【速報バックナンバー 2023年1月分】

Top-page > Sokuhou-Index > 2023-01


 

◎ 1月

<<Back(2022-1112)   Sokuhou-Index   Next(2023-02)>> 

■2023年1月27日(金)   
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。)  
 

今週は大寒波が到来したが、降雪は少なかった
@ 2023/01/27 14:25
終日降雪
(県道乗鞍岳線 − 観光センター前)
A 2023/01/27 13:15
今週は十年に一度の大寒波だったが、降雪は少ない
(ツアーコース − 6番標識上)

B 2023/01/27 13:15
でも、ツアーコースは全区間パウダーゾーン
(ツアーコース − 6番標識上)

C 2023/01/27 12:45
気温マイナス10℃、新雪は15センチ前後
(ツアーコース - 位ヶ原急斜面)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 1月24日(火)から25日(水)にかけて、全国的に大寒波が訪れ、各地で積雪となりましが、乗鞍では思ったほどの積雪にはなりませんでした。

<乗鞍高原、道路状況−善五郎の滝入口付近のヘアピンカーブはアイスバーンの上にうっすら新雪〜細心の注意を!>
早朝7時の乗鞍高原は、小雪の舞う朝を迎えます。気温はマイナス8℃、鉛色のどんよりとした空から降る雪が徐々に強くなって行きます。24〜25日の大寒波では、気温は低かったものの、積雪は10センチ程度しかなく、雪不足気味のスキー場にとっては、恵みの雪であったことは間違いありませんが、大幅に積雪が増加する状態ではなかったようです。

道路は、朝の段階では国道はほとんど積雪はなかったものの、午後になって、雪の降り方が強くなり、圧雪状態になっています。また、国道から乗鞍高原方面に分岐する前川渡交差点から先の県道は全面圧雪状態で、所々、下地が凍っているため注意が必要です。特に善五郎の滝入口付近(※)のヘアピンカーブはアイスバーンの上にうっすらと新雪が乗っていて、見た目には普通の圧雪路ですが、徐行してもスリップするほどの状態ですので慎重に運転してください。(※ Mt.乗鞍事務所から600メートルほど先のヘアピンカーブ。グーグルマップ:https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1SeM6JRYzJyPK4u2R4UFjs2ikTvf-Jb0&usp=sharing

<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はマイナス8℃、この付近では新雪は20センチ程度で、ツアーコース全体としては10〜20センチほど。今日はラッセルを覚悟して来たものの、あまりの少なさに拍子抜けです。2週間前(1月14日(土)速報を参照)の雨で、下地が硬くなってしまいましたが、今回の降雪で幾分、コンディションが改善傾向を見せています。気温が低い割には雪は若干重たさがあるものの十分軽いパウダーです。午後に近づくにつれて風雪が強くなり、登ってきたトレースがかき消されてゆきます。

正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス10℃。新雪は15〜20センチ程度で、印象としては5番標識から積雪の増加が顕著であるように感じます。下山滑走では位ヶ原急斜面から6番標識付近までは底付き感がないものの、それより山麓側は底付き感があります。ただ、十分パウダー感を味わえるだけの積雪量となっています。午後も降雪が続いていますので、明日以降もパウダーが楽しめるものと思われます。

<ツアーコースの積雪状況>
17日(水)の降雪により、積雪量が増加しています。ほぼ、昨年並みの積雪量です。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪75センチ。(先週より15センチ増加、昨年より60センチ少ない)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪65センチ。(先週より5センチ増加、昨年より45センチ少ない)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪115センチ。(先週より10センチ増加、昨年より70センチ少ない)

次回速報は2月4日(土)の予定です。(2023/01/27 18:50更新)

 

1月27日(金)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


| 速報バックナンバー | TOP |

■2023年1月21日(土)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。)  
 

終日快晴!絶好のバックカントリー日和
@ 2023/01/21 08:00
くっきりと冴えた青空
(県道乗鞍岳線 − 観光センター前)
A 2023/01/21 09:20
朝一番で20〜30名ほどが出発
(ツアーコース入口)

