【速報バックナンバー 2021年2月分】

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◎ 2月

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■2021年2月27日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンは掲載致しません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。)  
 

春の雰囲気を感じさせる穏やかな一日 
@ 2021/02/27 09:25
濃霧が立ち込める朝
(ツアーコース入口)
A 2021/02/27 10:15
霧が抜けて青空が広がる
(ツアーコース − 1番標識付近)

B 2021/02/27 12:00
湿雪が固まり再び緩ん状態 − 重くて滑りにくい雪質
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2021/02/27 13:00
森林限界以降も穏やかで春を感じる
(位ヶ原)
その他の画像が本文末尾にあります。
→トップ4コマはTwitterにも掲載中

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 2月最終週を迎え、冬が遠のき始め、春が近づいていることを実感させてくれた一日でした。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は小雪の朝を迎えます。気温はマイナス7℃、先ほどまでは全く雪が降っていませんでしたが、降り始めてから30分ほどで路面が白くなるほどの降り方です。今日は鳥居尾根コースすら見えないほど低い雲が周囲に垂れ込めています。ただ、上空には青空が部分的に広がり、天候は回復傾向を示しています。乗鞍高原周辺の道路は、雪が降るまではほぼ乾燥状態でしたが、降り始めてからあっという間に路面は白くなり、まだまだ、スタッドレスタイヤ・タイヤチェーンの装着が必要です。

Mt.乗鞍は休暇村ゲレンデのリフト営業がやや遅れたものの、今日も通常営業が始まります。バーンはやや硬めですが、日中には程よく緩んで絶好のコンディション。第三駐車場はお昼前には8割ほど埋まった状態となりました。ほとんどのゲレンデの視界は良好ですが、かもしかゲレンデの上半分は濃霧に覆われ、朝一番のツアーコース入口付近は視界不良の状態でした。

<ツアーコース>
9時ツアーコース入口は濃霧・気温マイナス6℃、朝一番の段階で20名ほどが準備をされていて、最終的には60名ほどが入山された模様です。

今週は火曜日・金曜日に降雪がありましたが、降雪量としては少なく、入口急斜面の新雪は数センチ程度しかありません。そのため、シールグリップの悪い入口急斜面上端部分を迂回して、右側の樹林帯を進む方が多かったのですが、多くの方が踏み固めてしまったため、左側の入口急斜面よりもシールグリップの悪い状態となってしまいました。
入口急斜面を登り切ると上空の霧が抜けて青空が広がり、それと同時に眼下に雲海が広がります。隣の鉢盛山・小鉢森山は雲海の上に頭を出し、お昼近くまで雲海が残っていました。

ツアーコースの雪質は、表面は柔らかいものの、やや湿った新雪が日差しを浴びて緩み始めた状態で、パウダー感はありません。3月に入ってもパウダーを楽しむことができますが、ツアーコース付近では降る雪が湿雪になることも多く、逆に森林限界以降は厳冬期は風で飛ばされていたものが適度なパウダーになってくれます。ただ、森林限界は風が強いため、新雪がシュカブラ(風紋)になってしまい、これはこれで厄介な存在となります。

ツアーコース最上部、位ヶ原急斜面の正午の気温はプラス6℃、ほぼ無風でアウターなしでも全く問題ない状態です。バーンコンディションは下部とそれほど変わらず、パックされたわけではないんですが、締まった湿雪が緩み切らない状態で、スキー板のコントロールが奪われまっすぐ走ってしまい、多くのスキーヤーが苦労していました。積雪量は先週とほとんど同じで、推定4メートルの状態が続いています。

<位ヶ原・山頂方面>
位ヶ原は風の通り道を中心にシュカブラ(風紋)が見られる状態。ただ、吹きさらしでアイスバーンになっているところはなく、適度に降雪があって、先週より10センチほど積雪が増えています。また、すべり台方面は普段はあまりシュカブラは見られませんが、3号カーブより上部でも見られ、いつもよりも風の影響が強くなっている模様。また、富士見沢に向かったスキーヤーの話では朝はかなり硬かったようです。
13時の位ヶ原の気温はマイナス2℃、ほとんど風はなく、アウターなしでも過ごせる状態で、厳冬期が終わりを迎え始めて、春へ向かっていることを確実に感じさせる一日でした。

