ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2008/08/15〜17) D
【雪渓上部 T】
雪渓上部全景 − 上部はやや遅い、下部は2週間ほど遅い |
こちらは雪渓上部。先週と同様に、上部では昨年よりやや遅く、下部は2週間ほど遅い状況が続きます。
⇒ | ||
先週の雪渓上部右側全景 |
先週の雪渓上部右側全景 |
こちらは雪渓上部右側。先週と比較してお伝えしますが、右側部分の雪解けがさらに進んでいることがわかります。横幅は先週の115メートルから100メートルに短くなっています。
リフト土台 − 昨年よりやや遅い雪解け | 雪渓上部から雪渓中段への連絡部分 −雪解けが終了 |
雪渓上部右側の右下(北東)付近にあって雪渓中段の上部に位置するリフト土台付近。雪渓からリフト土台まで20メートル。昨年は26メートルありましたので、若干雪解けが遅いことがわかります。左の画像はこのリフト土台から雪渓中段への連絡部分は撮影したもの。先週はまだ残雪が残っていましたが、もう完全に雪解けが終了しています。
上部に砂礫箇所が大きくなる |
雪渓上部の中央付近にはご覧のように砂礫が見えてきました。この砂礫が大きくなり始めると、雪渓上部右側も徐々にそのエリアが縮小し始める様子を感じ取れるようになってきます。
北側部分は2〜3レーンほどの広さ − 下端まで152メートル |
その砂礫の北側部分は2〜3レーンほどのポールを設置する広さがあります。ここから雪渓下端まで152メートル十分な滑走距離があります。
こちらは雪渓上部右側の上端部分。
雪渓上部右側上端 − 昨年より1週間近く遅い雪解け |
こちらの雪渓上部右側の上端部分は先週より高さで1〜1.5メートルほどの雪解けが見られます。先週は昨年よりやや遅い状況を見せていましたが、さらに遅くなって、1週間近く遅れています。
上端から − 雪渓上部下端まで278メートル |
上端から画像中央に横たわる岩がある雪渓上部の下端までの距離は先週の281メートルから278メートルへ、その岩の左下方向の岩場にあるリフト土台までは218メートルと、雪渓上部右側のエリアはわずかに小さくなっています。
先週は下端までの距離を250メートルとお伝えしました。以前は雪渓下部へ降りる箇所に積雪があり、雪渓上部の下端位置をやや左側に取っていました。しかし、雪渓下部へ降りる部分の雪解けが進んで、その部分が下端となったため、測定位置を変更いたしました。そのため、先週お伝えした下端までの距離とは異なっておりますがご了承ください。
コースを整備して自主トレ |
さて、こちらはショートポールを設置して、自主トレ中です。先週、参加した基礎キャンプの復習といった所でしょうか?
コース整備はなかなか大変! − でも長く雪の上に立つことが上達への近道 |
大きなバーンを二人で整備するのはなかなか大変なもの。「これまでキャンプに参加していたので、あまり意識はありませんでしたが、きれいに整備するのはなかなか大変」と、おっしゃっています。スキーは雪がないとできないスポーツ。他の競技と異なってオフシーズンになると完全にできなくなる特異性があり、できるだけ長い期間、雪上に立って、その感覚を絶やさないことがスキー技術の向上には欠かせないものです。
また、夏スキーはウインターシーズンと異なり、リフトがありませんから、ノリクラの夏スキーにやってこようと思い立つには、それなりに敷居が高いのも事実でしょう。リフトで一日に何本もこなすよりも、自分の足で歩きながら、その時間に今の滑りを思い起こして、次の一本をどうするか考えることで、内容の濃い練習ができます。
完全なフラットではないから気付かせてくれる点がたくさんあります |
決して真っ平ではないバーンはゲレンデでは気付くことのできない、自分自身の微妙なウィークポイントを教えてくれます。
板を2セット担いで... | 初めてのノリクラ |
そして、2セットの板を担いで登ってくるこちらの方。2〜3年前からWebSiteをご覧になっていて、今日初めてノリクラにお越しになったとのこと。登りきったところですぐに腰を下ろし、体が順応していないようです。
空気の薄さに体が順応していません | これに懲りずにまたお越しください |
そして、遥か後のほうから何とか登ってこられたお連れの方も到着。平地の3分の2しかない空気と、雪渓の雪質に慣れていない様子ですが、ノリクラデビューには今が一番最適な季節。天候が比較的安定していて、スプーンカットの雪面も比較的柔らかく、まずまずの条件です。なかなかこの景色は他では味わうことができません。ここにやってくるだけでも満足とおっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。これに懲りずに、是非、またお越しください。(→ Next)
Copyright (C) 乗鞍香辛料監視委員会 |