【速報バックナンバー 2021年10月分】

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◎ 10月

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■2021年10月30日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.9<最終号>
 

今シーズン最後の速報 −  初冠雪と三段紅葉が楽しめるが、今年の乗鞍高原の紅葉は遅い
@ 2021/10/30 07:45
乗鞍高原内はどこもかしこも三段紅葉
(観光センター前)
A 2021/10/30 08:00
ようやく見頃のレベルに到達 − ピークまでもう少し
(一の瀬大カエデ)

B 2021/10/30 12:35
25日(月)の降雪でさらに白くなる
(大雪渓)

C 2021/10/30 13:20
やや重たい新雪が30センチ降り積もり積雪50センチ
(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 本日10月30日(土)、今シーズン最後の速報をお届けします。(2022シーズンの予定は本文末尾の【2021シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 をご覧下さい)

10月19日
(火)の初雪以降、三本滝以降は積雪による通行止めが続いていましたが、25日(月)に再び降雪となり、先週以上に大雪渓・山頂方面は真っ白な状態となりました。また山麓の乗鞍高原は紅葉が見頃を迎え、白い山頂と青空をバックに、乗鞍高原内はどこもかしこも三段紅葉が楽しめる状態となっています。
なお、休止しておりましたノリクラ雪渓カレンダーは、今回より紅葉版のみ再開いたします。その他の内容に関しては速報内の画像をご覧下さい、

<紅葉情報・積雪情報>→詳細は後日掲載するノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.9<最終号>をご覧下さい

10月30日(土)速報 − 紅葉情報・積雪状況 (クリックで拡大)】

<道路状況等>早朝7時の乗鞍高原の天候は快晴・気温0℃です。快晴無風で明け方には山頂の白肌がオレンジに朝焼けする様子がありました。厳冬期の快晴の朝と全く変わらない美しさです。そして、山頂方面は10月25日(月)の降雪で再び増加し、先週以上に美しい光景となっています。

県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインとも20日(水)より通行止めが継続されています。このまま明日の最終日を迎えて、11月より冬季閉鎖に入る可能性が非常に高くなってきました。積雪凍結で10日以上も通行止めが続くことは近年まれなことです。
乗鞍高原から三本滝ゲートまでは、全く積雪凍結はなく、今日も三本滝を見に行く観光客の方々が絶え間なく訪れていました。また、三本滝ゲート以降は25日(月)の降雪が残り、位ヶ原以降は全面にわたって積雪に覆われています。

▼ <紅葉状況>当WebSiteでは、9月より紅葉情報をお届けいたします。今年の乗鞍高原の紅葉は非常に遅く、今週に入ってミズナラがようやく色づき始め、カラマツは見頃に近い発色まで進みました。また、一の瀬周辺はシラカバなどは落葉が目立つものの、ミズナラやカラマツ、そして、カエデの紅葉が進んできました。また、一の瀬大カエデは10月28日(木)の速報ではピークに近い発色と申し上げましたが、全体的な色づきはしっかりしてきたものの、はっきりとした鮮やかさにはまだ到達しておらず、もう少し時間がかかりそうです。ただ、頭頂部が枯れ始めて来ましたので、場合によっては、これ以上の発色は見込めない状況です。

▼ <登山道・大雪渓方面の積雪状況>登山道の積雪は冷泉小屋付近から始まり、先週よりも雪が重たく、また、木道の上に降り積もった降雪が踏み固められてスリップしやすく注意が必要です。踏み跡は場所によっては凍結しているため、状況に応じてアイゼンなどを利用してください。

今日は終日にわたって快晴無風が続き、大雪渓は気温が10℃まで上昇し、日差しがじりじりと肌を焦がすほどの勢いがありました。そのため、気温以上の暑さがあり、暑さにばてる状況でした。新雪は全体的には綺麗なんですが、やや水分が多い降雪だったため、パウダーを楽しむことができるコンディションではなく、今日はBCスキーヤー・ボーダーの姿はありませんでした。登山者も数名程度だったと思われます。なお、雪渓上部右側で小規模な雪崩が発生しております。今後寒暖差が激しい状況では雪崩が発生しやすい状況ですのでご注意下さい。

今後、11月以降で大雪渓付近で降るものは、雪である確率が高いため、このまま積雪量が増加していくものと思われます。また、バックカントリーエリアであるツアーコースは、12月上旬ごろから入山する方が増え始めますが、全区間で十分な滑走ができるようになるのは12月下旬〜1月上旬です。当WebSiteでは12月中旬からツアーコースを中心に速報を掲載を予定しておりますので、積雪状況を確認の上、お越しください。

