【速報バックナンバー 2022年10月分】

Top-page > Sokuhou-Index > 2022-10


 

◎ 10月

<<Back(2022-09)   Sokuhou-Index   Next(2022-11/12)>> 

■2022年10月29日(土)                  (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.9紅葉版<今期最終版>

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

10月24日(月)から積雪凍結通行止めが続く 
気温は氷点下、でも日差しが強くて暑い!
@ 2022/10/29 09:30
燃えるようなカラマツの三段紅葉
(県道乗鞍岳線 − 休暇村〜三本滝間)
A 2022/10/29 11:30
完全にアイスバーン − これが通行止めの原因
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘先の直線区間)

B 2022/10/29 13:03
積雪は5〜10センチ − 新雪滑走は不可です
(大雪渓)

C 2022/10/29 13:30
気温0℃以下で冷たいが、日差しが強くて暑い
(大雪渓)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は10月最後の週末。今回の速報が今シーズン最後の掲載となります。10月24日(月)からの積雪凍結通行止めが続いています。今日は終日快晴で、気温は0℃以下で空気は冷たいものの、強い日差しで暑いと感じるほどのコンディションでした。

 

【目次】

<紅葉状況・雪渓状況、大雪渓・畳平の様子>
 


紅葉状況・積雪状況、大雪渓・畳平の様子>

10月29日(土)速報 − 紅葉状況・積雪状況、大雪渓・畳平の画像 (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、山頂付近に雲が横たわるものの、それ以外は一切雲のない快晴の朝を迎えます。気温は3℃、冬のような寒さです。10月24日(月)の降雪により、同日より通行止めが継続し、シャトルバスは、その翌日25日(火)には、今季の運行を終了すると発表しました。そのため、今朝の観光センター前駐車場は、数台ほどのクルマが止まっているだけにすぎません。7時30分ごろになると山頂の雲が抜けて、白く冠雪した様子が確認できます。

<紅葉状況>紅葉は観光センター付近や一ノ瀬付近では、すでに終盤に向かっている状況で、一ノ瀬大カエデも、ほとんど落葉してしまいました。現在の見頃は、観光センターよりさらに山麓にある番所(ばんどころ)周辺より下部に向かっています。また、カラマツについては、休暇村〜三本滝間で奇麗になっていて、真っ青な空と冠雪した乗鞍岳をバックに三段紅葉の様子を楽しむことができます。

<積雪凍結状況>凍結箇所は、位ヶ原山荘の先の直区間で、区間の長さは200メートル程度です。この箇所は北向き斜面で、西側に大きな斜面があり、午前中のわずかな時間しか陽が差さない状態。11時ごろの位ヶ原山荘の気温は5℃程度。日中になっても溶ける様子は一切見られません。通行止め当初は位ヶ原山荘先の直線のほかに、県境付近にも積雪がありましたが、こちらは吹き溜まり部分に残っている程度で、ほぼなくなったといってもよい状態。また、畳平も日差しで積雪はほとんどなくなりました。

この日の畳平の気温は、6時30分:マイナス6℃、11時:マイナス2℃、15時:0℃で、終日にわたって氷点下の一日でした。

<大雪渓>大雪渓周辺の積雪は5〜10センチ程度。先週まで残っていた雪渓は新たな降雪により、どこに存在しているのかわからない状態。また、雪の頭に岩場が点在していて、今シーズン初の新雪スキーを楽しむにはまだ積雪が不足しています。登山道なども、陽の当っているところは積雪がほとんどなく、日陰部分を中心に積雪が残っていますが積雪量は多くありません。

<来シーズンの予定>昨年12月より毎週土曜日にお届けしている2022シーズンの速報は、本日が最後の連載となります。11ヶ月間にわたるご愛読ありがとうございます。来シーズンは12月中旬ごろより速報再開を予定しております。ウインターシーズン中の速報は、バックカントリースキーを中心としたツアーコースの状況をお届けする予定です。なお、ツイッターに関しても10月31日(月)を以って、今シーズンの発信を終了し、12月中旬より再開を予定しておりますが、状況に応じて、臨時で発信する場合もあります。


