ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2010/10/09〜10) A
【大雪渓に到着】
![]() |
![]() |
下車するとトイレや避難小屋に逃げ込む |
シャトルバス始発便が到着した8時頃の大雪渓の気温は4℃。下車した方々はとりあえずトイレや避難小屋へ直行します。
![]() |
こちらはその避難小屋。
![]() |
![]() |
避難小屋の窓越しに紅葉の撮影 |
今日はせっかく紅葉の撮影にお越しになりましたが、ご覧の状況で何も撮影できません。せめて避難小屋周辺の紅葉でも撮影しようと三脚を広げます。
![]() |
避難小屋でのちょっとした出会いに話に花が咲く |
写真を始めて2〜3年目に、インターネットで上高地の霧氷をみて、ご自身もそれを撮影してみたいと思い、登山など全く経験がない中、冬の釜トンネルをアイゼンをつけ、颯爽と出発したものは良いものの、合羽一枚の軽装で進んだ途中で寒さで身動きできない中を、ほかの登山者に助けられ、いろいろな経験を積んでこられたとのこと...その当時はノリクラのことはよくご存じなかったのですが、上高地で出会ったタクシーの方にノリクラのことを教えてもらって、ノリクラにも良くお越しになるようになったとのことです。
避難小屋は、ちょっとした時間の合間にいろいろな人々とのお話の場を提供してくれる貴重なエリアともいえます。
![]() |
![]() |
次のシャトルバスで下山... |
回復の兆しすら見えない天候が続き、次の下り便で下山。次回お越しのときは晴れるといいですね...
![]() |
![]() |
ジュニアレーシング |
そして、こちらはいつものジュニアレーシングのメンバー。
![]() |
![]() |
今シーズン最後のトレーニングへ |
晴れていても雨が降っても、いつものように刻々とトレーニングをこなすだけ...今シーズンの最後のトレーニングに雪渓上部へ向かいます。
【雪渓下部】
![]() |
ここからは雪渓下部の様子をお伝えします。
![]() |
![]() |
スキーヤー専用道 ー ウラジロナナカマドは少し色褪せる |
雪渓上部に向かうスキーヤー専用道沿いにはご覧のようにウラジロナナカマドの紅葉が見られます。こちらのウラジロナナカマドは、先週の段階ではまだ黄色が強かったのですが、それ以上の色づきは見られず、ご覧のように少し色あせた状態となっています。
![]() |
そして落葉も... |
そして、周辺では落葉が見られる状態が始まっています。大雪渓エリアの紅葉もそろそろ終わりに近づいてきているようです。
![]() |
所々に綺麗な赤色 |
周辺を見回すと、所々に綺麗な赤いエリアを見つけることができます。
![]() |
![]() |
チングルマの真紅 | ミヤマキンバイの紅葉 |
例年だと、ウラジロナナカマドの紅葉に先立って見られる高山植物の色づきが、ようやく見られるようになって来ました。左の真紅に輝くのはチングルマ。チングルマを象徴する綿毛はほとんどありません。そして、右の画像はミヤマキンバイ。大半のものはほとんど完全に色づいていますが、緑から赤に移り変わって行く様子もなかなか面白い造形を見せてくれます。
![]() |
石碑の岩 |
大雪渓エリアで最初に頭を出す岩はモーグルコースの岩で、こちらは大雪渓エリアで二番目に頭を出す石碑の岩。
![]() |
チングルマ − ようやく真紅に |
こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週あたりからようやく紅葉が始まり、今週になって綺麗な真紅になってきました。昨年よりも一週間遅れです。
![]() |
今日は訪れる人のいない状況が続く |
積雪のない雪渓下部はスキーヤーの訪れることはありませんが、それでも若干の登山の方やチングルマなど高山植物の紅葉の写真を撮影する方がちらほら訪れますが、今日はその様子もなく、本当にひっそりとした一日が続きました。
これからの時期は天候が悪くなると本当に人気のない、冬のノリクラと変わらない状況となって行きます。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
Copyright (C) 乗鞍香辛料監視委員会 |
|