ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2012/10/20〜21) C
【紅葉情報−位ヶ原山荘付近(標高2350m付近)】
★ほぼ終了 (例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
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先週の屋根板・富士見沢 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2012/10/13〜14) F |
今週の屋根板・富士見沢 |
位ヶ原山荘から見上げた屋根板・富士見沢。落葉がはじまる様子は先週もお伝えいたしました。そして、今週は落葉が完了しています。
ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めています。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。
<紅葉関連情報> ■
ノリクラの紅葉の概要 − 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)
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ダケカンバの稲妻 |
黄金色に紅葉したダケカンバは誰が見ても美しいものです。しかし、紅葉が終わった後のダケカンバも、稲妻のようなダイナミックな枝振りが目を引く存在となっています。
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先週の屋根板・富士見沢 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2012/10/13〜14) F |
今週の屋根板・富士見沢 |
紅葉が終わって残っているのはハイマツ帯とオオシラビソなどの常緑針葉樹のみ...紅葉最盛期には錦絵の脇役としての地味な役割でしたが、この状況の中では地味ではあっても常緑針葉樹の緑が貴重な存在に感じられます。
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位ヶ原山荘周辺 |
位ヶ原山荘周辺を俯瞰して望むこのエリアも、見るべきポイントが少なくなりつつあります。
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先週の位ヶ原山荘周辺 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2012/10/13〜14) F |
今週の位ヶ原山荘周辺 |
先週は何とか色彩が残っていた位ヶ原山荘から冷泉小屋までの区間も、ほぼ完全に紅葉は終了しました。
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太い幹すらまっすぐに伸びない |
これだけ見事なダケカンバの稲妻が天に向かって伸びているにもかかわらず、紅葉が終わるまではその枝振りに気付くことさえありませんでした。太い幹ですらまっすぐ上に伸びることが許されない厳しい冬が一歩一歩近づいています。
【紅葉情報−冷泉小屋〜魔利支天付近(標高2220〜2000m付近)】
★ほぼ終了(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
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冷泉 |
先週の冷泉小屋から摩利支天は、乗鞍全域の中でも最も色合いのよい箇所でした。しかし、今週はほぼ終了しました。
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冷泉小屋周辺 |
最上部に少しだけ葉が残っていますが、これも取材二日目(10月21日(日))に強風が吹き、ほとんど落葉してしまいました。
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晩秋の雰囲気が光り輝く |
それでも、この二日間は青空が終日続いて、晩秋の雰囲気が光り続けました。
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先週の冷泉小屋下 23号カーブ ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2012/10/13〜14) G |
今週の冷泉小屋下 23号カーブ |
左は先週の様子、右は今週の様子。先週のような紅葉初期の明るい色合いは見ごたえ十分であることは間違いありません。しかし、今週のような枝振りが見え隠れする中にも紅葉が残っている様子も捨てがたいところがあります。
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冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) |
こちらは冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。右の箇所は先週の段階でほぼ完全に落葉しました。また、左の箇所は先週の段階ではまだ紅葉が残っていましたが、今週は完全に落葉しました。
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残っているのはヒロハツリバナの葉だけ |
その中にも、かろうじて葉を残しているものがあります。ヒロハツリバナは他の紅葉がすべて落葉するのを見届けます。一部ではまだしっかりとした黄色が残っているものもあるほどです。
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かろうじて紅葉が残る − 摩利支天上の直線部分(左)、摩利支天付近(右) |
かろうじて紅葉が残っているといえるのは、摩利支天上の直線部分。それも、取材二日目には強風が吹きぬけて、一気に落葉が進み、枯葉の舞う物悲しい光景が見られました。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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