次回速報は12月中旬の予定です。(2022/10/29 21:15更新)


| 速報バックナンバー | TOP |
 

■2022年10月24日(月)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

今シーズン2度目の積雪 − 終日通行止めとなり、」本格的な冬の訪れが始まる 
@ 2022/10/24
県境付近は積雪15センチ
(県道乗鞍岳線 − 県境付近)
A 2022/10/24
積雪のため通行止
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)

B 2022/10/24
積雪のため通行止
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)

C 2022/10/24 
明日も通行止めとなる見込み
(位ヶ原山荘前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 早朝6時30分の三本滝の天候は、雪・気温1℃。冷泉付近から積雪が始まり、県境手前で15センチの積雪で、今シーズン2回目の積雪となりました。 このため、三本滝より上部は通行止です。お昼ごろには位ヶ原山荘付近では雪解けが進んだものの、夕方の段階で1〜2号カーブでまだ積雪凍結が続き、17時30分の三本滝では再び雪が降り始め、気温は3℃でした。

このため、明日も通行止めが続くものが見込まれ、本日終日運休となったシャトルバスは、すでに明日の運行は終日取りやめることが決まっております。(2022/10/24更新)


| 速報バックナンバー | TOP |
 

■2022年10月22日(土)                 (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.8紅葉版

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

晩秋の雰囲気をより一層醸し出すどんよりとした曇り空 
@ 2022/10/22 08:15
紅葉の命は儚い...見頃を迎えて3〜4日で落葉が始まる
(一ノ瀬大カエデ)
A 2022/10/22 10:25
紅葉の海原を走る
(県道乗鞍岳線 − 夜泣峠)

B 2022/10/22 12:35
落葉が終わったダケカンバの枝ぶりが見事!
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘〜冷泉小屋間)

C 2022/10/22 13:15
最高気温4℃ − 氷結は終日消えない
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下、4号カーブ)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は終日にわたってどんよりとした曇り空。最高気温は4℃ですが、気温ほどの寒さはなく、この時期としては多くのヒルクライマーが訪れていました。

 

【目次】

<紅葉情報、ヒルクライム>
 

<大雪渓積雪状況>

<畳平・お花畑>

<シャトルバス・自転車台数>


<紅葉情報、ヒルクライム>

10月22日(土)速報 − 紅葉情報・ヒルクライム (クリックで拡大)】

<紅葉情報>三本滝ゲートより上部の紅葉は完全に終了しました。現在、見頃を迎えているのは乗鞍高原です。発色としてはもう少し色づくと思いますが、落葉も進んでいて、さらに発色が進むのか、また、落葉のスピードがそれを上回るのか微妙なところです。一ノ瀬大カエデは週の中ごろに見頃を迎えました。それから3〜4日経過し、発色状態はほぼ変わらないものの、落葉が目立つようになり終盤に差し掛かってきました。今年の発色はオレンジっぽい色合いまでしか進みませんでした。本当にきれいな年は真紅の発色を見せてくれます。また、一ノ瀬周辺の紅葉は終盤に差し掛かっています。

休暇村〜三本滝ゲートにかけてのカラマツは、発色が進むものの、ピークの状態ではありません。落葉もまだ目立つ状態ではないため、あと数日〜1週間程度でピークに近い発色になるのではと思います。

<ヒルクライム・道路状況>早朝6時の乗鞍高原は、曇・気温6℃ですが、それほどの寒さはありません。観光センター前駐車場は30〜40台程度ですが、自転車を準備されている方々の割合がこの時期としては多く見られました。例年、10月20日を過ぎると、県道乗鞍岳線は積雪凍結となる割合が高くなり、この週末が今シーズン最後のヒルクライムになるかもしれないため、多くの方がいらっしゃったのかもしれません。また、観光客・登山客を含めた来場者もこの時期になると減少しますが、9時過ぎには観光センター前駐車場が満車に近い様態となり、今日は思った以上に多くの方がお越しになりました。

