【速報バックナンバー 2021年9月分】

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◎ 9月

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■2021年9月25日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.4

見頃を迎えました − ナナカマドは今が一番良い、ダケカンバもきれいに発色が始まる
@ 2021/09/25 08:45
ナナカマドの紅葉が見頃を迎える
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)
A 2021/09/25 09:10
ダケカンバの紅葉もきれいになって来た
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 8号カーブ)

B 2021/09/25 10:00
例年よりも状態の良いナナカマドがある
(宝徳霊神〜大雪渓登山道)

C 2021/09/25 09:05
爽やかな秋空 − 紅葉散策にはピッタリな一日
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 紅葉が見頃を迎え、ノリクラが一年で最も美しい時期を迎えました。終日にわたって綺麗な青空に恵まれ、申し分ない紅葉散策を楽しむことができました。

なお、休止しておりましたノリクラ雪渓カレンダーは、今回より紅葉版のみ再開いたします。その他の内容に関しては速報内の画像をご覧下さい.画像の順番はノリクラ雪渓カレンダーの構成に準じたものにしております。

【目次】

<紅葉情報> → 詳細は後日掲載するノリクラ雪渓カレンダー紅葉版をご覧下さい

<観光センターから大雪渓へ>

<シャトルバス・自転車台数>


<紅葉情報>→詳細は後日掲載するノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.4をご覧下さい

9月25日(土)速報 −紅葉状況 (クリックで拡大)】

当WebSiteでは、9月より紅葉情報をお届けいたします。ノリクラの紅葉は9月中〜下旬ごろ、大雪渓・位ヶ原から始まります。

2〜3日前より紅葉が見頃のレベルに達しました。大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は、ウラジロナナカマド(赤)とダケカンバ(黄)の2種類で構成され、今年はウラジロナナカマドの赤が例年よりも良い状態のものがやや多いです。特に4号カーブ付近〜大雪渓駐車場付近と、宝徳霊神〜大雪渓登山道は綺麗なウラジロナナカマドが点在しています。それに対して、富士見沢のウラジロナナカマドは枯れ落ちが状態のものが多くなっています(ほぼ例年並みの状態)。

ダケカンバはウラジロナナカマドより、やや遅れて色づきが始まり、現段階では綺麗に発色が始まったところで、まだ明るい黄色の状態です。おそらく、次週末にはウラジロナナカマドの紅葉がほぼ終わって、ダケカンバの黄色が優勢となるかと思われます。そのため、位ヶ原山荘付近や位ヶ原山荘〜宝徳霊神登山道にある崖のビューポイントがオススメのエリアになるかと思われます。

中腹の冷泉・摩利支天エリアも見頃の状態となっています。こちらは先週と比べて枯れて来たものが増えています。さらに山麓方面でも色づきが見られるようになってきました。

なお、今年は9月18日(土)〜10月10日(日)まで、位ヶ原山荘から県境までの区間、自動車の路上駐車自粛要請が実施される模様です。マイクロバス等でお越しの方はご留意ください。


<観光センターから大雪渓へ>

 

9月25日(土)速報 − 観光センターから大雪渓へ (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、快晴の朝を迎えます。気温は8℃と一桁まで冷え込みました。今年は9月になっても気温の高い日が続き、昨日あたりからようやくこの時期らしい冷え込みを迎えます。6時の畳平は1℃まで低下して霜が降りた模様です。また、観光センター前駐車場の駐車台数は80台ほどで、思ったより人出が少ない状況です。

朝一番は雲一つない天候でしたが、7時頃から山頂付近に雲が沸き始めます。シャトルバス始発便は大きな三脚を肩に担いだカメラマンの姿が多くみられ、紅葉散策の観光客の方々が乗車して3台運行で観光センターをあとにします。紅葉が見頃を迎えた位ヶ原エリアはややモヤがかかる状態でしたが、9時頃になるとクリアな視界となり、深い青空のキャンパスに秋雲が絵筆をふるい、色彩豊かな風景を楽しむことができます。

正午の大雪渓の気温は12℃、午後になると雲量が多くなるものの青空が続き、天候の心配は全くない状態です。今日も大雪渓には常連スキーヤーがお越しになっています。眼下にウラジロナナカマドが赤く点在する紅葉が広がり、紅葉に向かって滑り込むような状態となり、秋スキーならでは光景といえます。大雪渓で紅葉を迎えるころになると、そろそろ、常連スキーヤーのノリクラ通いも終盤となりますが、今年は気温が高い日が多い割に雪渓の雪も残っていて、バーンが広めでかつ雪が緩んでいる状態が保たれて、もうしばらく滑走できる状態です。

