雪解け
 登山道入口 : 昨年より2週間は早い雪解け
 大雪渓登山道口〜肩の小屋登山道 : 全区間積雪はありません。
●雪渓中段 − 縦23メートル×横18メートルで滑走不能、昨年より2週間早い雪解け。
●雪渓上部 − 昨年より1週間早い雪解け。雪渓上部左側と右側はまだ完全に分離していません。雪渓上部右側の大きさは縦248メートル×横100メートル。本日はボードキャンプとコブ整備が行われていて、ボードキャンプでは約80メートルのコース。コブ整備はピッチ3.7〜3.8メートル×長さ100メートルのコースが2本作成されていました。

10時の大雪渓の気温は10℃、午前中を中心に激しい雨が降りました。ただ、視界は比較的良好で、大雪渓駐車場から雪渓上端まで見通せる状態でした。上記のとおり、雪渓下部は滑走できる距離が短くなり、雪渓上部がメインバーンになってきました。雪渓上部は20〜30度の斜度があり、初心者の滑走は困難ですのでご注意ください。

<畳平>
正午の畳平の天候は雨・9℃。畳平は23日より営業が再開され、乗鞍高原に下山するシャトルバスが待機していました。ターミナル内の売店も営業が再開され、売店を担当される方は「仕事に復帰できて良かったものの、丹生川から通うのに片道1時間半もかかるので大変〜!」とおっしゃっていました。
畳平お花畑は、遊歩道が一部損壊しているため、途中から通行止となっています。現在、ハクサンイチゲのピークが終了し、ミヤマクロユリが最盛期を迎えています。また、ミヤマキンポウゲも目立つようになり、モミジカラマツが咲き始めました。例年よりやや早いペースで開花が進んでいますので、お早目にお越し下さい。

<シャトルバス・自転車台数>
シャトルバスは10時便が2台のほかは1台運行。自転車は午前5台・午後1台でした。

次回速報は8月1日(土)の予定です。(2020/07/25 19:00更新)

 

7月25日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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■2020年7月18日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  当面休止)
 

岐阜側乗鞍スカイラインは災害通行止ですが、長野側県道乗鞍岳線には災害はなく通常通りです
@ 2020/07/18 09:05
長野県側の県道乗鞍岳線は問題なく通行できます
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート)
A 2020/07/18 11:45
お昼前からいきなり土砂降りに
(大雪渓上部)

B 2020/07/18 12:00
土砂降りが収まると同時に青空が
(大雪渓上部)

C 2020/07/18 14:50
誰もいない畳平に咲き誇る高山植物たち
(畳平お花畑)
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 ▼ 本来なら、本日7月18日(土)からシャトルバスは、新型コロナ対応の臨時ダイヤが終了して通常運行となり、本格的な夏山シーズンとなるところでしたが、先週からの大雨の影響が続き、岐阜県側の乗鞍スカイラインの被害がひどく、シャトルバスの運行すらできない状況が続いています。ただ、長野県側の乗鞍高原や県道乗鞍岳線(エコーライン)には被害はなく、シャトルバスの再開が待ち遠しいところです。

<観光センター>
7時の観光センターの天候は雨・気温16℃。6時半ごろから降り始めた雨は周期的に強くなります。シャトルバスは運休で、今日はタクシーで県境方面に向かう方がいらっしゃいましたが、タクシーは常駐していませんので、沢渡へ予約の電話が必要となります。また、スキーヤーの方々は、グループでマイクロバスでお越しになっていました。