【登山道積雪(本日10月30日時点)】
・ 摩利支天〜荒田沢橋 : 一部で積雪あり、積雪5〜10センチ、木道のスリップ注意
・ 荒田沢橋〜冷泉 : 一部で積雪あり、積雪5〜10センチ程度、木道のスリップ注意
・ 冷泉〜位ヶ原山荘 : 全面積雪で、積雪15〜20センチ、木道の踏み抜き注意
・ 位ヶ原山荘〜大雪渓 : 積雪30センチ、雪がやや重く、踏み跡以外の場所は歩きにくい
・ 大雪渓〜肩の小屋 : 積雪30〜50センチ、雪が重く、踏み跡以外の場所は避けた方がよい。場所によっては太ももまで埋まる

<シャトルバス・自転車台数>
県道乗鞍岳線通行止めのため、シャトルバスは運休で、自転車入山台数もゼロです。

今回の速報で2021シーズンの掲載は終了し、次回速報は12月中旬頃再開の予定です。今シーズンもご覧いただき、ありがとうございました。(2021/10/30 21:30更新)

 

【2021シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2021ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.9(2021/10/30)をもって2021シーズンの連載を終了させて頂きました。2022シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2021年

2022年

  11月 12月 1月〜8月 9月〜10月
速報 ×


(中旬より毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × ×

紅葉版

 

●2022シーズンの速報●
<202年11月〜12月上旬> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2021年12月中旬〜2022年10月> 毎週土曜日を中心に速報掲載.

●2022シーズンのノリクラ雪渓カレンダー●
2022年9月〜10月のみ、紅葉版を予定しております。


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■2021年10月28日(木)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  今回の掲載はありません)

一の瀬大カエデ − ピークに近い発色
@ 2021/10/28
昨日より鮮やかに
(一の瀬大カエデ)
A 2021/10/28
ピークに近い発色
(一の瀬大カエデ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 一の瀬大カエデの紅葉は昨日よりも色合いがはっきりしてきました。実際はもう少し色合いが控えめですが、ほぼピークの状態です。次週末あたりが三段紅葉のラストチャンスかもしれません。


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■2021年10月27日(水)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  今回の掲載はありません)

再び降雪 − 積雪30センチに達し、前回の初雪以上の雪景色
@ 2021/10/27
ようやく見頃に近づく
(一の瀬大カエデ)
A 2021/10/27
ピークの発色まであと一歩
(一の瀬大カエデ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 一の瀬大カエデの紅葉は例年になく遅れていますが、ようやく見頃に近い状態まで達しました。例年より1〜2週間程遅い状態です。ピークの発色まであと一歩の状態で、現時点では落葉も目立っていないため、今月末の週末までは見頃が続くと思われます。


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■2021年10月26日(火)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  今回の掲載はありません)

再び降雪 − 積雪30センチに達し、前回の初雪以上の雪景色
@ 2021/10/26 07:00
前回の初雪以上に白くなる
(位ヶ原山荘)
A 2021/10/26 07:00
新たな積雪が30センチに達する
(位ヶ原_層)
B 2021/10/26 06:30
三本滝周辺も降雪
(三本滝ゲート)
C 2021/10/26 06:30
路面凍結、バリバリ状態です
(三本滝ゲート)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日、お昼頃から再び雨・降雪が始まり、摩利支天より上部は雪に変わり、昨日夕方の時点で位ヶ原山荘の先で湿った雪が10センチほど積もる状態となりました。そして、一夜明けた今朝7時の乗鞍高原は晴・気温1℃で、昨日の降雪で山頂はさらに白くなり、東大ヒュッテ口あたりから路面積雪が始まってます。また、標高2350メートルにある位ヶ原山荘の晴・最低気温マイナス3.2℃で、積雪は30センチにも達し、完全に厳冬期と変わらない雪景色となってます。

この状況のため、県道乗鞍岳線は三本滝ゲート以降の通行止めが続いています。


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■2021年10月24日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.8
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。  

一面銀世界、快晴無風の冬山登山日和 
@ 2021/10/24 11:15
快晴無風 − 絶好の冬山登山日和
(大雪渓〜肩の小屋 登山道)
A 2021/10/24 13:25
新雪30センチ − 今シーズン初のパウダースキー
(大雪渓)

B 2021/10/24 13:05
大雪渓より上部は完全に雪景色
(大雪渓)

C 2021/10/24 10:45
終日にわたって快晴無風の一日でした
(大雪渓)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 本日は速報日ではありませんが、山頂方面の様子をお伝えすべく、臨時で速報掲載いたします。19日の降雪で大雪渓・山頂方面は一面銀世界となり、快晴無風の絶好のコンディションの中、冬山登山や初滑りのスキーヤーの方々がお越しになっていました。
【ご注意】今回の内容は冬山登山やバックカントリー経験者向けの内容となっています。一般観光客の方は入山困難ですのでご注意下さい。


10月24日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



<位ヶ原山荘〜大雪渓・肩の小屋>
早朝8時の位ヶ原山荘周辺は、快晴無風のコンディションとなり、真っ白に輝く乗鞍岳方面を望むことができます。気温は4℃で寒さは全くなく、アウターは全く必要ない暖かさです。今日は三本滝から徒歩で登ってくる登山者の方々が何名がお越しになっていました。摩利支天から登山道にてアクセスすることになりますが、本日時点の登山道の積雪は以下の通りです。

