第5回 乗鞍天空マラソン

(2010/06/19〜20) @

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(Update:2008/06/24)

 

第1回大会は何とか雨に降られなかったものの、それ以降は全て雨...2008年の第3回大会に至っては大雨に見舞われ、折り返し地点が冷泉小屋まで引き下げられるほどの状態で、昨年の第4回大会も位ヶ原山荘での折り返しを余儀なくされた天候となりました。

「天空マラソンでは青空を望むことができないのではないか?」というジンクスが出来上がりつつあるような状況の中、今年は晴天の朝を迎え、大会の中盤まで青空があり、5回目の開催でようやく名実ともに「天空マラソン」が実現できたように思います。

そして、今年は昨年よりも200名以上多い1526名のエントリーがあり、その人気も徐々に増加しています。毎年、参加する方の中にはこの大会でしか体験できない登りばかりのコースレイアウトに魅力を感じていらっしゃるという感想をお持ちのようで、マラソンでもトレイルランでもないこのコースレイアウトが人気の一つなのかもしれません。

昨年からスタート地点が従来の三本滝から観光センターに引き下げられましたが、先に述べたように昨年は上部の折り返し地点が悪天候で大雪渓から位ヶ原になりましたので、全長30kmに変更されたコースでの大会は今回が初めてとなりました。

それでは初めて晴天の中での開催が実現できた今回の大会の様子をお伝えします。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【6月19日(土)、観光センター前駐車場】       【6月20日(日)、大会当日】
Page-2 : 【青空に包まれたスタート】       【レースが始まります】
Page-3 : 【まさに天空マラソン!】       【折り返し地点の大雪渓では】
Page-4 : 【風景を楽しみながら三本滝へ】       【いよいよゴール!】       <編集後記>
 

  

 

【6月19日(土)、観光センター前駐車場】

こちらは大会前日の6月19日(土)の観光センター。

 

大会受付 − ゼッケンを受け取る

観光センターでは大会前日の14時から受付が行われています。大会当日も受付が行われますが、大会当日の受付は1時間ほどしかなく、かなり混雑しますので、可能であれば前日に受付を済ませたほうが良いでしょう。

 

手荷物 − ゼッケン番号を名前を記入

そして、受付時に渡された袋にゼッケン番号と氏名を記入します。この袋はゴール到着後に受け取る手荷物を入れるもので、明日のスタート前に預けて大会側に預けます。

 

登りばかりのレースだから魅力があります

明日、こちらの観光センターでこの手荷物を大会側に預けますが、手渡される場所はゴールの三本滝で、折り返し地点の大雪渓でないことに留意されることが重要です。

もし、折り返し後の下り走行時に寒さ対策等が必要な方は、持参しながら走る必要があります。特に競技中に雨の心配があるような天候の場合は、手荷物に合羽を入れると使用することが全くできないこととなります。

そして、こちらの方々は会社の駅伝チーム。富士登山駅伝の前哨戦として乗鞍天空マラソンに参加されているとのこと...登りばかりのレースはあまりなく、昨年は残り2Kmのところで脚が攣ってしまったとのこと。登りもさることながら、下りもかなり脚に負担のあるレースであるようです。

 

午後から雨...

今日の天候は昨晩から激しい雨に見舞われたものの、早朝にはほぼ止んでほぼ曇の状況。しかし、午後になると再び周期的な雨に見舞われるようになって来ました。

 

降ったり止んだりのにわか雨

そして、観光センター前に設置されたブースも にわか雨に覆いをかぶせる一幕も...

 

大雪渓方面は濃霧 − 明日はレインコートが必要になるのか...

今日の大雪渓付近は終日にわたって濃霧に覆われ、山麓の乗鞍高原からはその様子を伺うことができません。乗鞍天空マラソンはいつも雨に悩まされる大会。マラソン関係のグッズを扱うブースの傍らにはレインコートがさりげなく置かれています。

さて、明日はこれを使用する必要のない一日になるように願いたいものです...