今日は終日にわたってどんよりとした曇り空でしたが視界は問題なく、遠景の山並みもはっきり確認できる状態。気温は畳平で7時〜9時まで3℃、10時が4℃、11時以降が2℃で午後のほうが気温が低く、終日にわたって一桁でした。

この時期になると、大雪渓下にある4号カーブ付近に小さな水の流れ(滝)が凍る箇所があり、氷瀑というには小さすぎるものですが、終日消えることなく残っていました。体感的には思ったほどの寒さではなく、多くのヒルクライマーがしっかりとした防寒対策をされていたこともあり、寒さでつらそうな様子はほとんど見られませんでした。また、今日は半数近くのヒルクライマーが電動アシストでした。


<大雪渓積雪状況>

10月22日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

▼雪渓は先週からは二つに分かれ。右側の小さいほうは、幅6メートル×長さ6メートルほどで、左側の大きいほうは幅14メートル×長さ14メートルです。どちらも岩の頭が多くなり、滑走できる状態ではありません。厚みがほとんどなくなってきましたので、消滅する可能性もまだありますが、来週以降は気温が低くなってきますので、このまま残ってくれるのではないかと期待しています。なお、過去のデーターを再検査したところ、2020年に消滅していることがわかりました。この付近は山頂付近から土砂が絶えず流入していて、くぼみがなくなってきています。その影響もあるかと思いますが、積雪が残りにくくなっている可能性も考えられます。


<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはEダイヤで、始発7時便は2台で、8時便2台、10時便は3台、12時便2台でした。自転車は午前68台、午後21台で、合計89台でした。その半数近くが電動アシストでした。

次回速報は10月29日(土)の予定です。(2022/10/22 22:20更新)


| 速報バックナンバー | TOP |
 

■2022年10月20日(木)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

一ノ瀬大カエデが見頃に。
紅葉の中心は乗鞍高原に
@ 2022/10/20
大カエデが見頃に − 例年より若干早め
(一ノ瀬大カエデ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ ※乗鞍高原の一ノ瀬大カエデは見頃を迎えています。緑いろの部分は緑色の部分はほぼなくなり、真赤に近い状態で、さらに真紅になることが期待されますが、今朝の降霜による落葉が今後の懸念されます。

乗鞍一帯の紅葉は、三本滝ゲートより上部のエリアでは、すでに終盤となっていて、現在、見頃は乗鞍高原となっています。また休暇村〜三本滝間のカラマツの色づきも進んでいます。今度の週末は、一ノ瀬大カエデを中心に、乗鞍高原一帯の紅葉が楽しめると思われます。(2022/10/20 23:30更新)


| 速報バックナンバー | TOP |
 

■2022年10月19日(水)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

一ノ瀬大カエデが見頃に。紅葉の中心は乗鞍高原に
@ 2022/10/19
大カエデが見頃に − 例年より若干早め
(一ノ瀬大カエデ)
A 2022/10/19
大カエデが見頃
(一ノ瀬大カエデ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 一ノ瀬大カエデが見頃を迎えました。全体的に赤く染まりましたが、まだオレンジ色の部分が残り、完全な赤ではありませんが、ピークに近い状態となっています。例年より若干早めの状況です。

乗鞍一帯の紅葉は、三本滝ゲートより上部のエリアでは、すでに終盤となっていて、現在、見頃は乗鞍高原となっています。また休暇村〜三本滝間のカラマツの色づきも進んでいます。今度の週末は、一ノ瀬大カエデを中心に、乗鞍高原一帯の紅葉が楽しめると思われます。(2022/10/19 21:30更新)


| 速報バックナンバー | TOP |
 

■2022年10月15日(土)             (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.7紅葉版

