【速報バックナンバー 2022年8月分】

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◎ 8月

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■2022年8月28日(日)     

今回の速報は別ページでも掲載しております。本日開催の乗鞍ヒルクライムの特集は9月中旬掲載予定です。→掲載しました(2022/09/15)

乗鞍ヒルクライム開催! 
@ 2022/08/28 06:25
チャンピオンクラスの選手が一斉にスタート
(観光センター前)
A 2022/08/28 07:20
優勝は金子宗平選手、新たな王者誕生(55分18秒)
(ゴール)

B 2022/08/28 09:50
雲上のヒルクライム、雲間に穂高が見え隠れ
(大雪渓下・4号カーブ付近)

C 2022/08/28 09:20
エントリー数3748名、いつもの賑わいが戻ってきた
(大雪渓前)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 若干雨に降られる時間帯がありましたが、3年ぶりのレースが開催されました。

 

【目次】

<レース前の様子>
 

<チャンピオンクラスレース展開>

<レースの様子>


レース前の様子>
レース前の様子>

8月28日(日)速報 − レース前の様子の画像 (クリックで拡大)】

▼ 乗鞍高原では2時過ぎより雨が降り始めました。早朝4時の段階で雨は本降りに近い状態となり、6時ごろにはほぼ収まった状態となったものの、チャンピオンクラスが出走する時間帯に再び本降りの雨となってきました。6時の大会場付近の気温は16℃でゴール付近は10℃という状況。今回のレースはチャンピオンクラスは従来通りのグロス計測ですが、スタート前後の密を避けるため、一般クラスは設定した時間帯内で各自スタートするネット計測方式が取られました。また、開会式は行われず、スタート前に簡単なセレモニーのみでした。

今回のエントリー数は3748名。前回の4500名より若干少ない状態です。

チャンピオンクラスレース展開>

8月28日(日)速報 − チャンピオンクラスレース展開 (クリックで拡大)】

▼ チャンピオンクラスのスタートは、これまでより30分ほど早い6時25分です。雨が本降りとなる中、一斉にスタートした時のダッシュ感は3年前と変わらない力強いもの。スタート直後からダッシュをかけるのは、いつもの大野拓也選手。このまま独走をしばらく続けるかと思ったところ、休暇村付近から、しろわん選手が大野選手をとらえ、その後は、しろわん選手がCP1の三本滝ゲートまで独走状態を作ります。

約7km地点、三本滝の通過時刻は6時41分30秒(タイム16分30秒)ほどで、前回大会より40秒ほど遅いタイム。三本滝からかもしかゲレンデを通過することになると、後続集団がしろわん選手の100メートル程度後方まで迫り、摩利支天付近で後方集団に吸収。その後、中間地点を過ぎた29号カーブ先の直線区間で、田中裕士選手・金子宗平選手・板子佑士選手・真鍋晃選手がトップに出ます。

直線区間を過ぎた荒田沢橋から冷泉小屋までの区間は、劇坂区間のつづら折れが続き、多くの選手が何とかここを耐えしのぐところを、田中裕士選手がダッシュ。それに反応して、金子宗平選手が追いかけ、冷泉小屋より先は二人旅の世界が続きます。

15km地点、CP2の位ヶ原山荘の通過時刻は7時5分10秒(タイム40分10秒)で、前回大会より1分ほど遅いペース。その後も田中裕士選手と金子宗平選手が掛けるタイミングをうかがっているのか、並走状態が大雪渓以降も続き、最後の数百メートルで、金子宗平選手が駆け引きに出て、そのままゴール。タイムは55分18秒963でした。

2位はその直後にゴールした田中裕士選手(55分34秒414)ですが、後続は2分程度のタイムラグがあり、3位:板子佑士選手(57分21秒941)、4位:しろわん選手(57分33秒593)、5位:池田隆人選手(57分43秒204)、6位:真鍋 晃選手(58分05秒612)と続き、前回優勝の中村俊介選手は11位(59分03秒112)、森本誠選手は14位(59分12秒615)という結果となりました。なお、今回よりチャンピオンクラスに変更した金子広美選手は51位でしたが、1時間05分02秒の自己ベストを更新され、女子全体では1位の記録となりました。


