ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.4(2010/06/05〜06) A

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(Update:2010/06/10)

 

【畳平に到着】

シャトルバス始発便の到着した畳平は濃霧の中。

 

気温マイナス1℃、冷たい風が吹き抜ける

気温はマイナス1℃。北からの冷たい風が吹き抜けていて、出発したほおのき平駐車場とは気温差が13℃にも達します。

 

6月のノリクラは雪が降ってもおかしくない時期 − シャトルバス運休に注意が必要

久しぶりに顔がこわばる寒さ。6月になっても降雪が多々ある畳平ではこの天候は決して珍しくありません。今日はこれから天候が回復傾向に進みましたが、急激な天候の悪化で降雪に見舞われた場合、乗鞍スカイラインは通行止めの措置がとられ、シャトルバスは運休となってしまいます。そのため、山頂方面に出かけた場合は急いで畳平へ戻る必要があり、今日のような天候の場合は、常にシャトルバスの運行状況に注意を払う必要があります。

ちょうど5年前の同時期(6月第1週)では、午後からの降雪で乗鞍スカイラインが通行止めとなり、シャトルバスは急遽運休となりました。(→参考 2005年6月4日(土)速報

 

【畳平周辺】

不動岳
昨年並み
鶴ヶ池
昨年並み

ここからは畳平周辺と畳平から肩の小屋方面へ向かう道路周辺の様子をお伝えします。畳平周辺から肩の小屋に向かう道中も午前中は濃霧のため撮影ができませんでした。したがって、天候の回復した夕方の画像にてお伝えします。

こちらは不動岳と鶴ヶ池。先週の段階では昨年並みかやや多い状況でしたが、今週はほぼ昨年並みです。

 

肩の小屋への専用道 − 除雪が始まりました

畳平から肩の小屋・コロナ観測所に向かう専用道は、除雪が進められました。この先の肩の小屋・コロナ観測所分岐点までは急斜面トラバース箇所はなくなり、通常の登山靴でも問題なく進むことができます。

 

お花畑 岩の頭が多くなる − 昨年よりやや早い雪解け

こちらは畳平の南側のお花畑。雪解け状況は先週とほとんど変わりまりません。遊歩道が整備されている右側の画像の部分では先週よりも岩の頭が若干多くなってきています。先週と同様、昨年よりもやや早い雪解け状況です。

 

不消ヶ池 −昨年並みかやや多い状況

摩利支天岳の北斜面にある不消ヶ池(きえずがいけ)は、昨年とほぼ同等か若干積雪量の多い状況。ほぼ、昨年並みです。

 

富士見岳

画像には台形状の富士見岳とその左側には畳平をはさんで恵比寿岳があります。富士見岳の南斜面から位ヶ原山荘へ滑り降りる富士見沢がありますが、先週の段階で県道乗鞍岳線の除雪が始まり、斜面を分断するように高い切り通しの壁ができています。誤って切り通しに落ちる危険性があり、ここからの滑走はできません。しかし、車道より下部より位ヶ原山荘への滑走は、現段階では可能です。

 

【肩の小屋へ】

肩の小屋・コロナ観測所分岐点

こちらが肩の小屋・コロナ観測所分岐点。ちょうど正面が摩利支天岳の頂上で、左に進むと肩の小屋、右に進むとコロナ観測所です。先週からあまり雪解けが進まず、昨年よりも明らかに積雪が多いといえます。

 

大雪渓
稜線付近などは昨年よりも多い
位ヶ原
昨年よりもやや少なめ

分岐点付近から望む大雪渓と位ヶ原。先週と同様、大雪渓上部・稜線は昨年よりも多いものの、位ヶ原方面はやや少ない状況です。

 

肩の小屋への専用道 − 昨年よりも多い積雪

肩の小屋へ向かう道路の切り通し箇所は大雪渓側(左側)は3メートルほどの高さがあります。昨年同時期はまだ除雪が開始されていませんでしたので比較できませんが、左の画像の右側に少し頭だけ出している看板の様子から、昨年よりも多い積雪量であることが分かります。 Next

 

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