ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2013/08/30〜31) A
【観光センターから大雪渓へ、沿道の風景 U】
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冷泉 − 紅葉は例年9月下旬から10月上旬が見頃 | 硫黄の香りが |
標高2230メートルにある冷泉。普通の沢水と同じ温度です。でも、硫黄の臭気がありますので、沢水ではなく地下からの源泉から湧き出ています。そのため、降雨などに影響されずいつも一定の流れを保っています。
こちらも紅葉スポットとして多くのカメラマンが立ち寄る場所で、冷泉付近の紅葉は例年9月下旬から10月上旬が見頃です。
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位ヶ原山荘 |
さらに進んで標高2350メートルの位ヶ原山荘。
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この付近から天候が大きく変化 |
位ヶ原山荘付近から森林限界が始まるため、ここを境に天候が大きく変化することが多々あります。こちらの画像は8月30日(金)の様子ですが、上部はかなり濃霧がひどくなっています。台風15号に刺激された前線の活動が活発となり、この後、数日間は同じような状況が続き、、2日後の9月1日(日)に開催された全日本マウンテンサイクリングin乗鞍では、ゴールの県境や大雪渓付近は暴風と濃霧のため、自転車走行が困難な状況でした。この天候はちょうど位ヶ原山荘付近が境界線となっていて、雨風が穏やかな位ヶ原山荘にゴールを引き下げて、無事にレースを開催することができました。
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赤枠 |
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眼下に乗鞍高原 | 観光センター(赤丸)と県道乗鞍岳線(青点線) |
さらに進むと、山麓の乗鞍高原が眼下に見られるようになって来ました。左画像の赤枠付近を拡大したものが右の画像です。さらにその赤丸部分が乗鞍観光センターで青の点線が県道乗鞍岳線が山麓方面の楢の木坂方面へと続いています。望遠鏡などを用いればよりはっきりと確認することが可能です。
冬場は空気が澄んでさらにくっきりとしていて、スキー場の駐車場(第3駐車場)にマイカーがぎっしりと止められている様子などもはっきりと確認できるほどです。(真冬にここまでやってくるためには、冬山登山となりますのでご注意下さい。)
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11号カーブ、ツアーコース入口 | 紅葉まであと2〜3週間 |
こちらは11号カーブ、ツアーコース入口。位ヶ原エリアの中でも紅葉が比較的早く到来する場所です。あと、2〜3週間もすれば、見頃となる場所も現れることでしょう。
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位ヶ原お花畑 |
さらに進んで位ヶ原お花畑。
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モミジカラマツ(左)やミヤマアキノキリンソウ(右) − 晩夏の高山植物へ移り変わる |
ここも紅葉スポットですが、まだ高山植物が咲き乱れる季節が続いています。モミジカラマツやミヤマアキノキリンソウなど晩夏の高山植物へと移り変わってきています。
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辺は完全に濃霧 |
大雪渓が近づくにつれて、周辺は完全に濃霧に飲み込まれてしまいました。
【8月30日(金)、大会受付前日、練習走行最終日のヒルクライム】
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8月30日(金) − 気温10℃、雨、濃霧 |
取材1日目の8月30日(金)。大雪渓付近はご覧のように視界が50メートルほどしかない濃霧が続きます。気温10℃で時折雨の降る状況。このため、乗鞍スカイラインでは終日自転車通行止めとなりました。
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最後の練習日 − 悪天候でも練習走行 |
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が開催される2日間は選手の自転車走行が禁止されています。そのため、大会受付前日の今日までが練習走行できるタイムリミットです。そのため、こんな天候にもかかわらず、お越しになるヒルクライマーは結構いらっしゃいました。
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ヒルクライムの後はトレランも |
こちらのヒルクライマーもその一人...もう少しノリクラというものを幅広く楽しみたいとのことで、この後、トレランもされたとのことですから驚きです。
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下山途中の位ヶ原山荘 | ゴール手前から突然暴風 |
さて、こちらは下山途中の位ヶ原山荘。先ほど県境まで行って来られたヒルクライマーの方は、「大雪渓から先はそれほど風は強くなかったものの、県境直前のカーブ(1号カーブ)を回って、県境の標識が見えた瞬間に吹き飛ばされそうになり、自転車を押さえるのがやっとでした」とのこと。
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「指が冷たくなって、ブレーキが握れない」 | 山荘のストーブで指を回復させて再出発 |
同じようにゴール地点の県境まで練習走行されたこちらのヒルクライマーも「指が冷たくなって、ブレーキが握れない」と、かなりつらそうな状態。山荘内のストーブで指を暖めて体をほぐし、再び下山を開始されました。
台風15号が日本列島に近づき、前線の活動を刺激していることから、各地で大雨などの影響があり、台風はさらに接近する予報が発表されています。大会に出場される選手の多くは、「大会中止」の文言が頭の中を幾度となく駆け巡っていたのではないでしょうか?(→ Next)
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