レースの様子>

8月28日(日)速報 − レースの様子(クリックで拡大)】

8時ごろのゴール付近の気温は10℃ほど、到着した選手は若干寒そうな表情を見せていました。山麓から雲が激しく沸き上がりますが、視界が妨げられることはなく、時折、日差しが差し込むタイミングも見られ、気温は13〜15℃程度まで上昇します。3年振りに参加した選手は、「やっぱり、実際に大会に出場するのと、プライベートでここを走るのとでは、感覚が全然違う。やっぱり大会に出場することは本当に大きな意味があると再認識しました」との声が多く、この2年間は大会がなくなってその存在感の大きさを肌身に感じたところでしたが、3年ぶりに参加して、大会に出場する意味はそれ以上に大きなものだと実感された模様です。

なお、本大会の特集は9月中旬ごろ掲載予定です。もうしばらくお待ちください。→掲載しました(2022/09/15)

次回速報は8月28日(日)の予定です。(2022/08/28 20:40更新)


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■2022年8月27日(土)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

明日は3年振りの乗鞍サイクルヒルクライムが開催されます(本日は大会受付) 
@ 2022/08/27 11:05
密回避のため、例年より2時間前倒しで選手受付
(観光センター − 大会会場)
A 2022/08/27 15:10
注目の的は三連覇がかかる中村俊介選手
(観光センター − 大会会場)

B 2022/08/27 14:15
悪魔おじさんも健在!
(観光センター − 大会会場)

C 2022/08/27 15:45
午後から雨、明日の天気がやや心配
(観光センター − 大会会場)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 明日は3年ぶりに自転車ヒルクライムレース、乗鞍ヒルクライム2022が開催されます。今日は大会受付が行われました。

 

【目次】

<乗鞍ヒルクライム2022、大会受付会場>
 

<県道乗鞍岳線沿道の様子、大雪渓積雪状況>

<シャトルバス・自転車台数>


<乗鞍ヒルクライム2022、大会受付会場>

8月27日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

▼ 新型コロナ感染拡大のため、乗鞍ヒルクライムは昨年・一昨年は中止となり、今年は3年振りに開催される運びとなりました。

感染防止対策を盛り込んだ大会運営となっていて、密を避けるために、大会受付は例年より2時間早い11時からの開始となりました。そのため、開始直後に若干列ができた程度で、混雑することはありませんでした。例年通り、出店ブースも盛り上がりを見せ、久々に3年前の活気を取り戻したようにも感じます。

選手の方々が口にするのが「開催してもらっただけで本当に感謝します。」という一言。インドアでのバーチャルでのトレーニングや単独での実走は、コロナ渦でも取り組むことはできたものの、「ほかの選手との競争」というシチュエーションは、実際の大会でないと味わえないもの...特に駆け引きが大きな勝負となる本大会では、大会に実際に出場する意味が大きいところになっていて、ベテラン選手は特にその点を強調されていました。

今回はベテラン選手に加えて、この3年間で急成長してきた若手選手が台頭し、明日はベテラン選手が若手をどのように抑え込むのか?または、若手選手がベテランの駆け引きに負けないだけのパワーを発揮できるか? 渦中にある選手の方々はもちろん、多くの方が明日のレース展開を楽しみにしています。

明日は6時25分より、チャンピオンクラスを皮切りにレースが始まります。現段階では、レース開始直前まで雨が降る模様ですが、何とか良い天候でレース開始を迎えたいところです。


<県道乗鞍岳線沿道の様子、大雪渓積雪状況>

8月27日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (一部、昨日の画像。クリックで拡大)】

▼6時の乗鞍高原の天候は、晴・気温15℃。シャトルバスが発着する観光センターは、大会会場となる都合から、昨日16時より閉鎖されていて、本日は、県道沿いの路線バスの停留所からの発着です。また、観光客の方々は県道をはさんだ砂利駐車場は、すずらん橋駐車場を利用することになりましたが、大きな混雑はなかった模様です。

山麓は晴〜曇の天候でしたが、山麓から沸き上がる雲で森林限界以降は濃霧に覆われる状態が続き、大雪渓より上部は視界50メートル以下の状態が続きました、8時の大雪渓の気温は15℃、ただ、朝晩の冷え込みがまだないため、雪渓は朝一番でもやわらかい状態です。雪渓の状態は下記通りです。