<この1週間の大雨関連の状況>
●7月11日(土):天候雨、午後から雨脚が強くなり、10時30分に国道158号線 高山市丹生川町久手で雨量規制通行止、11時に白骨温泉線雨量規制通行止。そして、17時に県道乗鞍岳線も雨量規制で通行止。そして、17時30分ごろ、県道奈川木祖線の木祖村細島で土砂崩れが発生。現場付近で通行止となり、1週間たった今現在も通行止が継続。
●7月12日(日):天候小雨→晴、県道乗鞍岳線、白骨温泉線、上高地公園線は通行可能。国道158号線 上高地入口付近の土砂崩れに伴う沢渡〜安房トンネル間の通行止めは、15日に片側交互通行となることが決まる。
●7月13日(月):天候曇、県道乗鞍岳線、白骨温泉線、上高地公園線は通行可能。国道158号線(沢渡〜安房トンネル)、奈川木祖線、奈川野麦高根線、上高地乗鞍スーパー林道A線通行止
●7月14日(火):天候大雨、県道乗鞍岳線は雨量規制通行止で、周辺道路も雨量規制発令。上高地乗鞍地域及び高山に大雨警報
●7月15日(水):天候曇、県道乗鞍岳線は雨量規制解除、周辺道路も雨量規制解除(奈川木祖線は復旧のめど立たず、奈川野麦高根線は雨量規制通行止継続)。国道158号線 沢渡〜安房トンネル間は7:30〜19:00の間、片側交互通行となる。上高地へのバス運行も始まる。
●7月16日(木):天候曇、県道乗鞍岳線通行可。乗鞍スカイライン・奈川木祖線・上高地乗鞍スーパー林道A線は復旧のめど立たず。奈川野麦高根線は午後通行止め解除
●7月17日(金):天候曇、県道乗鞍岳線通行可。乗鞍スカイライン・奈川木祖線・上高地乗鞍スーパー林道A線は復旧のめど立たず。国道158号線 高山側も大型車通行可能に。

<乗鞍スカイラインの状況>
・ 乗鞍スカイラインは、山麓側の平湯ゲートから1.2km付近で、幅50メートルにわたって谷側車線と山側車線の一部が崩れ落ち、また、3.5km付近で、土砂に埋まっているため、通行できない状況が続いています。1.2km付近の現場は大規模な補修が必要ですが、現地は10月になると雪が降るため今年は工事ができず、来年も復旧できるかわからない模様です。
・ 長野県側の県道乗鞍岳線(エコーライン)には被害はなく通行可能なため、県道乗鞍岳線を経由して畳平に入る体制が検討されていますが、県境ゲート及び畳平を管理する岐阜県側との調整が長引いていて、来たる四連休に間に合うかどうか不透明です。また、長野県側のシャトルバスは、畳平乗り入れができるようになれば、迅速に運行再開する予定とのことです。

<大雪渓>
▼ 先週と比べると雪解けスピードはやや遅くなっていますが、昨年と比べて2週間ほど、例年と比べて3週間から1ヶ月ほど早い雪解けを見せています。
●雪渓下部 − 縦52メートル×横45メートルで、モーグルコース部分は10ターン前後の長さしかありません。上部の雪渓とも分断されています。
 大雪渓入口 : 昨年より2週間は早い雪解け
 登山道入口 : 昨年より2週間は早い雪解け
 大雪渓登山道口〜肩の小屋登山道 : 先週の段階で全区間積雪がなくなりました。
●雪渓中段 − 昨年より2週間早い雪解け、縦55メートル×横27メートルで滑走はまだ可能。
●雪渓上部 − 昨年より1〜2週間早い雪解け

11時の大雪渓の気温は11℃、天候は周期的に強弱を繰り返す雨で、雷鳴とともに土砂降りとなる。そして、正午を迎えたと同時に、雨は収まり青空が広がりました。バーンはさほど硬くなく、この時期特有の縦溝や再氷結によるタケノコも少ない状況。

<畳平>
乗鞍スカイライン通行止めのため、畳平も閉鎖されていますが、白雲荘は営業中で、宿泊のお客様にはタクシーにて県境まで来てもらうようにしているとのこと。誰もいない畳平お花畑では高山植物が咲き乱れています。ハクサンイチゲは若干時期を過ぎた感じがありますが、その代わりにクロユリが見頃に入りつつある状況で、そのほか、鶴ヶ池周辺ではコマクサの群生がみられます、

次回速報は7月25日(土)の予定です。(2020/07/18 21:00更新)

 

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■2020年7月11日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  当面休止)

連日の雨で通行止め・シャトルバス運休などが続いています
@ 2020/07/11 08:30
県道乗鞍岳線は通行可
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート)
A 2020/07/11 10:40
連日の大雨で斜面から水があふれる
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート付近)

B 2020/07/11 12:00
まだ雪壁が残っている
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)