【雪渓下部・雪渓中段・雪渓上部右側】
1ヶ月前、積雪がなくなりました。(雪渓下部・雪渓中段)
先週、積雪がなくなりました。(雪渓上部右側)
【雪渓上部左側】
唯一滑走できるエリアですが、上級コースですので、初心者の方は滑走されないようお願いいたします。長さ42メートル×幅118メートルで、先週よりも雪解けは遅くなっています。滑走できるのは南側のみで、北側は滑走できる状態ではありません。
・大きさは長さ50メートル×幅150メートル(昨年より3週間遅く、一昨年より3週間遅い雪解け)
・落書きの岩から下端まで76メートル(昨年より3週間遅く、一昨年より3週間遅い雪解け)
・北側部分での上端から下端までの長さは42メートル(昨年より3週間遅く、一昨年より3週間遅い雪解け)
・南側部分での上端から下端までの長さは31メートル(昨年より3週間遅く、一昨年より3週間遅い雪解け)。12コブ×37メートルのがコブが1レーンあります。


<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、始発便3台、7時便2台、8時便3台、9時便3台、9時30分以降の便は各1台運行でした。自転車は午前161台、午後23台で、合計184台でした。なお、岐阜県側の乗鞍スカイラインは終日自転車通行可能でした。

次回速報は10月2日(土)の予定です。(2021/09/25 22:30更新)


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■2021年9月23日(木)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  今回はありません)

【紅葉】見頃を迎えました。今週末はオススメです!
@ 2021/09/23
今年は赤く発色するウラジロナナカマドが多い
(大雪渓入口)
A 2021/09/23 
状態の悪いものもあるが、例年より良い
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)

B 2021/09/23
手前と右奥のナナカマド−近年では同時発色は珍しい
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)

C 2021/09/23
この1週間は気温が高めだったが綺麗に発色
(宝徳霊神〜大雪渓登山道)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日9月22日(水)の速報よりも、さらに発色が進み、見頃のレベルに達しました。昨年より1週間早い状況で、今週末はオススメです。

近年、大雪渓・位ヶ原エリアのウラジロナナカマドは、紅葉が進む前に枯れてしまうものが非常に多い状態でしたが、現段階では今年は比較的状態の良いものが多く見られます。もちろん、例年同様に枯れている部分もありますので、構図をうまく工夫して紅葉撮影されることは必要かと思います。また、ダケカンバも黄色く色づき始め、こちらに関しては1週間後の10月最初の週末あたりには見頃となるかと思われます。

また、中腹の冷泉・摩利支天エリアも見頃に達し、今週末は上部から中腹まで紅葉を楽しむことができるかと思います。(2021/09/23 20:15更新)


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■2021年9月22日(水)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  今回はありません)

色づきが進み、次週末は見頃となる予測 
@ 2021/09/22
中腹エリアは見頃に差し掛かる
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋下 28号カーブ)
A 2021/09/22
中腹エリアは見頃に差し掛かる
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋下 28号カーブ)

B 2021/09/22 
ナナカマドの赤が綺麗なものが例年より多い
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 宝徳霊神バス停付近)

B 2021/09/22 
ダケカンバの黄色も色合いが進んできた
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原お花畑)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 9月18日(土)の速報時点より、やや色づきが進みました。例年、大雪渓・位ヶ原エリアのウラジロナナカマドは紅葉が進むと枯れてしまう現象が多発していますが、今年はまだその兆候は少なく、綺麗に発色が進みつつあるものが、例年よりやや多いように感じられます。ただ、今後、紅葉が進んで、例年通り、枯れてしまう可能性もあります。

また、中腹エリアの冷泉・摩利支天エリアは、見頃と言えるレベルまで発色が進んでいます。

朝晩の冷え込みが適度に進めば、今週末あたりは見頃に差し掛かると思われますので、ぜひとも、お越しください。(2021/09/22 20:30更新)


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■2021年9月18日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー  紅葉版 Vol.3

紅葉 − この2〜3日で急速に色づきが進み、あと1週間程で見頃になる予測 
(昨年より1週間程早い)
@ 2021/09/18 06:10
台風の影響はなく、シャトルバスは始発から通常運行
(観光センター)
A 2021/09/18 08:45
中腹エリアも色づきがはっきりしてきた
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋下28号カーブ)

B 2021/09/18 10:40
綺麗な発色のものが例年より若干多い
(宝徳霊神〜大雪渓登山道)