【雪渓下部】
積雪がなくなりました。昨年と同じで、一昨年より3週間遅い状態です。雪渓下部の積雪が完全に消滅したのは、2021年は8月第4週、2020年は8月第1週、2019年は8月第3週、2018年と2017年は9月第1週、2016年は7月第4週、2015年は9月第3週、2014年は9月第2週、2013年10月第1週、2012年・2011年・2010年は9月第2週、2009年は9月第1週でした。

【雪渓中段】
積雪がなくなりました。昨年と同じで、一昨年より3週間遅い状態です。
雪渓中段の積雪が消滅したのは、2021年は8月第4週、2020年は8月第1週、2019年は8月第3週、2018年は9月第1週、2017年は9月第2週、2016年は7月第4週、2015年は9月第2週、2014年8月第4週、2013年は9月第2週、2012年は9月第2週でした。

【雪渓上部右側】
3つに分かれていて、すべて合わせて長さ50メートル×幅15メートルで滑走できる大きさではありません。雪解けは昨年よりやや遅く、一昨年より2〜3週間遅い状態です。

【雪渓上部左側】
唯一滑走できるエリアですが、上級コースですので、初心者の方は滑走されないようお願いいたします。
今年は昨年とは雪解け状況が異なっていて、下端は昨年より1週間て程度遅く、上端は昨年より2週間早くなっています。そのため、上端から下端に向けて斜度の落ち込みが少なくなっています。例年だと、中央部分でその落ち込みがひどく、北側部分の滑走エリアが消滅すると、中央を避けて南側に移動しなければなりませんが、今年は中央に近い部分でも滑走ができる状態となっています。
上端から下端までの距離は70メートルで、昨年よりやや短い状況。2021年は83メートル、2020年は35メートル、2019年は44メートル、2018年は60メートル、2017年は110メートル、2016年は20メートル、2015年は150メートル、2014年は106メートル、2013年は125メートル、2012年は88メートル、2011年は111メートル、2010年は81メートル、2009年は96メートル、2008年は120メートル、2007年は85メートルでした。

<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、ご来光バス2台、始発6時10分便は1台、7時便は1台で、8時便2台、9時便は2台、9時30分便以降は各1台でした。自転車は午前78台、午後5台で、合計5台はでした。

次回速報は8月28日(日)の予定です。(2022/08/27 21:50更新)


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■2022年8月19日(金)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

終日ほぼ快晴 − 秋のようなさわやかな空気感
@ 2022/08/19 09:00
水墨画のように織りなす山並み
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
A 2022/08/19 09:40
宇宙に突き抜けるような真っ青な空
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)

B 2022/08/19 10:00
大会当日もこんな天気に恵まれるといいな〜
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)

C 2022/08/19 13:30
秋の気配が感じられる1日
(雪渓上部右側)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は終日ほぼ快晴で、秋のようなさわやかな一日でした。

 

【目次】

<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>
 

<大雪渓積雪状況>

<畳平・お花畑>

<シャトルバス・自転車台数>


<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>

8月19日(金)速報 − 観光センターから大雪渓へ、ヒルクライムの画像 (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、雲一つない快晴の朝を迎えます。気温は11℃で久しぶりに冷え込んだ朝です。この時点で観光センター前駐車場は80台で、7時には120台まで増え、平日の割には多い状況です。乗鞍スカイラインは雨量規制のため、昨日より通行止めとなっていましたが、6時40分に解除され、シャトルバスは7時の始発便から通常運行が開始されます。今日はご来光バスが運休で、始発が7時と遅いこともあり、始発便が到着する前からバス乗り場・券売所の混雑がみられ、今日は始発便は5台も運行されました。

一時的に雲が広がるタイミングはあったものの、今日はほぼ終日快晴で、続々とヒルクライマーが登って行きます。今日は空気感が完全に秋になっていて、遠景の山々もいつも以上にくっきり冴え。穂高の山並みはくっきりとしたコントラストの高い光景が続きます。ほぼ快晴の一日で太陽の光がさんさんと降り注ぐ状況でしたが、今日は暑さは全く感じられない状況で、大雪渓周辺では18℃前後で、汗しらずの状況が午後になっても続きました。



<大雪渓積雪状況>

8月19日(金)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

▼12時の大雪渓の気温は16℃、正午の時点でも18℃までしか達しません。今日は山麓から沸き上がる雲が全くなく、透明感にあふれる状況です。雪渓下部と雪渓中段の積雪は一部残っていますが、5メートル前後の大きさしかないため、滑走不能で、現在滑走できるのは、雪渓上部右側と雪渓上部左側となっています。なお、雪渓上部右側は、次週末には滑走困難な状況となる可能性が高く、その場合、滑走できるのは雪渓上部左側のみとなりますが、こちらは急斜面であるため、雪渓での滑走に慣れていない方や初心者の方はご遠慮いただきますようお願いいたします。

