【速報バックナンバー
2022年11・12月分】
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■2022年12月24日(土)
B 2022/12/24 13:50
▼ この1週間はまとまった降雪に見舞われ、ツアーコースに残っていた藪は完全になくなって入山できるようになりました。今日は明け方近くから降り始めた大雪で、ツアーコースは新雪が50〜65センチも積もり、下山もラッセルが必要なほどでした。
■2022年12月17日(土)
B 2022/12/17 10:45
▼ 本日12月17日(土)より、2023シーズンの速報連載を開始いたします。来年10月末まで毎週土曜日にお届けする予定です(日程は一部変更有)。
先週までは、雪が全くなかったかもしかゲレンデは、今週中ごろから本格的な寒波が到来したおかげで、積雪30センチの銀世界へと一気に様変わりし、パウダーを楽しむことができるようになりました。また、ツアーコースでも積雪は増えているものの、クマザサがまだ隠れてなく、入山も滑走も困難な状態がまだ続いています。 かもしかゲレンデは先週まではまだ全く雪がありませんでしたが、積雪が25〜35センチ程度の積雪となっていて、パウダーランを楽しめる状態となっています。雪はやや重たい状態でしたが、今日昼前からまとまった雪が降り始め、午前中のトレースをかき消すほどで、明日は今日以上に良いコンディションのパウダーを楽しむことができると思われます。底打ち感やブッシュ・石を踏むようなことはありません。
12時のツアーコース入口の気温はマイナス3℃、お昼前より吹雪となり、午前中のトレースをかき消すほどの勢いです。ツアーコース入口急斜面はスタート地点で積雪35センチ、ツアーコース入口急斜面上端付近で60センチも達しますが、付近はクマザサが密集しているため、60センチも降雪があったにも関わらず、クマザサが雪に隠れきれてなく、密林状態となっています。そのため、登ることができても、滑走が困難な状態です。特に入口急斜面上端はシールでは登ることが困難であるため、ツアーコース入山可能はもう少し先になりそうです。
また、ツボ足で登る場合も、雪の下に隠れたクマザサがクッションになって底なし状態となるため、ツアーコースでの入山は困難と思われます(車道経由をお勧めします)。
次回速報は12月24日(土)の予定です。(2022/12/17 17:45更新)
(ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。
)
この1週間で積雪が一気に増加。ツアーコースはディープパウダー
@ 2022/12/24 08:40
明け方近くからの大雪で、除雪が間に合わない
(Mt.乗鞍
第3駐車場)
A 2022/12/24 09:55
ツアーコースはスキー場管理区域外
−冬山装備を万全に!
(ツアーコース入口)
ディープパウダー
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)
C 2022/12/24 13:30
新雪65センチ・気温マイナス10℃
− 厳冬期そのもの
(ツアーコース 位ヶ原急斜面)
→その他の画像が本文末尾にあります。
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、明け方近くからの吹雪が一段と強くなってきました。気温はマイナス8℃。明け方近くからの降雪のため、道路除雪が間に合わず、あちこちで除雪ドーザーがフル稼働しています。降り始めからの積雪は20センチ前後に達し、除雪が入っていない区間ではハンドルを取られるほど。でも、そのハンドルからの感触ですら、降りたての柔らかな軽い新雪であることがわかります。また、Mt.乗鞍の第3駐車場も除雪が間に合わず、来場したクルマがスタックする様子が何台か見られました。
そのMt.乗鞍では、今日から夢の平クワッドリフトと、かもしかリフトの営業が始まりますが、この大雪で運行開始がやや遅れました。かもしかゲレンデは9時30分頃より運行が始まり、運行開始と同時に多くの方が訪れ、30センチ程度のパウダーの感触を楽しんでいました。
<ツアーコース>
10時のツアーコース入口の気温はマイナス8℃、猛烈な吹雪に見舞われます。ツアーコース入口付近で新雪50センチにも達し、先週見られたクマザサは完全になくなり、入口急斜面上端も登攀・下山できる状態にまで積雪が増加しました。ツアーコース全体としては新雪は50〜65センチで、今日は先行者が3名いましたが、そのトレースも入口急斜面を中心に消えてしまい、ディープなラッセルを強いられる状態でした。
13時の位ヶ原急斜面の気温は、マイナス10℃。午後には降雪が収まって来ました。新雪が65センチもあるため、登攀から滑走に切り替えるために、スキー板を外してツボ足になった瞬間、太ももまで一気にはまってしまい。身動きができない状態となりますのでご注意ください。位ヶ原急斜面はまだ木々がありますが、中央部分に少ない箇所があって、登攀・下山滑走とも問題なくできます。ただ、積雪量が一気に増加したため、雪崩に十分ご注意ください。