B 2023/01/21 11:20
昨日の降雪で、新雪が5〜15センチほど積もる
(ツアーコース − 5〜6番間)

C 2023/01/21 13:05
午後になっても快晴が続く
(位ヶ原)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は終日にわたって快晴が続き、絶好のバックカントリー日和の一日となりました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、雲一つないくっきりとした快晴のが青空が広がる朝を迎えます。気温はマイナス13℃。乗鞍高原はほぼ無風状態ですが、山頂付近は雪煙が舞い上がっています。昨日午後から降雪に見舞われ、観光センター付近は5センチ程度の積雪となっています。乗鞍高原を貫く県道は綺麗に除雪が行われ、スタッドレスタイヤであれば問題なく走行できるますが、一部で路面凍結があり、観光センターから上部は圧雪路になっていますのでご注意下さい。

Mt.乗鞍の主要駐車場の第三駐車場は、いつもよりも来場するクルマがいつもよりも多い状態で、昼前には完全に満車になりました。天候に恵まれたことと、同じ市内にある野麦峠スキー場が、スタッフのコロナ感染のため、営業を一時休止していることが要因と考えられます。昨日の降雪により、バーンコンディションは柔らかくて良好。かもしかゲレンデでは、リフト運行開始と同時に、パウダーゾーンへ一斉に向かう様子が見られました。

<ツアーコース>
9時00分のツアーコース入口の気温はマイナス6℃、若干雲がたなびき始めますが、快晴が続きます。朝一番の時点で20〜30名ほどの入山者が訪れ、最終的に50名前後の方々が出発の準備をされていました。ただ、ツアーコース上部へ実際に入山したのは30名以下だったと思われます。

入口〜入口急斜面の新雪は10〜15センチほどで、下地がかなり固い状態。先週の雨で固まり、その後、昨日までほとんど降雪がなかったことが影響しています。そのため、入口急斜面の上端部分はシールのグリップが効きにくく、スキー板を外して登るスキーヤーもいらっしゃり、右側の樹林帯から登ることをオススメします。今日は終日にわたってマイナス5℃以下の状態が続いたものの、日差しの暖かさが強く、暑ささえ覚えるほど。しかし、空気には冷たさがあり、体温調節が難しい状態でした。

正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス6℃、この付近では20センチほどの新雪となりますが、風の影響を受けているせいか、若干締まったコンディションです。滑りやすさという点では山麓側のほうが良好です。くっきりとした青空が続き、八ヶ岳から南アルプスや中央アルプスなどを一望できるロケーションは、いつも以上に鮮明に浮かんでいます。

<位ヶ原>
ツアーコースから位ヶ原に登ると、急激に風が強くなってきます。13時の位ヶ原の気温はマイナス10℃。快晴の青空は全く変わりありません。新雪が10センチ程度積もっているところと、硬い下地がむき出しになっているところがまばらに点在していますのでご注意ください。積雪量は7号カーブ付近で昨年よりも65センチ少ない状態となっています。

山頂方面から下山してきた登山者の話では、大雪渓付近から風がかなり強く、肩の小屋で引き返してきたとのこと。特に午前中は風が強かった模様です。また、摩利支天岳のすべり台に向かったスキーヤーの話では、稜線に出る直前までは、雪がやわらかくシールで問題なく登攀可能だが、稜線に登りきるところが凍結していて、クトーがないと登れなかった模様。滑走においては、軽い雪に覆われていて、申し分ない状態だったとおっしゃっていました。

<ツアーコースの積雪状況>
今週は降雪がほとんどなく、5番以外は先週よりも減少し、昨年の半分の積雪しかありません。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪60センチ。(先週より15センチ減少、昨年より85センチ少なく、昨年の半分以下)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪60センチ。(先週より5センチ減少、昨年より55センチ少なく、昨年の半分程度)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪105センチ。(先週より10センチ増加、昨年より100センチ少なく、昨年の半分程度)