【雪渓下部】
・幅5メートル×長さ10メートルで、滑走できる状態ではありません。
【雪渓中段】
・幅5メートル×長さ40メートルで、こちらも滑走できる状態ではありません。
【雪渓上部右側】
・幅140メートル×長さ36メートルで、雪渓は真ん中付近で前後に分かれつつあります。下半分の雪渓は70メートルで、今回は数名滑走されていましたが、次週末まで温存するかどうか微妙な状況です。鉄塔土台までの距離は50メートルでした。、なお、下半分は35メートル×70メートルほどの面積がありますが、上半分は26メートル×30メートル程度で、滑走できるほどの面積がありません。
【雪渓上部左側】
・長さ117メートルで、モーグルコース1レーンありました。今日は雪が柔らかく、滑走する方々は雪しぶきをあげながら、果敢にコブを攻めて行きます。現在モーグルコースのある北寄り部分は、例年、南側に行くにしたがって、バーンの斜度変化(落ち込み)が激しくなりますが、今年はやや南側にいっても斜度変化が少ないため、現在残っているレーンよりも南側にモーグルコースを作成することができます。


畳平、お花畑>

8月19日(金)速報 − 畳平、お花畑(クリックで拡大)】

10時の畳平の気温は12℃、この時期としては低めの気温で、さわやかなコンディションが続いています。

畳平お花畑は、そろそろ終盤に近づき、咲いている花がかなり減少してきました。現在咲いているのは、コウメバチソウ・ミヤマアキノキリンソウ、イワギキョウ、そして、トウヤクリンドウです。ただ、全体的に葉が黄色っぽくなりかけていて、これから、草紅葉の季節になってきますので、秋は黄金色のお花畑が楽しめます。

<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤでしたが、乗鞍スカイラインは昨日からの雨量規制通行止が6時40分に解除されたため、ご来光バスは運休で、7時便より通常運行が開始されました。始発7時便は5台で、8時便4台、9時便は3台、9時30分便は2台、10時便は2台、11時便は2台、12時便2台でした。自転車は午前174台、午後34台で、合計208台で、平日の割には多い状況となりました。

次回速報は8月27日(土)の予定です。(2022/08/19 22:15更新)


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■2022年8月13日(土)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

午前中は晴→突然の雷雨→再び晴、そして、午後は濃霧
@ 2022/08/13 10:10
突然の雷雨に全員ずぶ濡れ − 薪ストーブがありがたい〜
(位ヶ原山荘に逃げ込んだヒルクライマー)
A 2022/08/13 11:20
雨上がりの雲海
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)

B 2022/08/13 11:50
午前中の天気がウソのような青空
(剣道乗鞍岳線 − 位ヶ原 6号カーブ)

C 2022/08/13 13:35
午後は濃霧
(雪渓上部右側)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日から本格的なお盆休みが始まりましたが、台風8号の影響により、目まぐるしく変化する天候の一日となりました。

 

【目次】

<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>
 

<大雪渓積雪状況>

<畳平・お花畑>

<シャトルバス・自転車台数>


<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>

8月13日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、昨晩の雨は収まり、青空の広がる朝を迎えます。気温は17℃で、若干ひんやりした感覚があります。今日から本格的なお盆休みですが、台風8号の接近のため来場者は少なく、観光センター前駐車場は6時の時点で80台ほどで、この時期としてはかなり少ない状況。奇麗な青空が広がるものの、山頂付近だけ雲がかかっています。

朝一番は台風の影響を全く感じない天候で、長野県側はいつものように山麓から雲が沸き上がるようになるものの、畳平は奇麗に晴れている状況が見られます。しかし、それも8時を過ぎると、いきなり雨と風が強くなり、畳平は夕方のように暗くなってきました。山頂登山に向かう方々も急いでレインウエアーを着込む様子が見られます。

そして、もっと大変なのはゴールしたヒルクライマーの方々。ゴール到達前からしっかり降り始めてしまいで急いで下山する様子も...8時の畳平の気温は12℃で、濡れたカラダには堪える気温です、途中にある位ヶ原山荘では、ずぶ濡れになったヒルクライマーの方々が、薪ストーブを陣取っている様子も見られました。

