ノリクラ 雪渓カレンダー
 
プレリリース版 Vol.3(2012/04/07〜08) C

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(Update:2012/04/12)

 

【ツアーコース V − 3〜6番標識付近】

毎年この時期は必ず位ヶ原山荘へ

毎年、この時期は必ずお見かけするこちらの方々。昨年と同様、今回も位ヶ原山荘に宿泊し、「明日は富士見岳アタックです!」と、おっしゃっていました。「別にパウダーを狙ってやってきたわけではないんですが、結果としてよい方向になってきましたねぇ〜」と、顔のほころぶ様子が伺えます。

 

今回初めて位ヶ原山荘宿泊!

そんな立ち話をしている最中にやってこられたこちらの方。シーズンを通してノリクラにお越しになり、ノリクラのどこかで必ずお会いします。「位ヶ原山荘がいいよ〜って、聞いたものですから、今日は初めて山荘に泊まるんですよ〜」と、うれしそうな表情を見せてくれます。

 

久しぶりにお会いしたこともあって、途中まで一緒に歩きます。

 

山荘内は寒くないですか〜? − 初めての位ヶ原山荘にちょっと不安気...(でも大丈夫ですよ!)

「WebSiteで位ヶ原山荘の様子を確認して、薪ストーブやコタツなどあって寒くはなさそうですが、夜中はどうなんですか?」初めて位ヶ原山荘にお泊りされる方は、やはり若干の心配があるようです。山小屋とは言えども、寝具などは完備されていて、寝袋を持参する必要はありません。また、有料で湯たんぽの貸し出しもありますので、さほどの心配はないと思います。ただ、夜間は余分に着込んだ方が良いと思われますので、厚手のウェアをザックに忍ばせるくらいの用意は必要でしょう。

 

久々の再会で弾んだおしゃべりもここでお別れ... 5番標識付近 − 標識が見つかりません

久々の再会で会話に花が咲き始めたところですが、ここでお別れして通常の取材を続けます。いつもはすぐに見つけられる5番標識がありません。

 

昨年の5番標識
2011ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.3(2011/04/09) B

先週の5番標識
ノリクラ 雪渓カレンダー 
プレリリース版 Vol.2(2012/03/31) B

今週の5番標識
先週より80センチ増加、昨年より60センチ多い

こちらはツアーコース上部付近の5番標識。3番標識の画像と同様に、左上は昨年同時期で右上が先週のものです。先週より80センチ増加して、昨年より60センチ多い状況です。

ここ数年、5番標識が完全に埋没することはありませんでした。また、昨年よりも積雪量が多くなるもの今週が初めてです。

翌日(4月8日(日))5番標識付近

こちらは翌日の4月8日(日)の5番標識付近。日差しの強さと冴え渡る青空は全く変わりありません。

 

強い日差しに表面のパックが始まる − バリバリと豪快に滑走!

空気は冷え込んでいても、日差しでバーン表面はパックが始まります。バーン表面をバリバリと豪快に勢いよく滑走するシーンは見る人を引き付けます。

 

6番標識手前のウェーブ

5番標識を過ぎて6番標識付近に差し掛かると、ウェーブ状になった箇所があります。

 

昨年の6番標識手前の谷
2011ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.3(2011/04/09) B

先週の6番標識手前の谷
ノリクラ 雪渓カレンダー 
プレリリース版 Vol.2(2012/03/31) B

今週の6番標識手前の谷
積雪量は昨年より多いが窪みは深い

昨年同時期の画像と比較します。ウェーブの前後の積雪量は明らかに昨年よりも多い状態ですが、中央の窪んだ部分の積雪量が少なく、下山滑走には注意が必要な状況が続いています。

 

昨年の6番標識付近
2011ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.3(2011/04/09) B

先週の6番標識付近
ノリクラ 雪渓カレンダー 
プレリリース版 Vol.2(2012/03/31) B

今週の6番標識付近
この一週間で積雪量は一気に増加

6番標識もご覧のように昨年よりも積雪量が多くなり、先週よりも一気に増えている様子が一目でわかります。

 

「いつも見てますよ!先週の状況はひどかったですねぇ〜」 − こんな風に声をかけていただくと本当にうれしいもの

今日も取材途中でたくさんの方にお声をかけていただきました。ノリクラにお越しの際はいつも位ヶ原山荘に宿泊されるこちらの方。

「いつも見てますよ!先週の状況はひどかったですねぇ〜」...こんな風に声をかけていただくと本当にうれしいものです。ここから位ヶ原山荘へはツアーコース位ヶ原急斜面を登りきって位ヶ原に出て屋根板を滑り降りるケースと、ツアーコース位ヶ原急斜面の途中から右にトラバースするショートカットルートがあります。今日のような悪天候の場合は、位ヶ原急斜面の途中からのショートカットルートで行くしかありません。
ショートカットルートには赤布がマークされていて、悪天候でも比較的安全に山荘に向かうことができます。 Next


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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