<ツアーコースの積雪状況>
今週はまとまった降雪がほとんどなく、先週よりも積雪量が減少しています。まだ、大規模な雪崩は発生していませんが、そのほかの画像では森林限界以降の雪崩多発地帯も一部掲載しておりますのでご参照ください。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪150センチ・新雪数センチ。(先週より15センチ減少、2018年の1月下旬並み、2019年の4月上旬並み、2020年を超える)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪150センチ・新雪数センチ。(先週より15センチ減少、2018年の1月下旬並み、2019年の4月上旬並み、2020年を超える)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪255センチ・新雪数センチ。(先週より15センチ減少、2018年の2月中旬並み、2019年・2020年を超える)

次回速報は3月6日(土)の予定です。(2021/02/27 18:30更新)

 

2月27日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2020シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2020リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.8(2020/10/24)をもって2020シーズンの連載を終了させていただきます。2021シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2020年

2021年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(中旬より毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

×

<4月上旬より開始>

 

●速報●
<2020年11月〜12月上旬> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2020年12月中旬〜2021年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2021年4月以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
2021年4月上旬頃から再開を予定しております。


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■2021年2月20日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンは掲載致しません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 )  
 

 

天気は良かったが、強風に悩まされた一日 
@ 2021/02/20 09:30
快晴の中、今日も50名ほどが入山
(ツアーコース入口)
A 2021/02/20 10:10
今日は終始強風に見舞われる
(ツアーコース − 1番標識付近)

B 2021/02/20 10:55
風があっても寒さをあまり感じない一日
(ツアーコース − 4〜5番標識間識)

C 2021/02/20 10:55
まとまった降雪で全区間の積雪量が昨年・一昨年を上回った
(ツアーコース − 5番標識 積雪270センチ)
その他の画像が本文末尾にあります。
→トップ4コマはTwitterにも掲載中

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今週は発達した低気圧の影響で、日本海側を中心に大雪となり、乗鞍も16日(火)・17日(水)を中心に積雪量が増加しました。今日は昨日からの晴天が続いたものの、山麓から森林限界以降まで全山にわたって強風に見舞われた一日でした。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は快晴の朝を迎えます。気温はマイナス5℃で昨日の降雪はないものの、道路積雪は乗鞍高原入口付近の中平(なかだいら)あたりから積雪凍結となっていますので、スタッドレスタイヤ・タイヤチェーンの装着が必要です。2月も後半に入り、徐々に積雪凍結が少なくなって行きますが、乗鞍高原内は少なくとも3月いっぱいまでは冬の装備が必要で、4月中旬に冬季閉鎖が解除される三本滝方面では、4月下旬まで路面凍結に注意が必要です。

Mt.乗鞍は今日の通常営業が始まります。1月は人出がやや少ない様子が見られましたが、2月に入って週末ごとに天気が良いこともあって、第三駐車場はお昼までに満車になる状況が続き、チケットセンターも朝一番から列ができるようになり、賑わいを感じさせてくれます。今週は降雪があった割にはバーンはやや硬め...おそらく、降雪から2〜3日経過しているためと思われ、適度な硬さといったほうが適切かもしれません。

<ツアーコース>
9時ツアーコース入口は快晴・気温0℃、10〜15名ほどの方が出発の準備を始め、最終的には50名ほどが入山された模様です。朝一番はそれほど風がなかったものの、8時くらいから風が吹き始め、ツアーコース入口でも、出発準備中のシートチートやグローブが飛ばされる様子が見られます。