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

終日ほぼ快晴、紅葉は中腹エリアが見頃、乗鞍高原も色づき始めました
@ 2022/10/15 07:55
大カエデの色づきが進む
(一ノ瀬 大カエデ)
A 2022/10/15 10:15
今日は紅葉ヒルクライムに約200名が駆け上がる
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天 31号カーブ)

B 2022/10/15 10:20
見頃は中腹エリアに
(県道乗鞍岳線 − 29号カーブ付近)

C 2022/10/15 12:05
上部エリアは終了 −ダケカンバの枝ぶりが美しい
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は終日ほぼ快晴で、10月中旬とは思えないほどの暑い一日でした。紅葉は中腹エリアがメインとなり、山麓の乗鞍高原で色づきが始まりました。上部エリアの紅葉は昨年よりも1週間以上遅い状態でしたが、乗鞍高原の紅葉は昨年より1週間ほど早く、例年よりやや遅い状況です。

 


紅葉情報・ヒルクライム>
紅葉情報・ヒルクライム>

10月15日(土)速報 − 紅葉情報・ヒルクライム (クリックで拡大)】

<紅葉情報>上部エリアは2週間にわたって紅葉が楽しめましたが、ウラジロナナカマド・ダケカンバともに落葉が始まり、紅葉は終了しました。現在、見頃となっているのは、荒田沢橋の山麓側にある28号カーブより下部あたりから三本滝ゲートまでの区間です。ただ、こちらも落葉が目立ってきています。
そして、乗鞍高原でも紅葉が始まっています。上の紅葉が昨年より1週間ほど遅れましたが、昨年より1週間程度早く、例年より若干遅い状態です。
一ノ瀬大カエデは樹木の全体に発色が回るようになって来ました。昨年より1週間程度早く、例年より若干遅めです。昨年は発色からピークまでの期間が長く、今年も同じような傾向を示すかもしれませんが、例年通りなら、あと1週間程度で見頃を迎えると思われます。

<ヒルクライム・道路状況>早朝6時の乗鞍高原は、晴・気温7℃で、うろこ状の雲が青空がを覆っていましたが、陽が高くなるにつれて快晴となってきました。今日は三連休の翌週で、例年なら人出がめっきり減るところですが、先週の三連休の天気が悪かったこと・今日は天気が良かったことが影響し、多くの方がお越しになり、始発便は4台も運行されました。観光センター前駐車場も7時の段階で100台も埋まっていて、日中にはほぼ満車になった模様です。

日中は快晴が続き、日差しの力強さを感じる暑さで、強い日差しで顔がジリジリしてきます。先週の三連休は天気の良くない日が続いたため、今日はリベンジのつもりでお越しになったという方もいらっしゃいました。そして、気温が高かったため、ヒルクライムの方も、夏場と変わらないウエアで登っている様子も多く、また、下山も半袖という方もいらっしゃるほどでした。午後になって、山頂付近にやや雲が発生するタイミングがありましたが、終日、ほぼ快晴が続き、暑さを感じる一日でした。


<大雪渓積雪状況>

10月15日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

▼先週は一つの雪渓でしたが、雪解けに伴い、今回は二つに分かれています。右側の小さいほうは、幅10メートル×長さ12メートルほどで、左側の大きいほうは幅15メートル×長さ15メートルです。この大きさになるとほとんど滑走不可ですが、今日は3名のスキーヤーの方がお越しになりました。右側はターンできるスペースが限られて1ターンのみ。左側の大きいほうはコブのラインが出来上がっていて、4ターンでおそらく10〜12メートルほどの長さだと思われます。気温が高いため、表面が緩んできたものの、積雪量が少なくなり、下地の固い部分が見えるようになり、また、滑走ライン周辺でも岩の頭が多数見られるようになってきたため、今後雪解けが急速に進んで、来週は滑走困難と予測されます。