C 2020/07/11 10:45
昨年より2週間早く、例年より1ヶ月近く早い雪解け
(大雪渓)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 九州地方や岐阜県内で大きな被害をもたらした梅雨前線による大雨が連日続いています。今日も午前中から夕方にかけて大雨となりました。

<この1週間の状況>
7時の観光センター前駐車場の天候は、雨・気温16℃、強弱を繰り返しながら雨は降り続きます。今週はこのような天候の連続でしたが、この1週間を振り返ると。

●7月5日(日):昨日から雨量規制通行止めでしたが、県道乗鞍岳線は6時に、乗鞍スカイラインは8時40分に通行止めが解除され、それ以降、両県ともシャトルバスの運行が開始されました。
●7月6日(月):天候雨、県道乗鞍岳線は通行可能でしたが、乗鞍スカイラインが10時より雨量規制通行止となる。
●7月7日(火):天候雨、県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインともに雨量規制通行止。夜から雨の降り方が激しくなる。
●7月8日(水):天候雨、県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインともに通行止(スカイライン事務所停電)。5時頃、国道158号線前川渡で土砂崩れ通行止となり(※)、上高地入口付近でも土砂崩れ発生。また、岐阜県側でも乗鞍スカイライン入口や丹生川町内で土砂崩れ通行止が発生。このほか、県道上高地公園線・奈川木祖線・奈川野麦高根線・白骨温泉線でも通行止。3時10分に乗鞍高原に避難勧告、6時30分に高山市に大雨特別警報発令、6時43分に乗鞍上高地地域に大雨特別警報発令。(※ 午後には復旧

●7月9日(木):天候曇、県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインともに通行止。国道158号線は、松本市沢渡から高山市丹生川町まで広範囲に通行止(※)。乗鞍高原周辺はすべての県道が通行止め(県道乗鞍岳線の前川渡〜休暇村間は通行可。(丹生川町内は普通車のみ7−19時通行可能に)
●7月10日(金):天候雨、県道乗鞍岳線通行可・乗鞍スカイライン通行止。県道奈川木祖線・白骨温泉線・上高地公園線は通行可能になる。

・ 乗鞍スカイライン通行止の詳細情報が入手困難で状況が不明ですが、国道158号からの分岐付近に大量の土砂が流れ込んでいて現地までたどり着けないようで、被害状況の全容がわからない模様です。また、上高地乗鞍スーパー林道A線(奈川〜乗鞍高原)は、奈川側で路面崩落があり、今シーズンの復旧は困難な状況です。
・ 国道158号線の上高地入口付近の土砂崩れは、7月15日に片側交互通行による復旧が見込まれています。

<現時点での通行止め箇所(本日7月11日17時現在>
国道158号線:沢渡〜中の湯、丹生川町内
乗鞍スカイライン
県道乗鞍岳線(休暇村〜県境)
県道白骨温泉線
県道奈川野麦高根線
上高地乗鞍スーパー林道A線

<県道乗鞍岳線>
今日の県道乗鞍岳線は、6時に開門されましたが、乗鞍スカイライン通行止めのため、シャトルバスは運休です。大雨の影響により、道路は川のようになっていて、数日前まで小石や土砂が散乱していましたが、除去作業が行われました。
この大雨による山小屋への被害はなく、位ヶ原山荘は通常営業されています。なお、昨年、三本滝ゲートで実施された募金により、三本滝ゲートと位ヶ原山荘に自転車修理セットが配備されました。なお、県道乗鞍岳線は、雨量規制により17時より通行止めとなりました。

<登山道 − 三本滝〜鳥居尾根間で土砂崩れ(三本滝駐車場から三本滝への遊歩道には問題ありません)>

三本滝〜摩利支天登山道の崩落個所
(三本滝への遊歩道とは別ルートです)

三本滝駐車場から三本滝への遊歩道には被害はなかったものの、その先にある鳥居尾根に登る登山道で土砂崩れが発生して通行できない状態となっています。今後、復旧が行われると思われますが、現時点では未定のため、Mt.乗鞍の第三駐車場から鳥居尾根を登るか、三本滝駐車場から車道を利用してください。