入口急斜面の新雪は10〜20センチで、やや締まった感じがあり、昨日のトレースが無数に残っています。急斜面上端では雪の結晶が崩れているせいか、シールがやや滑りやすく、右側の林間の方が登りやすいかもしれません。入口急斜面を登り切るとなだらかな区間となりますが、周期的に強風が吹いて地吹雪状態で視界が妨げられるほどでした。そして、山頂方面は激しく雪煙が湧き上がり、ツアーコース以上に猛烈な強風が吹いていることがうかがえます。
ツアーコースの積雪は全体的に増加していることが一目でわかり、2番標識はほぼ完全に埋まり、5番標識も首まで埋まるほどの状態で、30〜50センチほど増加しています。

正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス2℃、先週までは位ヶ原急斜面入口付近にはダケカンバが無数にありましたが、今日は完全になくなり風景が変わっています。周囲の木々の様子からこの1週間で1メートルほど積雪が増加し、積雪量は推定4メートルに達しています(プローブ以上の積雪となり測定不能)。雪質はこちらも締まった状態で、場所によってはゲレンデ並みの硬さになっています。おそらく強風の影響で締まったものと思われます。

<位ヶ原・山頂方面>
ツアーコース位ヶ原急斜面までは強風と言いながらもそれほどではありませんが、一段上に上がった位ヶ原はさらに強くなり、周囲にはシュカブラがあちこちにできています。13時の位ヶ原の気温はマイナス6℃ですが、強い日差しがあって、それほど寒さはありません。ただ、地吹雪がひどく、これ以上先に向かうのが困難で、今日は多くの方が位ヶ原に上がったところですぐに下山された模様です。

ツアーコース内の積雪は増加したものの、位ヶ原の積雪は先週と変わっていませんが、大雪渓ではモーグル岩がほぼ埋まった状態まで積雪が増え、例年よりやや早いペースでの増加となっています。

<ツアーコースの積雪状況>
まとまった降雪により、30〜50センチの増加となり、全区間で2020年・2019年の最高積雪量を上回りました。なお、昨日2月19日(金)には小規模な雪崩がありましたが、そのほかの画像では森林限界以降の雪崩多発地帯も一部掲載しておりますのでご参照ください。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪165センチ・新雪10〜20センチ。(先週より30センチ増加、2020年・2019年以上となり、2018年の2月中旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪165センチ・新雪10〜20センチ。(先週より30センチ増加、2020年・2019年以上となり、2018年の1月下旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪270センチ・新雪20センチ。(先週より50センチ増加、2020年・2019年以上となり、2018年の2月中旬並み)

次回速報は2月27日(土)の予定です。(2021/02/20 18:55更新)

 

2月20日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2020シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2020リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.8(2020/10/24)をもって2020シーズンの連載を終了させていただきます。2021シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2020年

2021年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(中旬より毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

×

<4月上旬より開始>

 

●速報●
<2020年11月〜12月上旬> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2020年12月中旬〜2021年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2021年4月以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
2021年4月上旬頃から再開を予定しております。


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■2021年2月19日(金)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  → ウインターシーズンは掲載致しません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。  )  
 

雪崩情報
@ 2021/02/19
位ヶ原 11号カーブ西側斜面
A 2021/02/19
ツアーコース位ヶ原急斜面

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 本日2月19日(金)、ツアーコース最上部の位ヶ原急斜面と一段上の11号カーブ西側斜面で小規模の雪崩発生しました。連日の降雪後の晴天で明日以降も雪崩の発生しやすい状況ですのでご注意下さい。


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■2021年2月13日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンは掲載致しません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。)  
 

今日は快晴無風のバックカントリー日和!
@ 2021/02/13 09:15
快晴無風 − 60名ほどが入山、今期一番の賑わい
(ツアーコース入口)
A 2021/02/13 10:00
気温6℃ − 3月下旬から4月上旬の陽気
(ツアーコース − 1番標識付近)

B 2021/02/13 11:00
今日は山頂に行くぞ〜!
(ツアーコース − 4〜5番標識間)

C 2021/02/13 12:45
この景色は忘れられない別世界
(位ヶ原)
その他の画像が本文末尾にあります
→トップ4コマはTwitterにも掲載中

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 2月に入り、天候の変化が激しくなってきましたが、先週にひきつづき、今日も快晴無風の絶好のバックカントリー日和となりました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は快晴無風の朝を迎えます。気温はマイナス8℃と冷え込んでいますが、力強い日差しのおかげで、すぐに暖かさを感じるようになり、冬から春へと移り変わっていることを感じさせてくれます.しかし、くっきりとした青空に乗鞍の峰々が浮かび、まだまだ厳冬期らしい澄み切った光景を楽しむこともできます。