C 2021/09/18 12:20
適度な冷え込みが続けば、あと1週間程で見頃に
(富士見沢)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は午前中を中心に雨と濃霧に見舞われ、午後は雨は収まったものの、16時頃まで濃霧に見舞われました。ただ、台風14号による影響は小さく、風も弱かったため、紅葉前の落葉を免れることができました。この2〜3日で急速に色づきが進み、このまま適度な冷え込みが続けば、あと1週間ほどで見頃になると予測されます。昨年より1週間早い状況ですので、次週末あたりが見頃となると予測されます。

なお、休止しておりましたノリクラ雪渓カレンダーは、今回より紅葉版のみ再開いたします。その他の内容に関しては速報内の画像をご覧下さい.画像の順番はノリクラ雪渓カレンダーの構成に準じたものにしております。


<観光センターから大雪渓へ>

 

9月18日(土)速報 − 観光センターから大雪渓へ (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、小雨の朝を迎えます。気温は16℃で暑くも寒くもない状態。若干風が吹き抜け、上空の雲が足早に移動するものの、台風14号の影響はほとんど感じない朝です。三本滝ゲートを過ぎたあたりから霧が立ち込めます。紅葉についてはこの後のコーナーでお伝えしますが、先週までは昨年とほぼ同じ進捗で、例年より1週間程度遅い状況でしたが、ここ2〜3日で急速に色づきが進み、全体的に紅葉が始まったとわかるレベルにまで達しています。このまま適度な冷え込みが続けば、あと1週間ほどで見頃になると予測されます。

 

先日のツイッターにておしらせしました冷泉小屋下の工事箇所ですが、これまでにも転倒された自転車の方が何人もいらっしゃる模様です。鉄板は滑りやすいうえ、道路との境や鉄板の重なりによる段差での転倒も懸念されますので、下山走行時は十分に減速して工事個所を通過するようお願いいたします。

位ヶ原を過ぎると霧はさらに濃くなり、視界は50〜100メートルほどになります。10時の大雪渓の気温は13℃、雨は霧雨に変わり、お昼近くになるとかなり弱くなります。午後には濃霧は解消し、16時頃からは青空がのぞくようになります。明日はよい天気が予測され、三連休中日でもあるため、混雑が予測されます。シャトルバスの乗車は時間に余裕をもって行動されることをオススメします。

<紅葉情報>→詳細は後日掲載するノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.3をご覧下さい

9月18日(土)速報 − 紅葉情報 (クリックで拡大)】

当WebSiteでは、9月より紅葉情報をお届けいたします。ノリクラの紅葉は9月中〜下旬ごろ、大雪渓・位ヶ原から始まりますが、先週までは昨年とほぼ同じ進み具合でしたが、この2〜3日で色づきが急速に進み、先週よりも1週間程度早い進捗状況となってきました。

大雪渓・位ヶ原エリアだけでなく、中腹の冷泉・摩利支天エリアにおいても、色づきが全体的に進み、このまま適度な冷え込みが続けば、上部〜中腹まで一斉に見頃を迎える可能性も高いと考えられます。

また、大雪渓・位ヶ原エリアのウラジロナナカマドは、状態の悪いものもありますが、状態の良いものの中には例年よりも赤味がややはっきりしているものもあって、綺麗な発色を期待したいところです。ただ、実際に紅葉が進み始めると枯れてしまうものも多いのも事実です。

【過去5年間の見頃の時期(大雪渓・位ヶ原エリア)】

 

毎週土曜日の取材日をもとに判断しておりますので、真のピークは前後数日のズレがあると考えてください。

【2020年】  ■2020年10月3日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.5紅葉情報

【2019年】  ■2019年10月4日(金)     (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.22紅葉情報

【2018年】  ■2018年9月22日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.20紅葉情報

【2017年】  ■2017年9月30日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.21紅葉情報 )

【2016年】  ■2016年9月24日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.20紅葉情報

 

こちらは先週掲載したノリクラ雪渓カレンダー紅葉版 Vol.2に掲載した過去5年間の見頃の時期ですが、昨年・一昨年は10月上旬でしたが、それより以前は9月下旬でした。今年は昨年より1週間早い進捗状況ですが、例年並みと思われます。また、見頃からピークまで数日間しかありませんので、もし、次週末あたりに見頃を迎えた場合、10月上旬はほぼ終了していると思われますので、できる限りお早目にお越しください。