【登山道積雪(本日10月24日時点)】
・ 摩利支天〜荒田沢橋 : 数センチ、木道のスリップ注意
・ 荒田沢橋〜冷泉 : 積雪10センチ程度、木道のスリップ注意
・ 冷泉〜位ヶ原山荘 : 積雪10〜15センチ
・ 位ヶ原山荘〜宝徳霊神バス停 : 積雪20センチ程度
・ 宝徳霊神バス停〜大雪渓 : 積雪20〜30センチで、この辺りから踏み抜き注意、スパッツ必要
・ 大雪渓〜肩の小屋 : 積雪30〜50センチ、場所によっては太ももまで埋まる

位ヶ原山荘付近までは、ほぼコースタイムで登ることが可能ですが、宝徳霊神より先は、雪が深くなり、踏み抜きなどでペースダウンする可能性が高いため、時間に余裕をもって行動されることをオススメします。今日は終日にわたって良い天気が続き、登山日和の一日でしたが、多くの方が登山道に入ると、雪が硬くなってきますので、今後はアイゼンなどの装備が必要となるかと予測されます。

正午の肩の小屋の気温は0℃で、周辺の気温は2〜4℃程度で、終日にわたって、この程度の気温状況が続きました。たっぷり降り注ぐ日差しの中、動いている分には寒さは全く感じず薄着で十分ですが、休憩中は冷え込みを感じますので、必ず冬装備が必要です。日暮れも早く、三本滝までの下山は思ったよりも長いため、少なくとも14時頃までには下山開始をオススメします。


<大雪渓の積雪状況・新雪スキー>
19日の降雪で、大雪渓も積雪となり、先週まで残っていた雪渓上部左側の雪渓がどこにあるのかわからないくらいの積雪となり、残っていた雪渓はこのまま年越しするものと思われます。なお、昨年は大雪渓の積雪が完全に消滅してしまいましたので、2年越しの雪渓となります。

積雪は大雪渓入口付近で10センチほど、深い所では40〜50センチとなり、雪渓が残っていた雪渓上部左側付近では積雪30センチほどで、雪渓上にも20センチほど積もっていています。

この積雪状況と絶好の天候を見逃さないスキーヤーがシールで登ってくる様子がありました。降雪から日数が経過していることもあって、表面はややパックされた状態で、若干ターンが難しそうな状況。それでも、何回か繰り返しながら、今シーズン初(今シーズン最後?)のパウダースキーを楽しんでいました。なお、滑走できるエリアは限られていて、先週まで積雪が残っていた雪渓上部左側周辺付近のみです。

なお、本格的な冬山スキーのシーズンは年末から年始ごろからスタートとなりますが、11月以降は今回と同様、交通手段はまったくなく、スキー場最上部より歩いて登ることとなり、冬山登山経験者やバックカントリー経験者のみ入山でき、一般観光客の方の入山は困難な状況ですのでご注意下さい。

次回速報は10月30日(土)の予定です。(2021/10/24 20:20更新)


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■2021年10月23日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.8
 

 初冠雪と三段紅葉が楽しめるが、今年の乗鞍高原の紅葉は遅い
@ 2021/10/23 08:35
初冠雪の乗鞍をバックに三段紅葉
(一の瀬大カエデ)
A 2021/10/23 09:00
乗鞍高原の紅葉が例年になく遅い
(善五郎の滝遊歩道)

B 2021/10/23 09:40
明け方まで雪が降りうっすらと雪化粧
(三本滝 − シャトルバス運休)

C 2021/10/23 09:45
え−っ!通行止なんですか〜??
(三本滝ゲート − 引き返すヒルクライマー)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 19日に初雪、21日に初冠雪が観測されて、今日は初めての週末を迎えました。真っ青な青空に真っ白に輝く乗鞍が映える光景は初冬の美しさで、例年なら三段紅葉が楽しめるところですが、今年は乗鞍高原の紅葉が例年になく遅れていて、ちょっと微妙な三段紅葉という感じが惜しいところです。

なお、休止しておりましたノリクラ雪渓カレンダーは、今回より紅葉版のみ再開いたします。その他の内容に関しては速報内の画像をご覧下さい.画像の順番はノリクラ雪渓カレンダーの構成に準じたものにしております。

<道路状況・紅葉情報>→詳細は後日掲載するノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.8をご覧下さい

10月23日(土)速報 − 道路情報・紅葉情報 (クリックで拡大)】

<道路状況等>早朝7時の乗鞍高原の天候は快晴・気温3℃です。明け方まで曇っていたこともあって、気温ほどの寒さは感じません。観光センターから望む山頂方面は雲の帯が横たわり、足早に流れて行きます。その雲間から真っ白に輝く山肌を垣間見ることができます。