次回速報は一日前倒しして1月27日(金)の予定です。(2023/01/21 20:00更新)

 

1月21日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


| 速報バックナンバー | TOP |

■2023年1月14日(土)  
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 )  
 

今年初めての雨、ツアーコースは全区間湿雪 − 今後は雪崩やアイスバーン滑落にご注意を!   
@ 2023/01/14 08:30
「滑る〜〜っ!」 − 昨晩の雨でアイスバーン
(Mt.乗鞍 − 第三駐車場)
A 2023/01/14 09:20
9時過ぎから雨が降り始める
(ツアーコース入口)

B 2023/01/14 09:45
ツアーコースは全区間湿雪
(ツアーコース − 入口急斜面)

C 2023/01/14 11:45
気温プラス2℃ − 今後は雪崩・アイスバーンに注意!
(大雪渓前)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼昨日から全国的に気温の高い状態が続いていて、昨晩の雨でツアーコースは全区間で湿雪状態となってしまいました。今後は雪崩やアイスバーンに注意が必要となってきます。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、曇空の朝を迎えます。気温は2℃。朝一番は高天ヶ原の一部が見え隠れしていましたが、山頂方面はほとんど見えない状態です。昨晩の雨の影響で、観光センター前駐車場など積雪が残っていたところは、軒並みアイスバーンとなっていて、Mt.乗鞍 第三駐車場は歩くのもままならない状態で、スリップして動けないクルマも見られました。朝一番の段階では、楢の木坂あたりから路面凍結が始まっていました。

Mt.乗鞍の各リフトの運行開始はほぼ定刻通りでしたが、やまぼうしリフトは10時ごろから不具合のため、終日運休となりました。ただ、明日からは通常通り運行が再開される見通しとのことです。ゲレンデコンディションは思ったほど悪くなく、滑りやすい状態でした。

<ツアーコース>
9時のツアーコース入口の気温は4℃。このころから雨が降り始めます。今日はほとんど入山者はなく、おそらく5名程度しかいなかったと思われます。ツアーコースは完全に湿雪状態となり、パウダーはありません。雨の降り方は徐々に強くなっていくものの、視界はそれほど悪くなく、高天ヶ原の裾野が見え隠れしていて、先週よりも木々が目立ち、積雪が減少しているものと思われます。

この湿雪により、雪がシールに団子状にまとわりついて歩きにくい状態となりますので、シールワックスの利用をお勧めします。また、下山滑走ではストップスノーとなってしまい、登ってきたトレース以外はほとんど滑走できない状態でした。

この雨も、5番標識を過ぎたあたりから、みぞれ〜雪へと変わって行き、位ヶ原急斜面付近は完全に降雪となってきました。正午の位ヶ原急斜面の気温は2℃。降っているものは雪ですが、この付近も湿雪です。

今晩の雪の積もり方が多ければ、明日はバーン状態が回復すると思われますが、降雪が少なく冷え込みが強ければ、夜間凍結により、明日のツアーコースはアイスバーンによる滑落の危険性がありますのでご注意ください。また、気温の上昇・雪質の変化に伴い、今後は雪崩の危険性が高くなってきます。乗鞍では過去に死亡事故が発生した雪崩箇所があります。その他の画像で、雪崩注意箇所(死亡事故現場)がご覧になれますので必ずご確認ください。


<ツアーコースの積雪状況>
積雪は先週より5〜10センチ減少し、昨年の半分程度しかない状態です。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪70センチ。(先週より10センチ減少、昨年より75センチ少ない)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪65センチ。(先週より5センチ減少、昨年より55センチ少ない)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪95センチ。(先週より15センチ減少、昨年より110センチ少ない)

次回速報は1月21日(土)の予定です。(2023/01/14 18:15更新)

 

1月14日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


| 速報バックナンバー | TOP |

■2023年1月7日(土)   
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 )  
 

ほぼ晴天の一日
@ 2023/01/07 08:00
快晴の朝
(県道乗鞍岳線 − 観光センター前)
A 2023/01/07 09:25
良い天気が続くが、0〜15センチの新雪に覆われる
(ツアーコース入口)

B 2023/01/07 10:05
三連休初日 − 午前中の入山者数は30名ほど
(ツアーコース − 入口急斜面)

C 2023/01/07 13:45
山頂は雲が多いものの、終日良い天気でした
(位ヶ原)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ クリスマスまではまとまった降雪に見舞われましたが、その後は目立った降雪がなく、今日も良い天気が続いています。新雪は少ないものの、気温の低い状態が続いているため、軽いパウダーが残っているのが、乗鞍の特徴でしょうか?