なお、今年は9月18日(土)〜10月10日(日)まで、位ヶ原山荘から県境までの区間、自動車の路上駐車自粛要請が実施される模様です。マイクロバス等でお越しの方はご留意ください。


<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはBダイヤで、全便1台運行でした。自転車は午前0台、午後8台で、合計8台でした。なお、岐阜県側の乗鞍スカイラインは早朝は自転車通行可能でしたが、10時30分より自転車通行止めとなりました

次回速報は9月25日(土)の予定です。(2021/09/18 20:45更新)


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■2021年9月11日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.2
 

午前小雨・午後濃霧で生憎の一日 
@ 2021/09/11 10:15
小雨の中でのヒルクライム
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
A 2021/09/11 10:20
少しずつ色づきが始まっています
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)

B 2021/09/11 12:20
秋スキー − まだまだ滑ります
(雪渓上部左側 −上級者限定)

C 2021/09/11 11:15
ホシガラスは冬支度に大忙し
(大雪渓前 − ハイマツの実を集める)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼9月も中旬に差し掛かり、秋へと一歩ずつ近づいていることを実感させるようになってきました。ただ、今日は午前中は雨、午後は雨は止んだものの周期的に濃霧に見舞われる生憎の天候でした。

なお、休止しておりましたノリクラ雪渓カレンダーは、今回より紅葉版のみ再開いたします。その他の内容に関しては速報内の画像をご覧下さい.画像の順番はノリクラ雪渓カレンダーの構成に準じたものにしております。

【目次】

<観光センターから大雪渓へ>

<大雪渓積雪状況>

<紅葉情報> → 詳細は後日掲載するノリクラ雪渓カレンダー紅葉版をご覧下さい

<シャトルバス・自転車台数>


<観光センターから大雪渓へ>

 

9月11日(土)速報 − 観光センターから大雪渓へ (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、小雨の朝を迎えます。気温は12℃でこの気温の割には寒さを感じません。5時30分頃より雨となり、まとまった降り方となっています。この天候ですから、訪れる方も少な目で観光センター前駐車場は45台にとどまり、始発のシャトルバスも1台運行でした。雨は降ったりやんだりを繰り返しますが、10時すぐにはほぼ収まってきました。

本格的な紅葉はあと2週間程度先だと思いますが、観光センターから大雪渓に至るまで、部分的に色づく現象がどの標高でも見られるようになり、紅葉の始まりが近づいていることをうかがわせます。

10時頃になると雨の降り方も次第に弱くなり、ヒルクライムにお越しの方も徐々に増えてきました。今日は雨に濡れてもさほど寒さを感じない状態で、レインウェアを着ると暑さを感じるほどで、雨に濡れることを覚悟したうえで、サイクルジャージのまま登るヒルクライマーの方もいらっしゃいました。

11時過ぎには雨はほぼ完全に収まり、雲間に青空がのぞくほど天候が回復するものの、今日はそれ以上の好天はなく、午後からは周期的に濃霧が立ち込める天候となりました。ただ、夕方には綺麗な夕焼けが見られましたので、明日はよい天気になるかと思います。

<大雪渓積雪状況>

9月11日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

▼ 各定点観測視点では、先週までよりもさらに雪解けは遅くなり、全体的に昨年より3週間程遅い雪解けで、一昨年と比べると2週間程度遅い状態です。

この時期になるとハイマツの上を忙しそうに飛び回る鳥がいます。星をちりばめたような胸元が特徴のホシガラスは、熟したハイマツの実をもぎ取って、中にある種を集めます。冬を越すための食糧の備蓄で、集めた種は頬の袋に一旦貯めて、地面などに蓄積します。大雪渓周辺の岩場にはハイマツの殻が散乱している様子があちこちに見られますが、これはホシガラスが中から種を取り出した後に残った殻なんです。ホシガラスが忙しそうにハイマツの上を行き来しなくなると、冬が到来します。

【雪渓下部・雪渓中段】
2週前、積雪がなくなりました。
【雪渓上部右側】
先週、積雪がなくなりました。
【雪渓上部左側】
唯一滑走できるエリアですが、上級コースですので、初心者の方は滑走されないようお願いいたします。長さ50メートル×幅150メートルあり、昨年より3週間程度、一昨年より2週間程度遅い雪解けで、先週よりも雪解けは遅くなっています。滑走できるのは南側のみで、北側は滑走できる状態ではありません。
南側は先週までのモーグルコースはタケノコ状の氷柱が無数にでき、そのままでは滑走できず、今日はさらに南側の箇所で滑走されていました。
各所のデーターは下記の通り
・大きさは長さ50メートル×幅150メートル(昨年より3週間遅く、一昨年より2週間遅い雪解け)
・落書きの岩から下端まで64メートル(昨年より3週間遅く、一昨年より2週間遅い雪解け)
・北側部分での上端から下端までの長さは45メートル(昨年より3週間遅く、一昨年より2週間遅い雪解け)
・南側部分での上端から下端までの長さは50メートルで、(昨年より3週間遅く、一昨年より2週間遅い雪解け)


