【速報バックナンバー
2023年5月分】
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■2023年5月5日(金)
B 2023/05/05 13:40
▼ 今年のゴールデンウィークは4月29日(土)より始まりましたが、4月30日(日)を除いて、本日5月5日(金)まで良い天気に恵まれています。 なお、本日14時42分に能登半島沖を震源とする最大震度6強の地震がありましたが、道路などへの影響はなく、春山バスは最終便まで通常運行されました。
<位ヶ原山荘から大雪渓へ> 屋根板から位ヶ原に到達すると、風が強くなりますが、寒さはそれほど感じない状態。そのため、アウターを着込む人とそうでない人が半々ぐらいな状態です。なお、屋根板から位ヶ原(宝徳霊神バス停付近)に登るルートでハイマツが出てきています。ハイマツ帯に立ち入らないようお願いいたします。また、位ヶ原は全般的にハイマツが多い状態となっています。山頂方面から位ヶ原山荘へ戻る際、ルート間違いに十分注意してください
11時の大雪渓の気温は8℃、若干薄い雲が見られますが、綺麗な青空が続いています。
10時を過ぎたあたりで一時的に曇り空となりましたが、その後は綺麗な青空が続きます。なお、屋根板から位ヶ原(宝徳霊神バス停付近)に登るルートに一部ハイマツが出ています。可能な限り、ハイマツ帯に立ち入らないようにルート変更をお願いいたします(→そのほかの画像
山頂方面からツアーコースへの下山ルート
をご覧下さい)
11時の大雪渓の気温は8℃、若干風が吹き始めます。大雪渓周辺も積雪が少なく、入口付近の看板付近は昨年より2週間ほど早い雪解け、大雪渓で最初に出現するモーグル岩(※)は昨年より5週間早い雪解け、2番目に出現する石碑の岩は、昨年より3週間ほど早い雪解けです(※
モーグル岩は今冬は降雪が少なく埋まりませんでした)。
B
地図(@〜Bがロープ設置場所 大雪渓付近までは、昨年よりも積雪が少ない状態となっていますが、山頂方面は昨年より多い状態となっています。
画像Aですが、大雪渓から朝日岳方面へ直登するルート(赤線)にハイマツ保護のロープが設置されています。画像Bの地図内の「B」の所です。現時点では、まだハイマツは出ていませんが、あと1週間程度でロープより上方でハイマツが出てくると思います。ハイマツが出てきましたら、ロープにしたがって、立ち入らないようお願いいたします。
(ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。
)
今年のGWは良い天気が続いています −
まさに連日春山日和
@ 2023/05/05 09:30
GW後半は良い天気が続いている
(位ヶ原山荘から屋根板へ)
A 2023/05/05 10:30
やや風があるが寒さはない
(屋根板上部)
年に一度、春の乗鞍が楽しみ
(蚕玉岳山頂)
C 2023/05/05 14:00
春の柔らかな湿雪は、パウダースノーとは別の楽しさがある
(蚕玉岳直下)
→その他の画像が本文末尾にあります。
<山頂方面積雪状況>
<重要 − 山頂からツアーコース方面への下山ルートについて(→今後は春山バスの利用をお勧めします)>
<ツアーコース − 入口急斜面上端が途切れました。春山バスでの下山をオススメします>
<そのほかの画像>
<そのほかの画像 山頂方面からツアーコースへの下山ルート・ツアーコースの状況(←滑走不可です)>
<乗鞍高原・三本滝レストハウス前駐車場・春山バス>
6時の三本滝駐車場の天候は晴・気温6℃。すでにツアーコースでの下山滑走ができなくなっているため、三本滝駐車場にお越しの方は例年よりも少ない状態で、6時時点で15台、8時になっても満車にならない状態です。始発便は観光センターから3台、三本滝から1台のを合わせて約170名ほどが乗車されました。なお、この三連休の始発便は5月3日(水)が7台、5月4日(木)が5台でした。
9時位ヶ原山荘の気温は12℃、若干薄い雲があるものの、綺麗な青空が広がる中山荘周辺は一気ににぎやかな雰囲気に包まれます。今日の始発便はスキーヤー・ボーダーの方よりも、登山者のほうが多い状態です。山頂への登山口となっている屋根板入口は先週よりも50センチ程度雪解けが進んでいます。雪はほどよく柔らかく、シール登攀もツボ足にも適した状態です。
山頂方面積雪状況
山頂付近は昨年より多い状態。雷鳥保護のため、ハイマツ帯への侵入はご遠慮下さい
@ 剣ヶ峰方面、全景画像
A
朝日岳のルート、
赤ルートは避け、青ルートで登ってください
大雪渓から稜線方面のバーン状態は、柔らかい雪質で、シールで問題なく登攀できる状態です。登山の方はアイゼンが必要な状態です。必ず着用下さい(軽アイゼンではなく、12本爪アイゼンを)
<重要
− 山頂からの下山ルートについて(→春山バスをご利用下さい)>
山頂から下山ルート ルート間違いの可能性とツアーコース滑走不可により、下山は春山バスをご利用下さい |
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@ 山頂からの下山ルート ツアーコースでの下山は推奨しません。春山バス利用を |
A 位ヶ原で尾根部分にハイマツが出現し 横移動ができずルート変更が困難、道迷い注意 |