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、綺麗な青空の朝を迎えます。気温はマイナス8℃、山麓では無風ですが、乗鞍高原から望む山頂は雲がかかって足早に流れています。昨晩の降雪はなく、乗鞍高原周辺の道路は乾燥状態です。ただ、脇道や駐車場などには雪が残っていますので、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンの装着が必須です。

Mt.乗鞍は綺麗に整備され、どのバーンも柔らかい雪質のコースに仕上がっていますが、降雪があまりないため、場所によっては積雪が薄いところがあり、場内には注意を促すアナウンスが流れていました。

<ツアーコース>
9時のツアーコース入口の気温はマイナス2℃、朝一番の時点で15名ほどの入山者が訪れて出発の準備を行っています。綺麗な青空が続いていますが、薄い雲が流れるようになり、9時30分ごろから雪が降り始めます。ただ、この降雪も一時的で、すぐに青空が戻ってきました。新雪は10〜15センチほどで降りたての柔らかさを保っていて、パックされたような雰囲気はありません。しかし、入口急斜面の上端付近などでは、シールが滑りやすい雪質となっていて、板を外して歩いて登る方もいらっしゃいました。

今日は三連休の初日で、午前中だけで30名ほどの入山者がありましたが、かもしかリフトのスタッフの話では、今シーズンの年末年始の入山者は、いつもより少なめだったとのことです。

空気は冷たいものの、日差しに助けられ、寒さを感じることはなく、むしろ、暑ささえ覚えるほど。ただ、アウターを脱いでしまうと、急に寒く感じる状態で、体温調整が難しい状況です。

12時の位ヶ原急斜面の気温はマイナス2℃。おそらく、ツアーコース内で最もパウダーらしい感触が残っている箇所と言えますが、この付近でも新雪は15〜20センチ程度しかありません。それでも、パックやクラストはなく、滑走しやすいコンディションです。

<位ヶ原>
ツアーコースから位ヶ原に登ると、すでに山頂方面や摩利支天岳方面は雲に飲み込まれて、さらに気温が低下します。13時の位ヶ原の気温はマイナス6℃ですが、ほとんど風がないため、寒いというほどの状況ではありません。新雪は5〜10センチ程度。周辺はまだハイマツが部分的に見え隠れする状態で、積雪量が多いとは言えません。

今日は入山者の半数以上が登山者で、肩の小屋から山頂方面に向かう方の姿がありました。肩の小屋方面に向かった登山者の話では、肩の小屋までは雪面が若干締まった感触はあるものの、柔らかさが残っているとのことでした。また、摩利支天岳のすべり台方面は、滑走できるレベルの積雪ではありますが、道路のガードロープがまだ残っていて、それより下部では、まだ地形が残っている状態ですので、滑走には注意が必要です。

<ツアーコースの積雪状況>
積雪量は先週とほぼ同じで、昨年よりも大幅に少ない状態となっていますが、雪は柔らかいため、下山滑走ではプチパウダーが楽しめます。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪0センチ。(先週と同じ、昨年より25センチ少ない)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪70センチ。(先週より5センチ減少、昨年より60センチ少ない)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪110センチ。(先週と同じ、昨年より65センチ少ない)

次回速報は1月14日(土)の予定です。(2023/01/07 20:20更新)

 

1月7日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


| 速報バックナンバー | TOP |

■2023年1月1日(日)      
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 )  
 