<紅葉情報>→詳細は後日掲載するノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.2をご覧下さい

 

9月11日(土)速報 − 紅葉情報 (クリックで拡大)】

当WebSiteでは、9月より紅葉情報をお届けいたします。ノリクラの紅葉は9月中〜下旬ごろ、大雪渓・位ヶ原から始まりますが、先週と比べると色づき始めた箇所が増えていますが、現時点では始まったといえるレベルではありません。現時点の状況からの推測になりますが、紅葉が始まったと感じられるのは、9月4週目の後半あたりからで、三連休はまだ色づきが浅いのではないかと推測します。

9月7日(火)に、初霜・初氷が畳平鶴ヶ池で観測されています。初霜は昨年より22日早く、過去10年平均より12日早い記録。初氷は昨年より15日早く、過去10年平均より19日早い記録で、初霜・初氷とも過去10年間で最も早い記録でした。なお、降霜により紅葉の霜枯れの懸念がありますが、現段階ではどの程度影響があるかわかりません(実際に紅葉が始まらないとわからないため)。

なお、今年は9月18日(土)〜10月10日(日)まで、位ヶ原山荘から県境までの区間、自動車の路上駐車自粛要請が実施される模様です。マイクロバス等でお越しの方はご留意ください。

<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、8時便は2台運行でしたが、それ以外はご来光バスも含めて全て1台運行でした。自転車は午前48台、午後40台で、合計88台でした。なお、岐阜県側の乗鞍スカイラインは終日自転車通行可能でした。

次回速報は9月18日(土)の予定です。(2021/09/11 20:25更新)


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■2021年9月4日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版 Vol1
 

部分的な紅葉が始まり、夏から秋へと移り変わりつつあります
(大雪渓・位ヶ原での例年の見頃は9月下旬〜10月上旬)
@ 2021/09/04 06:05
朝から雨...
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)
A 2021/09/04 07:50
滝の勢いが激しい
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート上)

B 2021/09/04 09:23
紅葉に向けて、所々で色の変化が始まる
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下)

C 2021/09/04 12:35
ずぶ濡れになりながらヒルクライム − 本日の入山は8台
(大雪渓前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 9月最初の速報をお届けします。グリーンシーズンも残すところ、あと2ヵ月...。この2ヵ月は一年の中で最も変化の激しい時期でもあり、晩夏から初冬までを一気に駆け抜けて行きます。今日は秋雨前線の影響で終日雨。肌寒さすら感じる状態で、周囲の木々は紅葉に向けて色合いの変化が始まり、夏は完全に終わって、秋の雰囲気が感じられるようになってきました。

なお、休止しておりましたノリクラ雪渓カレンダーは、今回より紅葉版のみ再開いたします。その他の内容に関しては速報内の画像をご覧下さい.画像の順番はノリクラ雪渓カレンダーの構成に準じたものにしております。


<観光センターから
畳平へ>

 

9月4日(土)速報 − 観光センターから畳平へ (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、5時前からややまとまった雨降りとなった朝を迎えます。気温は14℃、フリースのようなやや厚手の長袖が必要な気候です。この天候ですから、観光センター前駐車場にお越しの車は10台に満たない状態で、始発のシャトルバスの乗客は1名のみでした(本日Bダイヤ)。

一時的に山頂方面の視界が開ける時があったものの、ほぼ雲に包まれ、夜泣峠付近から周囲に霧が立ち込めるようになります。周囲の木々は点々と黄色や赤い部分が見られ、部分的な紅葉が見られるようになってきました。本格的な紅葉は9月中〜下旬ごろに大雪渓・位ヶ原付近から始まりますが、その前に枯れ落ちてしまうため、本格的な紅葉の前兆ではありませんが、紅葉シーズンを先取りするワクワク感を醸し出す光景と言えるでしょう。

森林限界を迎えた位ヶ原付近から霧が抜けて周辺の視界が開けてきます。9時の畳平の気温は9℃。時折激しく降る雨が続き、県境を超えてからは再び霧が立ち込め、視界は100m程度。この天候ですが、今日の乗鞍スカイラインは自転車通行可能となっています。