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B 山頂から滑り降りた直後のルート取りを |
C
ツアーコース入口急斜面上端 ツアーコースは1番標識より滑走できません |
→そのほかの画像 山頂方面からツアーコースへの下山ルートが本文末尾にあります。 | |
今年は位ヶ原でハイマツ帯の出現が早く、例年の風景とは異なっていて、下山ルートを間違いやすい状況となっています。特に尾根部分にハイマツ帯が多く、ルートを間違えたときに、横移動ができない状態となっているため、ルート間違いした後、正しいルートへの復帰も難しい状況です。
また、ツアーコースも先週よりもさらに雪解けが進み、1番標識より下部は滑走できません。したがって、今後は、位ヶ原山荘へ下山後、春山バス下り便をご利用下さい。
<ツアーコース −
1番標識より下部は滑走できません。春山バスで下山してください>
ツアーコース積雪状況 1番標識より下部は滑走できません。春山バスでの下山をオススメします |
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@ ツアーコース入口急斜面上端 | A ツアーコース入口急斜面 |
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B 入口急斜面〜1番標識間 |
C かもしかゲレンデ |
→そのほかの画像 山頂方面からツアーコースへの下山ルートが本文末尾にあります。 | |
今週は気温の高い日が多かったため、雪解けが進み、1番標識より下部は滑走できない状態です。また、ぬかるんでいるところもあり、下山は思ったよりも時間がかかります。また、画像@のように一面クマザサに覆われてしまうと、滑るため足を踏み入れることすらできない状態です。そのため、手前の樹林帯から急斜面を降りることになりますが、こちらも雪解けにより、ぬかるんだ急斜面が一部あり、登るのも下るのもできない状態に陥ります。したがって、春山バスでの下山を強くお勧めします。
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪0センチ。(先週と同じ)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪20センチ。(先週より5センチ減少)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪65センチ。(先週より10センチ減少)
次回速報は5月13日(土)の予定です。(2023/05/05 23:45更新)
【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス)】
3月26日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了します。それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。3月27日(月)〜4月14日(金)11時までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。
スキー場〜三本滝ゲート (標高1600〜1800m) |
三本滝ゲート〜ツアーコース入口 (標高1800〜2000m) |
ツアーコース入口〜位ヶ原 (標高2000〜2500m) |
位ヶ原方面〜大雪渓 (標高2500〜2600m) |
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●3月26日(日)まで (Mt乗鞍営業期間) |
リフト乗車 | リフト乗車 | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) |
●3月27日(月)〜4月14日(金)11時 (休暇村ゲート開門前) |
徒歩(休暇村G、スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) |
●4月14日(金)11時〜28日(金) (休暇村ゲート開門後) |
マイカー(県道乗鞍岳線) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) |
●4月29日(土)予定〜5月下旬 (春山バス運行開始後) |
マイカー(県道乗鞍岳線) | 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) | 徒歩(スノーシュー等) | |
●5月下旬〜6月30日(金) (大雪渓延長運行開始後) |
マイカー(県道乗鞍岳線) | 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月12日(月)〜23日(金)は県道乗鞍岳線工事通行止のため運休 |
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【岐阜県】 | 乗鞍スカイラインは道路崩落のため開通未定 |
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