乗鞍高原周辺の道路はほぼ乾燥状態。いつもなら、観光センターを少し過ぎたMt.乗鞍の事務所前から路面積雪が見られますが、今日はほぼ全面乾燥状態です。しかし、まだスタッドレスタイヤ、またはタイヤチェーンが必要な時期が続きますのでご注意下さい。

祝日だった2月11日(木)の朝には降雪があり、Mt.乗鞍のゲレンデは柔らかめのコンディションを保っています。また、飛び石連休となったため、昨日12日(金)も比較的多くの方でにぎわった模様で、今日も第3駐車場は満車となり、この4日間はハイシーズンらしい人出となるかと思われます。

<ツアーコース>
9時ツアーコース入口は快晴・気温プラス3℃、朝一番の段階で20名ほどの方が出発の準備をされています。昨日の降雪はなかったため、入口急斜面は昨日のトレース・足跡がそのまま残っていますが、新雪感のある雪が20〜30センチほど積もっています。そのため、入口急斜面上端部分のシールグリップに問題はありません。ただ、日差しを受けて水分が出てきているため、シールに湿雪が貼りつく感覚がありますので、トレースから外れないように登ったほうがラクです。

プラスの気温になると、厳冬期でも寒さを感じなくなりますが、今日は6℃くらいまで気温が上昇し、アウターなしでも暑さを感じる状態で、3月下旬から4月上旬の陽気でした。ただ、その時期ほど太陽の日差しは強くないため、バーンの緩み方は比較的弱いため、バーン状態の急変は見られませんでした。

正午の位ヶ原急斜面の気温はプラス6℃、新雪は20〜30センチほどですが、若干滑りにくい湿雪状態です。積雪は325センチで先週より15センチほど増加しています。

<位ヶ原・山頂方面>
ツアーコースから位ヶ原に上がると気温が急激に下がり、13時の時点で0℃。若干風を感じますが、寒さはありません。バーンは柔らかく、アイスバーンはありません。この良い天気ですから、今日は肩の小屋・山頂方面、そして、すべり台・富士見沢方面に向かう方が多くみられました。山頂方面に向かった登山者の方の話では、山頂付近の雪も緩んでいたとのことでした。ただ、まだ、この時期はアイスバーンになっていることが多いため、アイゼンの携行が必要です。また、春先のように大雪渓方面から直登で登ることはできませんので、必ず、肩の小屋を経由して稜線経由で登ることをオススメします。

<ツアーコースの積雪状況>
定点測定の1・3・5番ではわずかな増加にとどまっていますが、場所によっては20センチほど増加しているところもあります。週明けには寒波が到来する予報となっています。雪崩には十分注意下さい。今回のそのほかの画像では雪崩多発地帯も一部掲載しておりますのでご参照ください。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪135センチ・新雪20センチ。(先週より10センチ増加、過去3年間の1月中旬〜3月上旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪135センチ・新雪20センチ。(先週より5センチ減少、過去3年間の1月中旬〜3月中旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪220センチ・新雪20センチ。(先週より5センチ増加、過去3年間の1月中旬〜4月中旬並み)

次回速報は2月20日(土)の予定です。(2021/02/13 17:45更新)

 

2月13日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2020シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2020リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.8(2020/10/24)をもって2020シーズンの連載を終了させていただきます。2021シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2020年

2021年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(中旬より毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

×

<4月上旬より開始>

 

●速報●
<2020年11月〜12月上旬> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2020年12月中旬〜2021年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2021年4月以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
2021年4月上旬頃から再開を予定しております。


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■2021年2月7日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンは掲載致しません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ) 

