ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.12(2012/07/28〜29) A
【大雪渓に到着】
シャトルバスが大雪渓・肩の小屋口バス停に到着すると...
ご覧のように多くの方が降り立ちます。この時期はスキーヤー・ボーダーの方々が最も多い利用者ですが、山頂方面への登山口があるため、登山の肩が下車する様子もあります。山頂方面への登山は、畳平を起点とする片が大半かと思いますが、これから高山植物の時期を迎えれば、大雪渓北側にある登山道で肩の小屋まで行くルートがお勧めです。
大雪渓〜肩の小屋登山道は、手に届く距離に数多くの高山植物が咲き乱れ、畳平からの登山道とは異なった楽しみ方ができます。
シャトルバスを降りたスキーヤー・ボーダーの方々は、久しぶりに見る、あるいは、初めて見る雪渓に感動される様子もあります。真夏に雪を見るという行為そのものが、非常に贅沢な雰囲気にさせてくれるものです。
ザックにボードをくくりつけて雪渓に向かいます。雪渓下部であれば目の前ですが、雪渓上部の場合は、若干、登って行く必要があります。板・ブーツ・ストックなど数多くの装備を持って行くわけですから、登山に準じたアイテムが必要でしょう。
【雪渓下部 T】
ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。
昨年の大雪渓入口 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2011/07/28〜29) A ↓ |
先週の大雪渓入口 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2012/07/21〜22) A ↓ |
今週の大雪渓入口 − ほぼ昨年並み |
雪渓下部の下端付近の積雪は、ほぼ、昨年と同じような状況で、これまでのように明らかに積雪量が多いという雰囲気はなくなってきました。また、滑走エリア上にも岩場が散見されるようになってきて、今後は滑走が制限されるようになってきます。
昨年の大雪渓入口 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2011/07/28〜29) A ↓ |
先週の大雪渓入口 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2012/07/21〜22) A ↓ |
今週の大雪渓入口 車道までの距離は62メートル − 例年並み |
こちらは雪渓下端部分から車道方面を見たところ。雪渓下端から車道までの距離は62メートルで、昨年の61メートルとほぼ同等です。2008年以降の各年は61〜66メートルですから、例年並みと言えます。
スキーヤー専用道 | ウラジロナナカマドの開花 − 昨年より一週間遅い |
こちらは大雪渓入口から雪渓上部につながるスキーヤー専用道。ウラジロナナカマドが綺麗な白い花を開花させました。例年なら、そろそろ花期が終わりになる時期です。昨年より一週間ほど遅い状態です。
昨年の登山道入口 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2011/07/28〜29) A ↓ |
先週の登山道入口 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2012/07/21〜22) A ↓ |
今週の登山道入口 |
大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります。
昨年の登山道入口付近 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2011/07/28〜29) A ↓ |
先週の登山道入口付近 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2012/07/21〜22) A ↓ |
今週の登山道入口付近 昨年より一週間遅い雪解け |
先週と比べて、高さで1メートルほどの雪解けが見られます。また、昨年と比べて一週間ほど遅い雪解け状況は先週と変わりありません。
2010年の登山道入口付近 2010ノリクラ 雪渓カレンダーVol.12(2010/07/31〜01) A |
2009年の登山道入口付近 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2009/08/01〜02) A |
2008年の登山道入口付近 2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2008/08/02〜03) A |
2007年の登山道入口付近 2007ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2007/07/28〜29) A |
=積雪量の多い状態がまだだま続く= |
2010年〜2007年までの登山道入口と比較しても、例年になく積雪量の多い状態がまだまだ続いている様子がわかります。しいて言えば、右下の2007年とほぼ同等であると言えます。
昨年の登山道入口 − 隙間は18メートル 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2011/07/28〜29) A ↓ |
先週の登山道入口 − 隙間は6メートル ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2012/07/21〜22) A ↓ |
今週の登山道入口 − 隙間は11メートル 昨年より一週間遅い雪解け、2007年並み |
登山道入口付近の車道と雪渓の間は11メートルです。昨年同時期は18メートルで、その一週間前は10メートルでしたので、この付近でも昨年より一週間遅い雪解けと言えます。
また、2010年は15メートル、2009年は23メートル、2008年は15メートル、2007年は10メートルで、こちらでもやはり2007年と同等であることがわかります。(→ Next)
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