ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.12(2011/07/28〜29) C

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(Update:2011/08/04)

 

【雪渓下部 W − 大雪渓雪遊び!】

大雪渓入口に集合

大雪渓入口に集合しているのは、県内外から集まった小学生の一団。

 

サマーキャンプ in 信州 − こんな天気でもへっちゃら!

長野県学習旅行誘致推進協議会の主催する「サマーキャンプ in 信州」の企画の一環で、県内外の小学生が長野県各地で集まり、現地の宿舎オーナーやインストラクターの指導の下、自然体験を行うことを目的とした三泊四日の体験型のキャンプで、乗鞍のほか、白馬山麓・菅平高原・蓼科高原でも開催され、それぞれの地域特性を生かしたキャンプテーマが選定されています。

 

強風にあおられながらも、雪渓目指して!

三日目のテーマは「真夏の乗鞍大雪渓雪遊び」。時折、強風にあおられながらも、前ページで説明した雪渓を目指して行きます。

 

濃霧の中に忽然と現れた雪渓が現れだします。

 

最初は恐る恐る... 慣れてくるとみんなで登って...

最初は恐る恐る雪の上を歩いているメンバーも、次第に元気よく雪渓を登って行きます。

 

雪の上を滑って遊ぶ 見るものすべてがはじめて...

つるつると足を滑らせて見たり、思ってみたよりも硬い雪を何とか削り取ったりと、見るもの触るものすべてがはじめての体験...

 

「天然の滑り台」に大はしゃぎ!!

そして、思わず転んで滑り落ちる仲間の様子を見つけ、小さな雪渓が「天然の滑り台」であることを発見します。そうなれば、もう、雨に打たれていることなど忘れて、はしゃぎ続ける様子が荒天の山の中にこだまし続けることとなって行きます。

小さな雪渓でのひと時の体験ではありますが、ほかには得られない大きな思い出になることは間違いないでしょう...

まったく知らないメンバー同士が集まるこのキャンプも、はじめは挨拶すらできなかった子供たちが、最後にはしっかりとした対応ができるまで成長する様子が見られ、本来、いろんなものに興味津々である子供たちの、潜在的な扉を開かせるために、素のままの自然が大きな原動力となっているのかもしれませんね。

 

【雪渓中段】

雪渓中段

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。

 

昨年同時期より一週間遅い中央の大岩
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2010/08/07〜08) C
今週の中央の大岩
昨年より一週間早い雪解け

中央に見える大岩は、先週よりもは高さ1メートルほど雪解けが進んでいます。先週と同様、昨年よりもい週間早い雪解け状況を見せています。

 

北端部分

こちらは雪渓中段北側にある肩の小屋への登山道付近。こちらも昨年よりも一週間ほど早い雪解け状況です。先週からの雪解けは高さ1メートル〜1.3メートルほどです。

 

昨年同時期より一週間遅い
大雪渓〜肩の小屋 登山道(雪渓中段北側)
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2010/08/07〜08) C
今週の大雪渓〜肩の小屋 登山道(雪渓中段北側)
昨年より一週間早い雪解け
 

先週は、登山道の上に、ごく一部積雪が残っていましたが、ご覧のように完全に雪解けが終わりました。さらに雪渓部分が登山道よりも1メートルほど低くなっている状況が見られ、状況としては、昨年より一週間早い雪解け推移を見せています。

 

雪渓中段全景
昨年より一週間早い雪解け
雪渓中段の上半分は岩の頭 − 次週は下山滑走困難に
 

雪渓中段は、右の画像のように上半分の雪解けが進んで、雪渓上部右側からの滑走ができない状況となって来ました。全体的に昨年より一週間早い雪解け状況です。

スキー部の合宿

コーナー冒頭にも申し上げましたが、雪渓中段は緩斜面が広がるエリアですから、基礎的な練習には最適なバーンといえます。そのため、今日も大学生の方々がスキーキャンプにやってきている様子があります。

 

キャンプ四日目 − 悪天候で辛そう 「リフトは本当にありがたい!」

今日でキャンプ四日目。悪天候もあって、ちょっと辛そうな様子もあります。今年入学した一年生の方に、ノリクラのキャンプについてお聞きすると「(スキー場の)リフトは本当にありがたいものだと実感した...」と、感想をいただきました。

滑るには歩いて登らなければならない...そして、ガタガタのバーンの中を滑らなければならない...練習には最適とはとても思えない環境ですが、ここで何を得るのかというテーマをしっかりと把握できてなければ、練習に効果はついてきてくれません。

 

こんなバーンコンディションでも滑走できるように、基本的な練習が続きます。

 

がたがたバーンでも足裏感覚・ポジションが重要 次のウィンターシーズンへどのようにつなげて行けるか...

このガタガタのバーンを滑る時の足裏感覚・ポジションの連動性が、次のウインターシーズンにどのようにつなげて行けるか...楽しいキャンプの中から、ひとつでも掴み取ってほしいものです。 Next

 

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