この天候も11時前には収まり、雨上がりの位ヶ原からは見事な雲海が山麓に広がる様子も見られ、この光景に巡り合えただけで、今日はよかったと思えるほど。そして、天候はさらに回復して、11時30分頃には秋を思わせるようなきれいな青空が広がりました。

<大雪渓積雪状況>

8月13日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

 

▼10時の大雪渓の気温は18℃、ジュニアのスキーキャンプが練習する様子が見られましたが、突然の雨で、11時前には下山された模様で、それ以外にお越しの方はほとんどいなかった模様です。なお、昨年同時期は大雨通行止めのため、計測されていないため比較ができないため、一昨年と比較します

【雪渓下部】
・幅31メートル×長さ30メートルで、一昨年はもう積雪がありませんでした。雪渓下部下端〜車道との距離は南側で75メートル、北側で48メートルでした。
【雪渓中段】
・幅15メートル×長さ40メートルで、一昨年はもう積雪がありませんでした。
【雪渓上部右側】
・幅45メートル×長さ165メートルで、一昨年と比べて幅・長さとも長いです。鉄塔土台までの距離は37メートルでこちらは一昨年より長いです。先週まであった2本のモーグルコースは雪解けのため消滅しました。広さとしてはポールが2〜3レーンほどセットできる状態で、最長滑走距離は85メートルほどです。ただ、積雪量が減っているため、おそらく、来週末にはかなり岩場が出てきて、滑走できるかどうか微妙な状況です。
・今年の雪渓上端から下端までの距離は165メートルで、2020年は大雨通行止めのため測定できず、2019年は44メートル、2018年は200メートル。2017年は255メート、2016年は先々週の段階で雪解けが完了し、2015年は220メートル、2014年は175メートル、2013年は250メートル、2012年は207メートル、2011年は185メートル、2010年は207メートル、2009年は170メートル、2008年は193メートルでした。
【雪渓上部左側】
・長さ135メートルで一昨年より長く、平年と比べても長いほうに入ると思われます。2021年は87メートル、2020年は76メートル、2019年は76メートル、2018年は103メートル、2017年は147メートル。2016年は53メートル、2015年は188メートル。2014年は137メートル。2013年は160メートル、2012年と2011年は147メートル、2010年は125メートル、2009年は125メートル、2008年は151メートル、2007年は150メートルでした。モーグルコースは2本ありますが、1本は今週新たに作成されたものと思われます。

正午の大雪渓の気温は18℃、昼前から広がり始めた青空は、山麓から沸き上がる雲により、午後には濃霧に包まれるようになりましたが、それ以上の悪化はありませんでした。


畳平、お花畑>

8月13日(土)速報 − 畳平、お花畑(クリックで拡大)】

今週はコウメバチソウとオダギリが開花を始めました。このほかは大きな変化はありませんでしたが、チングルマは花が終わって綿毛の実が今にも舞い上がりそうな状態になっていました。このほか、ヨツバシオガマはは花が終わって全身紫になってきました。そして、トウヤクリンドウの開花がはじまり、この花が咲くようになると、高山植物の季節も終わりになり、季節は秋へと移ってゆきます。

<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、ご来光2台、始発6時10分便は2台で、7時便は2台、8時便3台、9時便は
2台、9時30分便1台、10時便2台、11時便1台、12時便1台でした。

自転車は午前61台、午後51台で、合計112台でした。この時期としては少ないほうでした。

次回速報は8月19日(金)の予定です。(2022/08/13 20:40更新)


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■2022年8月6日(土)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

山麓から沸き上がる雲で、長野県側:濃霧、岐阜県側:晴
@ 2022/08/06 09:50
長野県側は霧、岐阜県側は晴
(県道乗鞍岳線 − 県境付近)
A 2022/08/06 10:10
乗鞍ヒルクライムといえば、筧五郎選手
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)

B 2022/08/06 11:40
今日は日差しがなく涼しい中、時折広がる夏空
(大雪渓前)

C 2022/08/06 13:10
雪渓下部が滑走不可となり、雪渓上部へ移行!
(雪渓上部右側 − モーグルコース)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ もう少し天候が良くなってくれるかと思いましたが、長野県側は山麓から沸き上がる雲で、終日にわたって曇〜濃霧の天候でした。それとは対照的に岐阜県側の畳平は青空が広がりました。