6時の畳平の天候は、雪・気温マイナス8℃、畳平では積雪が50センチにも達し、今日も乗鞍スカイラインは通行止めが続いています。そして、乗鞍スカイライン開通が見込めないことから、岐阜県側のシャトルバスは、早々に今期の営業終了を決定しました。おそらく、近いうちに乗鞍スカイラインの冬季閉鎖の発表もされるものと思われます。
また、長野県側の県道乗鞍岳線も同様に通行止で、7時の位ヶ原山荘は晴・気温マイナス2.4℃です。こちらは道路パトロールも実施されていない状態で、実際にどの程度積雪が積もっているかわかりませんが、日の当たっている箇所は雪解けが進むものの、日陰箇所は凍結がひどいものと思われます。

乗鞍高原から三本滝方面に進み、東大ピュッテ口バス停の先の標高1700m地点あたりから、周辺のクマザサに昨晩から今朝にかけての降雪が残っていて、三本滝ゲート周辺やかもしかゲレンデもうっすらと雪化粧が施されています。通行止を知らずに訪れたヒルクライマーがゲート管理人から状況の説明を受けて、残念そうに引き返す様子もありましたが、三本滝を見に行く観光客などでゲート周辺は賑わっていました。

▼ <紅葉状況>当WebSiteでは、9月より紅葉情報をお届けいたします。今週は乗鞍高原でも一時降雪が見られるほどの状況でしたので、冷え込んで紅葉が進むかと思われましたが、思った以上に紅葉が進まず、現時点では色づき始めといったところです。一の瀬大カエデにおいても、全体的に発色が進んできたものの、見頃・ピークと言える色合いではなく、あと数日〜1週間程度の時間が必要かと思われます。そのため、今日は初冠雪と快晴の空という三段紅葉には最適な組み合わせとなったにもかかわらず、肝心の紅葉が進んでいないという状況です。大カエデだけでなく、ミズナラやカラマツなども紅葉が遅れていて、例年になく遅い状態となっています。

<シャトルバス・自転車台数>
県道乗鞍岳線通行止めのため、シャトルバスは運休で、自転車入山台数もゼロです。

次回速報は10月30日(土)の予定で、今期最後の速報となります(2021/10/23 11:30更新)


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■2021年10月21日(木)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.8

快晴の空に初冠雪 − 昨年より4日遅く、過去10年平均より7日遅い
@ 2021/10/21 07:00
初冠雪 − 山頂は真っ白
(位ヶ原山荘)
A 2021/10/21 06:10
朝日を浴びて
(観光センター前)
B 2021/10/21 09:30
初冠雪 − 昨年より4日遅い観測
(観光センター前)
C 2021/10/21 10:10
かもしかゲレンデも一部白くなる
(かもしかゲレンデ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼昨日は夕方まで雪が降り、山頂方面の様子を確認することができませんでしたが、今日は朝から快晴となり、乗鞍岳の初冠雪を観測できました。昨年より4日遅く、過去10年平均より7日遅い観測でした。

朝6時の畳平の天候は、晴・気温マイナス9℃で、積雪は30センチに達し、岐阜県側の乗鞍スカイラインは昨日と同様通行止めとなっています。また、標高2350メートルにある位ヶ原山荘ではマイナス5℃を観測し、今期一番の冷え込みとなりました。

昨日、県道乗鞍岳線は位ヶ原山荘まで除雪が行われたものの、かもしかゲレンデより先では路面凍結がひどい状態で、三本滝より先では昨日より通行止が継続されています。なお、本日は除雪作業が行われなかったため、通行止は当面続く可能性があります。


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■2021年10月20日(水)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.8

昨日からの初雪で、積雪10〜15センチ − 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線ともに通行止
@ 2021/10/20
初雪でいきなり雪景色に
(位ヶ原山荘)
A 2021/10/20
積雪は山荘前で10センチ、路肩で15センチ
(位ヶ原山荘)
B 2021/10/20
スタッドレスでもこれ以上進めない状態
(冷泉小屋付近)
C 2021/10/20
三本滝周辺でも降雪
(三本滝ゲート)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日初雪を迎えましたが、本日も降雪が続き、完全な冬景色になりました。

岐阜県側の乗鞍スカイラインでは、積雪のため道路パトロールが実施できない状態で、管理事務所のある夫婦松周辺の6時の天候は、雪・気温マイナス1℃・積雪1センチです。この積雪は乗鞍スカイラインのゲートのある平湯峠から始まっています。この状況のため、乗鞍スカイラインは終日通行止めとなりました。

また、長野県側の県道乗鞍岳線でも同様で、降雪は夜泣峠付近より始まり、三本滝ゲートでもうっすらと積雪となっています。そして、冷泉小屋付近では7〜8センチの積雪でスタッドレスタイヤでもこれ以上進めない状態。そして、7時の位ヶ原山荘の天候は雪・気温マイナス2℃、周辺は完全に雪景色となり、山荘前で積雪10センチ・路肩で15センチまで積もっています。このため、県道乗鞍岳線も終日通行止めとなっています。