<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはCダイヤで、始発7時便は4台で、8時便3台、9時便4台、9時30分便2台、10時便は2台、11時便3、12時便2台でした。自転車は午前163台、午後36台で、合計199台はでした。

次回速報は10月22日(土)の予定です。(2022/10/15 22:30更新)


| 速報バックナンバー | TOP |
 

■2022年10月8日(土)           (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.6紅葉版

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

位ヶ原はダケカンバの黄色が冴えボリューム感あるロケーションに
位ヶ原山荘〜摩利支天の中腹エリアも見ごたえある色づきに 
@ 2022/10/08 09:15
稜線付近に積雪、かろうじて三段紅葉
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 8号カーブ)
A 2022/10/08 08:50
中腹エリアも見ごたえある色づきに
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋下 22号カーブ)

B 2022/10/08 11:45
霧に包まれても際立つダケカンバの紅葉
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブより)

C 2022/10/08 14:15
きれいなウラジロナナカマドが点在
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原お花畑)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今週は位ヶ原一帯のダケカンバの発色が冴えてきて、ボリューム感ある紅葉が楽しめる状態になりました。また、もう落葉してしまうと思われたウラジロナナカマドが奇麗な発色を見せ、見事な紅葉を見せてくれました。

 


<紅葉情報、ヒルクライム>

10月8日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

<紅葉情報>今年のウラジロナナカマドは状態があまりよくないと思われ、実際、紅葉が進むと枯れてしまうものが多い状態でしたが、今週は枯れずに残っていたものが奇麗に発色を見せてくれました。そのため、昨年同様、2週間にわたって、上部エリアの大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉を楽しむことができました。今週はウラジロナナカマドに加えてダケカンバの発色もはっきりしてきたため、ボリューム感ある光景となっています。また、位ヶ原山荘より下部でもダケカンバの発色が進み、摩利支天付近まで見ごたえある状態となりました。おそらく、10月三連休で上部エリアの紅葉を楽しむことができたのは、近年まれにみることではないかと思います。

また、稜線付近には昨日の降雪が若干残っていて、午前中は青空が広がったことから、空の青・降雪の白・紅葉の赤(黄色)の三つの色合いが積み重ねられ、稜線付近の雪は残り僅かな状態でしたが、かろうじて三段紅葉を見ることができました

<ヒルクライム・道路状況>早朝6時の乗鞍高原は、曇・気温7℃で、朝一番は山頂が確認できていましたが、この時間帯では確認することができなくなりました。今日は三連休初日ですが、その割には人出は少なく、6時の時点で観光センター前駐車場は80台ほどしかお越しになっていません。それでも、始発のシャトルバスは5台が運行されました。

今日は二桁の気温になることはなく、正午の大雪渓の気温は5℃。県境から下山するヒルクライマーは寒さに震えながら降りていきました。冬装備に近い状態でお越しいただくとよいかと思います。早朝から曇り空でしたが、8時過ぎには三本滝から上部は奇麗な青空が広がり始め、摩利支天付近など新たに見頃を迎えた紅葉を色鮮やかに映し出してくれます。

11時ごろから山麓より沸き上がる雲が位ヶ原や大雪渓方面に流れ込み、13時ごろには完全に濃霧。雲の切れ間がほとんどない状態で、視界は50〜100m程度まで悪化し、自転車の方々は、ヘッドライトをつけながら下山して行く様子がありました。


<大雪渓積雪状況>

10月8日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

▼正午の大雪渓の気温は5℃、大雪渓の積雪は長さ27メートル×幅37メートルで、先週よりわずかに小さくなっています。左寄りの部分にモーグルコースが作られ、6コブ×16メートルですが、コブの中、および、コブ周辺で岩の頭が点在していて、滑走ができない状態が近づいています。