 

【目次】

<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>
 

<大雪渓積雪状況>

<畳平・お花畑>

<シャトルバス・自転車台数>


<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>

8月6日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、夜明けとともに曇り空から青空へと天候が回復しました。気温は17℃でほぼ快晴だったものの、次第に山頂付近から雲がわき始めました。気温は先週とほとんど変わらないものの、体感的にひんやりした感覚あります。この時点で観光センター前駐車場は140台ほどで先週よりも多く、10時には満車となりました。

青空は三本滝付近まで続いたものの、摩利支天付近から曇空となり、雲がかなり低くなってきました。いつもなら、数多くのヒルクライマーが駆け上がる様子が見られるのに、6時の開門から1時間の間に入山した自転車は10台程度で、今日は出足が遅い傾向が見られました。

今日は位ヶ原山荘付近から県境にかけて周期的に山麓から雲が沸き上がり、県境付近では、沸き上がった雲で視界が妨げられた長野県側と、青空が広がる岐阜県側が見事に分離された光景がみられました。8月28日(日)は、国内有数の自転車ヒルクライムレースである「乗鞍ヒルクライム」が3年ぶりに開催される予定で、今日も有力選手が練習に訪れていました。筧 五郎選手は乗鞍ヒルクライムには欠かせない存在。多くの人たちを引き付ける魅力こそがチャンピオンの証といえるでしょう。

その後も、青空はほとんど見られず、雲の多い状態で、大雪渓の気温は16〜18℃前後で、これまでの暑さから解放された一日でした。

<大雪渓積雪状況>

8月6日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

▼大雪渓の積雪は、ほぼ昨年と同じ状態で、雪解けのため、雪渓下部が小さくなり、今日は雪渓下部での滑走者はなく、全員、雪渓上部への移動されました。

【雪渓下部】
・幅40メートル×長さ48メートルで、昨年よりやや早い雪解け。雪渓下部下端〜車道との距離は南側で71メートル、北側で37メートルで昨年とほとんど同じ状態。
・モーグル岩周辺の雪解けは完了、昨年とほぼ同じ雪解け状態。
【雪渓中段】
・幅31メートル×長さ78メートルで、昨年より若干大きく、滑走できないことはありません。
【雪渓上部右側】
・幅80メートル×長さ230メートルで、昨年と比べて幅・長さともに短い状態です。こちらには2本のモーグルコースがあり、左側が18コブ×78メートル、左側は19コブ×8mメートルですが、すでに途中から岩の頭が見え始め、翌週は滑走困難となる可能性がみられます。
・今年の雪渓上端から車道までの距離は、今年は230メートルですが、2021年は265メートル、2020年は推訂185メートル、2019年は440メートル、2018年は220メートル。2017年は270メートル。2016年は先週の段階で雪解けが完了し、2015年は250メートル、2014年は258メートル、2013年は282メートル、2012年は245メートル、2011年は200メートル、2010年は233メートル、2009年は185メートル、2008年は237メートルでした。
【雪渓上部左側】
・長さ135メートルで、昨年とほぼ同じですが、上端部分は昨年より1〜2週間早い状態。こちらもモーグルコースが2本あり、左側から、18コブ×78メートル、19コブ×80メートルです。こちらはもうしばらく滑走できそうです。

畳平、お花畑>

8月6日(土)速報 − 畳平、お花畑(クリックで拡大)】

現在主流はモミジカラマツで、それに混じってハクサンボウフウが咲いています。先週と比べてウサギギクが目立っていて、多くの虫たちに囲まれていました。そのほかミヤマキンポウゲ・ネバリノギラン・ミヤマアキノキリンソウがみられ、ほぼ昨年並みの状態となってます。ウサギギクにはベニシジミやハナアブなどが数多く集まっていました。

<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、ご来光2台、始発6時10分便は2台で、7時便2台、8時便4台、9時便3台、9時30分便2台、10時便は2台、11時便2台、12時便1台でした。

観光センター前駐車場は10時に満車となりました。

自転車は午前188台、午後40台で、合計228台はでした。今日は11時ごろ国道158号線のトンネル内で事故があり、その影響で午後からの来場者が少なくなったため、午後の入山台数が少なかった模様です。

次回速報は8月13日(土)の予定です。(2022/08/06 22:00更新)


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