ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2012/10/13〜14) G
【紅葉情報−冷泉小屋〜魔利支天付近(標高2220〜2000m付近)】
★見頃(枯れ始め)(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
冷泉 − ピークを過ぎて落葉が始まる |
中腹の冷泉小屋から摩利支天付近はダケカンバ、ウラジロナナカマド以外の広葉樹が増えてきて、彩りにバリエーションが見られるようになってきます。
こちらは冷泉周辺、落葉が始まっているものの、残っている葉は綺麗な色合いを見せています。
冷泉小屋周辺 − 見頃が続く |
冷泉小屋周辺は先週と比べると枯れた部分が目立つものの、先週の段階で青かった部分がしっかりと紅葉して見頃の時期が続いています。
冷泉小屋から荒田沢橋付近が今週のベストエリア |
取材しした10月13日(土)と10月14日(日)の時点では、冷泉小屋から荒田沢橋付近までがもっともよい状態だったといえます。
中腹エリアが見頃の中心 |
ご覧のように画像の奥に見られる上部エリアのダケカンバは完全に落葉し、手前のナナカマドはきれいに染まっていて、冷泉小屋よりも山麓側(中腹エリア)が紅葉の見頃であることが良くわかる画像です。
冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) |
こちらは冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。ご覧の通り、右の画像ではほぼ完全に落葉しました。
2種類のナナカマド |
こちらは先週もお伝えした2種類のナナカマド。
ウラジロナナカマド − 枯れている | タカネナナカマド − 綺麗な色合いが続く |
左の画像のウラジロナナカマドは枯れてしまっていますが、右のタカネナナカマドはかろうじて紅葉の状態を維持しています。現在、このエリアで見頃の色合いを担っているのはタカネナナカマドといっても良いほどです。
摩利支天上 29号カーブ付近 − 落葉は少なくボリューム感もある |
さらに下って摩利支天付近までやってくると、ダケカンバもウラジロナナカマドもボリューム感を保持している様子が続いています。ただ、こちらも現段階では落葉は目立っていないものの、次週末まで見頃が続くかどうか微妙なところです。
【紅葉情報−摩利支天〜三本滝(標高2000〜1800m付近)】
★見頃(一部枯れ始め)(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
摩利支天付近 |
標高約2000メートルの摩利支天付近。
きれいな色づき部分は健在 |
この付近でも落葉が目立つようになって来ました。それでも、きれいな色づき部分はまだまだ健在です。
三本滝ゲート上 | 三本滝上部 |
標高1900メートル前後のかもしかゲレンデと三本滝上部。このあたりまでやってくると落葉した部分は少なくなってきます。今後、ダケカンバの黄色がもう少し色濃くなってゆくはずです。
かもしかゲレンデ |
かもしかゲレンデから乗鞍高原・休暇村方面にはカラマツ林が広がります。
カラマツ林の中のダケカンバが色付きはじめる | かもしかゲレンデ周辺も見頃 |
そのカラマツの中をよく見ると、黄色く変化している様子がはっきりと見られます。おそらくカラマツ林の中に点在するダケカンバの黄色だと思います。また、かもしかゲレンデ付近のダケカンバ・ウラジロナナカマドなどの紅葉も次週末くらいまでは楽しめることと思います。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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