<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスダイヤで、Cダイヤ(晴ダイヤ始での運行で、始発7時便は5台、8時便4台、9時便3台、9時30分便3台、10時便2台、11時便2台で、大きな混雑はなかった模様です。なお、自転車は午前87台・午後19台で、合計106台でした。

次回速報は10月15日(土)の予定です。(2022/10/08 22:30更新)


| 速報バックナンバー | TOP |
 

■2022年10月7日(金)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org


積雪、シャトルバスは午前中運休

県境付近(積雪1センチ) 畳平付近(積雪2〜3センチ)
ウラジロナナカマド、奇麗に残っています
(11号カーブ)
@ 2022/10/07
ウラジロナナカマド
(乗鞍岳山頂付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 昨日、初雪を観測しましたが、今朝は宝徳霊神付近から降雪、大雪渓付近から積雪となり、県境付近は積雪1センチ、疊平は積雪2〜3センチ となっています。そのため、県境ゲートは閉鎖され、県道乗鞍岳線は大雪渓までの通行となりました。その後、雪は止んで、路面状況も良くなってきたため、県境ゲートは11時15分に開門となり、シャトルバスは14時便より運行開始となりました。

▼ 昨日からの降雪の影響が懸念されましたが、現時点では大きなダメージはなく、奇麗な状態を保っています。17時現在の畳平の天候は、霧と雨・気温3℃・風速7mで、今夜の冷え込みにより、状況が変化する可能性もありますのでご注意ください。また、朝は路面凍結の可能性もあり、シャトルバスの運行状況にもご留意ください。(2022/10/07更新)

GoogleMap上に撮影ポイントを表示してあります。

こちらは10月1日(土)撮影のものですが、アイコンが色別表示させております。

【青】 新たに追加した撮影ポイント
【オレンジ】紅葉が始まった・見頃の撮影ポイント
【黄色】少し色づきが始まったの撮影ポイント
【黒】紅葉が終了した撮影ポイント

県道乗鞍岳線のカーブ番号も合わせて表示させておりますので参考になさってください。(撮影ポイントとカーブ番号は別レイヤーにしてありますので、表示を切り替えることが可能です)


| 速報バックナンバー | TOP |
 

 

■2022年10月6日(木)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

初雪・初冠雪 − 昨年より13日早く、過去10年間より9日早く最速の観測
@ 2022/10/06
初雪・初冠雪
(乗鞍岳山頂付近)
A 2022/10/06
ウラジロナナカマド − 奇麗なものが点在
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原、宝徳霊神付近)
@ 2022/10/06
ダケカンバ − ほぼピークの発色に
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原、11号カーブ)
A 2022/10/06
今日の降雪の影響がなければ週末まで持ちそう
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原、8号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ お昼ごろから降雪となり、12時の畳平(標高2702mでは、雪・気温マイナス1℃で、この時点では路面はウエット状態でしたが、積雪には至っていませんでした。標高2350mの位ヶ原山荘でもみぞれでした。山頂付近は、雲に覆われていてはっきり確認できなかったものの、15時ごろには富士見沢より上部のハイマツにうっすらと雪が積もる様子が観測されました。

そして、15時30分に畳平で鶴ヶ池周辺の看板で積雪1センチを観測して、畳平では今シーズンの初雪となりました。観測時の天候は雪・気温0℃で、昨年より13日早く、過去10年間より9日早く最速の観測でした。この後、17時ごろには雲が抜けた山頂付近に積雪が観測され、初雪と初冠雪が同時に観測されました。

▼ 紅葉ですが、ウラジロナナカマドか奇麗に発色している箇所が見られ、今日の降雪や今晩の凍結・霜の影響が無ければ、今度の三連休は奇麗な紅葉が楽しめると思います。(2022/10/06更新)