<位ヶ原山荘、年末年始営業>
本日12月24日より来年1月9日まで、位ヶ原山荘では年末年始営業が行われています。厳冬期の冬山で営業する山小屋は数少なく、雪上訓練やバックカントリースキーに訪れる方が数多くいらっしゃいます。交通手段はありませんので、冬山経験者のみのご来場となっています。
<ツアーコースの積雪状況>
連日の降雪で積雪量が増加し、位ヶ原急斜面などでは雪崩に注意が必要です。昨年並み〜昨年以上の積雪量です。
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪70センチ。(昨年より30センチ多く、12月下旬〜1月上旬並み)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪85センチ。(昨年より5センチ少なく、12月下旬〜1月上旬並み)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪130センチ。(昨年より15センチ多く、12月下旬〜1月上旬並み)
次回速報は2023年1月1日(日)の予定で、今回の掲載は今年最後となります。本年も乗鞍大雪渓Websiteをご愛読下さりありがとうございます。(2022/12/24
19:15更新)
(ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。)
≪滑走可否≫
かもしかゲレンデ:〇(パウダー30cm)、ツアーコース:×(クマザサの密林)
@ 2022/12/17 08:25
今週の降雪でスタート地点でも15〜20センチのパウダー
(休暇村ゲレンデ)
A 2022/12/17 11:05
今年もカモパウの季節がやって来ました!
(かもしかゲレンデ)
積雪30センチ
− 申し分ないパウダー
(かもしかゲレンデ)
C 2022/12/17 12:00
積雪60センチもあるが、クマザサが行く手を阻む
(ツアーコース入口急斜面)
→その他の画像が本文末尾にあります。
<乗鞍高原、道路状況>
早朝7時の乗鞍高原は、晴〜曇の天候で気温はマイナス9℃まで低下します。昨晩からの降雪はありませんが、県道乗鞍岳線は、番所(ばんどころ)あたりから、路面が凍結・圧雪状態となり、冬用タイヤまたはタイヤチェーンが必要が状態です。今回は、BCスキーヤーが楽しみにしている営業開始前のかもしかゲレンデと、その上部のツアーコースについてお伝えします。
<休暇村ゲレンデ・かもしかゲレンデ・ツアーコース>
出発地点の休暇村ゲレンデは、ベースで積雪15〜20センチもあって、登攀・下山滑走ともにほとんど問題ないレベルの積雪量となっています。
■2022年11月27日(日)
(ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。
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【ご注意】11月より冬季閉鎖・シャトルバス運休・自転車通行禁止 − 入山は冬山経験者のみ可能 積雪は標高2100m付近から。積雪はまだ少ない模様です。 |
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@ 2022/11/27 位ヶ原山荘付近 (位ヶ原山荘前) |
A 2022/11/27 高天ヶ原(左)・乗鞍岳主峰 剣ヶ峰(右) (県道乗鞍岳線 − 位ヶ原・11号カーブ) |
B 2022/11/27 |
C 2022/11/27 大雪渓から剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳 (大雪渓入口) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 2023シーズンの速報は、冬山登山・バックカントリースキーヤー向けに、12月中旬ごろを予定しておりますが、本日は現地に向かわれた読者の方より、情報を頂きましたので、臨時で速報をお伝えします。なお、現地は11月より冬季閉鎖に入っていて、シャトルバスの運行は終了し、一般観光客の入山はできませんのでご注意ください。(冬山登山経験者のみ入山可能)
積雪は標高2100メートルあたりから始まりますが、全体的にまだまだ積雪は少なく、滑走できるレベルではない模様。ツアーコースからの入山も困難と予測されます。大雪渓より上部は強風・アイスバーンとなっていて、入山される方は、アイゼン・ピッケルなど、冬山装備を整えてお越しください。
また、今週の中ごろより、全国的に寒波が予想され、降雪など天候の急変にもご注意ください。(2022/11/27更新)
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