両道路とも、一部除雪が実施された模様ですが、路面積雪凍結が続いており、当面、通行止が続くものと思われます。


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■2021年10月19日(火)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.8

初雪観測 − 昨年より2日遅く、過去10年平均日より5日遅い
@ 2021/10/19 17:00
初雪
(県境付近)
A 2021/10/19 17:00
初雪
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 本日10月19日(火)、乗鞍岳畳平において、初雪を観測しました。乗鞍スカイライン管理事務所が16時30分に観測した積雪は積雪は1センチで、昨年より2日遅く、過去10年間平均日より5日遅い記録です。

15時前より激しい落雷・雷鳴を伴う降雪が始まり、15時の畳平は霙・マイナス1℃を記録し、岐阜県側の乗鞍スカイラインは15時より通行止となりました。また、長野県側でも同様の降雪が始まり、15時30分時点で、位ヶ原より上部は降雪となりました。

画像は17時時点の長野県側県道乗鞍岳線の県境付近の模様で、この時点ではすでに位ヶ原から積雪が始まっています。明日以降は路面の積雪凍結による通行止の可能性があります。


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■2021年10月16日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.7

乗鞍高原の紅葉がそろそろ見頃の時期ですが、今年は1週間程度遅めです 
@ 2021/10/16 08:05
暖かい日が続き、乗鞍高原の紅葉が進んでいない
(一の瀬どじょう池)
A 2021/10/16 07:55
一の瀬大カエデ − 色づきは例年より1週間以上遅い
(一の瀬大カエデ)

B 2021/10/16 09:55
晩秋の雰囲気 − 中腹より上部は完全落葉
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天 29号カーブ上直線)

C 2021/10/16 13:15
気温8℃でもさほど寒くなく、まだヒルクライム楽しめます
(大雪渓前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 10月も今日から折り返し...例年なら、気候的にも風景的にも晩秋を感じさせるようになりますが、今年は暖かな日が続き、中腹エリアより上部は落葉が進んで、風景だけは晩秋ですが、今日は強風でも生温かさを感じる空気で、過ごしやすい一日でした。

なお、休止しておりましたノリクラ雪渓カレンダーは、今回より紅葉版のみ再開いたします。その他の内容に関しては速報内の画像をご覧下さい.画像の順番はノリクラ雪渓カレンダーの構成に準じたものにしております。


<紅葉情報>→詳細は後日掲載するノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.7をご覧下さい

10月16日(土)速報 − 紅葉情報 (クリックで拡大)】

 

当WebSiteでは、9月より紅葉情報をお届けいたします。先週は紅葉の端境期だとお伝えしました。例年なら、翌週には山麓の乗鞍高原の紅葉が見頃となる時期なんですが、今年は10月に入っても一向に冷え込みが見られず、今週は引き続き紅葉の端境期となってしまいました。

先週は端境期といえども、かもしかゲレンデ付近に見頃の箇所がありましたが、今週はそれも終了し、本当に見頃と言える箇所がありません。前述のとおり、今の時期は乗鞍高原が見頃なんですが、例年より1週間以上遅い状態となっています。例年10月20日前後に見頃を迎える一の瀬大カエデでも1週間以上遅い状態です。

ただ、この暖かな日も今日の晩から冷え込むとの予報があり、おそらく、乗鞍高原・一の瀬大カエデも次週末には見頃を迎えるものと思われます。また、カラマツは乗鞍高原の紅葉が終盤に差し掛かる頃、見頃を迎えます。こちらも遅めの進捗となっていますが、休暇村〜三本滝間では激しく落葉が始まっていて、紅葉が始まる時期にはボリューム感が乏しくなるかもしれません。


<観光センターから大雪渓へ>

 

10月16日(土)速報 − 観光センターから大雪渓へ (クリックで拡大)】

▼ 早朝7時の乗鞍高原は、快晴の朝を迎えます。気温は10℃ですが寒さを感じません。どちらかというと生温かさを感じる状態です。この快晴も山頂付近には雲の帯が絶えず横たわっています。観光センター前駐車場は30台程度と少ないものの、始発便は2台も運行され、多くの方が山頂登山に向かった模様です。

その後、若干風を感じるようになってきて、その風がより一層生温かいものとなってきます。このコンディションですから、観光センターを出発するヒルクライマーも、ほとんど半袖ジャージでした。休暇村から三本滝の間はカラマツ林の中を行きますが、カラマツの細かな葉がシャワーのように落葉を始めています。まだ、紅葉が始まっていない状態ですが、かなり激しく落葉していて、首元や袖口に否応なく入ってくるほどです。

