ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2013/05/11) C
【大雪渓下部】
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ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。
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昨年の大雪渓入口 2012ノリクラ 雪渓カレンダーVol.1(2012/05/12〜15) C ↓ |
先週の大雪渓入口 速報201305/03 ↓ |
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今週の大雪渓入口 先週より40センチ減少 昨年より1メートル多い |
こちらは大雪渓入口付近。積雪量は先週よりも40センチ減少し、昨年よりも1メートル多い状態で、先週と同様に過去5年間で最も積雪量の多い状態が継続しています。
4月27日(土)の降雪で、看板の柱は完全に埋まって、その一週間後の右上の画像では柱の頭がようやく現れたところです。
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トイレ小屋(冬季閉鎖中) − 利用可能は5月下旬以降 |
大雪渓入口から北側へ50メートルのところにトイレ小屋と避難小屋があります。この時期はどちらの小屋も閉鎖されていて使用できません。利用できるようになるのは、乗鞍岳春山バスが大雪渓まで延長運行される5月下旬〜6月上旬以降です。
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昨年のトイレ小屋(冬季閉鎖中) 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2012/05/12〜15) C |
今週のトイレ小屋(冬季閉鎖中) 積雪量が少ない |
大雪渓入口では、昨年よりも1メートルも積雪量が多い状態でしたが、トイレ小屋付近は逆に今年のほうが積雪量が少ない様子が見られます。
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この1週間で急速に雪解けが進む |
大雪渓から上部は、この1週間で急激に雪解けが進み、高天ヶ原などの山肌は幾筋ものハイマツ帯が見られるようになって来ました。
【肩の小屋】
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肩の小屋(冬季閉鎖中) |
標高2770メートルにある肩の小屋。現在は冬季閉鎖中で、例年6月下旬から営業開始します。
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昨年の肩の小屋東側 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2012/05/12〜15) D |
今週の肩の小屋東側 昨年より積雪量は50センチほど少ない |
積雪量は昨年よりも50センチほど少ない状況です。例年と比べるとほぼ同じくらいの状況と言えます。
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昨年の肩の小屋西側 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2012/05/12〜15) D |
今週の肩の小屋西側 昨年より積雪量は少ない − 屋根に登らないようお願いします |
西側の屋根周辺の積雪でも、昨年よりも若干少ない様子が見られます。2011年などは西側の壁が地面まで確認できるほど雪解けが進んだ年もありますが、例年とくらべてもやや少ない状況です。
また、積雪が屋根まであると、屋根に上る登山者もあり、アイゼンの歯などで屋根を損傷するケースが他の山小屋でも問題視されています。雨漏りなどの大きな問題になりますので、たとえアイゼンを装着されていなくても、屋根に上ることは絶対にされないようお願いいたします。
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肩の小屋の南側の雪原 − すでに雪解けが進む |
肩の小屋の南側の雪原はご覧のようにすでに雪解けが進んでいます。大雪渓付近は積雪量が多い様子が見られましたが、それよりも上部は例年よりも積雪量が少ない箇所が見られます。(→ Next)
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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