ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.11(2012/07/21〜22) A
【大雪渓に到着】
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気温10℃、横殴りの雨 |
9時の大雪渓の気温は10℃。時折、横殴りの雨に見舞われる厳しい天候。
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バス停に下りると... | すぐに大雪渓避難小屋へ |
それでも、シャトルバスが到着すると多くの方が大雪渓・肩の小屋口バス停に降り立ちます。畳平などの商業施設はありませんがすぐ近くに大雪渓避難小屋あり、このような天候ですから、バスを降りてすぐに避難小屋へ逃げ込む様子もたくさん見られます。
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大雪渓避難小屋 − スキーブーツに履き替えて |
登山の方の場合は、登山靴やレインウェアを装着した上でバスから下車するため、すぐに行動できますが、スキーヤーの場合はスキーブーツに履き替える必要があります。そのため、このような避難小屋の存在はかなりありがたいものです。
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出発前のストレッチも避難小屋で... |
さらには、出発前のストレッチ体操をする様子も...ただし、混雑時は周囲の状況を確認した上で行ってください。
「以前から、避難小屋ってありましたっけ?」と、おっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。大雪渓避難小屋は2008年秋に完成し、2009年から利用可能となっています。晴れた日にお越しになるスキーヤーの中には、その存在に気付くことなく大雪渓へ向かうスキーヤーも多く、今日のような天候で初めて利用されて、「マイカー規制が始まって、荒天時の問題を懸念していたが、このような避難小屋があれば安心...」と、おっしゃっていました。
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一年振りの再会 |
こちらの方々は一年振りの再会です。雨が降り続く中、しばらく待機していましたが小降りになってきて活動開始です。
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真夏にスキーができるノリクラは貴重な存在 |
昨年と変わらぬ笑顔を見せてくれる様子もあれば、初めてのメンバーもあります。真夏にスキーができる環境は国内では、非常に限られるものです。
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雪渓に向けて出発 |
ウインターシーズンの感覚を維持するだけの目的ではなく、今日のような厳しい環境でもトレーニングを続けるには、技術的に向上すべき点を明確にもって練習する意思が必要です。
【雪渓下部 T】
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ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。
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昨年の大雪渓入口 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2011/07/21〜22) A ↓ |
先週の大雪渓入口 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.10(2012/07/14〜15) A ↓ |
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今週の大雪渓入口 昨年とほぼ同じ状況 |
先週あたりから右上の画像のように雪渓の下端部分に岩の帯が出てきました。しかし、今週は岩の帯の下の積雪が完全になくなりました。昨年も同じ時期に岩の下の積雪がなくなりましたので、昨年と同じ雪解け推移を見せています。
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昨年の大雪渓入口 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2011/07/21〜22) A ↓ |
先週の大雪渓入口 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.10(2012/07/14〜15) A ↓ |
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今週の大雪渓入口 車道までの距離は50メートル − 例年並み |
こちらは雪渓下端部分から車道方面を見たところ。雪渓下端から車道までの距離は50メートルで昨年と全く同じ距離です。2008年以降、各年ともほぼ50メートルで、例年並みと言えます。
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スキーヤー専用道 | ウラジロナナカマドのつぼみ − 例年よりやや遅い推移 |
こちらは大雪渓入口から雪渓上部につながるスキーヤー専用道。ウラジロナナカマドのつぼみが緑から白っぽく変わってきました。開花までもう少しです。例年では開花の時期で、雪解けの遅かった2007年でもかなりつぼみが大きくなっていましたので、今年はやや遅い推移を示しています。
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昨年の登山道入口 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2011/07/21〜22) A ↓ |
先週の登山道入口 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.10(2012/07/14〜15) A ↓ |
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今週の登山道入口 |
大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります。
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昨年の登山道入口付近 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2011/07/21〜22) A ↓ |
先週の登山道入口付近 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.10(2012/07/14〜15) A ↓ |
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今週の登山道入口付近 ほぼ例年並み |
先週と比べて、高さで1.5メートルほどの雪解けが見られます。また、昨年と比べて一週間ほど遅い雪解け状況は先週と変わりありません。2007年までの各年の状況と比べても、積雪の多かった2007年を除いて、ほぼ同じ積雪量です。
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昨年の登山道入口 − 隙間は10メートル 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2011/07/21〜22) A ↓ |
先週の登山道入口 − 隙間は3.9メートル ノリクラ 雪渓カレンダーVol.10(2012/07/14〜15) A ↓ |
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先週の登山道入口 − 隙間は6メートル |
登山道入口付近の車道と雪渓の間は6メートルで、昨年よりも一週間遅い雪解け状況です。昨年同時期は10メートルで、その一週間前は6メートルでしたので、この付近でも昨年より一週間遅い雪解けと言えます。
また、2010年は10メートル、2009年は8メートル、2008年は8メートル、2007年は4メートルでしたので、例年並みかやや多いといったところです。(→ Next)
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