三本滝ゲートを通過し、摩利支天上の29号カーブの先の直線区間にダケカンバの並木がありますが、そのあたりが葉をつけた状態の最上部で、それより先はグロテスクな枝ぶりだけが目立つ晩秋の雰囲気となっています。

位ヶ原山荘付近から森林限界となり、いつもであれば、気温がグーッと下がるところですが、今日は気温が若干下がっても体感的な寒さを感じない状態が続きます。そして、午後になると、風の強さが一層増し、時折突風に近い状態となり、大雪渓付近では山頂から激しく雲や霧が吹き下りる状態となります。ただ、それ以上の天候の変化はなく、今日はこの時期としては穏やかな一日だったといえます。

しかし、今晩から冷え込みが強くなり、雨が降る模様です。山頂方面では雪となる可能性もあり、これまでの暖かさもそろそろ終止符となるものと思われます。

今日は大雪渓で滑走するスキーヤーの姿はありませんでした。気温が高いため、まだ雪解けが続いていますが、例年よりも大きく、このまま、雪解けせずに年越しとなるものとみられます。

【雪渓下部・雪渓中段・雪渓上部右側】
積雪はありません。
【雪渓上部左側】
唯一滑走できるエリアですが、上級コースですので、初心者の方は滑走されないようお願いいたします。長さ26メートル(南側)・30メートル(中央)・5メートル(北側)×幅78メートルで、滑走できるのは南側のみで、北側はほぼ消滅状態まで雪解けが進んでいます。
・落書きの岩から下端まで120メートル。
・滑走できる南側部分は7コブ×26メートルのコブが1レーンあります。雪はこの時期としては柔らかいものの、コブレーンより南側部分では厚みがなくなってきて、これまでと同じような暖かさが続いた場合は、コブの南側は今後消滅する可能性もあります。ただ、全体的には翌年まで積雪が残るものと思われます。


<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、始発便2台、8時便2台、9時便以降は全て1台運行でした。全便混雑はありませんでした。自転車は午前47台、午後27台で、合計74台でした。なお、岐阜県側の乗鞍スカイラインは終日自転車通行可能でした。

次回速報は10月23日(土)の予定です。(2021/10/23 19:45更新)


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■2021年10月9日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.6
 

今週は紅葉の端境期 − 上部・中腹が終盤となり、山麓はまだで、見頃エリアが限られる
@ 2021/10/09 09:50
今週の紅葉の見頃は三本滝ゲート〜かもしかゲレンデ
(県道乗鞍岳線 − かもしかゲレンデ)
A 2021/10/09 10:30
中腹エリアは終盤に差し掛かる
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天上 29号カーブ)

B 2021/10/09 11:40
紅葉シーズン − つづら折れを行き交う大型バス
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘〜冷泉小屋間)

C 2021/10/09 11:55
終盤の大雪渓・位ヶ原エリアでもナナカマドが意外と健闘!
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 10月第2週目ともなると、上部〜中腹エリアの紅葉も終盤となり、完全に終了していてもおかしくない状態です。もちろん、今年もすでにピークが過ぎていますが、大雪渓・位ヶ原エリアのウラジロナナカマドが健闘しています。ウラジロナナカマドの紅葉が3週間にわたって楽しめることはかなりまれなことです。

なお、休止しておりましたノリクラ雪渓カレンダーは、今回より紅葉版のみ再開いたします。その他の内容に関しては速報内の画像をご覧下さい.画像の順番はノリクラ雪渓カレンダーの構成に準じたものにしております。


<紅葉情報>→詳細は後日掲載するノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.6をご覧下さい

 

10月9日(土)速報 − 紅葉情報 (クリックで拡大)】

当WebSiteでは、9月より紅葉情報をお届けいたします。今週は上部紅葉が終了し、山麓の乗鞍高原の紅葉が始まっていない端境期となっていて、見頃は三本滝ゲート〜かもしかゲレンデ付近(標高1800m)とごく限られたエリアのみとなっています。

大雪渓・位ヶ原エリア(標高2700〜2500m)は終盤となり、大半のダケカンバは例年よりやや早く終了してしまいましたが、ウラジロナナカマドは所々でまだ綺麗な発色のものが残っています。例年、ウラジロナナカマドよりダケカンバのほうが紅葉の賞味期限が短いのですが、今年は逆でウラジロナナカマドの方が長い状態となっています。とはいっても、残っている箇所は限られていますので、全体的にはほぼ終了行った状態です。

また、位ヶ原山荘から冷泉小屋(標高2350〜2230m)でもほぼ終了し、ダケカンバのグロテスクな枝ぶりが晩秋の雰囲気を醸し出しています。さらに山麓の冷泉小屋〜摩利支天(標高2230〜2000m)もほぼ終了です。

見頃のエリアは冒頭で申し上げた三本滝ゲートからかもしかゲレンデ(標高1800m)のみです。ただ、やや落葉が進んでいます。さらに山麓の乗鞍高原は若干色づきが始まった程度で、見頃には達していません。また、一の瀬の大カエデも頭頂部がやや赤くなってきた程度で、昨年よりやや遅れ気味です。

