ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2008/09/06〜07) A
【大雪渓に到着】
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雪渓に向かう準備 |
シャトルバスが到着した8時の気温は13℃。もうこの時期になると寒い日は10℃近くまで低下し、気温以上に寒さを感じるときもあります。
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滑走できるのは雪渓上部左側のみ − 遠くに望む雪渓に向かいます |
大雪渓の各エリアの状況は次のページから紹介いたしますが、滑走できるのは雪渓上部左側だけ。ザックに板をくくりつけて、遠くに望む雪渓上部左側を目指します。
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時間とともに快晴に |
上空の雲も時間とともに姿を消して、ご覧のようにきれいな青空が広がります。山頂に向かう登山者の方々も笑顔がほころびます。
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小さなお子さん連れならタクシーも良いでしょう |
やはり子供さんなどご家族でいらっしゃる場合はタクシーで乗りあってお越しになるのが良いかもしれません。シャトルバスに乗り遅れて急いで登山口まで出向きたい場合。それとは逆にゆっくりと車窓を眺めながら道中の様子もしっかりと楽しみたいと、どちらのパターンにも応えてもらえるはずです。
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背負子で一緒に登山 |
剣ヶ峰までの登山道は小さなお子さんでも何とか歩いて行ける登山道ですが、やはりここからは背負子が活躍します。
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家族揃って山頂を目指します。
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初めてのノリクラヒルクライム − もう足がつりそう |
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍開催までは連日のようにトレーニングにやってきた選手の姿をたくさん見かけることができましたが、大会の翌週ということもあって、バッチリとサイクルジャージに身を固めたロードレーサーの姿はほとんどありません。
こちらの方々はお盆に始めて大雪渓にスキーにお越しになり、普段から自転車で通勤されていることもあって、三本滝からの初ヒルクライム。やはり、毎日自転車に乗っていらっしゃるとはいえ、急坂の続くヒルクライムは別物。もう足がつりそうで絶えず片手でマッサージを続けます。
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三本滝をスタートしてここまで2時間30分をかけてやってこられましたが、県境まであと1.5km。おそらく、また、ノリクラのヒルクライムにお越しになってしまうことでしょう。
【大雪渓トイレ改修工事】
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トイレ改修工事 |
8月下旬から開始された大雪渓トイレ改修工事は作業が進んでいます。手前部分に散水槽の部分は基礎のコンクリートが流されて蒸散用の配管設備などが今後行われるとのことです。
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トイレ小屋と処理槽をつなぐ穴あけ |
トイレ小屋の横には処理槽が設けられますが、トイレ小屋と処理槽をつなぐ部分では穴あけが行われます。
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ダイヤモンドカッターでくりぬく − この道20年 |
ダイヤモンドのカッターで四方を順番に穴あけし、クレーンで吊り上げるための穴を中央に開けます。このような施工現場で専門の方のお話を聞く機会などめったになく、「昔のコンクリートは玉砂利を使っていたけど、最近は砕石が多いね。切っているとすぐにわかるよ」と、コンクリートの状態こと、それを切るダイヤモンドの歯のこと。色々はお話をお聞きすることができました。
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作業完了! | 仮設トイレが設置されました |
最終的にご覧のように大きな穴があけられました。したがって、工事が完了するまではトイレとして使用することは完全にできない状態となり、駐車場に設置された仮設トイレを利用していただくことになります。
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避難小屋設置のための造成工事も実施 |
そして、トイレの改修工事と同時に避難小屋設置に向けた造成工事も行われています。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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