ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2008/07/19〜20) B

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(Update:2008/07/24)

 

【雪渓下部 U − 登山道】

登山道入口 − 昨年とほぼ同じ状況 幅は4メートル

こちらは大雪渓入口から50メートルほど北にある肩の小屋へ向かう登山道。右の画像のとおり、雪渓下端と車道との間は先週の2メートルから4メートルへと雪解けが進んでいます。状況としては昨年とほぼ同じです。

 

雪渓と登山道との高低差は2メートルほど

登山道と雪渓との高低差は先週の1メートルから2メートルとなっています。この状況も昨年とほぼ同じです。

 

グリーンサポートスタッフの方 登山道の積雪部分はルートがわかりにくい

こちらの方々は中部森林管理局 中信森林管理署のグリーンサポートスタッフの方々。今年も7月から活動を開始され久々の再会です。登山道の杭打ち・ロープ設置から周辺のゴミ拾いなど細かなことから、ノリクラにお越しになる方々への自然保護の啓蒙など、例年、10月半ばまで活動が続きます。ノリクラは岐阜・長野の両県にまたがっていますので、飛騨森林管理署のグリーンサポートスタッフの方も活動されています。

肩の小屋への登山道はご覧のとおり、まだ積雪のある場所があり、ルートを間違える方が結構いて、積雪箇所にはロープが設置されています。

 

車道からここまで65メートル 石積みで歩きやすい

登山道入口付近はご覧のようにしっかりと石積みがされていて歩きやすい状態になっています。車道沿いの登山道入口から左の画像の積雪部分まで65メートル。先週の30メートルからかなり雪解けが進んでいます。

 

この先45メートル積雪 ルートは斜め左へ − 間違えて直登しやすい

この先は左の画像の上部に見えるモーグルコースの岩の南側(左側)に向かって進んで行くことになります。ご覧のようにロープが設置されましたが、このロープがないと、右の画像でお分かりかと思いますが、そのまま直登してしまいがちで、モーグルコースの岩の北側(右側)を進んでしまいます。北側を進むとハイマツ帯に覆わるため行き場を失います。

 

ルート確保のロープ設置

雪解けにより絶えずポールとロープの張りなおしが必要です。そして、登山者の方々がロープに沿ってルートを間違えずに進んで行くか見届けます。

 

モーグルコースの岩の南側を進む

モーグルコースの岩の南側を進めば後は右側の岩の尾根に沿って進んで行けば大丈夫です。

 

この先、肩の小屋まで登山道が見え隠れ − 昨年並みの状況

この先は所々で登山道が見え隠れする状況になってきます。この付近の雪解け状況も昨年とほぼ同じです。そして、肩の小屋までの登山道はこれからのシーズンは高山植物を間近に楽しませてくれるお勧めのスポットです。

 

【雪渓下部 V − モーグルコース】

それでは雪渓下部のモーグルコースの様子をお伝えします。

 

雪渓下部上端付近 − 広範囲に岩が現れる

雪渓下部はちょうどモーグルコースの岩の下端部分の南側でご覧のように広範囲にわたって岩が出始めました。

 

モーグルコーススタート付近 − 先週より5〜6コブ下がる

こちらはモーグルコースのスタート付近。先週ラインと同じものですが、岩が出てきたため、スタート位置は先週よりも5〜6コブほど下がった位置となっています。

 

先週のモーグルコース
ノリクラ雪渓カレンダーVol.9(2008/07/12〜13)A
今回のモーグルコース
広範囲にわたって岩が出ているが昨年並み

こちらの2枚は先週と今週の同じ位置の画像です。雪解けは高さで1メートルほどで、この時期としてはごく普通の雪解け状況ですが、広範囲にわたって岩の頭が出てきたため、かなりの雪解けがあったように見えます。また、昨年と比べてもほぼ同じ状況です。

 

今日もモーグラーの方々と一緒にコブ好きのボーダーがご自身の滑走順番を待っています。

 

18コブ、92メートル

雪渓の下端位置は先週とほとんど変わりませんが、先ほど申し上げたように上端部分が5〜6コブ少なくなっています。したがって18コブ、92メートルです。

 

色々な方の滑走で 比較的丸い形状が保たれる

いろんなジャンルの方が滑走されていますので、比較的丸い形状を保っているようです。

7月19日(土)は終日に渡ってよい天候が続き、日が高くなるにつれて夏の雲が空に浮かび始めます。それでも遠景の山並みはまだまだはっきりと確認することができます。

 

エア台作成

モーグルコースの隣ではエア台の作成が行われています。

 

きれいにブロックを積み上げる

きれいな形状に切り取られた雪のブロックをひとつずつ積み上げ、まるでブロックで塀を作るかのように仕上げて行きます。

 

雪渓下部は滑走距離が短くなってもエア錬は十分可能

エア台の上下の滑走部分もデラ掛けして整備します。雪渓下部はこれから徐々に滑走距離が短くなって行きますが、エア台での練習はまだまだ十分可能です。 Next

 

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