<大雪渓>
▼ 昨年と比べて2週間ほど、例年と比べて3週間から1ヶ月ほど早い雪解けを見せています
●雪渓下部 − 縦55メートル×横85メートルで、モーグルコース部分は10ターン前後の長さしかありません。上部の雪渓とも分断されています。
 大雪渓入口 : 昨年より2週間は早い雪解け
 登山道入口 : 昨年より2週間は早い雪解け
 大雪渓登山道口〜肩の小屋登山道 : ほぼ全区間積雪がなくなりました。昨年より2週間早い雪解け

●雪渓中段 − 昨年より2週間早く、現時点滑走可能ですが、あと1〜2週間程度で滑走困難な状況
●雪渓上部 − 昨年より2週間早い雪解け

次回速報は7月18日(土)の予定です。(2020/07/11 20:15更新)

 

7月11日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

 


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■2020年7月4日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  当面休止)

大雨のため、乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線ともに通行止め
@ 2020/07/04 09:30
大雨のため、三本滝から通行止め
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート)
A 2020/07/04 10:30
普段は枯れてる滝が大暴れ
(県道乗鞍岳線 − ゲレンデ上、つつじ橋)

B 2020/07/04 11:05
沿道には高山植物の世界が広がる
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天手前)

C 2020/07/04 12:30
大雨は終日続き、道路は川のように
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天バス停上、30号カーブ)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月最初の速報をお届け致しますが、昨晩から降り続く大雨のため、岐阜県側の乗鞍スカイライン・長野県側の県道乗鞍岳線ともに通行止めとなり、本日は現地に向かうことができませんでした。そのため、限られた情報の中での速報掲載とさせていただきますのでご了承下さい。

<観光センター>
7時の観光センター前駐車場の天候は、雨・気温14℃、7時頃から雨の降り方が一段と強くなってきます。雨はアスファルトが煙るほどの強い降り方で、この雨の影響により、岐阜県側の乗鞍スカイラインは6時に通行止めとなりました。また、この影響により、長野県側のシャトルバスは終点畳平に入ることができないことから、始発から運休となりました。

<三本滝ゲート>
観光センターから三本滝ゲートまでの道中、雨は強弱を繰り返し、止むことなく続きます。県道乗鞍岳線は乗鞍スカイラインと比較して、通行止めとなるケースが少ないものの、今日は8時に三本滝ゲートから先が通行止めとなりました。三本滝ゲートを管理する警備員の方々はほぼ昨年と同じメンバーで、7月から10月までの4ヶ月間、毎日交代でゲートの管理と道路パトロールを実施します。今朝のパトロールでは、位ヶ原山荘より上部は強風と霧に見舞われていて、道路はすでに川のようになっていたとのことでした。

また、今年も自転車の安全対策を図る目的で募金箱の設置が始まりました。昨年は68588円が集まり、空気入れ・工具が三本滝ゲートと位ヶ原山荘に設置されていますので、お声掛け下さいとのことでした。

<三本滝ゲートから摩利支天>
本日は通行止めとなってしまったため、現地に向かうことができず、本日は三本滝から摩利支天付近までの沿道の様子をお伝えします。道路周辺では、普段は枯れている滝がいたるところで大暴れし、道路は長靴でないと歩けないほど激しく雨水が流れる様子が見られます。激しい雨水の流れがあるものの、落石や土砂流出は少なく、荒れ狂う滝も濁流ではない点は安心させてくれます。
そして、7月上旬は例年沿道の高山植物が見頃を迎える時期で、今日もマイズルソウやゴゼンタチバナなど、数多くの高山植物の開花が見られ、車窓からの眺めと違って、今日は歩いてじっくり楽しむことができ、雨の日も悪くないなと思わせる瞬間でもありました。

なお、今日の大雨で乗鞍高原周辺道路でも通行止めが続いています。17時現在の通行止め区間は以下の通りですので、通行される方はご注意ください。また、乗鞍スカイラインと県道乗鞍岳線の通行止は雨が続く限り継続され、今後、雨が上がったとしても、明日は朝一番からの開通は見込めないと思われますのでご留意ください。

●県道乗鞍岳線(休暇村〜県境)
●県道奈川木祖線(寄合渡〜境峠
●県道野麦高根線(川浦〜野麦峠)
●県道白骨温泉線(湯川渡〜白骨温泉)

次回速報は7月11日(土)の予定です。(2020/07/04 19:15更新)

 

7月4日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

 


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