なお、今年は9月18日(土)〜10月10日(日)まで、位ヶ原山荘から県境までの区間、自動車の路上駐車自粛要請が実施される模様です。マイクロバス等でお越しの方はご留意ください。


<観光センターから大雪渓へ>

 

10月9日(土)速報 − 観光センターから大雪渓へ (クリックで拡大)】

▼ 早朝7時の乗鞍高原は、快晴の朝を迎えます。気温は10℃で冷え込みを感じます。観光センター前駐車場は70台のマイカーがお越しになっていますが、先週ほどの混雑はありません。それでも、7時の始発便は先週と同じく4台が運行されました。日の出直後から1時間程度は快晴だったものの、8時頃になると山頂付近に雲が流れるようになり、うろこ雲が青空を覆うようになってきます。

日差しが差し込んでいるうちは、やや暑さを感じる状態で、若干湿度があるせいか、10月の割には体感的に気温が高く感じます。そのため、ヒルクライムの方々も半袖ジャージの方が比較的多く、下山も防寒着なしでも大丈夫な模様でした。

午前中は、雲がかかったり、青空がもどってきたりを繰り返す状況です。今日も位ヶ原付近は紅葉散策を楽しむ方が多くいらっしゃり、位ヶ原山荘では下山のシャトルバスを待つ方々が山荘でゆっくりされる様子がありました。正午の位ヶ原の気温は14℃、午後になると日差しがほとんどなくなるものの、体感的な寒さはほとんどありません。当WebSiteの紅葉情報をチェックしてお越しになったヒルクライマーの方々やカメラマンも、「来るのが1週間遅かったことはわかっているんだけど、それなりに楽しめました。」と、おっしゃっていました。前出の紅葉情報でも申し上げたように、完全にすべてが落葉したわけではなく、ウラジロナナカマドの赤がまだ残っていて、しかもきれいに発色しています。いつもの10月2週目だと全滅状態になっていてもおかしくない状態ですから、今年の紅葉はベストな状態ではなかったものの、かなり良い状態で始まり、3週間にわたって楽しむことができました。このような状況はかなり珍しいことです。

大雪渓は今日も常連スキーヤーが滑走されていました。今年は例年と比較すると積雪が残っているほうで、まだ、雪解けは進んでいるものの、一部は完全に雪解けせずに年越しとなるものとみられます。

【雪渓下部・雪渓中段・雪渓上部右側】
積雪はありません。
【雪渓上部左側】
唯一滑走できるエリアですが、上級コースですので、初心者の方は滑走されないようお願いいたします。長さ30メートル(南側)・15メートル(北側)×幅100メートルで、滑走できるのは南側のみで、北側は滑走できる状態ではありません。なお、今週に入って北側の雪解けが急速に進みました。
・落書きの岩から下端まで90メートル。
・滑走できる南側部分は7コブ×28メートルのコブが1レーンあります。雪は柔らかく、深くえぐれたコブの底に岩や氷が出てきて、滑走できない状態に近づいています。


<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、始発便4台、8時便3台、9時便3台、9時30分便2台、10時便2台で、以降の便は各1〜2台運行で、午後の下り便も混雑はありませんでした。自転車は午前137台、午後28台で、合計165台でした。なお、岐阜県側の乗鞍スカイラインは終日自転車通行可能でした。

次回速報は10月16日(土)の予定です。(2021/10/09 20:45更新)


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■2021年10月2日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.5

紅葉 − ナナカマドの赤にダケカンバの黄色が加わって見ごたえ抜群 
@ 2021/10/02 09:00
ダケカンバの黄色が深まり、スケール感が広がる
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
A 2021/10/02 10:05
ナナカマドの紅葉が例年以上に長く続いた
(宝徳霊神〜大雪渓登山道)

B 2021/10/02 08:55
錦絵
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)

C 2021/10/02 08:40
これから中腹エリアへ紅葉前線が進む
(位ヶ原山荘前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 位ヶ原エリアでは、ダケカンバの黄色が綺麗に発色が進み、先週見頃となったナナカマドも比較的残っていて、今日は色彩豊かな紅葉散策を楽しむことができました。大雪渓・位ヶ原エリアで2週にわたって紅葉を楽しむことができることはなかなかありません。

なお、休止しておりましたノリクラ雪渓カレンダーは、今回より紅葉版のみ再開いたします。その他の内容に関しては速報内の画像をご覧下さい.画像の順番はノリクラ雪渓カレンダーの構成に準じたものにしております。