GoogleMap上に撮影ポイントを表示してあります。

こちらは10月1日(土)撮影のものですが、アイコンが色別表示させております。

【青】 新たに追加した撮影ポイント
【オレンジ】紅葉が始まった・見頃の撮影ポイント
【黄色】少し色づきが始まったの撮影ポイント
【黒】紅葉が終了した撮影ポイント

県道乗鞍岳線のカーブ番号も合わせて表示させておりますので参考になさってください。(撮影ポイントとカーブ番号は別レイヤーにしてありますので、表示を切り替えることが可能です)


| 速報バックナンバー | TOP |

■2022年10月5日(水)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

昨日から大きな変化はありませんが、鮮やかさが増してきた。
@ 2022/10/05
ダケカンバ − 色合いが深まってきた
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘付近)
A 2022/10/05
鮮やかに発色するウラジロナナカマドは限定的
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原、11号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 状況は昨日とほぼ同じですが、ダケカンバの色づきがさらに鮮やかになってきました。11号カーブのウラジロナナカマドは鮮やかな発色を見せています。ただ、11号カーブのような状態の良いウラジロナナカマドは、かなり限られた状況になっていて、過度の期待はされないほうが良いと思われます。今後、天候が悪化するに従い、降雪や降霜のダメージの危険性があり、今後の情報にご留意ください。(2022/10/05更新)

GoogleMap上に撮影ポイントを表示してあります。

こちらは10月1日(土)撮影のものですが、アイコンが色別表示させております。

【青】 新たに追加した撮影ポイント
【オレンジ】紅葉が始まった・見頃の撮影ポイント
【黄色】少し色づきが始まったの撮影ポイント
【黒】紅葉が終了した撮影ポイント

県道乗鞍岳線のカーブ番号も合わせて表示させておりますので参考になさってください。(撮影ポイントとカーブ番号は別レイヤーにしてありますので、表示を切り替えることが可能です)


| 速報バックナンバー | TOP |
 

■2022年10月4日(火)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

ダケカンバの色合いが深まってきました 
@ 2022/10/04
ダケカンバ − 色合いが深まってきた
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘付近)
A 2022/10/04
ダケカンバ − 色合いが深まってきた
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘付近)
B 2022/10/04
ウラジロナナカマド −鮮やかな発色を見せる箇所も
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原、11号カーブ)
C 2022/10/04
ウラジロナナカマド − 落葉が進む箇所も
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原お花畑)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 先日の土日は、大雪渓・位ヶ原の上部エリアで見頃のレベルに入ってきましたが、ウラジロナナカマド・ダケカンバともに、ピークに達する発色ではありませんでした。それから、数日経過して、ダケカンバは発色が深まってきました。ただ、まだピークと呼べる状態ではなさそうです。

また、ウラジロナナカマドは、先日はあまり発色が良い状態ではなかったので、これで終わりになる可能性もありましたが、11号カーブでは、鮮やかな発色を見せています。ただ、他のウラジロナナカマドは落葉が目立つ場所もあります。

明日から気温が低下し、今後、降雪・降霜が懸念され、紅葉にとってダメージとなる可能性があります。今後の情報にご留意ください。(2022/10/04更新)

GoogleMap上に撮影ポイントを表示してあります。

こちらは10月1日(土)撮影のものですが、アイコンが色別表示させております。

【青】 新たに追加した撮影ポイント
【オレンジ】紅葉が始まった・見頃の撮影ポイント
【黄色】少し色づきが始まったの撮影ポイント
【黒】紅葉が終了した撮影ポイント

県道乗鞍岳線のカーブ番号も合わせて表示させておりますので参考になさってください。(撮影ポイントとカーブ番号は別レイヤーにしてありますので、表示を切り替えることが可能です)


| 速報バックナンバー | TOP |
 

■2022年10月1日(土)         (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.5紅葉版

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

紅葉が見頃を迎えました。 
@ 2022/10/01 08:50
ようやく見頃のレベルに達した
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 8号カーブ付近)
A 2022/10/01 10:20
今年のナナカマドは状態の良いものが少ない
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 5号カーブ付近)