【ご注意】11月より冬季閉鎖・シャトルバス運休・自転車通行禁止 − 入山は冬山経験者のみ可能 
@ 2021/02/07 07:50
快晴の朝
(観光センター前)
A 2021/02/07 09:35
激しく雲が行き交う
(ツアーコース入口)

B 2021/02/07 10:10
山頂は鉛色の空に飲み込まれる
(ツアーコース − 1番標識付近)

C 2021/02/07 11:25
午後から激しい吹雪に...
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日は終日良い天気の一日でしたが、今日は朝のうちは晴れたものの、10時頃から鉛色の空が垂れ込め、午後からは激しい吹雪に見舞われてしまいました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、快晴の朝を迎えます。気温はマイナス1℃で寒さはありません。青空にくっきりと山頂が浮かんでいますが、激しく雪煙が湧き上がり、山頂方面は強風にさらされていることがわかります。乗鞍高原周辺の道路はほぼ乾燥状態ですが、観光センターを少し過ぎたMt.乗鞍の事務所前から路面積雪が見られますので、スタッドレスタイヤ、またはタイヤチェーンが必要となります。

Mt.乗鞍は今日も通常営業が始まり、ゲレンデコンディションは硬めに整備されたエッジの効くバーンで、スピードに乗ったスキーを楽しむことができるコンディションとなっています。また、第三駐車場にはスキーヤー・ボーダーの方々の車が続々とお越しになります。今日は善五郎の滝方面に向かう方が多かったせいか、駐車場の奥に停める車が目立っていました。この時期の善五郎の滝は氷瀑した姿が見られ、スノーシューツアーで散策に訪れる方のほか、氷瀑に登るアイスクライミングも有名です。

<ツアーコース>
9時ツアーコース入口は晴れていますが激しく雲が流れる天候。気温はマイナス2℃、昨日からの降雪はなかった模様で、入口急斜面は無数の足跡・シュプールが残されています。そのため、新雪は30センチほどあるにもかかわらず、パウダーを楽しめる状態ではありません。そして、天候は下り坂の様相を見せ、10時頃には青空は完全になくなり、鉛色の空に山頂方面が飲み込まれて行きます。そして、11時頃には雪が降り始めて来ました。昨日の足跡・シュプールでバーンは荒れていますが、日差しで雪が緩むことがなかった模様で新雪感は残っていて、入口急斜面もシールのグリップが非常に良い点だけは救いでした。

正午の位ヶ原急斜面の天候は吹雪・気温マイナス8℃。ちょうど正午をまわるころから吹雪となってきました。ウエアやザックがあっという間に真っ白になるほどの激しい降り方ですので、荒れたバーンがリセットされることを期待したいところです。積雪は310センチで先週より20センチ増加しています。なお、昨日より位ヶ原山荘の冬季営業が開始され、位ヶ原急斜面には山荘への道順を示す看板が設置されました。

昨日は絶好のバックカントリー日和の快晴が終日続く天候で、50名ほどの入山者があったようですが、今日は10名程度にとどまり、午後からの入山者はなかった模様です。

<ツアーコースの積雪状況>
先週より積雪量が増加し、5番では昨年の最高積雪量(215センチ、4月18日)に達しました。
現時点では大きな雪崩はまだ発生しておりませんが、これから寒暖の差が激しくなり、気温が高くなった後の降雪は雪崩の危険性がありますので十分ご注意下さい。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪125センチ・新雪30センチ。(先週より15センチ増加、過去3年間の1月中旬〜3月上旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪140センチ・新雪30センチ。(先週より20センチ増加、過去3年間の1月中旬〜3月中旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪215センチ・新雪30センチ。(先週より35センチ増加、過去3年間の1月中旬〜4月中旬並み)

次回速報は2月13日(土)の予定です。(2021/02/07 16:45更新)

 

2月7日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2020シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2020リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.8(2020/10/24)をもって2020シーズンの連載を終了させていただきます。2021シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2020年

2021年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(中旬より毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
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<4月上旬より開始>

 

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<2020年11月〜12月上旬> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2020年12月中旬〜2021年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2021年4月以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日に合わせて実施する予定です。
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2021年4月上旬頃から再開を予定しております。


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