ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.4(2007/04/07) @
【大雪渓】
先週はお休みさせていただきましたので、今回が4月最初の雪渓カレンダーです。4月2日(火)は全国的に黄砂に見舞われましたが、ノリクラは4月4日(水)の降雪で、再び真冬の真っ白な状態に戻りました。これからのシーズンは真っ白な冬山から、その色合いが徐々変化し、いろんな意味で春山へと変化していくものと考えられます。
さて、今回取材に訪れた4月7日(土)・8日(日)は、特別、大きな高気圧に覆われたというわけではないものの、まずまずの天候だったと思います。特に7日の昼過ぎから降った雪が明け方までにある程度積もって、午前中は軽い新雪を楽しむことができたほどですから、この時期としては恵まれた週末だったでしょう。
位ヶ原山荘付近は前回訪れたときよりも、積雪量は減少しているように見えましたが、大雪渓では変化なし、もしくは、微増といったところで、こちらは、春はまだこれからといったところです。この時期のスキー場は、お昼過ぎになればザラメか湿雪になると予測しますが、ノリクラに関しては、まだ、冬の雪質が続いています。
今回はスキー場の営業が終了し、ツアーコース入口までリフトで上がることができません。したがって、乗鞍高原から山頂へ向う登山道(鳥居尾根経由)で、位ヶ原・大雪渓を目指すことに致します。
【鳥居尾根から位ヶ原へT - (スキー場から鳥居尾根)】
第三駐車場 | スキー場でも除雪作業が始まってます |
前述のとおり、乗鞍高原温泉スキー場は4月1日(日)に今シーズンの営業を終了し、いつもなら、スキー場に訪れる人々の車で埋め尽くされる第三駐車場もご覧のような状態。スキー場内部では、すでに除雪作業が始まっています。
右上の鳥居尾根ダウンヒルコースへ |
この時期、大雪渓・位ヶ原に訪れるには、スキー場最上部の かもしか平から始まるツアーコースを登っていくルートと、スキー場内の鳥居尾根ダウンヒルコースから鳥居尾根まで登って冷泉小屋、位ヶ原山荘を経由する登山道の二つがあります。
ツアーコースは、スキーで滑走することを前提として、樹林帯をある程度の幅を持って切り通してあるため、ルートがわかりやすいのですが、登山道の方は、少なくとも、無雪期に登山道を歩いた経験がないと、ルートを間違える確立が高い箇所かありますので、登山になれていない方は、経験者と同行することをお勧め致します。
鳥居尾根ダウンヒルコース | 無雪期の登山道は山腹から |
こちらは鳥居尾根ダウンヒルコース。鳥居尾根はこのゲレンデの最上部から左方向に進んでいます。無雪期はこのルートとは別に、ゲレンデ途中から山腹を通り、途中で尾根に出るルートが登山道として記されています。
右の画像の山腹に白い筋が電線の少し下あたりに見えるかと思います。これが無雪期の登山道です。ただ、この時期は雪に覆われていて、入口すらわからない状態になっています。
ゲレンデ中間部から斜度がきつくなります |
ゲレンデの中間部からやや斜度がきつくなります。全行程のなかで、かなり急な傾斜に入るかと思います。
ゲレンデ最上部 | リフト下り場のゲレンデ案内板へ |
リフト終点の最上部まで到達したら、リフトの下り場にあるゲレンデ案内板に向かいます。
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