B 2022/10/01 11:20
11号カーブは人気のポイント
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原、11号カーブ)

C 2022/10/01 10:45
紅葉と遠景の山並み
(位ヶ原お花畑)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 紅葉が見頃を迎えました。若干色づきが遅かったり、枯れているものがあります。昨年と比べて1週間程度遅い状況です。

 


<紅葉情報、ヒルクライム>

10月1日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

<紅葉状況> 現時点の状況は、見頃に入り、まだ若干色づきが薄い状況です。ただ、ウラジロナナカマドは枯れた状態のものが比較的多く、特に2号カーブの南側の富士見沢はほぼ全滅状態となっています。一部でまだ青い状態のものも残っていますが、おそらく、今後紅葉が進むと枯れ落ちてしまうと思われますが、昨年はこの状態から赤く発色したものがありましたので、今後の情報にご注意ください。ダケカンバは、発色がまだはっきりしていないものが多く、数日から1週間程度ではっきりした黄色〜褐色に変化します。そのため、次週末は屋根板付近のダケカンバの紅葉が楽しめると思われます。

中腹も見頃に入り、それより下部の摩利支天や三本滝あたりも、色合いの変化が感じ取られ、そろそろ紅葉が始まりだす状況となっています。

<ヒルクライム・道路状況> 早朝6時の乗鞍高原は、雲一つない快晴の空が広がります。気温は7℃、ようやくこの時期らしい冷え込みとなってきました。県道乗鞍岳線の三本滝ゲートの開門時間が今日から6時→7時に変更され、それに合わせて、シャトルバス始発便も6時10分→7時となりました。しかし、乗車券販売所の前には6時前から長蛇の列。そして、7時のシャトルバスを待つ方々の列は観光センターに達した後、建物に沿って、公衆トイレ付近まで伸びた後、外の道路まで出てしまうほどの状況。そのため、始発便は7台も運行され、その後の便も3台〜5台の運行となり、乗車人数は9月17日(土)を上回る状況で、今季一番となりました。また、観光センター駐車場は7時に満車となり、その後は2km先のすずらん橋駐車場へ誘導されました。

今日はひんやりとした秋の空気に包まれていて、ヒルクライム・紅葉散策にはもってこいの天候。一時的に雲が若干沸く時があったものの、夕方まで快晴無風の天候が続きました。正午の大雪渓の気温が14℃で、それでも、強い日差しのせいもあって、下山時には長袖を着なくても良いほど暖かい状況でした。

<大雪渓積雪状況>

10月1日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

▼大雪渓はまだ滑走できます(上級者限定)!大きさは長さ30m×横37メートルとなっていて、モーグルコースは7コブ×22m。コブの中から流水が染み出していて、積雪が薄くなって来たため、滑走不可に近い状態が迫っていると言えます。バーンは柔らかく、日差しの強さが影響していると思われます。8月・9月は気温の高い状態が続き、昨年より3週間ほど早い雪解けが続いていましたが、雪解けが激しかった2016年よりも雪渓の面積が大きいため、今後、気温が低くなり、雪解けが抑えられれば、1999年から続く20世紀の雪は残るのではと思われます(訂正:2020年に消滅しております)。


<シャトルバス・自転車台数>
10月よりシャトルバスはCダイヤ(晴ダイヤ)とD(雨ダイヤ)で、 本日はCダイヤ。始発7時便は7台で、8時便5台、9時便は5台、9時30分は3台、10時便は3台、11時便は3台、12時便1台で、乗車人数は9月18日を超えて、1100名以上が乗車され、今年一番の状況となりました。自転車は午前263台、午後32台で、合計295台で。こちらは今年3番目の状況となりました。

次回速報は10月8日(土)の予定です。(2022/10/08 22:30更新)


| 速報バックナンバー | TOP |



Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   <<Back(2022-09)    Sokuhou-Index   Next(2022-11/12>)>>