ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.16(2012/08/24〜25) F
【肩の小屋では下山するスタッフを − 雷雨の後には虹の空】
夕方の肩の小屋 |
さて、こちらは夕方の肩の小屋...
スタッフがおおはしゃぎ |
どういうわけか、スタッフ一同が大盛り上がりしています。
本日で下山するスタッフを胴上げ |
7月からの営業開始と同時に小屋入りして、連日の業務を何とかこなして、やっと下山の日を迎えました。そしてスタッフ一同による胴上げです。
重責から開放された笑顔が素敵... | 今年も楽しく終われそう... |
今年は調理担当として大きな役割を担い、その重責から開放された笑顔が素敵...でも、楽しいメンバーにめぐり合えて、「終わりよければすべてよし...」と、言ったところでしょうか?(本当にお疲れ様でした)
雷雨の夕立が過ぎ去って − 夏山の天候のクライマックスはきれいな虹 |
さて、その後、ひどい雷鳴とともに、突然の夕立に見舞われ、夏山の天候が最後のクライマックスを迎えました。でも、本当のクライマックスはそのひどい夕立ではなく、ご覧のようなきれいな虹が待ち構えていました。
そんな虹の中をやってくるヒルクライマーも...
虹の二重橋 − こんなきれいな虹見たことありませんよ! |
「いや〜、こんなすばらしい虹、見たことがありませんよ!」と、感動の興奮が虹が消えるまでずーっと続きます。森林限界を超えて、遮るもののないロケーションだからこそ、空に円弧を描く虹を独り占めできるわけです。
雨上がりの夕方に、このような虹がかかることは、それほど珍しいものではありませんが、このタイミングにあわせてこのロケーションに訪れないと、感動に値する虹に出会うことはできないでしょう。
【昨年の今ごろは?】
8月25日(木)は、曇り空の朝から始まります。それでも上空には雲間に青空がのぞき、虹のかかる様子までみられます。しかし、大雪渓エリアは、山麓の雲の上に出るものの終日雨。大雪渓入口から望む山頂方面は、朝はまだ雲がかかっていましたが、時間とともに雲が抜け、大雪渓エリアは、比較的視界のよい状態が続きます。しかし、雨のほうは徐々にひどくなり、訪れたレーシングキャンプのメンバーも、全身ずぶ濡れで練習を続けるものの、とても午後までスキーを続ける状況ではなく、やむを得ず、午前中で切り上げる様子がありました。
午後になると、雨脚はさらにひどくなり、時折、山麓から濃霧が湧き上がるときもあって、今日はこの天候のまま、一日が終わって行きました。そして、滑走エリアは、ほぼ、雪渓上部左側の急斜面に限定される様子が見られます。
8月26日(金)は、昨日と同様に乗鞍高原は曇り空ですが、大雪渓エリアでは、中腹の霧の上に出て、霧雨が降っています。しかし、その後、突然スコールに一時間ほど見舞われた後、雲間に綺麗な青空が広がり始めます。今日はこのまま天候が回復して行くかと思いましたが、午後になって再び、霧雨→スコール→晴 という繰り返しを見せて、気まぐれな天候に翻弄させられた一日でした。
8月27日(土)は、山麓では雲が広がるものの、大雪渓エリアはきれいな快晴。しかし、お昼前から濃霧に包まれ、一時的に雨の降る夏山の天候。しかし、それ以上の状況はなく、まずまずの一日となりました。
<編集後記>
「全日本マウンテンサイクリング」
絶好の天候に恵まれた第27回全日本マウンテンサイクリング。あまりにも綺麗な青空でしたので、今回は4コマすべてに青空の画像を掲載します。
エントリー数が昨年よりも300名ほど増えて4531名。乗鞍高原周辺の宿泊施設の収容人員などから考えるとギリギリのラインといえるでしょう。ヒルクライムをはじめて間もない方もいらっしゃればトップクラスの方まで選手層がさらに厚くなってきて、上位の選手の中には、昨年よりもタイムを更新したにもかかわらず、順位が下がったという話も聞くほどで、ますます白熱する大会へと進化しています。
この大会のために毎日のトレーニングスタイルを試行錯誤させている選手もいるほどで、ノリクラが選手の人生に大きな影響をもたらしているといっても言い過ぎではないほどの状況を見ると、ノリクラというものがいかに大きな存在であるかと改めて思い起こすものです。
大会の特集は、現在編集作業を行っています。9月10日ごろには掲載する予定です(トップページの「お知らせ」の欄にてご案内します)。ぜひとも、人生をかけた選手の姿をご覧いただければ幸いかと思います。なお、過去の大会の様子は、ノリクラ ヒルクライム・マラソン大会関連 をご覧ください 。
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