ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2012/10/06〜07) E
【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
★ピーク(一部枯れ始める)
(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★
大雪渓付近 |
ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めています。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。
<紅葉関連情報> ■
ノリクラの紅葉の概要 − 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)
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昨年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2011/10/08〜09) C ↓ |
先週の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2012/09/29〜30) D ↓ |
今週の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 先週よりもさらに色合いが深くなる |
こちらは大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)の様子。先週の段階でピークに近い色合いになりましたが、今週はさらに進んで深い色合いになっています。9月30日(日)の夕方に上陸した台風17号の影響は全くありませんでした。昨年は霜枯れで完全に落葉しています。
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今週の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) |
先週と今週とどちらがピークかと比べると難しいところがあります。しかし、見事な紅葉をみせた2009年のピークの色合いと比べると、おそらく今週のほうが近い色合いとなっています。
山頂全景 | 雪渓上部左側より |
遠景から見ても、先週よりも鮮やかさは格段にアップしています。
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先週の大雪渓付近 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2012/09/29〜30) D |
今週の大雪渓付近 一部枯れ始める |
ただ、一部のものではピークの色合いから枯れ始めた色合いへとなっているものもあり、部分的にはピークを過ぎつつある様子も見られます。
大雪渓入口 − 枯れ始めたものもあれば、綺麗なものもある |
こちらは大雪渓入口付近のウラジロナナカマド。ご覧のように一部枯れ始めました。ただ、まだまだ、綺麗な紅葉が続いています。
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先週の大雪渓付近 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2012/09/29〜30) D |
今週の大雪渓付近 一週間もの長い期間、ピークが続く |
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先週の大雪渓付近 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2012/09/29〜30) D |
今週の大雪渓付近 一週間もの長い期間、ピークが続く |
この一週間は気温の低下が見られず、霜による影響がなかったことが、ピークを迎えてから一週間もの長い期間、ほぼ同じような色合いを放っている要因と考えられます。枯れているものもあるものの、ご覧のように先週以上の色合いを見せるものも多数あります。
しかし、大雪渓エリアの紅葉も、この三連休で終了となる可能性が高い状況です。
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)
T】
★ピーク(一部枯れ始める)
(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
位ヶ原 − 宝徳霊神バス停付近 |
標高2500メートル付近の位ヶ原エリア。広大な台地が森林限界を超えた天空に広がります。ダケカンバの黄色とウラジロナナカマドの赤色が点在し、ノリクラを代表するビューポイントです。
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先週の位ヶ原 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2012/09/29〜30) D |
今週の位ヶ原 ダケカンバの黄色が一層鮮やかに |
先ほどのコーナーで、大雪渓エリアのウラジロナナカマドも先週より今週のほうが色鮮やかになっている様子をお伝えしました。そして、位ヶ原エリアのダケカンバでも同様で、黄色がさらに深みを増しています。
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2009年の宝徳霊神バス停付近 2009ノリクラ雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) E |
2009年のピークのときの様子と比べても、今週はダケカンバの色合いはかなり深い状態であることがわかります。
富士見沢・鶴ヶ沢 |
こちらは富士見沢・鶴ヶ沢。
ウラジロナナカマド(富士見沢) − 枯れ始める |
富士見沢のウラジロナナカマドはご覧のように枯れ始めた箇所が見られるようになって来ました。
落葉が散見されても、まだまだピークが続く |
ただ、紅葉しているウラジロナナカマドのほうが量的にはまだ多く、ピークの色合いが続いています。
2009年の富士見沢 2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) E ↓ |
先週の富士見沢 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2012/09/29〜30) D ↓ |
今週の富士見沢 落葉が始まっている様子がわかる |
富士見沢全体を見渡してみると、色合いそのものは申し分ない状態ですが、手前のウラジロナナカマドの帯の中には、落葉している箇所が散見されるようになって来ました。右上の先週の様子と比較するとよくわかります。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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