穏やかな年明け。パウダーは若干重めだがこの時期らしい柔らかさ。
@ 2023/01/01 08:55
今年最初のお日様が昇る
(Mt.乗鞍 − 夢の平クワッド乗り場付近)
A 2023/01/01 10:00
このところ降雪が少なく、下地が固くなり、うねりが生じる
(ツアーコース − 入口急斜面)

B 2023/01/01 11:30
雪の降り方が強くなってきた
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2023/01/01 12:45
毎年恒例の新春初滑り
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 新年あけましておめでとうございます。本年も乗鞍大雪渓WebSiteをご愛読下さいますようお願い申し上げます。奇麗な新雪に覆われているものの、下地が固くなってきてうねりが生じてきたため、パウダーランは楽しめるものの、不意に下地が当たって、やや滑りにくいコンディションとなってきました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、雲は多いものの、東の空に一部青空がのぞき、初日の出が期待される天候です。気温はマイナス5℃で、あまり寒さを感じない朝です。しかし、日の出前の朝焼けは奇麗だったものの、日の出近くになると雲が多くなって、残念ながら、奇麗な初日の出を拝むことができませんでした。

乗鞍高原一帯の道路は圧雪となっている箇所が見られます・そのため、冬用タイヤやタイヤチェーンが必要となっています。
元旦ということもあって、Mt.乗鞍 第3駐車場への入場車両はいつもよりも少なめで、午後になっても、半分程度までしか埋まりませんでした。

日の出とともにやや風も強くなってきます。ゲレンデは奇麗に圧雪された状態に仕上げられ、かもしかゲレンデに朝一番乗りした常連スキーヤーがフルスピードで圧接バーンを軽快に飛ばしてゆく様子が見られました。

<ツアーコース>
9時のツアーコース入口の気温はマイナス4℃、先ほどまでの青空は、9時以降になるとほとんど消滅し、それと同時に雪の降り方が少しずつ強くなってきます。かもしかリフト営業開始の9時過ぎの時点で、7名ほどのスキーヤーと登山者が出発の準備を始めています。

ツアーコースの新雪は全体的に15〜20センチ程度で、この一週間はほとんど降雪がなかった割には、奇麗な状態が保たれています。雪質は先週と比べると、明らかに落ち着いた雰囲気となっていています。雪の柔らかという点では、先週とは大きな違いはありませんが、ツボ足でもかろうじて歩ける状態まで雪質が落ち着き、登山者の方々は先行者がつけたトレースから外れないよう慎重に登っていらっしゃいました。

正午のツアーコース出口の位ヶ原急斜面の気温はマイナス6℃、この付近でも新雪は20〜40センチ程度で、先週よりもやや落ち着いたパウダーとなっています。人によっては重たさを感じるかもしれません。
今日は常連スキーヤーが初滑りに訪れていて、奇麗なスプレーを巻き上げながら今年最初のパウダーランを楽しんでいました。なお、位ヶ原急斜面は問題ありませんが、それより下部では下地がうねっていて、不意にスキーに当たって、やや滑りにくい状態です。
なお、さらに上部の位ヶ原は、視界が悪く方角を見失う恐れのある状態で、天候の悪い日は無理をせずに行動されるようお願いいたします。

<ツアーコースの積雪状況>
この1週間はまとまった降雪がなかったため、積雪量が減少しています。また、下地が硬くなって滑走性は良くなってきましたが、下地部分がうねってきて、不意に硬い下地がスキー板に当たるため、やや滑りにくい状態となっています。この状況はかなりまとまった降雪がないと解消しないと思われます。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪80センチ。(先週より10センチ増加、昨年より35センチ少ない)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪75センチ。(先週より10センチ減少、昨年より55センチ少ない)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪110センチ。(先週より20センチ減少、昨年より80センチ少ない)

次回速報は1月7日(土)の予定です。(2023/01/01 19:30更新)

 

1月1日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


| 速報バックナンバー | TOP |



Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   <<Back(2022-1112)    Sokuhou-Index   Next(2023-02)>>