先週もお伝えしましたが、岐阜県では8月27日より新型コロナ感染拡大の緊急事態宣言が発令され、畳平パスターミナルの1階軽食コーナーと2階レストランは、高山市の要請により営業を休止していて、ターミナル内は人気が少なくガランとした状態。なお、ターミナル内のお土産コーナーと隣の銀嶺荘の食堂は通常通り営業しております。

<大雪渓積雪状況>

9月4日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

▼ 各定点観測視点では、全体的に昨年より2週間程遅い雪解けで、一昨年と比べると先週は1週間程度遅い状態です。

各エリアの積雪状況はこの後お伝えしますが、今日は大雪渓エリアの高山植物についてお伝えします。
大雪渓では雪解けが進む6月下旬ごろから、キバナシャクナゲ→ハクサンイチゲ→ミヤマキンバイ→チングルマなどが順番に咲き、9月上旬にはトウヤクリンドウが咲いて高山植物の季節が終わります。この順番は畳平などでもほぼ同じですが、大雪渓の場合は、エリアによって雪解け時期が大きく異なるため、早く雪解けしたところでは、すでにトウヤクリンドウが咲いてチングルマは綿毛状態になっているものの(3段目の左から1・2枚目)、雪解けが遅かった部分では、チングルマがようやく咲きだした状態(3段目、左から3枚目)ということがしばしば見られ、状態の違うチングルマが同じ時期に見られる貴重なエリアです。

【雪渓下部・雪渓中段】
先週、積雪がなくなりました。
【雪渓上部右側】
今週、積雪がなくなりました。昨年より2週間遅く、一昨年より1週間遅い状態です。

【雪渓上部右側の積雪消滅時期】
2020年(→ 2020年8月21日(金)速報
2019年(→2019ノリクラ 雪渓カレンダーVol.17(2019/08/31) B

2018年(→2018ノリクラ 雪渓カレンダーVol.17(2018/09/01) B
2017年(→2017ノリクラ雪渓カレンダーVol.20(2017/09/23) A
2016年(→2016ノリクラ雪渓カレンダーVol.13(2016/08/06〜07) B
2015年は消滅せず
2014年(→2014ノリクラ雪渓カレンダーVol.22(2014/10/04〜05) B
2013年は消滅せず
2012年(→2012ノリクラ雪渓カレンダーVol.19(2012/09/15〜16) B
2011年(→2011ノリクラ雪渓カレンダーシーズン Vol.18(2011/09/08〜09) C
2010年(→2010ノリクラ雪渓カレンダー  Vol.20(2010/09/25〜26) C
2009年(→2009ノリクラ雪渓カレンダー Vol.21(2009/10/03〜04) B
2008年(→2008ノリクラ雪渓カレンダー Vol.21(2008/10/04〜05) B
2007年(→2007ノリクラ雪渓カレンダー Vol.19(2007/09/15〜16) D


【雪渓上部左側】
唯一滑走できるエリアですが、上級コースですので、初心者の方は滑走されないようお願いいたします。今回は濃霧のため、雪渓の大きさの測定はできませんでしたが、下端部分は先週より5メートルほど上昇しています。雪渓上部左側の中で、滑走できるのは北側部分と南側部分で、中央部分は急斜面のため、滑走できませんが、北側部分は岩の頭が多くなってきて、滑走が難しい状態になりつつあります。


紅葉情報 →詳細は後日掲載するノリクラ雪渓カレンダー紅葉版をご覧下さい

9月4日(土)速報 − 紅葉情報 (クリックで拡大)】


当WebSiteでは、9月より紅葉情報をお届けいたします。ノリクラの紅葉は9月中〜下旬ごろ、大雪渓・位ヶ原から始まりますが、現時点では一部を除いて始まったといえるレベルではありません。ただ、所々で色づきが見られ、紅葉シーズンが近づいてきていることを感じさせる状態です。

なお、今年は9月18日(土)〜10月10日(日)まで、位ヶ原山荘から県境までの区間、自動車の路上駐車自粛要請が実施される模様です。マイクロバス等でお越しの方はご留意ください。

<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはBダイヤで、始発便から最終便まですべて
1台運行でした。自転車は午前3台、午後5台で、合計8台でした。なお、岐阜県側の乗鞍スカイラインは6時15分より自転車通行可能でした。

次回速報は9月11日(土)の予定です。(2021/09/04 18:30更新)


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