 

【6月20日(日)、大会当日】

しっかりと朝日が差し込む − ノリクラの峰々がはっきりと

そして、大会当日の6月20日(日)の朝を迎えました。昨晩は時折細かな雨が降ったり止んだりを繰り返していましたが、今朝はやや雲が多いもののしっかりとした青空が広がり、折り返し地点の大雪渓方面は、ご覧のようにしっかりとノリクラの峰々を見晴らすことのできます。6時の乗鞍高原の気温は16℃。風はほとんどなく、絶好の大会日和となりました。

 

大会受付の長蛇の列

そして、観光センター前にはご覧のような長蛇の列ができています。大会受付の順番待ちをされている選手の方々です。大会受付は前日にも行われることはすでにお伝えしましたが、当日の受付はレース直前の1時間ほどしかなく、ウォームアップなどレース前の諸々の準備を考えると、ややあわただしい状況とも考えられます。

 

夏スキーだけに飽き足らず、エントリーしてしまいました!

そして、その列の中には、夏スキーで大雪渓に足しげく通っている夏の常連の方の姿がありました。今までは夏のノリクラにしかお越しにならなかったものの、今年は5月ツアーコースから登って位ヶ原・大雪渓方面の春スキーにもお越しになり、さらにそれだけで満足できず、今回初めて乗鞍天空マラソンにエントリーしてしまったとのこと...

夏のノリクラであくせくと夏スキーばかりするのではなく、ノリクラ全体を見てみるともっと色々な楽しみ方に気付き、そんなノリクラの魅力を感じてしまいましたと、おっしゃってくださいました。

 

ゼッケンを装着 − 計測チップも忘れずに...

大会受付時に手渡されるゼッケンをウェアにつけます。このとき計時用の計測チップもあわせてゼッケンに貼り付けます。

 

手荷物預かり − 引渡しは折り返し地点ではなくゴールですのでご注意

そして、こちらで手荷物を預けます。先ほども申し上げたように、この荷物は三本滝のゴールで手渡されるもので、折り返し地点の大雪渓ではないことに注意が必要です。コース上には何箇所かのエイドステーション(給水所)がありますが、アミノ系ゼリーなどレース途中で必要なエイド類は各自で持参必要があります。

また、コース一帯は中部山岳国立公園に指定されており、環境への影響を常に考慮すべき地域となっているため、エイドステーション以外の場所では給水コップなどの廃棄はできませんので、持参されたエイド類も次のステーションに到達するまで持参しなければならないことに留意してください。

 

観光センター前のテラス

こんな晴天にめぐり合えたことは大会始まって以来のこと...観光センター前のテラスなどでは、競技開始前のひとときをゆっくりと楽しむ様子が見られます。

 

萌黄色の新緑の中を走ると気分が癒されますよ〜

「いや〜、今日はテンション高いですよ。」と、おっしゃるこちらの方々。「乗鞍天空マラソンはトレイルランともマラソンとも異なり、なかなか難度の高い大会だと思いますよ!でも、この時期の萌黄色の新緑の中を走るのは気分が癒されますよ〜」と、まるで乗鞍天空マラソンの特徴をぎゅっと凝縮したような感想をいただきました。

 

今日はしっかり走りますよ!

「いつもエントリーしているんだけど、雨でキャンセルばかり...」と、おっしゃる方々。今日はこの天候ですから、ばっちりと走ることができそうですね。

 

次第にしっかりとした青空が広がる

太陽が徐々に高くなってきて、少し薄曇だった上空もしっかりとした青空が広がるようになって来ました。競技開始まであと30分ほど。気温は20℃まで上昇し、観光センター周辺では会場内を軽くランニングされたり、ストレッチで体をほぐす選手の姿があちこちで見られるようになって来ました。

そして、多くの選手は競技目前のぴりぴりとした雰囲気ではなく、のんびりとその時が来るのを楽しみに待っているといった様子が見受けられました。 Next

 

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