<紅葉情報>→詳細は後日掲載するノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.5をご覧下さい

10月2日(土)速報 −紅葉情報 (クリックで拡大)】

当WebSiteでは、9月より紅葉情報をお届けいたします。ノリクラの紅葉は9月中〜下旬ごろ、大雪渓・位ヶ原から始まります。

大雪渓・位ヶ原エリアは先週見頃を迎え、1週間が経過致しました。この1週間でダケカンバが全体的に発色が進み、屋根板などを中心にエリア全体が黄色に包まれてスケール感のある紅葉を楽しむことができます。また、ウラジロナナカマドは数日から1週間程度で落葉が進みますが、先週綺麗に発色した部分は、完全に落葉したところと、落葉せずに残っているところがあり、先週発色していなかった部分が色づいて、先週と同レベルの状態が保たれている状況です。そのため、赤と黄色のバランスが良く、見ごたえ十分です。

発色・ボリュームともに良いエリアは、位ヶ原7〜11号カーブ付近から位ヶ原山荘まで、それより上部の大雪渓や富士見沢は、見頃が過ぎた状態です。また、位ヶ原より下の冷泉〜摩利支天エリアは、荒田沢橋下の28号カーブ付近は落葉が進むものの、それより下部の摩利支天に近い部分は見頃となっています。

また、さらに山麓寄りの三本滝ゲート付近(三本滝上やかもしかゲレンデ)は、色づきが始まっていますが、まだ、見頃といえる状態には至っていません。

なお、今年は9月18日(土)〜10月10日(日)まで、位ヶ原山荘から県境までの区間、自動車の路上駐車自粛要請が実施される模様です。マイクロバス等でお越しの方はご留意ください。


<観光センターから大雪渓へ>

 

10月2日(土)速報 − 観光センターから大雪渓へ (クリックで拡大)】

▼ 早朝7時の乗鞍高原は、快晴の朝を迎えます。気温は10℃で冷え込みを感じます。観光センター前駐車場は100台のマイカーがお越しになり、6時頃からシャトルバス乗車券売り場に列ができ始めます。10月より県道乗鞍岳線の開門時間が6時から7時に変更されたことにより、シャトルバスの始発便も7時となっています。紅葉散策や大きな三脚を担いだカメラマンの姿多く、今日の始発便は4台が運行されました。

日差しが高くなっても、ひんやりとした空気感が続き、雲一つない快晴がほぼ終日にわたって続きます。今日は自転車でお越しになった方が比較的多かった模様で、三本滝レストハウス前駐車場の舗装部分は朝一番から満車となりました。また、観光センター前駐車場は8時30分で満車となり、周辺駐車場への誘導が行われた模様です。ただ、シャトルバスはそれほどの混雑はなく、各便とも2〜3台程度でした。

県境から大雪渓・位ヶ原エリア、そして、位ヶ原山荘へと続く車道沿いは、下山しながら紅葉散策を楽しむ方々が途切れなく続きます。ただ、思ったほどの混雑はなく、撮影スポットに多くの三脚が立ち並ぶような光景は今日は見られませんでした。

正午の大雪渓の気温は12℃、日差しはじりじりと肌を焦がす力強さを感じますが、少し風が吹くとひんやりとクールダウンさせられる感覚があります。ヒルクライムの方も、登りは半袖ジャージ姿でも、下りはウインドブレーカーなどを着込んで下山します。日差しがあっても下山は寒さを感じる状況になってきましたから、必ず防寒着とフルフィンガーのグローブは必須で、場合によっては厚手のグローブも用意することをオススメします。

午後になって、一部雲が沸く状況が見られましたが、綺麗な青空が続きます。大雪渓では、今日も数名のスキーヤーが滑走されていました。今年はまだ雪が柔らかく、また、比較的雪渓も残っているため、夏場の大雪渓に近い感覚で滑走ができるます。そろそろ、多くの常連スキーヤーがシーズンオフとなり、賑わっていた大雪渓も人影のない状態になるかと思われます。

【雪渓下部・雪渓中段・雪渓上部右側】
積雪はありません。
【雪渓上部左側】
唯一滑走できるエリアですが、上級コースですので、初心者の方は滑走されないようお願いいたします。長さ37メートル(南側)・20メートル(北側)×幅110メートルで、滑走できるのは南側のみで、北側は滑走できる状態ではありません。(昨年より3週間遅く、一昨年より3週間遅い雪解け)
・落書きの岩から下端まで84メートル(昨年より3週間遅く、一昨年より3週間遅い雪解け)
・滑走できる南側部分は10コブ×30メートルのコブが1レーンあります。雪は柔らかく、深くえぐれたコブの状態から、積雪はまだ十分ある模様。


<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、始発便4台、8時便3台、9時便3台、9時30分便2台、10時便2台で、以降の便は各1〜2台運行で、午後の下り便も混雑はありませんでした。観光センター前駐車場は8時30分に満車となりました。自転車は午前196台、午後42台で、合計238台でした。なお、岐阜県側の乗鞍スカイラインは終日自転車通行可能でした。

次回速報は10月9日(土)の予定です。(2021/10/02 21:45更新)


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